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準硬式野球部

2020.10.18

東京六大学秋季リーグ戦 10月18日 東京・早大東伏見グラウンド

エンジの快進撃で熱戦制す!優勝まであと1つ/法大戦

TEAM
早大
法大
(早)安在、清水、田中爽―中村
◇(二塁打)関口(7回表)◇(本塁打)下久保(1号2ラン)(7回裏)

 優勝に向けて1つの敗北も許されない早大。この日は強敵・法大を相手に激戦を繰り広げ、華麗な逆転勝利を収めた。早大は1点のビハインドで迎えた7回、2死二、三塁の好機で1番・関大輝(基理3=茨城・江戸川学園取手)の適時内野安打で勝ち越しに成功すると、2番・下久保尚哉(商3=大阪・早稲田摂陵)が放った2ランで相手を大きく突き放した。その後の8回にもダメ押し点を重ね、勝利を決定づけた早大。投げては救援・田中爽稀(法3=神奈川・柏陽)が相手をゼロで抑え、4連覇に向けて貴重な白星を獲得した。

先制適時打を放った池澤

 試合が動いたのは2回、1死から中村康祐主将(教4=早稲田佐賀)が四球で出塁すると、盗塁と相手の失策で三塁を陥れる。ここで、7番・池澤一真(スポ4=栃木・大田原)がフルカウントから打った打球が適時打となり、早大は幸先よく先制を果たした。この日の先発・安在悠真(人2=早稲田佐賀)は初回から先頭打者に安打を放たれピンチを背負うが、後続を打ち取り先制点を与えない。3回からはエース・清水佑樹(スポ3=早稲田佐賀)が登板し、4回までスコアボードに0を並べた。しかし5回、1死から安打と死球で一、二塁とされると、4番・堀尾(法大)に適時打を許し、同点に追いつかれる。さらに6回、先頭が内野安打で出塁すると、1番・堀江(法大)が放った打球は高く上がり左中間へ。これが適時打となり、逆転を許した。

 7回に本塁打を放った下久保

 何としても勝ち越したい早大は直後の7回表、2死の場面から打線が火を噴く。代打・山浦秀斗(スポ2=埼玉・早大本庄)が四球で出塁すると、続く打者は代打・関口柊(スポ3=東京・穎明館)。「ファーストストライクの直球を振りに行こうと思っていた」。この打球は三塁線を抜く二塁打に。この打撃で相手先発をマウンドから引きずり下ろし、2死二、三塁の好機を演出した。続く関が適時内野安打を放ち逆転に成功すると、バッターボックスに向かうのは下久保。「初球を思いっきり振ろうと意識した」という打球は高く上がり、左翼スタンドに入った。この2ランで試合の流れをしっかりつかんだ早大。8回には途中出場の新井健太(商2=東京・早大学院)の犠飛で得点を追加し、勝利を決定づけた。投げては救援・田中爽が3回無失点の投球を繰り広げ、法大打線に反撃の隙を与えずにゲームセット。強敵・法大相手の熱戦を制し、優勝に向けて弾みをつけた。

 3回無失点の好リリーフを見せた田中爽

 前回の試合に引き続き、『全員野球』で勝利を収めたこの試合。好機でこそ光る打線と、交代した選手の活躍によって白星をつかんだ。特に、この夏から代打で起用されてきた山浦、関口の活躍で得点をできたことはチームにとって大きな収穫だろう。早大は次戦、勝率で同率首位に並ぶ立大との優勝決定戦に臨む。現在の早大はチーム打率、チーム防御率共にトップ。早大ナイン全員が実力を遺憾なく発揮することができれば、勝利は確実だ。「悔いの無いようにやって、優勝できたら最高です」(中村)。早大らしい楽しむ野球を実現し、栄冠をつかむことができるか――。

(記事 小山亜美、写真 手代木慶、樋本岳)

 

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コメント

中村康祐主将(教4=早稲田佐賀)

