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ラクロス部

2020.11.07

関東学生2020特別大会 2020年10月31日 千葉・白井市運動公園

予選リーグを突破!FINAL4へ

1Q 2Q 3Q 4Q
早大 11
学習院大
▽得点者
北野4、下山田3、小林大2、森久、稲富

 

 負ければ4年生は引退。新型コロナウィルス感染拡大の中、公式戦の機会は与えられているとはいえ、決勝まで勝ち進んだとしてもできる試合は4試合と限られている。1試合が一段と重い。先月の大会初戦、日体大に勝利し好スタートを切った早大は、予選リーグ2回戦で学習院大と激突した。試合は、AT北野夏飛人(商3=東京・明星)の先制ゴールで動き始めた。その後早大は、得点を重ねるも直後に差を埋められる展開が続く。しかし、第2Q中盤、AT下山田大河(法4=東京・桐朋)のゴールを皮切りに一気に相手を突き放す。最終的に11—5と点差をつけ勝利し、FINAL4(準決勝)進出を決めた。

 最初にゴールを揺らしたのは、早大。AT北野が左から先制点を押し込んだ。しかしその直後、1点を返されてしまう。相手の攻撃に押される場面もあったが、G佐藤真(商4=東京・早大学院)のナイスセーブもあり追加点は許さなかった。第1Q終盤、ゴール前のパスをAT下山田が体勢を崩しながらも、流し込み1点。一歩リードしたかと思われたがこれもまた直後に追加点を許し、同点で第2Qに続く。Q前半、相手のファウルにより人数有利でオフェンスを行うことができる好機をものにし、AT小林大祐副将(社4=東京・早稲田)が追加点を挙げる。しかしこれも直後に差を埋められ、イーブン。3−3の同点となった時、Q残り8分の声がかかる。

  そんな中、早大に転機が訪れる。直後のフェイスオフでグラウンドボールとなったところをDF平塚弘喜(政経4=東京・早大学院)が拾い、MF竹田圭佑(人4=愛媛・松山東)にパス。ゴール前まで運ぶ。受け取ったAT下山田が相手ディフェンスの攻撃を受けながらも、1得点目と同様体勢を横にしながらゴールに押し込んだ。スタンドからもどよめきが起こり、下山田は思わずガッツポーズ。「自分の得意な形に持ち込んで決められたので、個人的にもチーム的にも勢いを与える得点だったと思う」と振り返った。このゴールで早大は再び一歩リードした。しかしここまでの展開を見ていて、油断はできない。このタイミングで早大はチームタイムアウトをとる。MF丸田主将はこの時「しっかりそこで気を引き締め、自分たちのやるべきことをやって勝ち切ろうと話をした」と振り返る。それで勢いづいたのか、待望の追加点が生まれる。Q残り6分、ベンチから入ったMF森久優太(商3=埼玉・早大本庄)が交代直後、ゴール付近からのパスを回転しながらストレートに押し込み、1点。その後、AT下山田の3得点目、AT小林大、AT北野の2得点目が決まり、一気に3点を追加。大きく差をつけ、8—3で試合を折り返した。

横になりながらゴールに流し込む下山田

この点差を守りながら得点を重ねたい後半。第3Q、学習院大も攻めの姿勢をみせ、1点を追加。最終Qに差し掛かる。しばらく大きな動きはなかったものの、試合時間残り7分となったところでMF稲富創太(商4=鹿児島・志學館)の正面からのゴールが決まる。その後1点を返されるも、AT北野がこの日の自身3、4得点目を連続で決め、11—5で勝利した。大会ブロック予選を連勝で終えた早大は、FINAL4進出を決めた。

得点するこの日4得点の北野

  結果は“勝”だが、MF丸田主将はここまでの2戦を通じて、「まだまだ甘い部分があると痛感した」と話す。前回同様、この日も前半苦しい状況が続き、中盤で突き放す試合展開となった。G佐藤は「序盤高いレベルを維持できないとより厳しい試合になる」と口にする。予選を勝ち上がった早大が次に目指すのはFINAL4突破。ハイレベルなチームと激突することになるため、それぞれが甘さを詰めていくことが最低限求められる。FINAL4の相手は昨年と同じ中大。昨年は延長の末、早大が勝利した。中央は昨年の雪辱を果たすため、「打倒早稲田」を掲げてくるに違いない。気が抜けない相手だ。イレギュラーな状況下でも早稲田の伝統を継ぐため、最大限の結果を出す。丸田組は「関東王者」を目指し進み続ける。

