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ラグビー部

2021.05.09

関東大学春季大会 5月9日 対東海大 東京・早大上井草グラウンド

主導権握れず 開幕戦は黒星に終わる

 新型コロナウイルスの影響により無観客で開催される関東大学春季大会(春季大会)。早大はAグループとして昨年度のリーグ戦1~3位の大学と対戦する。初夏にふさわしい快晴の下、東京・上井草グラウンドで行われた初戦の相手は、公式戦での直接対決は2年ぶりとなる東海大。前半はキック差の接戦を制す展開となったが、度重なるセットプレーのミスやペナルティーを修正しきれず、昨年度リーグ戦王者の東海大に阻まれ春季大会初戦は26―48の黒星スタートとなった。

 前半は一進一退の攻防が続く。序盤は東海大のペナルティーから敵陣に攻め込みチャンスを作るが、相次ぐラインアウトのミスで思うように得点につながらない。6分、東海大にギャップを突かれて先制点を献上すると、その後もセットプレーが安定せずボールを思うように保持できない時間が続く。21分、マイボールから徐々にフェーズを重ねCTB長田智希(スポ4=大阪・東海大仰星)のパスを受けたWTB堀尾健太(スポ4=茨城・茗渓学園)がインゴールを駆け抜けると、SO吉村紘(スポ3=東福岡)がキックを決め逆転。その後も早大はプロップ小林賢太(スポ4=東福岡)を中心にスクラムで競り勝つなど勢いに乗る。さらに25分にはNO・8田中智幸(政経4=東京・早大学院)がゲインラインを突破し、SH河村謙尚(社4=大阪・常翔学園)がグラウンディング。このまま逃げ切るかと思われたが、終了間際にトライを許し、前半を14―12と2点差で折り返した。

 前半トライを挙げた河村

 後半は開始早々、空いたスペースにキックで攻め込まれるかたちで連続で得点を許し、相手に流れを渡してしまう。15分、FWの連携をうまくつないだフランカー相良昌彦(社3=東京・早実)が敵陣22メートル付近から走り抜けてトライ。食らいつく早大だったが、その後もスクラムの反則が起因となりモールトライ、PGを決められ後半残り8分で点差を22に広げられてしまう。しかし意地を見せた早大は敵陣ゴールライン前で相手のパスミスに素早く反応すると、そのまま右に展開してFB槇瑛人(スポ3=東京・国学院久我山)がインゴールを叩き割る。立て直しを試みるが最後に再び得点され、試合終了のホイッスルが鳴った。終わってみれば26―48。開幕戦勝利とはならなかった。

 インゴールに向かう相良

 試合を通して最も浮き彫りになったのは、やはりセットプレーの課題だろう。また今日の試合では相手にターンオーバーされる場面が幾度か見受けられた。「ミスやブレイクダウンで圧力をかけられて、その結果負けにつながった」と吉村が話すように、取り組んできたブレイクダウンにも課題はありそうだ。しかし小林や長田、ロック村田陣悟(スポ2=京都成章)など、接点で当たり負けしないフィジカルの強さが垣間見えた場面もあった。「春から取り組んできた部分に関しては東海大学さんと戦えていた」という大田尾竜彦監督(平16人卒)の評価のように、今日までに積み上げてきたものを実戦で応用することで得た収穫も大きいだろう。 次戦の相手は日大。6月6日の対戦となる。約1カ月の期間を経てどこまで課題を修正できるか。成長した早大ラグビー部に期待したい。

(記事 塩塚梨子 写真  大滝佐和)

コメント ※提供:関東ラグビーフットボール協会

大田尾竜彦監督(平16人卒)

――本日のゲームの感想をお願いします

 最初の入りのところで5メートル三つ、スクラム一つを失ったのが非常に痛かったです。ただ春から取り組んできた部分に関しては東海大学さんと戦えていたので、そこは満足しています。

――相手チームについての感想をお願いします

 非常にタイトなプレーをされていましたし、バックファイブや12番、13番が非常に能力が高く、ターゲットになる非常に良いチームだと思いました。

――次戦に向けての意気込みをお願いします

 今日できなかったバックスリーの連携、ピックアンドゴーへの対応、その二つを重点的に、今までやってきたことを信じて疑わずにやっていきたいと思います。

CTB長田智希主将(スポ4=大阪・東海大仰星)

――本日のゲームの感想をお願いします

 新チームが始まってから取り組んできたところを徹底しようという話をして試合に臨みました。今までやってきたところで良い部分も出ましたが、やはりブレイクダウンなどで課題もたくさん見つかりました。

――相手チームについての感想をお願いします

 ディフェンスのプレッシャーだったりブレイクダウンの圧力をすごく感じて、良いチームだなと感じました。

――次戦に向けての意気込みをお願いします

 ここで出た課題をしっかり修正して、次戦もっと良いチームにできるように、さらに成長して臨みたいと思います。

フランカー相良昌彦(社3=東京・早実)

