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準硬式野球部

2020.11.23

早慶引退試合 11月21日 神奈川・横浜スタジアム

宿敵・慶大相手に猛攻!敗戦するも、笑顔輝く/慶大戦

TEAM
慶大 10
早大
(早)福島、横島、福川、池田、金田、大津、片岡、石田、吉ヶ江―福本、田中優、中村、佐倉
◇(二塁打)宮崎(6回裏)◇(三塁打)押尾(6回裏)◇(本塁打)佐倉(1号ソロ)(6回裏)

 晴れ渡る青空の下、横浜スタジアムで早慶引退試合が開催された。東京六大学秋季リーグ戦以降現役を引退した4年生が再び終結。結果こそ敗北に終わったものの、選手は各々の笑顔が輝く熱戦を演じた。

 試合は初回、先発・福島英之(教4=埼玉・早大本庄)が好投を披露する。「楽しい試合を崩すのは嫌だった」(福島)。先頭を三振に抑えると、その後は安打で出塁されるも、次打者を内野ゴロに打ち取り先制を許さなかった。しかし2回、横島光起(教4=東京・早実)が相手打線につかまり一挙5点を失う。だが、3回は福川千明(スポ4=兵庫・白陵)が走者を貯めながらも相手打線を抑える安定した投球を披露。4回に登板した池田司(政経4=埼玉・早大本庄)は1死一、二塁のピンチを背負うが、ここを最少失点で切り抜けた。

好投を披露した福島

 一方の打線は4回終了まで湯浅周大(人4=千葉・成東)が放った安打1本に抑えられる苦しい時間が続く。何とか好機を作りたい早大は5回、先頭の宮崎翔(商4=埼玉・早大本庄)が四球で出塁すると、盗塁と7番・池澤一真(スポ4=栃木・大田原)が放った中飛の間に三塁を陥れた。ここで木村颯太(商4=埼玉・早大本庄)が遊適時内野安打を放ち、待望の得点に成功。グラウンドには『紺碧の空』が響き渡った。そして6回、先頭の佐倉弘一(基理4=東京・早実)が初球を捉える。「ポールを狙っていた」という言葉通り、左翼ポールに向かった打球は本塁打に。貴重な追加点をもたらし、ベンチのボルテージも最高潮に達した。さらに、代打・市川空(教4=東京・早実)の安打と相手施策により2死二塁の好機を作ると、押尾雄輝(教4=埼玉・早大本庄)が右適時三塁打を放つ。続く宮崎も適時二塁打を放ち、この回一挙3得点。慶大に劣らない猛攻を見せた。

本塁打を放ち笑顔の佐倉

 反撃を見せる打線に、投手陣も応える。5回は金田歩(商4=東京・早実)、6回は大津杜都(文講4=東京・宝仙学園)がピンチで適時打を放たれ2点ずつ失ったものの、その後は片岡遼太朗(商4=東京・早実)、石田佳輝(スポ4=千葉西)の継投で7、8回を無失点で切り抜ける。9回には吉ヶ江輝(スポ4=兵庫・明石)が登板。速球で相手打線をねじ伏せ、三者凡退に抑えた。そして、6点ビハインドで迎えた最終攻撃。相手投手の秦紀進(慶大)が先頭から4連続四球を出すと、その後も四球と犠飛により点差を3に縮める。だが、反撃はここまで。最終打者が左飛に倒れて試合終了となった。

 「本当に思い出に残る良い試合だった」(福島)。スタッフや選手の思いを結集し実現した今回の引退試合。応援部をスタンドに向かえ、横浜スタジアムという場で試合ができたことはいつまでも残る思い出となったに違いない。そして、この日は4年生全員がベンチ入りした初めての試合でもあった。「負けたのは悔しいが、4年生みんなで試合ができたのは嬉しかった」(田中優、教4=神奈川・桐光学園)。早大準硬式野球部で出会った最高の仲間と共に、次の舞台でも輝いてほしい。

4年間お疲れさまでした!

(記事、写真 小山亜美)

★引退セレモニー

スピーチをする中村主将

 早慶引退試合終了後、引退セレモニーが開催された。セレモニーは早慶両部長の挨拶から始まり、中村康祐元主将(教4=早稲田佐賀)のスピーチも行われた。さらに、3年生以下の選手から4年生に向けてプレゼントが渡され、選手からは笑顔がこぼれた。

下級生から4年生にアルバムを贈呈した

コメント

田中優(教4=神奈川・桐光学園)

――今日の試合を振り返っていかがですか

負けたのは悔しいですが、4年生みんなと試合ができたのが、自分としては嬉しかったです。個人的にはヒットが欲しかったのですが、最後に良い思いをさせてもらえたなと思います。本当に4年生とスタッフのみんなには感謝ですね。

