ラグビー部
2020.11.16
関東大学対抗戦 10月4日~ 東京・秩父宮ラグビー場ほか
「「やっときたか」という気持ち」(坪郷)/インタビュー集
この記事には関東大学対抗戦5試合終了後の選手コメントを掲載しています。
関東大学対抗戦の記事はこちらから
粘る青学大を退け対抗戦初戦を勝利で飾る!/青学大戦(10/4)
立大に1トライを許したものの確実に勝利を収め、開幕2連勝を飾る!/立大戦(10/11)
日体大に大きな点差をつけ大勝!地力の差を見せつける/日体大戦(10/18)
難敵・帝京大相手に7トライを挙げ、開幕4連勝!/帝京大戦(11/1)
筑波大相手に8トライの猛攻で開幕5連勝/筑波大戦(11/7)
フランカー坪郷智輝(法4=埼玉・川越東)
――帝京大戦で初先発でしたが、選ばれた時はどのようなお気持ちでしたか
「僕が出るのか」という驚きがまずありました。その週の初めの練習でレギュラーに入っていたので、「やっときたか」という気持ちでもありました。赤黒で先発出場するということを目標にしていたので、とてもうれしかったです。
――帝京大戦のトライを振り返っていかがでしょうか
あのシーンはチーム全員で取ったトライだと思っています。公式戦初トライということで本当にうれしかったです。
――相良南海夫監督(平4政経卒=東京・早大学院)も「いい働きをしてくれた」と記者会見でおっしゃっていましたが、周りから反響などありましたか
いろいろな人から「おめでとう」と連絡が来たり、僕とは直接関わりのない(出身)高校のラグビー部の子たちからも「おめでとう」と言ってもらえたりして、そこで実感が湧いてきました。
――「緊張していた」と記者会見でおっしゃっていましたが、そうは見えない落ち着いたプレーでMOMも獲得されました。振り返っていかがですか
緊張はすごくしていました。試合中も緊張していたのですが、SOの吉村絋(スポ2=東福岡)やキャプテンのNO・8丸尾崇真(文構4=東京・早実)が声をかけてくれて、緊張がほぐれた部分はあります。
――初戦で強敵との対戦でしたが帝京大はいかがでしたか
接点の部分で負けないで当たることができたというのは、とても自信になりました。
――筑波大戦は振り返っていかがでしょうか
フィジカルの部分では負けてないと思いましたし、その点ではまた自信がつきました。僕がメンバーに選ばれたのはディフェンスのタックルが理由だと思っています。僕の強みはそれだと監督やコーチに言われていた点だったのですが、タックルを何回か外してしまったところもあって、そこは次に向けて改善していかないと次戦で出ることは難しいと思いました。
――筑波大戦でもトライを取りましたが、振り返っていかがでしょう
あそこはずっと狙っていたところで、しっかりとサポートに行くという意識を持ちながら、チャンスがあれば自分でも(トライを)狙っていこうと考えていました。トライを取れたのは良かったと思います。
――同じポジションには昨年レギュラーだったフランカー相良昌彦(社2=東京・早実)がいます。これからメンバー争いをしていく中で、どのように『BATTLE』していきますか
僕はディフェンスのタックルやブレイクダウンの激しさで勝負していこうと思っていますし、監督やコーチもそのような点を期待してくれていると思います。その点で昌彦にも勝って、次の試合でも先発をつかみたいです。
――最後の対抗戦で、残るは伝統の早慶戦、早明戦のみです。意気込みをお聞かせください
試合に出ることができれば、前に出て相手を止めます。あと2勝して、全勝優勝を果たして、大学選手権に臨みたいです。
プロップ阿部対我(社3=東京・早実)
――対抗戦は帝京大戦からの出場となりましたが、それ以前はけがをされていたのですか
そうですね。脚のけがをしていてその治療をしていました。明大Bとの試合から復帰して、そのまま帝京大戦を迎えたという流れです。
――けがからの復帰試合でフィジカルの強い帝京大との試合となりましたが、感触はいかがでしたか
15分という短い時間だったのですが、『インパクトを残す』というリザーブ選手としての役割は果たせたのではないかと感じています。
――ご自身のパフォーマンスはいかがでしたか
まだ満足していない部分はありますが、自分が心配していたスクラムとコンタクトという2つの部分では一定の結果を出せたと思います。
――筑波大戦も18番として出場し、快勝を収めました。振り返っていかがですか
試合は勝ったのですが、帝京大戦と比べて自身のパフォーマンスはそれほど良くなかったと思っています。スクラムではもっと押せたと思うので、まだ突き詰められていないセットアップの部分などを見直していかなければならないと思います。
――昨季との違いについて、アンケートで「スタメン獲得が見えた」と答えていただきました。具体的にはどのような部分でしょうか
今年で入部して3年目となるのですが、1年目の時はがむしゃらに頑張って1つでも上のチームに上がろうと思っていて、2年目は初めて赤黒を着ることができ、Aチームで試合に出られているという重圧などを色々感じながら1年を過ごして。今年は慣れではないですが、その重圧の中でも考えながらプレーできる場面が多くなってきたので、自分の強みがどのような部分かというところも分かるようになってきました。自分を押し出していくポイントが3年目にしてやっと分かったので、この部分でなら賢太(小林賢太、スポ3=東福岡)に勝てるとか、この部分でならスタメンとして勝負出来るという自信がつきました。
――阿部選手は2年入部ですが、今年で卒業となるのですか
はい。そうなります。
――最後の対抗戦になりますが、どのような気持ちで臨まれていますか
自分は元々1年生の時に入部テストを受けたのですが、そこでは入部することが出来なくて、それで2年入部することになりました。毎年ラストイヤーのつもりで臨んでいるので、最後の対抗戦でも、序盤は特別な感情を持っていなかったのですが、終わりが近づくにつれて最後の年であるということを実感しています。なので、毎日の練習にはより一層力が入ってしまいますね。
