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2021.05.03

4月21・22日 早稲田大学大隈記念講堂

合同新歓公演「Ride2021」2年ぶりに開催

 早稲田最大の合同新歓公演「Ride2021」が4月21日、22日の2日間にわたって大隈講堂で開催された。Rideは「早稲田の波に乗れ」をテーマに2016年から始まり、今年で5回目を迎える新歓公演。ダンスサークルやパフォーマンスサークルが一夜限りのスペシャルコラボを披露し、新入生の入学を歓迎する。昨年は新型コロナウイルス感染症によって中止になり、2年ぶりの開催となったRide。今年も開催が危ぶまれる中、入場時の検温や座席の間隔をあけるなど、新型コロナウイルス感染症対策を万全にしたうえでの開催となった。パフォーマンス団体以外にも、司会を務めた「アナウンス研究会」や撮影・配信を手掛けた「放送研究会」などの協力団体も合わせ、全29団体が参加した。

 初日、期待に溢れる新入生をオープニングアクトで迎えたのは関東最大級のストリートダンスサークル「SesSion」。特殊演出映像を背景に繰り出されるダンスで会場を圧倒する。続く男子チアリーディングチーム「SHOCKERS」の力強いスタンツや掛け声は早稲田らしさを感じさせた。そしてRideの見どころといえばサークル同士のコラボである。フリースタイルバスケットボールサークル「WASEDA BALLERS」とカラーガードサークル「ワセガシラ」のコラボは大隈講堂のステージを最大限に利用したダイナミックな演出で歓声を呼ぶ。続くコラボステージでは、赤い衣装を身に纏ったベリーダンスサークル「SARAHbelly」の“清く、正しく、美しく、色っぽく”を体現したダンスと、「下駄っぱーず」の視覚にも音にも華やかな演技で今年のRideのテーマ「輝く場所はここにある」を感じさせるようなステージを披露した。ステージ転換の間は、「下駄っぱーず」のメンバーが司会で盛り上げる。その背後に謎の動きで忍び寄る人影が、、、会場の新入生も気付いたところでパントマイムサークル「舞☆夢☆踏」のステージに入る。繰り広げられるマイムの動きで、一気に観客をその世界観に引き込んだ。早稲田大学よさこいチーム「東京花火」のステージは椎名林檎と宮本浩次の『獣ゆく細道』にのせた明るくカッコいい踊りを披露した。いよいよ初日も大詰め。早稲田の学ラン雑技団「バンカライズム−万色主義−」と早稲田大学ハワイ民族舞踊研究会はストーリーを交えた演出で、コラボならではのステージを披露。お互いのロゴのフェイスシールをつけたり、フラのレイ(首飾り)をバンカライズムのメンバーにかけるなど、随所に魅力を感じるコラボだった。1日目のトリを飾るのは早稲田大学チアダンスチーム「MYNX」によるキレのあるステージ。耳馴染みのあるクラブナンバーに乗ったダンスで会場を沸かせ、興奮冷めやらぬままに、初日を締め括った。

1日目のカーテンコールにて、バンカライズム。

 2日目はタップダンスサークル「TAP-LOVERS」、津軽三味線愛好会「三津巴(みつどもえ)」、和太鼓サークル「魁響(さきがけひびき)」によるコラボパフォーマンスで幕を開けた。三味線の音色と和太鼓の重厚な響きに、タップダンスの軽快な音が重なり、心地よい音色で観客を魅了した。続いて登場したのは競技チアリーディングサークル「FALCONS」。スタンツなどの大技を見せるとともに、元気な掛け声で会場を盛り上げた。続くジャグリングサークル「~infinity~」とスペシャルゲストとして登場した「フラッシュモ部」によるコラボでは、フラッシュモブの踊りに合わせ次々と技を決めるパフォーマンスに大きな歓声が上がった。書道パフォーマンスサークル「漣(さざなみ)」は大きな半紙に「早稲田の波に乗れ」と描くダイナミックなパフォーマンス映像を披露。カーテンコールではRideのロゴを描いた半紙をもって登場し、さらに大きな歓声に包まれた。ストリートダンスサークル「W.U.B(Waseda University Brakerz)」はブレイクダンスなどの本格的なダンスで観客を圧倒し、会場を大いに沸かせた。よさこいサークル「踊り侍」と早稲田唯一の女の子だけのストリートダンスサークル「Brilliant Pinks」のコラボは、「早稲田早稲田しあわせだ」の掛け声に合わせ息の合った演舞を魅せた。トリを飾ったのはジャズダンスサークル「Oasis」。ほかのダンスサークルとも一味違う上品な中にも強さのある踊りを披露し、大きな拍手に包まれた。最後には早稲田大学応援部の指揮による『紺碧の空』が披露され、「早稲田の新歓最高だ!」という掛け声で締められた。

魁響ら3団体による盛大なコラボステージ

 「あなたの大学生活の中で何か一つ夢中になれるものを見つけてください。大学生活ってバイトや勉強、留学などいろんな選択肢があります。その中で何を選ぶかというのは自分次第で、自分が何を選ぶかで大学生活が決まるというのが面白さだと思います。そんな大学生活って4年間しかないんです。そんな短くて儚い時間だからこそ何かやり切ったな、と誇れるものがあってほしいな、と思います。そうしたら絶対みんなの自信になるから。」Ride2021で統括を務めた「踊り侍」3年の望月真結(商3=東京・早実)は、最後の挨拶で新入生にそう語りかけた。自身も1年生の時に見たRideをきっかけに「踊り侍」に入ったという望月は、自身がその時に感じたサークルに打ち込む学生の熱量を同じように新入生に伝えたかったのであろう。会場は憧れのキャンパスライフをスタートさせ、笑顔を輝かせている新入生であふれていた。彼らにはきっとその思いが届いているはずだ。

ステージの最後は『紺碧の空』。新入生も立ち上がっての締めとなった。

 ただの新歓公演ではない、サークルに打ち込む早大生の姿を届けるのがRide。その熱量に圧倒された新入生たちが、また早稲田のサークルの歴史を紡いでいくだろう。

(記事 玉置理沙子、写真 市原健)