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競走部

2021.05.02

第2回早稲田大学競技会 5月1日 埼玉・織田幹雄記念陸上競技場

茂木、菖蒲が好調! 短距離も好記録相次ぐ

 桜が散り、木々が新緑に染まる所沢のグラウンドで、第2回早大競技会が開催された。短距離、長距離のトラック種目とフィールド種目に、多数の選手が出場した。

 

★茂木、前回の自己ベストに続き好調をキープ(男子5000メートル)

 

ラスト1周でさらに後続を離し、独走する茂木

 

 曇り空が広がるなか、今年度第2回目となる早大競技会が行われた。競技の幕開けとなった男子5000メートルには、4年生の河合陽平(スポ4=愛知・時習館)、向井悠介(スポ4=香川・小豆島中央)、茂木凜平(スポ4=東京・早実)らを含む合計7人が出場した。レース前半は横並びの状態が続いたが、中盤以降、4年生3人が入れ替わりで集団を引っ張るかたちとなった。最後は茂木が逃げ切り、14分32秒98でフィニッシュし、見事レースを制した。

 

 1周目は向井が69秒で集団を引き、それに河合、伊福陽太(政経1=京都・洛南)が続く。2周目以降も向井が先頭に立ち続ける展開となった。2200メートル手前からは河合が先頭に立って集団を引いたが、集団のペースは大きく変わらず、3000メートルをほぼ設定通りの8分42秒で通過した。

 

 レースはここから動き出す。3000メートル手前で茂木が先頭に立った直後、集団がばらけるかたちとなり、白井航平(文構3=愛知・豊橋東)と伊福が脱落する。そして、3800メートル付近で向井が再び前に出ると、これまで先頭集団を引っ張ってきた河合が遅れ始めた。さらに、レースは終盤、ラスト2周を迎えると、「ある程度余裕を持って」走れていたという茂木が再び先頭に立つ。そのまま逃げ切り、14分32秒98の好タイムでゴールした。続いて向井、安田博登(スポ3=千葉・市立船橋)がゴールを通過した。終盤で引き離された河合は14分48秒81とタイムを縮めることはできなかった。レース後、トップでフィニッシュした茂木は、「及第点というか、最低限はできたかなと思います」と自身を評価した。

 

 序盤は集団がまとまるレース運びであったが、中盤以降は何度も先頭が入れ替わる白熱の展開となった。今後は札幌ハーフ、関東学生対校選手権など主要な大会が続く。まずは札幌ハーフに向け、茂木自身も「出るからには入賞を目標にしています」と意気込む。選手たちは先を見据えた調整を行っている。

 

(記事 堀部恭平、写真 朝岡里奈)

 

★菖蒲、3年ぶりの自己ベスト更新でトップでゴール(3000メートル障害)

 

 

水濠を越える菖蒲

 

 3000メートル障害には、北村光(スポ2=群馬・樹徳)と菖蒲敦司(スポ2=山口・西京)の2名が出場。菖蒲が自己ベストを3年ぶりに更新する8分57秒81をマークし、トップでゴール。北村は9分3秒81で2着と続いた。

 

 レースはスタート直後から北村、菖蒲が並走するかたちで先頭に立ち、両者とも1000メートルの通過が2分55秒、2000メートルの通過が5分59秒と互いに譲らないレース展開に。2200メートル付近で北村が少しペースを上げ、前に出たが、「きつさが来たが、ラストには自信があるから、落ち着いてゆっくり反応しよう」と、冷静に判断した菖蒲は、北村に離されることなく食らいつく。すると、「いける自信がある」と語った通り、ラスト1周で菖蒲が一気にペースを上げて北村を突き離し、そのままトップでゴール。ラスト1周で遅れた北村はそこから6秒遅れて、2着で続いた。

 

 菖蒲は、4月17日に行われた早大競技会でも5000メートルの自己ベストを更新しており、調子の良さがうかがえる。一方北村は、8分49秒92の自己ベストを持ちながら、4月18日に行われた東京六大学対校大会(六大学)に続いてタイムは9分台にとどまり、なかなか波に乗り切れない。今月末には関東学生対校選手権が控えている。調子が上向きな菖蒲、そして昨年の日本学生対校選手権でこの種目2位に輝いた北村の、今後の巻き返しにも期待したい。