――今日の試合振り返っていかがですか

 明治戦に引き続きナイスゲームだったと思います。

――今回も交代した選手がかなり活躍したと思うのですが、戦略はありましたか

 ピッチャーは結構早い段階で代えたと思うんですけど、安在(悠真、人2=早稲田佐賀)は短いイニングでという風に決まっていたので、調子がイマイチだったので早い段階で清水(佑樹、スポ3=早稲田佐賀)に切り替えてという風になって、それがしっかり試合を作っていく上でピッチャーもいい方に向かいました。バッターも一点負けていたところだったので、思い切って代えていって、機能してくれたので、途中で出てきた選手が活躍してくれたので感動しました。

――今日は須能浩太郎(商3=東京・早実)選手を欠いた試合でしたが、何かチーム内で話をされましたか

 いるメンバーでやるしかないのでしっかり全員で戦おうと思って、それが本当に全員野球で勝てたと思うので良かったなという風に思います。

――先発・安在悠真(人2=早稲田佐賀)投手あまり良くなかったという話でしたが、試合中どのように感じていましたか

 変化球が打たれてしんどいなという印象だったので、早めに代えようと話して、本調子ではなかったと思うんですけど、それでも試合を作ってくれたと思います。ピッチャー陣全体的には良いのかなと思います。

――田中爽稀(法3=神奈川・柏陽)選手が2試合にわたってクローザーを務めましたが、調子はいかがでしたか

 爽稀はしんどい展開での登板でしたがしっかり自分のピッチングをしてくれていると思うし、今は一番受けていて安心できる頼もしいピッチャーだと思います。

――ご自身の打撃の調子はいかがでしたか

 しんどいですね。いろいろ打席で考えちゃったなというのがあります。試合が続いているので来週は、どんな形であれバントであったり、最低限の仕事をしたいなという風に思います。

――最終戦、優勝に向けた大事な試合ですが、意気込みをお願いします

 もうあとやるだけだと思うので、優勝したら4年生で、このチームでやる最後の試合になるかもしれないし、とりあえず悔いのないようにやって、それで優勝できたら最高かなと思います。

下久保尚哉(商3=大阪・早稲田摂陵)

――今日の試合振り返っていかがですか

 負ければ優勝の可能性がなくなるひっ迫した場面で、勝つことができたことは、何よりも嬉しいです。

――相手の先発投手についてはいかがでしたか

 石橋(法大)投手は同い年なのですが、3月の関東(地区大学)選手権で一度対戦していました。そこまで苦手意識はなかったので、気持ちよく打席に入ることができました。

――6回の守備は惜しかったですね

 打者が堀江(法大)ということで、流し方向を意識して、自分は左中間寄りに、川原(崚、商2=東京・早実)はレフト線寄りに構えていました。ちょうどその間にボールが飛んでしまい、着地点に一直線に向かうことは出来たのですが、捕れなくて残念でしたね。まあ、日頃の行いが悪いということです(笑)。

――その際、転倒がありましたが大丈夫でしたか

 痛かったです。それでも試合中はアドレナリンで乗り越えました。

――7回の本塁打について、いかがですか

 関(大輝、基理3=茨城・江戸川学園取手)が逆転してくれて、自分は気楽にバッターボックスに立つことができました。自分のスイングをすれば結果が出ると思っていたので、初球を思いっきり振ろうと意識していました。結果が本塁打となったので、よかったです。

――ベンチも盛り上がっていましたね

 本当に気持ち良かったです!

