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準硬式野球部

2021.04.12

東京六大学春季リーグ戦 4月12日 早大東伏見グラウンド

まさかの逆転負けで開幕カードを落とす/法大3回戦

TEAM
法大
早大
(早)●清水、田中爽―網野
◇(本塁打)渡部(1号ソロ)(5回裏)

 悔しい敗戦となった。初回から法大打線に2点の先制を許すも、直後の攻撃で川原崚(商3=東京・早大学院)の2点適時打で同点に追いつく。さらに、5回には渡部椋雅主将(商4=神奈川・桐光学園)が本塁打を放ち、勝ち越しに成功した。しかし9回表、1死一、二塁のピンチから連打を浴びて2失点。その後の早大打線は得点できず、無念の逆転負けとなった。

 先発マウンドに上がった清水佑樹(スポ4=早稲田佐賀)は初回からピンチを背負う。先頭に左前打を放たれると、盗塁と犠打で1死三塁。この場面から後続に連打を浴び、早くも先制を許した。さらに、捕逸間に走者が生還し追加点を献上。初回から2点のリードを与えた。だが、直後の攻撃で早大打線が奮起する。先頭から四球と安打で無死一、二塁とすると、3番・関大輝副将(基理4=茨城・江戸川学園取手)が犠打を成功させ、好機を拡大。続く川原崚(商3=東京・早実)が放った打球は、相手遊撃手のグラブを抜け中堅手のもとへ。これが2点適時打となり、試合を振り出しに戻した。

この日先発した清水

 しかし、初回以降は得点圏に走者を置きながらも決めあぐねる苦しい時間が続く。均衡が破れたのは5回。この回先頭の渡部が振り抜いた打球は左翼スタンドへ。「とにかく塁に出よう、試合を作ろうという思いが本塁打につながった」(渡部)。この一打で、早大は待望の勝ち越し点を獲得した。援護する打線に対し、先発・清水は好投を見せる。2回を三者凡退に切って取ると、その後は走者を背負いながらも要所での落ち着いた投球が光り、追加点を与えない。8回までスコアボードに0を並べた。

本塁打を放った渡部

 そして迎えた最終回。先頭打者を右飛に抑え、勝利への機運が高まっていた。しかし、ここまで粘り強い投球を披露していた先発・清水が制球を乱し、二者連続で四球を与える。追加点を与えられない早大は、ここで救援・田中爽稀(法4=神奈川・柏陽)にスイッチ。だが、次打者に右翼線を割る適時二塁打を放たれ同点とされる。さらに、なおも1死二、三塁の場面で1番・古屋一輝(法大)の打球を処理した遊撃手・渡部は本塁封殺を狙うが間に合わない。この回で2点を失い、逆転を許した。直後の攻撃では新井健太(商3=東京・早大学院)が四球で出塁し、犠打と内野ゴロで三塁を陥れるも、1番・吉田昴平(法3=埼玉・早大本庄)が空振り三振し試合終了。無念の敗北で、勝ち点を献上するかたちとなった。

逆転を許した後の早大バッテリー

 勝利に持ち込めると誰もが期待しただけに、悔しい逆転負けとなったこの試合。最終回の粘りはもちろんだが、敗因として得点力不足も挙げられる。5回に渡部が放った本塁打以降は早大打線から安打が生まれず。試合全体を見ても、2回戦を下回る5安打に抑えられた。さらに、「上位打線からは1本しか安打が出なかった」(渡部)と振り返るように、クリーンアップからの得点力も課題だ。また、昨日に引き続き走塁ミスやバント失敗、『好機での一本』など、得点機を生かしきれない場面も多かった。六大学屈指の攻撃力を持つ早大打線が十分に機能できれば、試合を勝ちきることは難しくないはずだ。リーグ戦優勝のためには、今後のカードを落とすことができない。早大ナインは次戦、背水の陣で慶大との戦いに挑む。

(記事 小山亜美、写真 樋本岳)

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コメント

渡部椋雅主将(商4=神奈川・桐光学園)

――今日の試合を振り返っていかがですか

 勝ちきれないといけなかったところで勝ちきれなかったところは本当に反省点です。誰が悪いというわけではないと思いますが、悔しい一戦になったと思います。

――試合のポイントはどこだったと感じますか

 ポイントは7回の攻撃で送りバントが失敗になって、結果三者凡退になってしまった場面で、雰囲気が上ずってしまったというのが一つです。あとは最後ですね。清水(佑樹、スポ4=早稲田佐賀)はよく投げてくれたし、(田中)爽稀(法4=神奈川・柏陽)もよく投げてくれたとは思いますが、あそこで勝ちきれなかったのがポイントになったと思います。