――今後の2試合に向けて意気込みをお願いします
赤黒を着て試合をする時は、毎試合次の相手にフォーカスして臨んでいるので、今は早明戦のことはあまり考えていないです。早慶戦については自分自身が早実出身ということもあり、『慶應は絶対に倒さなければいけない相手』ということを教え込まれてきました。なので、自分が出場したときにはコンタクトで相手を1ミリも前に出さない、スクラムでは圧倒的に押し勝つ、という2点を全うしたいと思います。
フランカー村田陣悟(スポ1=京都成章)
――初戦の青学大戦では19番として出場し、相良監督にも「良いボールキャリー」と認められました。初戦で手応えはありましたか
そうですね。やはりボールキャリーの面で自分が前に出て、チームをけん引したいと考えていました。その部分ではしっかりと出来ていたと思います。次の相手である慶大はディフェンスが優れているので、アタック、ディフェンスともにさらに貢献していきたいです。
――初めての対抗戦となっていますが、どのようなことを意識して臨まれていますか
ルーキーとして緊張はあるのですが、その中でも縮こまらずに楽しんでプレーするということを心掛けています。
――その後は1年生で唯一のスタメン入りとなっています。ご自身のパフォーマンスを振り返っていかがですか
チームメイトから褒められたりもするのですが、自分はまだまだ出来るという実感があります。なので、今後の2試合でもっと成長していきたいです。
――チームとしてもディフェンスに力を入れていると伺いました。ご自身としては早大のディフェンスをどのように考えていますか
早稲田ディフェンスの生命線である、『ロック、アクション、キング』という部分で。しっかりと内側からセットして、規律を守るということをしていなければ早稲田のディフェンスは完成しないと考えています。それは自分たちがいつも『早稲田クオリティ』と言っている部分なので、コミュニケーションを取り合いながらディフェンスを完成させることを頑張っていきたいです。
――帝京大戦で対抗戦初トライを挙げました。トライシーンを振り返っていかがですか
長田さん(智希、スポ3=大阪・東海大仰星)のゲインから始まったトライだったのですが、自分のボールへの執着心というか、ボールをもらいたいという気持ちがトライに結び付いたと思っています。次戦からもボールへの執着心を忘れずに、自身の強みであるボールキャリーを生かしてトライを量産していきたいです。
――前に出るアタックが印象的です。アタックする上で意識されていることはありますか
この場面では相手に強く当たる、とかここではずらして当たるなど、場面場面で自分の感覚を生かして少しでもゲインするということを心掛けています。
――部に入って驚いたことをアンケートでは「規律」と答えていただきました。具体的にはどのような部分ですか
高校ではなかった内側からセットするという意識や、ディフェンスで横とのコミュニケーションをしっかり取るといった早稲田らしい部分です。高校ではしっかり規律を守ってプレーするということがなかったので、そのような部分から規律を挙げました。
――今後の2試合に向けて意気込みをお願いします
自分の一番の強みであるボールキャリーを存分に発揮して、最終的にはトライを取ることでチームに貢献していきたいです。
フッカー川﨑太雅(スポ1=東福岡)
――対抗戦はこれまで3試合に16番として出場されています。初めての対抗戦ですが、緊張やプレッシャーなどはありますか
青学大戦は初めて秩父宮でラグビー出来るということもあり、小さい頃からの憧れでもあったので、緊張というよりは楽しさが強かったのですが、帝京大さんや筑波大さんとの試合ではものすごく緊張してしまいました。
――ご自身のパフォーマンスを振り返っていかがですか
リザーブで試合に入るからには、もっと自分の強みを出していかないと交代する意味がないと思うので、後半からでもチームをガンガン前に押し出していくようなプレーをもっとしていきたいです。
――フッカーというポジションとして、セットプレーの手応えはいかがですか
セットプレーは大学に上がって高校の時とは大きく差を感じていて、自分の中ではとても重要視しています。とても難しいのですが、自分の今の最大限の力は発揮出来ていると思います。しかしこれからさらに活躍していくためには、もっと強くならなければいけないと感じています。
――対抗戦を振り返って、「コンタクトの強さが違う」とおっしゃっていました。どのような部分が違いますか
高校の時と比べると、接点での1人1人の強さが圧などの部分で大きく違いますし、身体も強いので、そういった部分で違いを感じました。
――入部して苦労したことを「スクラム」とおっしゃっていました。どのような部分で苦労されましたか
高校の時は1.5メートルしか押せないというルールがあったので、ボールを後ろまで持っていければ絶対に確保出来ていたのですが、大学に入ってそのルールがなくなったのでどこまでも押せるということになりました。なので、スクラムで負けてしまったらペナルティーやフリーキックを与えてしまいますし、最悪相手のトライなどにもつながってしまうので、大切なセットプレーの1つだと感じています。そういった中で、低さや強さ、重さなどの部分で苦労しました。
――村田選手が同じ1年生ながらスタメンとして出場されています。意識する部分はありますか
特に意識はしていないです。ですが強いボールキャリーなど自分も見習いたい部分があるので、そういった点で刺激を受けています。
――残り2試合に向けて意気込みをお願いします
1つ1つ自分の出来ることを最大限することで、勝利に貢献するようなプレーや安定したセットプレーなどを発揮していきたいです。