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水泳部

2021.06.07

ジャパンオープン2021 6月6日 千葉県国際総合水泳場

最終日も早大勢が躍動!夏へ向け収穫つかむ/ジャパンオープン4日目

 ついに最終日を迎えたジャパンオープン2021。4日目は5名の選手が決勝へと進出した。今野太介(スポ3=山形・羽黒学園羽黒)が「水泳に対するやる気と自分のすべき練習を把握できた」と振り返るように、選手それぞれが課題と収穫を得た今大会。「早稲田の選手がそばで応援してくれていたのであきらめずに戦えた」(牧野紘子、教4=東京・東大付中教校)。無観客開催となったが、早大のチーム力が伺える大会にもなった。皆が次に見すえる「インカレ(全国大学選手権)優勝」(米山毅、スポ2=東京・早実)に向け、WUSTの戦いは始まっている。

☆50メートル自由形には今牧、今野が決勝進出!

50メートル自由形予選で飛び込む今牧

 50メートル自由形の女子には今牧まりあ(スポ2=長野・飯田)が出場した。予選では25秒9を記録し6位で通過すると、迎えた決勝戦。レースは、すでに今大会二冠を達成している五十嵐千尋が浮き上がりからトップに躍り出る。一方の今牧は先頭争いに必死に食いつくも、最後に失速し6位でゴールとなった。後半少々ペースが落ちたものの、自己新に近い泳ぎを見せた今牧。今後の大会でより成長した姿を見せてくれるだろう。

 一方の男子は早大勢から5選手が出場。中でも今野は「自分の想定タイムよりもはるかに速かった」と振り返るように、予選で自己新をマークし、7位で決勝に進出した。レースは序盤から松井浩亮(新潟潟医福大職)が顔一つ分前に出るも、ほとんど横一線の展開となる。その中、今野は上位争いに後れをとらない。出場者全員が22秒台の僅差のレースを8位で終えた。終了後は「ラスト5メートルで少し失速した」と反省したが、これまでの自己ベストを更新する泳ぎを見せたことは今後の大会に向けて大きな収穫となった。この夏で見つけた課題を克服し今秋、「インカレ優勝」を目指す。

☆米山が200メートル背泳ぎで自己新マークし決勝進出

 男子200メートル背泳ぎには米山が登場した。「落ち着いて冷静に泳げた」と振り返る予選では自己新を記録し、目標としていた決勝進出を果たした。そして迎えた決勝。横一線でスタートのスタートとなったが、米山は最初の50メートルで予選からわずかに遅れをとる。「浮き上がりからのテンポコントロールが上手くいかなかった」(米山)。その後もペースを上手くつかめず、前半を7位で折り返した。後半は下馬評通り入江陵介が先頭を切る展開に。米山はラスト50メートルで5位争いを繰り広げるが、最後はわずかに失速し結果は7位。予選からはタイムを落としたものの、「決勝の舞台」を経験したことは今大会の収穫となった。このレースを糧に、さらなる飛躍が期待される。

☆牧野、悔しさ生かし快泳披露

昨日は悔しい結果となった牧野

 3日目は「タイムが遅く落ち込んだ」という牧野だったが、「仲間の応援で前向きに切り替えることができた」というこの日は前日の記録を払拭する泳ぎを見せた。牧野が出場したのは女子100メートルバタフライ。予選はプラン通りの泳ぎを展開し全体4位でゴール。見事決勝へ進出した。決勝のレースでは先頭争いに後れをとらないスタートを見せ、想定通りの27秒6で前半を折り返す。後半はラスト25メートルで失速するも、予選を上回る59秒4でゴールした。

 自分がイメージする泳ぎができず、苦しい時間が続いた今大会。しかし諦めることなく、「最終日まで泳ぎ切れたこと」、そして目標としていた1分切りの泳ぎを実行できたことは、今後の牧野の自信につながっただろう。

☆浅羽、惜しくも5位でのゴール

200メートル平泳ぎ予選を5位で通過した浅羽

 女子200メートル平泳ぎ決勝には浅羽栞(スポ3=東京・八王子学園八王子)が進出した。レースは浮き上がりから青木玲緒樹、渡部香生子が先頭争いを繰り広げる。一方、「手足のタイミングが合わず推進力が生かせ」ず、目標としていた1分10秒台で入れなかった浅羽だったが、前半を3位で折り返した。しかし、その後は伸びを欠き、徐々に順位を落とした浅羽。最後は5位でのフィニッシュとなった。

