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ヨット部

2020.10.20

第87回関東学生選手権 スナイプ級レース 10月17日 神奈川・葉山沖

圧巻の走りで総合4連覇を達成!

先週のノーレースによる延期から1週間を経て開催された秋季関東学生選手権(秋関東インカレ)のスナイプ級レース。この日は3レースが行われ、7点差で首位を追いかける早大スナイプチームは1レース目から他大学を圧倒。その後も圧巻の走りを見せ、470級と合わせて総合4連覇を成し遂げた。

 先週、ノーレースとなった3日間と同様に強風が吹き、雨も降りしきる荒天の中でのレースとなった最終日。スナイプチームは1レース目からペースを握った。最初のマークで松尾虎太郎(スポ4=山口・光)・川合大貴(商3=埼玉・早大本庄)組がトップに立つと、蜂須賀晋之介(スポ3=茨城・霞ヶ浦)・芝崎鉄平(スポ3=東京・都立三鷹)も続き、2位で折り返す。さらにはスタートで出遅れた谷川隆治(商4=千葉・稲毛)・海老塚啓太(政経4=神奈川・鎌倉学園)も後半に追い上げを見せ、最終的には早大勢でワンツースリーフィニッシュ。レース開始時に首位との間にあった7点の差をわずか1レースでひっくり返した。

最初のマークを回る松尾虎・川合組(右)と蜂須賀・芝崎組

 その後もスナイプチームの勢いは止まらない。松尾虎・川合組が2レース目、3レース目いずれもトップでフィニッシュし、1番艇の役目を果たすと、蜂須賀・芝崎組も残りの2レースで3位、2位を獲得する好成績。谷川・海老塚組も安定感のある走りで上位をキープし、終わってみれば2位と39点の差をつける大勝で470級と合わせて総合4連覇を達成した。

安定した走りを見せた海老塚・谷川組

 今大会は相次ぐ順延の中、不安定なコンディションでのレースが続いたが、470チーム、スナイプチームともに大きく崩れることはなく、各艇の対応力の高さが光る大会となった。次に控えるのは大学日本一を決める全日本学生選手権(全日本インカレ)。先日、会場が西宮から和歌山に変更となったが、「風が吹かないことで思い通りのレースができないことが想定される」(海老塚)と語るように今年も微風でのレース展開となりそうだ。昨年は関東のライバルである慶大、日大に屈し3位となり、連覇を逃す結果となった。今年はこの悔しさを胸に「絶対に負けないような強いチーム」(松尾虎)への成長。そして、2年ぶりの栄冠を手にすることができるか。

(記事、写真 足立優大)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

結果

▽スナイプ級

松尾虎・川合組 4点

蜂須賀・芝崎組 6点

谷川・海老塚組 18点

早大 28点(1位)

▽総合

早大 58点(1位)

コメント

スナイプ級スキッパー松尾虎太郎主将(スポ4=山口・光)

――優勝おめでとうございます

ありがとうございます。

――今日のレースで良かったところと悪かったところを教えてください

良かったところはワセダの(スナイプチームの)3艇ともがいい順位を走ってくれたのはよかったかなと思います。特に1レース目でワンツースリーを取れて、その後も各艇が上位にいることができたことで安心してレースを見ることができました。

――先週から大会が延期となり、調整が難しい大会だったと思いますが、その点はいかがでしたか

あまり調整というほどの調整はなくて、みんないつも通りに走れれば、優勝できる実力を持っているチームなので、どちらかというと気合いをいれるというよりは、トラブルをなくして普段通りの力を発揮することをチームとして心がけていました。

――今日は7点差の2位からレースに臨むこととなりましたが、スナイプチームではどういったことに一番重きを置いていましたか

自分たちが得点を取って優勝できればいいと思っていました。もとからワセダのスナイプチームは強いと言われてきて、それなりに自信はあったので、大丈夫だと感じていました。

――今回は悪天候の中でのレースでしたが、どういった対策をしていましたか

寒いとパフォーマンスが落ちるので、暖かい服装で臨むということをみんなに心がけてもらいました。加えて、レースの間に栄養を取るということを特に意識していました。

――個人の結果としては1レース目が2位、2、3レース目は1位でフィニッシュしましたが、手応えは感じましたか

もとから自分たちの艇がワセダを引っ張っていくことは自覚していて、それに合わせてみんなもついてきてくれたので、自分がまず走らないと、という気持ちを持って頑張って走りました。結果的にそれがいい順位につながったので、よかったと思います。また、とにかくシンプルにレースをやろうということを意識していて、決していいスタートではなかったんですけど、最終的に順位を上げてトップに立てたことはよかったです。

――2週間後からは全日本インカレが始まります。意気込みを教えてください

本当に勝たなければならないのがこの大会だと思うので、今のままで満足することなく、ここから来週の練習、現地での練習でさらにレベルアップができるようにチーム全体で心がけていきたいと思います。もちろん関東には強豪だらけなのですが、全日本インカレではさらに色々な大学が出てきて、失敗が許されないレースが続くと思うので、絶対に負けないような強いチームであれるようにさらに磨きをかけて全日本インカレに臨みたいと思います。

スナイプ級クルー海老塚啓太(政経4=神奈川・鎌倉学園)

――優勝おめでとうございます

ありがとうございます。

――今日のレースで良かった点、悪かった点を教えてください

良かったところは自分たちの艇がリードを取った後にしっかり艇団でコースを引いて、順位をキープできたところです。また、マークごとの順位も下げることがなく、艇団でのレース展開ができました。逆に悪かったところはスタートが消極的になってしまい、他の艇と比べてバウを出すことができなかったのは課題かなと思いました。

――大会が延期となり調整が難しかったと思われますが、その点はいかがでしたか

天候の影響でレースができないというのは自然の中でのスポーツなので仕方ないことだと思っていて、むしろ(全日本インカレの開催地の)和歌山では、11月は風が吹かなかいことで思い通りのレースができないことが想定される中で、こういった経験ができたのはよかったです。加えて、レース数が少なく、1レースの重みが増すことで普段のレースと比べてより集中して取り組む意識が自分の中に芽生えたのは良かったと思います。

――悪天候の中でのレースとなりましたが、どのように対処いたしましたか

悪天候で気温も低くなっていたので、しっかりウェアを着込んでレースに臨みました。まだ、1レースごとに確実に体力が消耗していたので、空腹を感じる前にエネルギー補給をすることを意識して取り組んでいました。

――個人の結果としては3位、10位、6位という結果でしたが、手応えは感じましたか

自分たちのペアは体重が軽くて、強風の中だと総体重の重いペアに比べて走りにくいということがあるんですけど、その中でもよく走れたほうかなと評価しています。ただ、3レース走ってもう少し順位を上げることができた場面は確実にあったので、そこはしっかり反省して次のインカレに臨みたいと思います。

――2週間後からは全日本インカレが始まりますが、意気込みを教えてください

小学4年生から13年間ヨットをやってきて、次の全日本インカレが自分にとって最後の大会となるので、個人としてもいい順位を取ることと同時に、13年間の締めくくりとして笑って終われたらと思います。絶対優勝します。