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スケート部

2021.05.11

秩父宮杯第68回関東大学選手権 対東洋大 5月9日 東京・ダイドードリンコアイスアリーナ

最終戦は東洋大に大差で敗北 3位で春大会を終える

 明大の辞退により試合の結果次第で優勝が狙えるという状況の中、迎えた東洋大との最終戦。「苦しい展開になることは最初から分かっていました。そこでどのくらいハードワーク・自己犠牲できるかがカギだと思っていましたが、あっさりと相手に譲った形になりました」(内藤正樹監督、平3二文卒=北海道・釧路湖陵)。序盤から東洋大のプレーが光り、第1ピリオド(P)から早大は失点を重ねる。その後、最終P終了のブザーがなるまで、1点も得点することができず、0-7で敗北。3位で今大会を終えた。

 第1P序盤から東洋大が優勢だった。「東洋の方が個人スキルが非常に高く、自分たちは、相手よりも多く動き、体を張ったプレーが求められるのですが、そこの重要な部分ができていなかったです」(FW杉本華唯主将、スポ4=北海道・駒大苫小牧)。東洋大は個々の選手の技術力が高く、素早いターンや狭い隙間を縫うドリブルで早大選手を翻弄する。第1P4分16秒、早大ゴール前での混戦の末にまずは1点目を奪われた。その後も敵の攻撃は止まず、防戦メインの苦しい戦いを強いられる早大。一瞬でもシュートコースが開けば、ゴールからかなり離れていてもシュートを放ってくるため、ひとときも気を抜けない。6分28秒、東洋大のパス回しからの唐突なシュート。GK千葉琉矢(スポ2=北海道・武修館)が弾いたが、直後にこぼれ球をダイレクトシュートされ、これは千葉も防ぎきれなかった。約15分、早大のパスに東洋大選手が割り込んできてパックを奪い、早大ゴール前に送る。すかさずもう一人の東洋大選手がゴールめがけて叩き込み、GK千葉が反応する間もなく3点目を挙げられた。

東洋大に攻めを阻まれる早大

  第2P開始後間もなく、東洋大が4点目を決める。幸先の悪いスタートとなった。早大も機会を見つけては攻め上がり、FW木綿宏太(スポ3=北海道・駒大苫小牧)らがシュートを打つが、どれもGKに阻まれて得点に繋がる気配がない。第2P中盤、早大は東洋大の激しいシュートラッシュに防戦一方となる。そして8分22秒、ついに東洋大のシュートがGK千葉の左を抜け、5点目を奪われた。ここで、「流れを変える」(内藤正樹監督、平3二文卒=北海道・釧路湖陵)ためにGKを千葉から村上隼斗(スポ4=北海道・駒大苫小牧)にチェンジ。それでも相変わらず東洋大の弾幕に苦しめられ、17分52秒に6点目を与えて第2Pを終えた。第3Pも東洋大のペース。早大も果敢にゴールを狙うが、全て防がれる。11分14秒、東洋大選手が鋭いシュートを放つ。パックはGK村上の体に弾かれて後方に流れ、ゴールに吸い込まれて7点目となった。せめて一矢報いようと攻めの姿勢を崩さない早大だったが、鉄壁の守りを破ることは叶わず、0−7の大敗となった。

シュートを打つが決めることができなかった木綿

 決勝リーグでは1勝も掴むことができず3位で終えた今大会。内藤監督は「非常に厳しい状況ではありますが立ち位置が分かったことが収穫です。課題は『パス・レシーブを正確に。』、『パックを守る。』、『シュートを枠に入れる。』の波が激しいところです。普段の練習から意識して習慣づけないと、力のあるチームには通用しないことを認めざるを得ません」とチームの状況を語った。このように、久々の公式戦で結果は納得できるものではなかったが、感染者を出さず試合最終日を無事迎えることができた早大。コロナウイルスで先が見えず不安な状態が続くが、日々の練習を積み重ねて課題をこなし、秋の大会ではチームスローガンである「tenacity」を体現した「早稲田らしいプレー」を氷上で見せてくれるはずだ。

※1 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が多く、数的有利な状態をパワープレーと呼ぶ。

※2 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が少なく、数的不利な状態をキルプレーと呼ぶ。

(記事 七澤拓未 岡すなを、写真 鬼頭遥南 佐藤桃子 山田彩愛)