(記事 後藤泉稀、写真 中島和哉)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

MF丸田敦司主将(商4=埼玉・早大本庄)

――今日の試合を振り返っていかがですか

FINAL4が決まる試合で勝ち切れたのはとてもよかったですが、詰めが甘い部分が露呈した試合で、日頃の練習の甘い部分が出てしまいました。勝ったのですが、気を引き締めないといけないと痛感した試合でした。

―前回(予選リーグ第1回戦)では、「大会独特の緊張感があり本調子が出せなかった」とおっしゃっていましたが、今回はいかがでしたか

緊張している人もいたと思うんですけど、2戦目ということもあって、慣れというか、前回ほどの緊張はなかったと思います。前回の反省もありましたし、1週間前にここで練習したので、今日の試合をどう入るかだったり、グラウンドから見えるスタンドの風景だったり自分がプレーしている風景をイメージしろとは言っていたので、それもあって前回ほどの緊張はなかったと思います。

――第2Q、4点目をとった直後に、タイムアウトをとられましたが、そこでどのような話をされましたか

1点差だったので、しっかりそこで気を引き締めるというか、強いチームはしっかりそこで点をとって引き離すことができると思うので、自分たちのやるべきことをやって勝ち切ろうと声をかけました。それはFINAL4やFINALで求められますし、強いチームというのはそういうところがしっかりしているので。

――最終Q、失点直後のタイムアウトではどのような話をされましたか

点もとらなきゃいけないし、勝ってはいるけれどここから引き離さなくてはならないので、ディフェンスはしっかりボールを落とす、オフェンスはしっかり点を取り切ることが今後につながるという話が出ていました。

――最後に次戦への意気込みをお願いします

日体大戦と学習院大戦を通してまだまだ甘い部分があると痛感したので、あと3週間詰めるのと、そこだけでなくレベルアップしないと今後勝てないと思うので、勝ち切れるようにチーム全員日頃の練習から集中してやっていきたいと思います。

AT小林大佑副将(社4=東京・早稲田)

――今の気持ちを教えてください

FINAL4進出が決まってほっとしています。ただ課題も結構見つかった試合だったので、そこは次の試合までに修正しないといけないなと思っています。ほっとしたのが半分、厳しい気持ちも半分という感じです。

――今日の試合を振り返っていかがですか

崩れ状況で点をたくさん入れることができたので、崩れ状況でのオフェンスという意味では少しずつ良くなってきたかなと思います。ただ、その反面ミスも多くて、きょうのような試合をしているようでは次は勝てないと思います。ミスを減らして最後まで走りきることが重要だと思います。

――今年のアタック陣はどのような特徴やカラーがありますか

今年のアタック陣は、去年と同じなのが僕ひとりで、他は去年Bチームでずっと戦っていたメンバーなので、コミュニケーションという面では円滑にできたりだとか、プレー中でもあうんの呼吸みたいなものも少しずつ生まれ始めてきていると思います。そこは去年のBチームで頑張っていたメンバーの結束力がそのまま生かされているような色があると思います。

――小林選手は昨年もAチームで試合に出場されていましたが、昨年と比較して、今年のご自身の状態を振り返っていかがですか

個人的には、去年と比較して(100点満点中)10点、20点のような感じなんですけど、それ以上に今年はチームの中で、特にオフェンスを引っ張れてきてはいるかなと思っているので、その面ではまずまずかなと思っています。

――丸田敦司主将(商4=埼玉・早大本庄)が以前、小林選手を今大会のキーマンとして名前を挙げられていました。どのように感じられていますか

きょうはチームとしてだけでなくて、自分でも課題がたくさん見つかった試合でした。FINAL4やFINALになると、自分のマークが厳しくなったりだとか、決めきらなければいけない。点を取らなければいけないポジションだと思うので、残りに向けて、予選の2試合とは全く違うプレーを見せられるように成長していけたらなと思います。

――FINAL4に向けて取り組んでいきたいことはありますか

まずはミスを減らすこと、得点に繋がるようなプレーをしっかりとすることですね。これは相手がどこであれ、次からどんどん厳しい試合になっていくと思うので、そこは解決しなければいけない課題です。あとは個人的な課題として、しっかり点を取りに行けるように、相手が中大ならなおさらマークされると思うので、頑張っていきたいなと思います。

AT下山田大河(法4=東京・桐朋)