――他にはどのようなお話をされましたか

 今日は(池田訓久)監督さん(昭60教卒=静岡・浜松商)が途中からいない状況だったので、継投だったり、打順交代は幹部に任せていました。なので、そこの反省とかですね。自分としては(幹部は)よくやってくれたと思います。

――打撃や投手陣の調子はどのように感じていますか

 点は取られてしまいましたが、そこは法政が上手だったということで、二人でよく投げてくれたと思います。打撃については、辛口かもしれませんが、今日全部で5安打、上位打線からは1本しか(安打が)出ていないということで、四球やバントがあったにしても、そこは改善していかなければいけないと思います。

――ご自身は5回に本塁打を打たれましたが、振り返っていかがですか

 あの時は先頭だったので、(グラウンド整備で時間が空いて迎える)6回に入る前に試合を作ろうという思いで、とにかく塁に出ようと思っていました。その結果ホームランになったので、そこは良かったと思います。

――昨日から何か修正されましたか

 修正というわけではないですが、気持ちの持ちようを変えました。前から自分以外が打ってくれていたので気楽に臨むことができたのですが、昨日終わってみて、やっぱり自分が起点となる野球というのを意識しようと思いました。それが今日のような結果につながったのかなと思います。

――次戦に向けて意気込みをお願いします

 早慶戦ということで因縁深い相手でもありますし、個人的にも負けたくない相手ではあるので、今日落としてしまった分勝ちきって、優勝に近づけたらいいなと思います。

川原崚(商3=東京・早実)

――今日の試合を振り返っていかがですか

 勝てていた試合だったので、落としてしまい悔しいです。

――試合のポイントはどのような点だったと思いますか

 何度かチャンスを作っていたのですが、バントやミスで追加点を取ることができなかったところだと思います。

――一塁手での守備に関していかがですか

 たまたま捕れたものもあったのですが、エラーがゼロでよかったです。守備で危ない部分がありました。

――法大1回戦では本塁打も打ちました。その時のことを振り返っていただけますか

 チャンスの場面でヒットを狙っていたところ、延長線上の形で本塁打になったのでよかったです。

――今日の同点となる二点適時打に関してはいかがでしたか

 当たりとしてはよくなかったのですが、2点を取ることができたのでよかったです。

――最近の打撃の調子はいいですか

 そうですね。ただ最初の打席以外はゴロばかりだったので、修正していきたいと思います。

――来週の慶大戦に向けて一言お願いします

 勝つしかないので頑張ります。

網野幹太(法2=東京・早実)

――今日の試合を振り返っていかがですか

 最後の回流れが相手に行きかけた時に、もう少し間を取ることや配球を変えて流れを止めていられたら、結果はもう少し違っていたと思います。

――どのようなことを意識して配球されましたか

 清水さん(佑樹、スポ4=早稲田佐賀)の時は、相手が直球に対して合っていなかったで、変にカウントを悪くし甘く入ったボールを打たれないように、直球でかなり押しました。決め球として低めに変化球を投げて、バットを振らせようと考えていました。田中さん(爽稀、法4=神奈川・柏陽)の時は、一人でも四球を与えてしまうと満塁になってしまう1死一、二塁という場面でした。緊急での登板でもあったのですが、信じて直球で押していこうと思いました。また適度にボールがばらつき、相手は高めも振ってきていたので、空振りしてくれと直球を選択しました。高めにボールが抜けたときには変化球で調整しました。

――守備では三盗を差す場面もありましたが、いかがでしたか

 ショートバウンドであれば新井さん(健太、商3=東京・早大学院)が捕ってくれるので、とにかく上には投げないように心がけました。握り替えもよく、いいところにボールがいってくれました。

――捕手としてよかった点と反省点はありますか

 1、2戦目では配球面で慎重になりすぎ、投手の球を生かしきれないことがありました。今日の3試合目では、投手のいいボールを中心にカウントよく投げていけたのでよかったです。

――投手の調子はどのように感じていますか

 球はみんな走っています。ケンコウ(ボール)から変わり、初めは変化球が曲がらないこともありましたが、調整を経ていい形で直球も変化球もまとまってきています。

――ご自身の打撃の方はいかがですか

打撃に関しては、この3試合を全て忘れて、次頑張ります。

――来週の慶大戦にむけて一言お願いします

負けられないので、一戦必勝で頑張ります。