※( )内はシュート数

結果
早大 ピリオド 東洋大
0(9) 1st 3(19)
0(4) 2nd 3(22)
0(5) 3rd 1(19)
0(18) 7(60)
得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
東洋大 04:16 前田 木村
東洋大 06:28 藤原 福田 橋本
東洋大 15:26 宮田 阿部 橋本
東洋大 20:48 久米 武部 木村
東洋大 28:22 中島 武部 宮田 PK
東洋大 37:52 藤原
東洋大 51:14 阿部 武部 中島
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする
早大メンバー
セット FW FW FW DF DF
鎌田 杉本 金井真 務台 沼田
林幹汰 木綿 大塚鵬蓉 大塚脩世 有賀
上山 仲見 北村 住友 棚橋
川本 平林 江島 田中 金井和
GK千葉 B-GK 村上
コメント

内藤正樹監督(平3二文卒=北海道・釧路湖陵)

――今日の試合を振り返っていかがですか

見ての通りの完敗です。勝つための全てが不足していました

――序盤から厳しい展開となりましたが試合内容はいかがでしたか

苦しい展開になることは最初から分かっていました。そこでどのくらいハードワーク・自己犠牲できるかがカギだと思っていましたが、あっさりと相手に譲った形になりました。失点シーンに顕著に表れていました

――GKを途中、千葉選手から村上選手に変更した意図をお聞かせください

試合の流れを変えるためです。野球でピッチャーを変えるのと似ていると思います

――今大会を振り返って課題や収穫はありますか

久しぶりの公式戦でしたので、自分たちがどこにいるのかが掴みづらい状況でした。3月から始動して公式戦5試合、練習試合3試合をして、非常に厳しい状況ではありますが立ち位置が分かったことが収穫です。課題は「パス・レシーブを正確に。」、「パックを守る。」、「シュートを枠に入れる。」の波が激しいところです。普段の練習から意識して習慣づけないと、力のあるチームには通用しないことを認めざるを得ません

――秋に向けてコメントをお願いいたします

上記の課題を克服して、秋に向けて挑戦できるチームを作らなければいけません。
「tenacity」という目標は良いので、それを毎日実践できるかがカギになります。負けっぱなしは嫌なので、「感染しない普段の生活」を含めて勝ちにいきたいと思います

FW杉本華唯主将(スポ4=北海道・駒大苫小牧)

――今日の試合を振り返っていかがですか

自分たちがやるべきことをやらずに、自分たちのことを苦しめてしまったと思います

――序盤から厳しい展開でしたが試合内容はどうでしたか

東洋の方が個人スキルが非常に高く、自分たちは、相手よりも多く動き、体を張ったプレーが求められるのですが、そこの重要な部分ができていなかったです

――今大会全体を振り返っていかがですか

個人的には、チームを勝利に導くような得点やアシストをすることができなかったので、更に頑張らないといけないと感じました

――課題や収穫はありますか

課題は、得点力が低く、失点が多いということです。収穫は、去年試合できなかった分、試合ができ、試合感覚を戻すことができたことです

――秋に向けてコメントをお願いいたします

春大会で自分たちの位置がわかりました。秋大会まで、少し時間があるので、自分たちがやらなくてはいけないことを更に集中的に行い、春に見えた課題を改善していくことができるように頑張ります。秋は、春よりも良い成績を残したいと思います

GK村上隼斗(スポ4=北海道・駒大苫小牧)

――今日の試合を振り返っていかがですか

完敗でした。個人としてもチームとしても1から各々の課題や役割を見つめ直さなければ優勝を狙う事は出来ないと痛感しました

――厳しい展開の中、途中出場されましたがどんな気持ちでリンクに入りましたか

自分のプレーでチームに流れを呼ぶことを意識して臨みました

――今日のチーム全体の試合内容はいかがでしたか

基本的なプレーでのミスが多く、課題が多く残る試合内容だったと思います

――今後に向けて課題や収穫はありますか

基本的なプレーのミスをいかに減らすかが今後の課題だと感じています。収穫とは言えませんが、個人個人の課題が春大会の時点で明確に表れたこと。これが秋大会までに修正できる機会を得たと捉えています

――秋に向けてコメントをお願いいたします

課題を修正して、チームスローガンである「tenacity」を体現し、優勝を目指して頑張ります。応援よろしくお願いします