 

(記事 栗田優大、写真 高橋優輔)

 

★短距離、障害ブロックで好記録続出(男子400メートル、男子400メートル障害、女子400メートル障害)

男子400メートル障害で50秒99でゴールする田中

 

 短距離では、複数種目で好記録がマークされた。男子400メートルには6人が出場した。最後まで接戦となったが、新上健太(人2=東京・早実)がわずかに小竹理恩(スポ4=栃木・佐野)に先着し、1着でフィニッシュ。着順だけでなく、47秒62という記録も、昨年出した自己新記録を約0・1秒更新するものだった。また3着の竹内彰基(スポ2=愛知・瑞陵)も47秒94の自己新記録で走り切った。

 

 男女400メートル障害でも自己新記録やそれに近い記録が続出した。田中天智龍(スポ2=鹿児島南)新井公貴(スポ2=神奈川・逗子開成)は3月27日の早大競技会でも揃って自己新記録を更新していたが、今回もそれぞれがその記録を上回るタイムをたたき出した。田中は、わずか1ヶ月余りで51秒62から約0・6秒短縮し、50秒99。ぎりぎりのところで50秒台に突入した。また、前回田中に先着していた新井は、今回2着だったが、51秒55でゴールして同じく自己記録更新を果たしている。

 

 女子400メートル障害は、村上夏美(スポ4=千葉・成田)が久々に59秒台をマークした。2019年9月を最後に、なかなか60秒を切ることができていなかったが、冬季順調に練習を積めていた成果が表れてきたのだろう。六大学で優勝した際には「大学で自己ベストを更新」「参加標準記録である58秒00を出して、日本選手権に出場したい」と、先を見据えていた。ラストイヤーで目標達成なるか。さらなる活躍に注目だ。

 

(記事 布村果暖、写真 栗田優大)

●男子

■100m    

1組(-1.0)

3レーン  稲毛碧   10秒71(1着)

4レーン  佐野陽   10秒76(2着)

5レーン  大竹春樹(1)   10秒87(3着)

2組(-1.1)

5レーン  千田杜真寿  10秒86(1着)

4レーン  野口友希   11秒19(2着)

3レーン  秀島来  棄権

■200m

(-1.2)

5レーン  稲毛碧   21秒46(1着)

6レーン  西裕大   21秒56(2着)

4レーン  秀島来   21秒64(3着)

7レーン  小竹理恩  棄権

■400m

3レーン  新上健太   47秒62(1着)自己新記録

5レーン  小竹理恩  47秒85(2着)

7レーン  竹内彰基   47秒94(3着)自己新記録

8レーン  村木渉真   48秒06(5着)

4レーン  眞々田洸大  48秒12(6着)

6レーン  山西修矢   48秒58(7着)

■5000m

9レーン  茂木凜平   14分32秒98(1着)

7レーン  向井悠介   14分37秒80(2着)

3レーン  安田博登   14分41秒19(3着)

8レーン  和田悠都   14分48秒31(4着)

5レーン  河合陽平   14分48秒81(5着)

1レーン  白井航平   14分51秒36(6着)

6レーン  伊福陽太   15分12秒53(7着)

2レーン  山口賢助 棄権

4レーン  佐藤航希 棄権

■110mH    

4レーン  池田 海   14秒25(-0.7)1着

■400mH 

3レーン  田中天智龍 50秒99(1着)自己新記録 

5レーン  新井公貴   51秒55(2着)自己新記録

4レーン  後藤颯汰   52秒51(3着)

6レーン  岩井郁也   54秒52(5着)

■3000mSC

3レーン  菖蒲敦司   8分57秒81(1着)自己新記録

2レーン  北村光   9分03秒81(2着)

■走高跳   

八木颯太  1m90(1等)

■棒高跳

小野想太  4m70(1等) 

平川巧 4m60(2等)