――投手陣の球を捕った感触はいかがでしたか

間があいていたので、仕方ないのはありますが、出せる力を出せていたと思います。最後に4年生の投手とバッテリーを組めて良かったと思います。

――横浜スタジアムでの引退試合となりましたが、特別な思いはありましたか

 僕は高校3年間神奈川だったので、横浜スタジアムを使った試合もあったのですが、その時はベンチに入ることができなくて。それで野球人生の最後に横浜スタジアムを使えたのは感慨深いと思います。

――主務として過ごした1年はいかがでしたか

 主務として過ごした1年は、一言で言うときつかったです。でも、自分のためにもなりましたし、チームのためにという思いが芽生えた1年でした。なので、自分の経験としても、主務をやって良かったなと思います。

――大学野球生活4年間を振り返っていかがですか

 入った当初はメンバーにも入れなくて、辞めようかと思ったこともあったのですが、副務になってからは何かしらの責任感が芽生えて、充実したので、そういう点でも準硬に入って良かったなと思いまし、主務もやって良かったと思います。

――主務として、選手としてチームを見られていましたが、早大準硬式野球部はどのようなチームでしたか

 スタッフとして見たら、マネージャーは仕事がたくさんある中で頑張って部活にも来てくれていたと思います。選手としては、同期は本当にいろいろなやつがいて、たまについていけないこともありましたが、本当に面白い人ばかりで、いいチームだったと思います。

――最後に、同期への思いを聞かせてください

 僕は一浪したのですが、それでこの同期と会えて野球ができて、本当に良かったと思います。

福島英之(教4=埼玉・早大本庄)

――今日の試合を振り返っていかがですか

 最後の試合をみんなで、イベントのようなかたちでやらせていただいて、本当に思い出に残る良い試合だったと思います。

――1回好投でしたが、ご自身の投球を振り返っていかがですか

 四球を出して楽しい試合を崩すのは嫌だったので、ストライクも入りましたし、小学校から始めた野球人生としても、いい投球だったと思います。

――野球人生を振り返っていかがですか

 ほとんどが上手くいかないことばかりでしたが、自分が憧れていた野球のグラウンドで、こうして最後にみんなで笑って終わることができたのは幸せだなと思います。

――リーグ戦最終戦に中村康祐(教4=早稲田佐賀)選手から「福島選手が意見を出してくれて助かった」と伺いました

 試合に出ないことが多い中で、どのようにチームに貢献するかを小中高と考えていたので、その経験を康祐だったり、福本(恭介、教4=石川・小松)だったりに少しでも助けになればと思い発言をしていました。

――具体的にどのようなアドバイスをされていましたか

 練習メニューに関してのタイムスケジュールだったり、選手のモチベーション管理もそうですし、高校時代に練習メニューを作っていた経験を生かして具体的に、積極的にアドバイスをしていたと思います。

――ご自身の4年間を振り返っていかがですか

 結構ずっと楽しかったです。野球以外でもずっと一緒にいる友達もいましたし、あまり辛いなと思ったことはないですね。良いメンバーだなと思います。

――最後に同期への思いを聞かせてください

 入部からずっと一緒に野球をやっていて、先輩の優勝を見る時も、自分たちが負けた時も一緒だったので、4年間一緒にやれて自分に大きな影響を与えてくれたメンバーだと思います。今後も何かしらの繋がりをもって、社会人として成長できたらいいなと思います。

佐倉弘一(基理4=東京・早実)

――今日の試合を振り返っていかがですか

 4年生がみんなベンチに入ってやる試合が初めてだったので、いつも試合に出られていないメンバーも活躍できてよかったと思います。

――本塁打の感触はいかがでしたか

 ポールを狙っていたので、当たって良かったです。

――具体的にどのようなボールでしたか

 初球をすごく振り遅れてしまったので、同じところにストレートが来るかなと思っていたら、いいところに来てくれたので、飛びました。

――キャッチングの感触はいかがでしたか

 投手みんな良かったので、とても捕りやすかったです。結構気持ち良かったなと思います。

――今回は横浜スタジアムでの引退試合でしたが、いかがですか

 スタッフや後輩が特に、準備が大変だったと思います。スタッフのお陰で自分たちが最後に気持ちよく野球ができたので、後輩やスタッフにとても感謝しています。

――4年間を振り返っていかがですか

 個人的には怪我の期間が長くて辛い期間もありましたが、仲間が良い人たちばかりだったので、楽しく野球ができたと思います。

――最後に同期への思いを聞かせてください

 個性的な人が多くて楽しいメンバーだったので、これからも仲良くできたらと。一生の友達になるかなと思います。