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水泳部

2020.10.31

第96回日本選手権 10月30日 東京辰巳国際水泳場

昨年覇者相手に堂々の戦い!決意新たに3位決定戦に向かう

TEAM 1P 2P 3P 4P
Kingfisher74 22
早大
▽得点者
田中3、樋爪2、土橋(玄)、土橋(奏)、都田

 日本選手権の2日目。1回戦で大垣東高と対戦し快勝した早大はこの日、Kingfisher74との準決勝に挑んだ。Kingfisher74は、多くの日本代表が在籍し、昨年の日本選手権を制した強豪の社会人チームである。チャレンジャーの気持ちで臨んだ早大は、前半を終えて4点ビハインドと、王者に対して上々の立ち上がりを見せる。しかし、第3ピリオドで相手に8連続得点を許すなど、後半は完全に試合を掌握され敗北。この結果を受けて早大は明日、日体大との3位決定戦に臨むことになった。

 第1ピリオドはロースコアの展開に。試合開始早々、中央での正確なパス交換からバックシュートを放たれ相手に先制を許してしまう。しかし第1ピリオド3分、ゴールキーパー・谷健太朗(スポ2=東京・明大中野)から、前線の田中要主将(スポ4=埼玉・秀明英光)へのロングパスが通ると、田中がこれをきっちり決め、同点に。追いついた勢いのまま行きたい早大だったが、退水(※)による数的不利の状態から失点を重ねる。迎えた第1ピリオド6分、岡田遼(社2=石川・金沢工)の浮かせたパスを、土橋玄(教3=埼玉・秀明英光)がゴール前で振り向きざまにシュートを放ち、1点を追加。2-3で第2ピリオドへ。第2ピリオドは一転、点の奪い合いとなる。またもいきなり相手に得点を与えるが、1分後に樋爪吾朗(スポ3=埼玉栄)のゴールですぐさま追いつく。その後も2度相手にリードされるものの、離されることなく食らいつき、簡単に流れを渡さない。粘りを見せる早大だったが、第2ピリオド終盤、相手のシュートフェイントを交えたパス回しに翻弄(ほんろう)され3連続得点を許し、6-10と4点ビハインドで後半へ。

2得点を奪い意地を見せた田中

 後半に入ると、昨年覇者・Kingfisher74の強力な攻撃陣が牙をむく。第3ピリオド1分のゴールを皮切りに、左サイドからの狙い澄ましたシュートを何本も早大ゴールに突き刺さる。一方、早大は相手の堅いディフェンスの前にシュートすら打たせてもらえない展開が続き、結果として相手に8連続得点を奪われながら完封され、大きく点差を広げられた。第4ピリオドでは、田中、土橋奏太(教2=長崎西)のゴールで2点を追加するが、第3ピリオドでの失点が響き、最終スコア8-22で試合を終えた。

強力な攻撃陣に苦しめられた

 昨年覇者に大差をつけられての敗北となったが、試合を通し、強豪に対して一歩も引かない姿勢を見せた早大。シュートの力強さ、パス回しの速さ、1つ1つのプレーの正確さ、全てを持った日本代表集団と対戦できたこと、また前半だけ見ればほぼ互角の戦いを見せたことは、今後の早大にとって大きな意味を持つだろう。そして、日本選手権で引退となる田中、土橋(玄)の4年生2人にとっては、明日の3位決定戦が最後の試合となる。相まみえるのは、9月の日本学生選手権(インカレ)準決勝で対戦し敗れた、学生王者・日体大。まさに大学生活の最後を飾るにふさわしい相手だ。今年の早大を攻守にわたり支えてきた2人がどんな輝きを放つのか、目が離せない。

※重大なファウルを犯した選手は、20秒間ディフェンスに参加できない。

(記事 長村光、写真提供 日本水泳連盟)