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米式蹴球部

2020.10.18

関東大学秋季リーグ戦 10月17日 東京・アミノバイタルフィールド

3年連続関東制覇へ!桜美林大に苦しみながらも白星を挙げる

TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
早大 BIG BEARS
桜美林大 THREE NAILS CROWNS

 遂に関東大学秋季リーグ戦(リーグ戦)が開幕した。リーグ3連覇を狙う早大BIG BEARSは、昨季、BIG8から昇格した桜美林大と対戦した。桜美林大は昨年のリーグ戦で強豪の日大と互角の試合を繰り広げるなど手強い相手だ。また当日は強い雨が降っており、コンディションはよくない。特にボールセキュリティーに関しては気をつけたいところだ。試合は第2クオーター(Q)にTDを取るも追加点は奪えず、第3Qに6点を返される。その後は両チームのディフェンスが奮闘し、点が入らない展開が続いたが、第4Qにセーフティーで2点を追加し9-6で勝利した。

  試合は我慢が続く展開となった。前半レシーブの早大はキックオフリターンで大きくゲインするも、その後の攻撃でファンブルをし、ボールを奪われる。桜美林大の攻撃を抑えるも、次の攻撃はパント、次の攻撃ではまたもファンブルをし、思うように攻撃ができない。拮抗した展開となったが、ここでWR佐久間優毅(政経2=東京・早実)が相手のパントをブロック。敵陣深くでボールを奪うと、QB宅和真人(政経4=東京・早大学院)がWR河波正樹(スポ4=カナダ・シアクァムセカンダリースクール)にTDパスを決めた。「悪天候の中でもいいところに落としてくれた」(WR河波)とQB宅和のコントロールが光ったパスだった。ディフェンスは、桜美林大のラン攻撃やパントスペシャルをきっちりと止めるなど高い集中力で、0失点で前半を切り抜けた。オフェンスはTDを奪った後、2度FGのチャンスをつかむもいずれも失敗し、前半を7-0で終える。

TDを決めたWR河波

 後半もディフェンスからリズムをつかみたい早大だが、そう上手くはいかない。キックオフリターンで大きく陣地を進まれると、ランプレーでじわじわ進まれTDを許す。トライフォーポイントのキックはブロックしたものの、7-6と追い上げられる。差を離したい早大オフェンスだが、なかなか追加点を奪えない。局面を打開したいオフェンスはここでRB吉澤祥(スポ3=東京・成蹊)を投入。RB吉澤のランとQB宅和、QB吉村優副将(基理4=東京・早実)のパスで敵陣に侵入し、何としてでも追加点を奪いたかったが、3rdダウンの攻撃で2度反則を犯し、このシリーズも得点に結びつかない。両チームとも追加点を取れないまま時間が過ぎていき、第4Qの終盤。早大は、パスを通され自陣に侵入されるとランでもゲインを許す。そして、ダウンを更新されたらFG圏内に侵入され早大は窮地に追い込まれる勝負の4thダウンギャンブル。ここで早大を救ったのがDL亀卦川駿(社4=東京・早実)。「絶対に出されてはいけない場面だと思って挑みました」とプレーが始まるや否やRBに襲いかかり、意地のディフェンスで止めた。パントで陣地を回復すると最後はDL永山開一(教3=東京・足立学園)のロスタックルでセーフティーになり2点を追加。9-6と辛くも勝利した。

ラッシュによって反則を誘ったDL永山

 「自分たちの取り組みはまだまだ甘いことがよく分かった」(高岡勝監督、平4人卒=静岡聖光学院)と試合には勝利したものの、早大にとっては課題が残る試合となった。早大自慢の爆発力のあるオフェンスは鳴りを潜め、ディフェンスは、前半は桜美林大オフェンスを完封したが、後半からはじりじりとドライブされ時間を多く使われた。ただ、安定感のあるパス攻撃やディフェンスの要所での粘り強さ、流れを引き寄せるスペシャルチームなど収穫も多い。次戦は立大。「まだまだ得点を取り足りないので、次戦はパスユニットでTDを量産します」(宅和)というようにオフェンスの復活に期待したい。

(記事 小野寺純平、写真 栗林真子)

得点経過
TEAM PLAY PLAYER(S) PAT PLAYER G/NG スコア
早大 PASS #12宅和→#1河波 #96髙坂 7-0
桜美林大 RUN #3 #18神杉 NG 7―6
早大 SAF #90永山 9-6
コメント

高岡勝監督 (平4人卒=静岡聖光学院)

――きょうが新体制となり初めての公式戦でした。振り返っていかがでしたか

ミスが多くしんどい試合でしたが、最後まで集中力が切れなかった結果で何とか勝てました。

――雨というバッドコンディションの中、チームはどのような点に注意してこの試合に臨みましたか。またそれはどれくらいチームとして遂行できましたか

先週も雨予報で、雨対策はしていましたが、ここまでポロポロするとは思いませんでした。私の長いフットボール経験でも、こんなのは初めてです。

――桜美林大と対戦してみてどのような印象を受けましたか

昨年のBIG8の最終戦で日大に互角に戦っていたので、強いチームだと注意していました。予想通り鍛え上げられている良いチームでした。

――試合後、監督として選手にどのような声がけをされましたか

自分たちの取組みがまだまだ甘いことがよくわかったという事、目標を達成するためには、覚悟を持って取り組まねばならないと伝えました。

――次戦への意気込みをお願いします

残りの2試合はルーツ校同士の戦いになります。プライドをかけて早稲田のフットボールができるように選手と共に取り組みます。

QB宅和真人 (政経4=東京・早大学院)