――今の気持ちを教えてください

チームとしては、勝ち切れて、FINAL4に繋げられたことが、4年生として責任を持ってやっていたので良かったです。個人としても3得点取れたのは良かったです。一方で、まだまだ点を取るチャンスはたくさんあったと思うので、FINAL4でもっと強い相手になった時にはまだまだ足りないと思うので、そこは改善する余地があるかなと思います。

――試合全体を振り返っていかがですか

序盤は1点取って取られての状況が続いていたんですが、2Qで2点差になった時にいけるなと感じたので、そこで叩き込めた、そこから一気に6点取れたのは、早稲田らしいなと思います。勢いに乗ったら点を取り出すというのは良かったと思います。でも逆に、2Qで点を取れていなかったら、競る試合になっていたと思うので、大変だったんじゃないかなと思います。

――下山田選手は重要なシーンでの得点が目立ちました。それぞれ振り返っていかがですか

1得点目に関しては、スコアが1-1の状況だったので、まずは1点差つけたいというところで、あまり意識はしていなかったんですけど、自分の得意なポジションで得点をとることができました。2得点目は3-3の同点の場面だったんですけど、1on1に自信があって、(相手が)来たら抜いてやろうと思っていたので、自分の得意な形に持ち込んで決められたのは、個人的にも、チームにも勢いを与えられる良い得点だったのかなと思います。

――ゴール前で体勢を崩しながらも流し込むシーンがよく見られましたが、ご自身の得意なスタイルなのですか

そうですね。身長が低いですし、高さを生かしたプレーができないんですけど、その分手元ですぐ打つとか、体勢を崩しながらでも最後までゴールの空いているところが見えたりするので、きょうはそこで決めきれたのは良かったですね。

――後半こそ点差がつきましたが、序盤は苦しい展開でした。攻撃面から見てその点いかがですか

入りが悪すぎました。ヘッドコーチの方からも、アップの入りから雰囲気が緩いと。ボールを触る段階からスイッチが入っても意味がなくて、集合した瞬間、アップの瞬間から、チームの雰囲気の緩みがあって、それがスイッチの入る瞬間が遅くなっていくにつれて、試合に良い形で入れないことが今年の早稲田の課題なので、試合もそうですが、練習でもアップから意識していかなければいけない部分かなと思っています。

――FINAL4まではどのように過ごしていきたいですか

前回の日体大戦からきょうまでは1ヶ月程度ありましたが、次のFINAL4までは3週間程度しかないと考えると、けっこう短いと思っています。練習も15回しかないと考えると、思った以上に練習時間がないので、明後日の練習から一つも無駄にできないなという気持ちです。4年生がチームの雰囲気をしめられていないので、4年生の責任としても、チームをもっと占めていかなきゃなと思っています。

――最後にFINAL4に向けて意気込みをお願いします

おそらく中大が上がってくると思います。もし中大なら4年連続でFINAL4を戦うことになるので、間違いなく向こうは打倒早稲田を掲げてくると思います。でもこちらもやるべきことをやってきましたし、負けるつもりは毛頭ないので、特にアタック陣5人の攻撃に期待してください。下山田ここにあり。

G佐藤真(商4=東京・早大学院)

――今日の試合を振り返っていかがですか

正直言うと、やりたいことは出来なかったです。もっと早稲田の「攻めるディフェンス」を体現しようと入ったので、勝てたのは嬉しいですが、細かいコミュニケーションミスや失点を恐れてしまう動きが課題かなと思います。

―本日好セーブがいくつかありましたが、そこを振り返っていかがですか

自分は「最悪自分が止めればチームが負けることはない」ということを意識してやっているので、泥臭くてもゴールを決めさせないという思いでやっていました

――前試合(予選リーグ第1回戦)と比べて変わった点はありますか

前回は、1試合目ということで、自分も含めチームとして気持ちがうわついていたというか、緊張で固くなっていました。今回は2試合目ということで緊張もほぐれていましたが、逆にそれが緩みや甘さにつながってしまったと思うので、4年生として改善しなくてはならないと感じています。

――前回同様、序盤で失点があり、後半に巻き返しをするという試合展開でしたが、そこについて感じていることはありますか

そこは監督やコーチにも言われていて、「序盤の入りが緩い」と指摘されているので、そこは練習で改善すべき点だと思います。逆に尻上がりでいくことは良いことだと思うんですけど、序盤高いレベルを維持できないとFINAL4、FINALで闘う相手とは厳しいと思うので、改善すべきところだと思います。

――次戦の意気込みをお願いします

去年、一昨年で日本一を果たしていて、自分たちの代でその伝統を途切らせる訳にはいかないので、必ず勝利したいと思います