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スケート部

2021.05.01

秩父宮杯第68回関東大学選手権 対中大 4月29日 東京・ダイドードリンコアイスアリーナ

最終ピリオドで1点差に迫るが惜しくも中大に敗北

 決勝リーグ1回戦の相手は強豪の中大。第1ピリオド(P)では、両者得点を許さず0-0で終えたが、試合が動き出したのは第2P。中大が先制点を挙げると、早大もそれを追うようにゴールを決める。しかし、続けて中大に2点を追加され迎えた最終Pで1点差に迫るがそのまま試合は終了。早大は黒星を喫した。

 第1P開始3分で、中大のペナルティーによりPP(※1)の時間帯が訪れる。DF沼田恵祐(文1=青森・八戸)やFW杉本華唯主将(スポ4=北海道・駒大苫小牧)がシュートを打ち攻めていくが、ゴールに入れることができずチャンスを逃してしまう。「PPに関しては、まだまだ改善しなければいけない項目です。」(内藤正樹監督、平3二文卒=北海道・釧路湖陵)。この後も、2回、相手のペナルティーで好機な状況になるが、中大が不利な状況下でもパックをホールドするため、点数に結びつけることができない。中大も序盤から攻撃の姿勢は変わらずパスを回してゴール付近に近づくが、すかさず早大もシュートをカバーする。互いに点を許さないまま試合が進み第1Pを終えた。

中大を相手に攻める早大

  第2P序盤に早大がペナルティーを取られ不利な状況の中、中大の決めたシュートはゴールに入ったが無効になる。中盤、早大側がPK(※2)の状況下で、中大にシュートを決められてしまう。しかし、第2Pが残り5分に迫るとき、「1年生の3セット目という立場でゴールを決めたので、チームの雰囲気を良くすることができたと思います」(FW仲見颯太、スポ1=北海道・苫小牧東)。FW金井真(スポ2=北海道・苫小牧東)とFW川本周平(スポ2=北海道・白樺学園)のアシストで、仲見が大学初となるゴールを決めた。ここで流れを変えたい早大だったが、直後、中大に1点を追加されると、その後にも正面からあっさりとゴールを決められ、2点差をつけられて試合は最終Pへ。

 パスを回しながら、攻めるという姿勢を変えない早大。中大にパックを奪われシュートを打たれてもゴールキーパーがしっかりと止める。中大の選手がペナルティーボックスに入り、点数を入れたい早大はゴール前までパックを運ぶが、それを生かしきれない。その後も中大のペナルティーが続き、ゴールキーパーがこぼしたパックをたたこうとするが阻止されてしまう。しかし、16分58秒。「得点自体はほとんどパスの段階で決まっていました」と試合後振り返ったFW北村瑞基(商4=東京・早実)がDF棚橋俊太(スポ1=愛知・東海)との連携プレーで3試合連続のゴールを決めると一点差に。残り時間1分を残して追いつきたい早大は、PPになったタイミングでタイムアウトをとるが、追加点を入れることができず試合はそのまま終了。2-3で敗北した。

連携プレーで得点を決めた北村と棚橋

 第2Pでの連続失点が響き惜しくも負けてしまったものの、「チーム全体としての目標でもある足を動かしてハードワークするという点については達成できたように思えます」とDF務台慎太郎(スポ3=北海道・駒大苫小牧)が振り返ったように、パックを守り、シュートに持っていくという姿勢は今回の試合での得点に大きく繋がっただろう。「今日の結果で自分たちの立ち位置がわかりました。十分に勝機があると確信できましたので、短い時間ではありますが良い準備して挑戦したいです」と試合後に語った内藤監督。今回の試合で掴んだ良い感触を生かして次戦では白星を挙げたいところだ。

※1 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が多く、数的有利な状態をパワープレーと呼ぶ。

※2 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が少なく、数的不利な状態をキルプレーと呼ぶ。

(記事 岡すなを、写真 青柳香穂)

※( )内はシュート数

結果
早大 ピリオド 中大
0(10) 1st 0(9)
1(9) 2nd 3(17)
1(14) 3rd 0(10)
2(33) 3(36)
得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
中大 31:06 種市 中村 PK
早大 34:24 仲見 金井真 川本
中大 35:35 米山 夏野 矢島
中大 38:42 荒木 小原匠麿
早大 56:58 北村 棚橋 大塚鵬蓉 PP
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする
早大メンバー
セット FW FW FW DF DF
鎌田 杉本 林幹汰 務台 沼田
上山 木綿 大塚鵬蓉 大塚脩世 有賀
北村 仲見 金井真 住友 棚橋
林風汰 川本 平林 江島 金井和
GK千葉 B-GK 村上
コメント

内藤正樹監督(平3二文卒=北海道・釧路湖陵)