――きょうが新体制となり初めての公式戦でした。振り返っていかがでしたか

初めての公式戦で雨の試合ということもあり、オフェンスがミスをしてから序盤からリズムが良くなく、自分たちのプレーができていませんでした。それを試合を通して引きずってしまっていたと思います。個人的には、あまり緊張することなく試合に臨むことができました。

――2QのTDパスを振り返っていかがでしたか

キッキングがいいフィールドポジションでオフェンスに回してくれて、しかもどうしても得点が欲しい時間帯だったのでTDできて素直に嬉しかったです。内容としては準備していたことと今年こだわっている1対1に勝つことができてのTDだったので良かったと思います。

――オフェンスはミスや反則で難しい展開となりましたが、その点について振り返っていかがでしたか

練習でミスがあったことが試合でも出たと思います。練習、試合での1プレーの集中力が足りなかった結果だと思います。

――次戦への意気込みをお願いします

まだまだ得点取り足りないので、次戦はパスユニットでTD量産します!

WR河波正樹 (スポ4=カナダ・シアクァムセカンダリースクール)

――きょうが新体制となりはじめての公式戦でした。振り返っていかがでしたか

今まで一度もスタメンで試合に出たことがなかったのですが緊張はなかったです。雨もありましたが、不甲斐ない試合をしてしまったというのが正直な感想です。

――2QのTDパスを振り返っていかがでしたか

QBの宅和が悪天候の中でもいいところに落としてくれたのが良かったです。

――雨でキャッチが難しい中、WRユニットとしてはどのような点に注意しましたか

レシーバーはとにかくボールを大事にすることを伝えていました。ただ自分がファンブルしてしまったのは意識が足りなかったです。パスのイージーなドロップはあまりなかったのでそれは良かったと思います。

――ことしのWRユニットのできはいかがですか

去年いたブレナン翼(令2国教卒=米国・ユニバーシティラボラトリースクール)選手が抜けて一つ大きな柱が抜けたと思われていますが、ユニットのアベレージは非常に高いと思います。もっと上を目指せるユニットだと思っています。

――次戦への意気込みをお願いします

次戦はレシーバーユニットが爆発して勝利をつかみ取ります。応援よろしくお願いします。

DL永山開一 (教3=東京・足立学園)

――きょうが新体制となり初めての公式戦でした。振り返っていかがでしたか

久々の試合で厳しい展開になりましたが、結果的に勝てて良かったです。

――どのような目標を持って試合に臨まれましたか。またどのくらい目標を達成できましたか

目標としてはとにかく相手オフェンスを圧倒しようと思ってましたが、やられてる部分もあり、まだまだだなと思いました。

――4Q終盤の永山選手のラッシュが勝利を手繰り寄せました。振り返っていかがでしたか

OD共に流れが悪かったので、ビッグプレーをして流れを変えたいと思っていたので、あの場面でサックができて本当に良かったです。

――本日の試合を終えて、今年のDLユニットのできはいかがですか

今日の試合終わって思ったことはDL全体としてもっとできるなと思いました。良いプレーもありましたが、やられてる部分も多いと思います。

――次戦への意気込みをお願いします

次戦の立教戦でもDLユニットとして、個人として良い結果が出せるように頑張ります!

DL亀卦川駿 (社4=東京・早実)

――きょうが新体制となり初めての公式戦でした。振り返っていかがでしたか

全体的に試合慣れしていないのが顕著に出たと思います。ところどころいいプレーはあったものの、課題がたくさん見つかった試合でした。

――4Q、自陣での桜美林大のギャンブルを止めて、結果としてそのプレーがターニングポイントとなりました。振り返っていかがでしたか

絶対に出されてはいけない場面だと思って挑みました。試合を通して同じプレーでじわじわとゲインされ続けていたので、あの場面でシャットアウトすることが出来て良かったです。

――試合を終えて、今年のDLユニットのできはいかがですか

他のポジションに比べて試合経験のあるメンバーが揃っていて落ち着いてプレーできていると思います。今後の対戦校にも強力なOL陣が待っているので、圧倒できるように全員で同じ方向を向いて精進していきます。

――4年生として今年のDLユニットをどのように引っ張っていきますか

背中で引っ張っていくことが大事だと思っています。例年よりシーズンが短く残り時間が少ない中で、試合の流れを変えるプレーや勝利に繋がるプレーを四年生がやることで、後輩達になにか残せるように頑張ります。

――次戦への意気込みをお願いします

立教戦もランプレー中心の試合になると思いますが、立教OLを圧倒してDLで勝つので応援よろしくお願いいたします!

LB石丸圭吾 (政経3=埼玉・栄東)

――きょうが新体制となり初めての公式戦でした。振り返っていかがでしたか

勝てたのは良かったのですが、ランでかなり出されてしまったので、LBとして課題の残る試合でした。

――きょうの試合のLBユニットのできはいかがでしたか

全然ダメでした。相手の前がかりなオフェンスに対して、受け身になってしまいました。もっとLBが落ち着いて、攻めたプレーをしていかなければいけません。

――ランプレーが多い中、石丸選手のロスタックルも見られました。個人としてどのような意識で守っていましたか

前のDLや隣の橘さん、後ろのDBが良いサポートをしてくれるので、僕はとにかく思い切ってプレーすることを考えていました。

――ことしの個人として、LBユニットとしての目標をお願いします

個人としての目標は、試合でしっかりと結果を残して、チームから信頼されるLBになることです。LBユニットとしての目標は、やはりLBはディフェンスの中心なので、LBとして出る選手はもちろん、キッキングでも、日頃の練習でも、LBがリーダーシップを持って取り組むことです。

――次戦への意気込みをお願いします

今回の試合の反省を活かし、もっと攻めたハードなプレーをして勝利に貢献します!