 自己ベストに迫る2分24秒台を目指していただけに、悔しい記録となった浅羽。目標としている2分23秒台に到達するためには、今大会で課題となった「キックやプル」「重心の位置」を見直し、より磨きをかける必要がある。現状を打破し、進化を遂げることができるか――。今後の浅羽の泳ぎに注目したい。

(記事 小山亜美、写真 日本水泳連盟提供)

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結果

◇決勝

女子50メートル自由形

今牧まりあ 25秒88【6位】

男子50メートル自由形

今野太介 22秒62【8位】

男子200メートル背泳ぎ

米山 毅 2分00秒35【7位】

女子100メートルバタフライ

牧野紘子 59秒44【5位】

女子200メートル平泳ぎ

浅羽 栞 2分27秒58【5位】

◇B決勝

男子50メートル自由形

須田悠介 22秒82【3位】

村上雅弥 22秒93【5位】

伊藤新盛 23秒05【6位】

男子200メートル平泳ぎ

大﨑威久馬 2分13秒36【2位】

◇予選

女子50メートル自由形

今牧まりあ 25秒90【6位】

男子50メートル自由形

今野太介 22秒60【7位】自己新

須田悠介 22秒73【9位】自己新

村上雅弥 22秒75【10位】

伊藤新盛 23秒09【17位】

伊東隼汰 23秒27【22位】

男子200メートル背泳ぎ

米山 毅 1分59秒43【4位】自己新

女子100メートルバタフライ

牧野紘子 59秒56【4位】

松本信歩 1分00秒87【21位】

女子200メートル平泳ぎ

浅羽 栞 2分27秒57【5位】

男子200メートル平泳ぎ

大﨑威久馬 2分13秒05【10位】

白石崇大  2分16秒50【22位】

コメント

牧野紘子(教4=東京・東大付中教校)

――まず、予選の泳ぎを振り返っていかがですか

 前半は落ち着いて入れました。後半は昨日の200メートル(バタフライ)があったので不安でしたが、一定のテンポで泳ぐことはできたかと思います。

――予選から1分を切り、4位での通過となりました。振り返っていかがですか

 決勝に残れたことに安心しました。前半は28秒を切って入ること、全体で59秒5は出したいとレース前にイメージしていたので、プラン通りにいけたことは良かったです。

――昨日から精神的な面で変わった点はありますか

  昨日はタイムが遅く落ち込みましたが、今日は昨日の半分(の距離)なのであまり深く考えず、6月という時期でもあったので練習の一環として2本全力で泳ぎきろうと思いました。毎回早稲田の選手がそばで応援してくれていたので、調子があまり良くない中でも諦めずに、前向きに切り替えることができたと思います。

――決勝はどのようなレースプランで臨まれましたか

  前半を27秒5か6で落ち着いて入ること、ラスト5メートルはバテていても最後のタッチをきちんと合わせることをイメージして泳ぎました。

――決勝の泳ぎを振り返っていかがですか

  前半のタイムと泳ぎ、スタートの浮き上がりはイメージ通りできて良かったです。ターン後の浮き上がり一かき目が失敗してしまい、少しタイムロスになってしまいました。85メートル過ぎたあたりからの失速は予想していたので、今後の課題として取り組みたいと思います。全体的に今日できる力は出せました。

――予選、決勝共に1分を切ってのゴールとなりました。タイムを振り返っていかがですか

  予選も全力だったので、決勝でタイムを上げることができたことは良かったです。58秒台が出れば満足でしたが、59秒4でも前半の入りはイメージ通りだったので、次に生かせるレースになったと思います。

――大会を通じてご自身の泳ぎをどのように感じていますか

  今大会は自由形もバタフライも後半が思い通りにいきませんでした。ただ、前半や最初の50メートルの感覚とタイムは一致してイメージ通りに泳げたことや疲れもある中で最後まで諦めずに泳ぎ切れたことはよかったです。

――今後バタフライ種目での詰めていきたい点や目標を教えてください

 タイムとしての目標は100メートルの後半を30秒前半で泳ぐこと、200メートルはインカレ(全日本大学選手権)でベストを出すことです。そのためには50~100、100~150、150~200メートルを32秒台でまとめることがポイントになると思います。後半の泳ぎを磨いていきたいです。

浅羽栞(スポ3=東京・八王子学園八王子)