――打撃好調の要因はありますか

 試合前日のルーティンとして、キッチンからリビング、トイレまで、すべての部屋を綺麗にしています。それと、試合前に動体視力のトレーニングを入念に取り組んでいますが、この効果が出たと思います。今日の本塁打に関しては、昨日食べ放題に行き、体重をしっかり増やしてきたので、そのおかげもあったと思います。

――次戦に向けて、意気込みをお願いします

 立大戦の勝敗で優勝が決まりますが、まずは優勝をあまり考えず、目の前の試合に勝つということだけを意識して、4年生と最後まで長く野球していきたいと思います。

関大輝(基理3=茨城・江戸川学園取手)

――今日の試合振り返っていかがですか

 明治戦から引き続き、すごく劣勢な感じになっていて、展開的には良くなかったんですけど、そこで代打の四球から始まって、その回で4点取れたということが、今のチームがどんどん上向きにきているという証拠かなと思いました。

――最初の2打席安打がありませんでしたが、振り返っていかがですか

 昨日寝不足というのもあって、最初の打席はめちゃくちゃ眠かったです。今までずっと打ってきた分、2打席打てないと気持ち的にきていたんですけど、4打席目にチャンスで回してくれたのでここで打たなきゃ自分がいる意味ないと思って、一球にかけました。

――相手の先発投手はどのような投手に感じましたか

 コントロールが悪いのか良いのかよく分からないような感じで、3Bになっても四球を出さないようなピッチャーだったので、そこで、自分たちの中では四球を狙いにいってしまった部分もあったのかと思います。向こうの制球勝ちだったと思います。

――4打席目の適時打を振り返っていかがですか

 自分が左バッターということもあって、向こうが左ピッチャーに代えてきたので、代わった初球のスライダーだけを狙って入ったらたまたまきて、ピッチャーのグローブに当たってちょっとびっくりして、やばいと思ったんですけど、最終的に2点適時打につながって良かったと思います。

――試合中、何か修正をしましたか

 先週まで池澤(一真、スポ4=栃木・大田原)さんに自分が教えていた事を自分が忘れていて、そこを池澤さんに指摘していただいて、そこを意識して打席に入ったら打てました。これからも股関節を意識してバッティングをやりたいと思います。

――次戦に向けて一言お願いします

 勝てば4連覇という大事な優勝決定戦なので、この一週間、今日はあまり打てなかったんですけど、ちゃんと猛打賞できるような体調を整えて最後の優勝決定戦を迎えたいなと思います。

関口柊(スポ3=東京・穎明館)

――今日の試合振り返っていかがですか

 先発投手が苦しい展開の中、打撃陣が粘り強く頑張っていました。その中で自分に求められていることは、好調な関(大輝、基理3=茨城・江戸川学園取手)や、下久保(尚哉、商3=大阪・早稲田摂陵)に繋ぐことであるので、そこを意識して準備していました。

――夏以降、代打での起用が多くなっていますが、ご自身の中でどのように捉えていますか

 夏の練習試合で結果が出て、その後リーグ戦などで使ってもらっていましたが、なかなか期待に応えられるような成績を収めることは出来なかったです。それでも根気よく監督に使ってもらっていたので、なんとか期待に応えられてよかったです。

――逆転に繋がる二塁打について、いかがですか

 データ上、ストレートで押してくる投手であることはわかっていたので、ファーストストライクの直球は絶対に振りにいこうと思っていました。そんなにいい当たりではなかったのですが、なんとかくらいついて、(三塁線を)抜けてくれました。

――リーグ戦を経る中で、成長を感じる部分はありますか

 今まで公式戦の経験がなかったので、試合に対する慣れがついてきたと思います。今日も、心に余裕を持って打席に立てたので、技術面というよりも精神面で慣れてきたと思います。

――日頃鍛えている筋肉は、打撃で役に立ちましたか

 実際に筋肉が打席に生かされたことは、あんまりないです(笑)。キン肉マン、というイメージがあることで、チームメイトからそういった声が掛かり盛り上がったりするので、キャラ的にはよかったと思います。

――次戦に向けて意気込みをお願いします

 自分はあくまで脇役なので、ここぞという場面で任された時に、今日のような、くらいついた一本が出るように、初回から振って準備しておきたいと思います。