■走幅跳  

青柳柾希  7m26(+1.7)1等

林裕之  6m33(+0.0)3等

■三段跳   

坂本大晟  13m06(+0.5)3等

●女子 

■100m

(-0.2)   

4レーン  鷺麻耶子   12秒25(1着)

5レーン  中村真由   12秒79(2着)

■800m  

1レーン  髙田真菜   2分18秒18(1着)  

2レーン  藤崎紗羅   2分19秒59(2着)

■400mH    

4レーン  村上夏美   59秒64(1着)

6レーン  高屋敷実優 68秒52(6着)

■走高跳

大坂美乃  1m60(1等)

山田実来 記録なし

コメント

茂木凜平(スポ4=東京・早実)

――今日のレースプランは

今日は設定でいうと3000メートルまで8分35〜40秒くらいで行って、そこから2000メートルはフリーでした。今度のハーフに向けての刺激というか調整だったので、ある程度練習を積んでいる中でどれだけ余裕を持って走れるかということを意識して走ったのですが、3000メートルまで設定通り余裕持って走れたので、後半2000メートルもそこまで足が止まらずに走れたかなと思います。

――では今日のレースは自分の中で評価は良かったのでしょうか

そうですね。及第点というか、最低限はできたかなと思います。

――3000メートル以降集団がばらけていましたが

そうですね。後ろが結構きつそうにしていたので、全体的にフリーできつさはあったのかなと思うのですが、自分はある程度余裕を持ってできた感じです。

――前回の早大競技会でも自己ベストを更新しましたが、調子は良いのでしょうか

すごく練習が積めていて調子は上がってきていると思います。

――ハーフでの目標はありますか

まだメンバーは分からないですが、出るからには入賞というのを目標にしていて。とりあえずまずはメンバーに選ばれるのと、そこから他大と勝負できる練習を今も積めていると思っているので、結果につなげられればと思います。

――次の試合の予定は

次はまだ分かっていないですが、札幌ハーフの可能性もあります。明日(2日に)分かるのですが、出るとなったらハーフを走ります。それも関カレに向けたハーフなので、そんなにガチガチに調整するというわけではないですが。(練習が)積めても来週くらいまでなので、体がきつくても追い込むべきかなと思っています。

――ラストイヤーの目標や意気込みをお聞かせください

今年こそは箱根(東京箱根間往復大学駅伝)を走ってチームの(3大駅伝)3冠に貢献したいと思っています。

菖蒲敦司(スポ2=山口・西京)

――調子はいかがでしたか

最近うまく走れる試合が多かったので、調子自体は良かったと思います。

――先日5000メートルで自己ベストを出した時のように良かったですか

そうですね、良かったと思います

――久々の3000メートル障害となりましたが、レースプランや目標はありましたか

2年ぶりの3000メートル障害だったので、ハードリングの確認や、3000メートル障害という種目を見直すというか、再確認するレースだったのであまり設定タイムは気にせず走りました。

――序盤は北村光(スポ2=群馬・樹徳)選手と先頭を引っ張りましたが、どのようなことを考えていましたか

北村とずっと高校時代3000メートル障害で競ってきたので、思うものはありました。今回は久しぶりというのもあって、前に出てくれるって話してくれたので、使わせてもらって走りました。

――2・2キロすぎに北村選手に少し離された時はどのような心境でしたか

3000メートル障害が久しぶりだったので、きつさが来ました。ラストはいける自信があったので、前に出られても落ち着いてゆっくり反応しようという思いがありました。

――ラスト1周で前に出ましたが、どんなことを考えていましたか

特に設定タイムはなかったのですが、ラスト1周で8分台が出そうだったので、ここは少なくとも8分台出さなきゃと思って切り替えました。

――自己ベストを更新したことについてはいかがですか

自己ベストが3年前なので、更新しなければならないと思っていました。力もついてある程度余力を持った状態で更新できたので、次につながると思います。

――次の試合とその意気込みをお願いします

次のレースはビッグレースの関東インカレになると思います。3000メートル障害は出ると思うのですが、もう一種目も可能性があります。4日間戦える体力をつけて、自分の力を発揮できるようにしたいと思います。