――本日のゲームの感想をお願いします

今シーズン初めての試合で硬さも見えたのですが、自分たちのやってきたアタックやディフェンスを見せることができました。特にアタックでは新しく取り組んでる部分でトライができたので良かったと思います。課題はブレイクダウンで何本かターンオーバーされてしまったところとラインアウトの精度の部分だと思うので、次戦に向けて修正していきたいと思います。

――相手チームについての感想をお願いします

今日の課題だったブレイクダウンとラインアウトですごくプレッシャーをかけてくるチームで、点数通りとても苦しめられました。

――次戦に向けての意気込みをお願いします

初戦は黒星で終わってしまったので、次は必ず勝てるように良い準備をしていきたいと思います。

SO吉村紘(スポ3=東福岡)

――本日のゲームの感想をお願いします

自分たちのやりたいことが出せた時間帯があったのですが、ミスやブレイクダウンで圧力をかけられて、その結果負けにつながったと思います。

――相手チームについての感想をお願いします

ブレイクダウンですごく圧力をかけてきて、フィジカリティなチームだと思いましたが、僕たちが日本一になるうえで避けては通れないところなので、今後強化していきたいと思います。

――次戦に向けての意気込みをお願いします

今日出た課題をしっかり修正して、また成長した早稲田を見せられるように頑張ります。

関東大学春季大会
早大 スコア 東海大
前半 後半 得点 前半 後半
14 12 12 36
26 合計 48
【得点】▽トライ 堀尾、河村、相良、槇 ▽ゴール 吉村(3G) 
※得点者は早大のみ記載
         

早大メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
小林 賢太 スポ4 東福岡
  後半37分交代→17井元    
川﨑 太雅 スポ2 東福岡
  後半37分交代→16長谷川    
木村 陽季 社4 東京・早実
  後半31分交代→18亀山    
村田 陣悟 スポ2 京都成章
       
鏡 鈴之介 法3 東京・早大学院
  後半17分交代→19池本    
相良 昌彦 社3 東京・早実
  後半23分交代→20前田    
小柳 圭輝 社4 東京・国学院久我山
       
田中 智幸 政経4 東京・早大学院
  後半23分交代→25佐藤    
河村 謙尚 社4 大阪・常翔学園
  後半23分交代→21島本    
10 吉村 紘 スポ3 東福岡
  後半31分交代→22久富    
11 小泉 怜史 文構3 東京・早実
  後半26分交代→26遠山    
12 ◎長田 智希 スポ4 大阪・東海大仰星
       
13 松下 怜央 スポ3 神奈川・関東学院六浦
  後半26分交代→23岡﨑    
14 堀尾 健太 スポ4 茨城・茗渓学園
       
15 槇 瑛人 スポ3 東京・国学院久我山
       
16 長谷川 太 スポ4 群馬・太田
17 井元 正大 文3 東京・早実
18 亀山 昇太郎 スポ1 茨城・茗溪学園
19 池本 大喜 文構2 東京・早実
20 前田 知暉 社3 大阪・東海大仰星
21 島本 陽太 スポ2 神奈川・桐蔭学園
22 久富 連太郎 政経2 島根・石翠見智翠館高校
23 岡﨑 颯馬 スポ2 長崎・北陽台
24 植野 智也 法3 東京・早実
25 佐藤 健次 スポ1 神奈川・桐蔭学園
26 遠山 拓 教4 東京・国学院久我山
※◎はゲームキャプテン、監督は大田尾竜彦監督(平16人卒)
関東大学春季大会Aグループ日程
月日 対戦カード 会場 スコア
5月2日12:00 日大vs明大 日大G 19ー24
5月9日12:00 明大vs流経大 明大G 68ー29
5月9日13:00 早大vs東海大 早大G 26ー48
5月23日13:00 明大vs東海大 山梨・JITス  
6月6日13:00 早大vs日大 早大G  
6月20日13:00 早大vs流経大 流経大G  
6月20日14:00 東海大vs慶大 静岡・エコパ  
6月27日13:00 慶大vs日大 慶大G  

※日大Gは東京・日本大学稲城グラウンド、明大Gは東京・明治大学八幡山グラウンド、早大Gは早稲田大学上井草グラウンド、山梨・JITスは山梨県小瀬スポーツ公園、茨城・流経大Gは龍ヶ崎グラウンド、静岡・エコパは静岡県小笠山総合運動公園、慶大Gは神奈川・慶大日吉グラウンド

 ■関東大学春季大会 各グループ内で「対抗戦vsリーグ戦」の3試合を実施し、 順位決定を行わない。勝ち・負け・引き分け(他、中止)で表示する。