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スケート部

2021.05.18

第66回早慶アイスホッケー定期戦 5月15日 神奈川・KOSÉ新横浜スケートセンター

伝統の早慶戦で勝利! 課題を確認し春シーズンを終える

  KOSÉ新横浜スケートセンターで早慶定期戦(早慶戦)が行われた。昨年は新型コロナに見舞われて中止となったため、2年ぶりの開催である。選手全員の陰性を確認した上で、マスクなし、声出しありの完全な形での早慶戦が実現した。結果は5-2で早大の勝利。試合後は両校の選手が肩を組んだり、仲良く言葉を交わしたりと、和やかな雰囲気で幕を下ろした。一方で、「ウチも慶應も出来がよくなかったですね。お互い足が動いていませんでした」(内藤正樹監督、平3二文卒=北海道・釧路湖陵)、「早稲田らしいプレー・ホッケーと言ったところまで辿り着けなかった」(DF住友愛斗副将、教4=東京・早実)と、課題が多く見つかった試合でもあった。

旗手を務めたDF有賀俊(社1=北海道・白樺学園)。照明の演出が会場を盛り上げる

 第1ピリオド(P)3分6秒、FW杉本華唯主将(スポ4=北海道・駒大苫小牧)がゴールを割る。早慶戦に相応しく主将の先制弾で幕開けとなった。勢いを得た早大はその後も立て続けにシュートを打ちまくる。9分52秒、FW鎌田悠希(スポ2=北海道・駒大苫小牧)が2点目を奪取。早慶戦初出場にしてゴールを決めた鎌田は「キーパーのポジションが悪かったところを落ち着いて狙うことができた」と振り返った。第1Pは終始早大がゲームを支配し続け、慶大にほとんどシュートを打たせずに無失点でハーフタイムを迎えた。

得点を決め喜ぶ早大

  再開後も早大ペースで試合が運ぶが、慶大の動きにキレが出始め、ゴールを脅かされる場面が増える。第2P前半にさらに2点を奪い、4点のリードで試合を折り返した。第2P11分20秒、慶大に1点目を献上。これ以降慶大の攻撃が勢いを増し、第1Pとは反対に早大が押され続ける展開となった。16分58秒、鎌田が慶大ゴールの正面からシュート。慶大GKは受け切れず、再び点差を4点に引き離して第2Pを終えた。

この日2得点の鎌田

  最終Pは早大DF陣の反則が続く。内藤監督は「全て足を動かすことを怠りスティックだけで相手を止めようとした結果」と振り返った。第3P11分22秒、早大がKPの状況下でついに慶大に追加点を献上してしまう。ブルーライン付近からのロングシュートに、慶大ホームの会場は大きく沸いた。さらに試合終盤、早大の反則も重なり何度もゴールを狙われる。しかし、この日第1Pから起用されたGK村上隼人(スポ4=北海道・駒大苫小牧)が「要所要所はしっかり止めてくれた」(住友)と、数的不利の状況を無失点で守り切った。最終的には5-2で勝利したものの、第3Pでは早大側の得点は生まれず。課題の見える一戦となった。

 伝統の一戦を勝利で飾り、春シーズンを締めくくった早大。杉本が途中で負傷するというアクシデントに見舞われたが、鎌田の2得点など、下級生の活躍も見られた。しかし、試合内容は「まだまだ」(内藤監督)。チームは今後、陸上でのトレーニング期間を迎える。体力面を追い込み、秋から始まる関東学生リーグ戦では、早大らしい泥臭さの増したプレーを見せてほしい。

※1 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が多く、数的有利な状態をパワープレーと呼ぶ。

※2 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が少なく、数的不利な状態をキルプレーと呼ぶ。

(記事 七澤拓未 鬼頭遥南、写真 鬼頭遥南 及川知世)

※( )内はシュート数

結果
早大 ピリオド 慶大
2(12) 1st 0(4)
3(12) 2nd 1(19)
0(7) 3rd 1(17)
5(31) 2(40)
得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
早大 03:06 杉本 沼田 務台
早大 09:52 鎌田 杉本 務台 PP
早大 22:58 大塚鵬蓉
早大 26:16 川本 有賀 木綿
慶大 30:20 赤坂 小嶋 PK
早大 36:58 鎌田 PK
慶大 51:22 長谷部
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする
早大メンバー
セット FW FW FW DF DF
鎌田 杉本 金井真 務台 沼田
川本 木綿 大塚鵬蓉 有賀 棚橋
北村 仲見 上山 大塚脩世 住友
林幹汰 平林 田中 林風汰 金井和
GK村上 B-GK 千葉
コメント

内藤正樹監督(平3二文卒=北海道・釧路湖陵)

――今日に向けてどのような準備をしてきましたか

先週の東洋戦での課題を少しでも改善するべく少ない練習時間でしたが取り組みました

――試合全体を振り返ってみていかがですか

ウチも慶應も出来がよくなかったですね。お互い足が動いていませんでした

――試合中盤、慶大に押されている場面が多く見られました。その際選手たちにはどのような指示を出しましたか

特に何もしていません。反則が続いた時間帯がありましたが、全て足を動かすことを怠りスティックだけで相手を止めようとした結果です。自分たちで招いた危機ですので、選手自身がどう対処するのか静かに見ておりました。2点も足られてしまいました。まだまだですね

DF住友愛斗副将(教4=東京・早実)

――今日の試合で早稲田らしいプレーはできましたか

正直できたとは思いません。この春のシーズンは、去年試合ができなかったこともあって試合に慣れる事や自分のことに精一杯で早稲田らしいプレー・ホッケーと言ったところまで辿り着けなかった印象です。「早稲田らしさ」をカタチにすることは今後の大きな課題です

――試合が進むにつれて慶大の攻撃が勢いを増してきましたが、いかがでしたか

最終的に慶應の方がシュート数は多いですし攻められている時間も長かったかなと。ただ、はやとが要所要所はしっかり止めてくれたので勝てたかなと思います

――秋シーズンに向けて意気込みをお願いします

人数もスキルプレイヤーも少ないこのチームで戦うには、みんなで同じ方向を向いてプレーすることが必須ですので第一の課題として取り組んでいきたいです。
個人的な課題も多すぎるくらいあるのでそこもしっかり改善して、秋には本気で優勝を狙っているチーム、狙えるチームになって最高の結果を残せるよう頑張ります。
どうぞ応援よろしくお願いします

FW鎌田悠希(スポ2=北海道・駒大苫小牧)

――入学以来初の早慶戦で2得点を挙げられました。それぞれの得点シーンを振り返ってみていかがですか

1点目はキーパーのポジションが悪かったところを落ち着いて狙うことができたので良かったと思います。2点目はパスカットしてからシュートまで持ちすぎずスムーズに行けたのが得点につながったと思います

――今日に向けてどのような練習をしてきましたか

春大会でパス、レシーブ、シュートなどの基本的なミスが目立ったので、そこの正確性を上げるような意識を持って練習に臨んでいました

――秋シーズンに向けて意気込みをお願いします

春大会でタイトル争いには入れたものの上位大学との差を強く感じたので、このオフシーズンの陸トレしっかり追い込んで秋リーグ優勝を目指して望んでいきたいと思います