――まず、予選の泳ぎを振り返っていかがですか

 肩が上がってしまい、前にのれていませんでした。

――予選から決勝に向けて修正した点はありましたか

 キックを大きくすること、手のリカバリーをスムーズに行うことです。

――決勝ではどのようなレースプランで臨まれましたか

 前半のタイムが振るわなかったため、150メートルまでは頑張るというプランでした。

――前半は目標としていた1分9秒台には届きませんでした。入りに関しての反省点はありましたか

 手と足のタイミングが合わず、力を前に活かすことができませんでした。

――2分27秒台で5位という結果となりました。数字を振り返っていかがですか

 (2分)25秒台は出したかったですが、27秒という現状をしっかりと受け止める必要があると感じました。ここから23秒を出すためにどうしたら良いのか考えていきたいです。

――大会をとして反省点や良かった点を教えてください

 久しぶりのレースとなったので、現状のタイムや泳ぎがわかって良かったです。200メートルではキックとプルのタイミング、重心の位置を安定させる必要があるとわかりました。

――今大会で出場した100メートル平泳ぎ、200メートル平泳ぎの今後の目標を教えてください

  200メートル平泳ぎでは23秒台、100メートル平泳ぎでは1分7秒台を目標に取り組んでいきたいです。

今野太介(スポ3=山形・羽黒学園羽黒)

――ジャパンオープンはどのような目標を持って臨まれましたか

 練習時に調子があまり良くなかったので、とりあえず今できるパフォーマンスをしようと思いながら臨みました。

――今種目はどのようなレースプランで臨まれましたか

 泳ぎが小さくなってきていたので、大きい泳ぎで泳ぐようにしました。

――予選の泳ぎを振り返っていかがですか

 自分が想定していたタイムよりもはるかに速かったのでびっくりしました。

――100メートル自由形や予選から決勝にかけて修正した点はありますか

 決勝はラスト5メートルで少し失速しましたが、力まずに泳げたと思います。

――予選、決勝共に大会前のベストを更新する泳ぎでした。数字を振り返っていかがですか

 この時期にベストを出せたことはインカレ(全国大学選手権)に向けて好スタートを切れたと思います。

――50メートル自由形の泳ぎを振り返って良かった点や反省点を教えてください

 良かった点は力まずに今できる泳ぎをできたことです。反省点は練習不足もあり、決勝でタイムを上がらなかったので、練習を頑張ります。

――今大会を通じて得た収穫や課題はありますか

 水泳に対するやる気と、自分がするべき練習を把握できたことです。

――自由形種目で今後の目標は何ですか

 インカレで優勝することです。

米山毅(スポ2=東京・早実)

――ジャパンオープンはどのような目標をもって臨まれましたか

  100メートルでは自己ベスト、200メートルでは決勝に残ることを目標にしていました。

――今種目はどのようなレースプランで臨まれましたか

  予選は、最初の50メートルを大きく泳いで前半より後半を上げるというイメージで臨みました。 決勝は、最初の50メートルは同じような意識で50〜100メートルを少し上げようというイメージで臨みました。

――予選は自己新を更新する泳ぎとなりました。振り返っていかがですか

 感覚的には少し重いなと感じていたのですが、とにかく落ち着いて冷静に泳げたかなと思います。

――100メートル背泳ぎや予選から決勝に向けて修正した点はありますか

 力まずに大きく泳ぐということを意識しました。

――決勝では2分台で7位となりました。結果を振り返っていかがですか

 (予選よりタイムを)落としてしまったのでまだまだ実力が足りないなと実感しました。 とても緊張してしまって、レースプランとずれてしまった部分がありました。どんな状況でも落ち着いて泳げるようにまた頑張っていこうと思います。

――決勝の泳ぎを振り返って良かった点や反省点を教えてください

 スタートで出遅れてしまうという点とスタートから浮き上がった時のテンポコントロールが決勝では上手くいかなかったという点が課題かなと思います。 どんな状況でも2分00秒台を出すことができるということを知れたのは良かったかなと思います。

――大会を通じて感じた収穫や課題はありますか

 決勝の舞台を経験することができたというのは大きな収穫なのかなと思います。200メートルでは、決勝でタイムを落としてしまったので、どんな状態でも2本目でタイムを上げるということが課題だと感じました。

――背泳ぎ種目での今後の目標は何ですか

 インカレ優勝です!