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ア式蹴球部

2021.04.03

第95回関東大学リーグ戦 4月3日~ 東京・味の素フィールド西が丘ほか

届かなかった頂へ。『1st』への戦いがついに開幕/関東大学リーグ戦展望

 きょう4月3日、第95回関東大学リーグ戦(リーグ戦)が開幕する。昨シーズンは新型コロナウィルスの影響から超過密日程が組まれた中、リーグ戦では最終節まで首位争いを演じると、アミノバイタルカップでも2位、昨年限りの全国大会である#atarimaeni CUP(あたり杯)では4位と、シーズンを通して安定した強さをみせた。

 昨シーズン掴めなかったタイトルへ。再び走り始めたア式蹴球部だが、東京都トーナメント学生系の部予選(天皇杯予選)1回戦で、東京都大学サッカーリーグ(3部相当)に所属する青山学院大学にまさかの敗戦。リーグ戦開幕に向け、チームの立て直しが求められる状況だ。心新たにリーグ戦に臨むア式戦士の、注目選手を紹介する。

心に尽くし、感謝を示し続けるシーズンだ

 早大のゴールマウスを守るGKは、上川琢(スポ4=湘南ベルマーレユース)が最も実績を持つ。2年時には多くの試合でスタメンとして起用されており、昨年もほとんどの試合でベンチ入りを果たした。その実力に疑いの余地はない。一方、天皇杯予選でスタメン起用となったのはGK高田侑真(スポ4=京都・東山)だ。プレシーズンマッチからシュートストップ能力の高さを武器に猛アピールを重ねた。また、天皇杯予選のベンチメンバーにはGK平田周(スポ3=東京・国学院久我山)が名を連ねており、激しいスタメン争いが繰り広げられている。

 両サイドバックには、DF柴田徹(スポ3=湘南ベルマーレU18)、鈴木俊也(商3=東京・早実)と実力者の2名が控える。柴田は3月に行われたデンソーカップチャレンジサッカー(大学選抜地域対抗戦・デンチャレ)で多くの得点に関わる活躍を見せ、鈴木は3月に早くもJリーグデビューを果たした。また、攻守において高い質を見せるDF森璃太(スポ2=川崎フロンターレU18)が猛アピールを重ねており、チーム事情によってはDF大西翔也(スポ4=浦和レッズユース)の起用も考えられることから、選手層は非常に厚い。

 センターバックは今季最も注目したいポジションだ。絶対的な存在であった杉山耕二(令3スポ卒)、工藤泰平(令3スポ卒)がチームを離れたためである。DF監物拓歩(スポ3=清水エスパルスユース)が左センターバックで起用されることはほぼ確実であろうが、監物の相方候補は全くの横一線。実績のあるマルチロールの大西が天皇杯予選では起用されたが、DF西田翔央(商3=東福岡)、中谷颯辰(基理2=静岡学園)も高い実力を誇る。最終的にポジションを射止める選手が楽しみだ。

田中主将のピッチ内外での存在感は大きい

 中盤には実力者がそろう。ボランチはMF丹羽匠(スポ3=ガンバ大阪ユース)、山下雄大(スポ3=柏レイソルU18)、小倉陽太(スポ2=横浜F Cユース)の3選手が昨シーズンに引き続きチームをけん引するだろう。また、DF大場琳平(スポ3=柏レイソルU18)も猛アピール中。鍬先祐弥(令3スポ卒=現V・ファーレン長崎所属)の卒業を感じさせない強さを見せてくれるはずだ。攻撃的MFではチームの中核を担う田中雄大主将(スポ4=神奈川・桐光学園)が負傷離脱中。復帰はシーズン開幕後になる見通しだが、MF植村洋斗(スポ2=神奈川・日大藤沢)が高い存在感を放っており、不安要素はない。サイドアタッカーに目を移しても、デンチャレで圧倒的な質を示し続けたMF西堂久俊(スポ3=千葉・市立船橋)を筆頭に、MF田部井悠副将(スポ4=群馬・前橋育英)、倉持快(人4=神奈川・桐光学園)、水野雄太(スポ3=熊本・大津)、FW杉田将宏(スポ4=名古屋グランパスU18)と、多くの実績を持つ選手ばかり。華麗なプレーを披露してくれるだろう。

 最前線で気になるのはエース・FW加藤拓己(スポ4=山梨学院)のコンディション。あたり杯での負傷があり戦線を離脱していたが、天皇杯予選では途中出場を果たした。圧倒的な得点力を誇る加藤の活躍こそが、チームの成績にも影響を与えるといっても過言ではない。しかし、そんな加藤をも脅かすのがFW奥田陽琉(スポ2=柏レイソルU18)だ。昨季の早慶クラシコで鮮烈なデビューを飾ると、2戦目にして初ゴールを記録。あたり杯では3ゴールを記録しており、さらなる飛躍が待たれる存在である。また、FW宮脇有夢(文構4=東京・早実)も献身的なプレーでアピール。スタメンの座を虎視淡々(こしたんたん)と狙う。

 多くの実力者が揃う早大だが、天皇杯予選で苦い経験をしたように、難しいシーズンになることは避けられない。『1を積み上げる』ことを念頭に置き、苦しい状況に陥ろうとも『DRIVE』をし続けることこそが肝要だ。「部員全員の力が必要」と田中主将は語る。一丸となり、前に進み続けた先に、タイトルが待っている。

 『the 1st』『日本をリードする存在』への第一歩、リーグ戦のキックオフは、もう間もなくだ。

 

(記事、写真 橋口遼太郎 写真 手代木慶)

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