――今日の試合を振り返っていかがですか

非常に悔しい試合となりました。勝つチャンスは十分にあったと思います

――第1P、最終Pではゴールを抑えることができましたが、DF陣、またGKの動きというのは今日の試合全体を振り返っていかがですか

大方良かったと思います。それにより3失点で抑えることができ、最後まで勝負することできました。ただ、ある局面でのパスミス、プレーの選択ミス、ポジションミスが失点に繋がってしまいました

――以前から課題とおっしゃっているPPで得点できないことに関してはいかがですか

PPに関しては、まだまだ改善しなければいけない項目です。今日もPPの数は多かったですが、得点になったのは1点のみ。PPに出る選手はもっとコミュニケーションをとらなければいけません

――大学初ゴールを決めた仲見選手、また最終Pでの北村選手のゴールシーンについてはどうでしたか

仲見のゴールは川本のパックを守るところから。北村のゴールは棚橋の正確なパスからです。どちらも基本を忠実に行った結果です。良いゴールでした

――以前からの課題である「パス・レシーブを正確に。」、「パックを守る」、「シュートを枠に入れる。」ということ以外に関して、なにか次戦に向けて新たな課題というのは見つかりましたか

新たな課題はありません。この3つの課題をどのくらい正確にできるかにかかっています。今日は前2試合よりも良かったです。故に、昨年のチャンピオンチームに食い下がることができました。ただ、勝つところまではできませんでした。それが今日の結果です

――次戦に向けて意気込みをお願いいたします

今日の結果で自分たちの立ち位置がわかりました。十分に勝機があると確信できましたので、短い時間ではありますが良い準備して挑戦したいです

FW北村瑞基(商4=東京・早実)

――今日の試合を振り返っていかがですか

勝たなければいけない試合でした。1Pでチャンスが多かったのに決められなかったことや、2Pの終了間際の連続失点など、試合を勝ち切るために必要な要素に対する意識が足りませんでした

――3試合連続の得点となりましたね。今日のゴールシーンを振り返っていかがですか

パワープレーでなかなか得点できない中でのゴールでした。最上級生として試合展開を左右する時間で得点することはマストですが、素直に嬉しかったです。
ゴール前に流してくれた棚橋は非常に視野が広く、セットを組みやすい選手なので、得点自体はほとんどパスの段階で決まっていました

――中大との対決は敗北となりました。次戦に向けて課題などはありますか

試合に出ている選手一人一人には必ず役割があり、ベンチの求めていることや同セットの選手が求めていることに応える義務があると思います。その部分の意識を改善することから始めなくてはいけないと考えています

――次戦への意気込みをお願いします

まずチームとしては、次が明治戦か東洋戦かは現段階で明言できませんが(※試合終了後のインタビュー時)、試合の展開を掴みきれるようなプレーを心掛けていきたいです。
個人としては、4戦連続ゴールも目指しますが、どのような形でもチームに貢献できるよう準備したいと考えています

DF務台慎太郎(スポ3=北海道・駒大苫小牧)

――今日の試合を振り返っていかがですか

まずチーム全体としての目標でもある足を動かしてハードワークするという点については達成できたように思えます。
しかし、チームの主力セットが得点を決めきれず失点をしてしまったことが敗因だったように思えます

――今回の試合でのDF陣の動きはいかがでしたか

まず一対一の局面で負けてしまっていてはDFとしての役割を果たせていないので、そこは練習から改善して行けたらいいなと思います。また、守りの時間が長くなってきたときにパックを見過ぎてしまうので、常に視野を広くしてパックキャリア以外にも目を向ける意識を持つべきだと思いました

――次戦に向けてDF陣全体の課題はありますか

まず一対一で負けないこと、そして素早いプレッシャーを相手に与えていくことが重要になると思います。私たちはハードワークしてこそ、勝利に結びつくと思っているのでDFがもっと相手のやりづらいホッケーをさせていくことや、ブレイクアウトの時にパスが雑になっているので、簡単なプレーで素早くFWにパスを繋げていきたいです

――次戦への意気込みをお願いします

今日は勝つべき試合を落としてしまいました。私自身も失点の原因を作ってしまったり、点数を取るべき場面で外してしまったりしたので、もっと自覚を持ちDF陣を牽引しつつチームにいい流れを持ってくるようなプレーをしていきたいです。
そうしたプレーを意識することが勝利に繋がっていくと思います

FW仲見颯太(スポ1=北海道・苫小牧東)

――本日初ゴールを決められました。どのようなお気持ちですか

決勝リーグという舞台で初ゴールを決めることができたので、とても嬉しく思います

――今日の試合でのゴールは、追いかける展開の中で大きな1点となったと思います。その点ではいかがですか

1年生の3セット目という立場でゴールを決めたので、チームの雰囲気を良くすることができたと思います。しかし、試合の流れを変えて勝利まで持っていくことができなかったのがとても悔しいです

――次戦に向けて意気込みをお願いします

試合の中での反省点はたくさんあるので1つ1つを改善し、最後まで勝利する気持ちを忘れずチーム全員で戦いたいと思います