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野球部

2020.10.11

東京六大学秋季リーグ戦 10月11日 神宮球場

下位打線が奮起! 投打かみ合い白星を挙げる/東大1回戦

TEAM
早 大
東 大
(早)○早川、山下、柴田―岩本
◇(二塁打)蛭間

 台風14号の影響により、1日遅れで行われた東大1回戦。先発の早川隆久主将(スポ4=千葉・木更津総合)が初回に先制を許すと、打線も沈黙し苦しい時間が続いた。しかし5回に蛭間拓哉(スポ2=埼玉・浦和学院)が同点打を放つと、続く早川の適時打で勝ち越し。反撃に成功した早大は、6回、7回にも追加点を奪い、相手を完全に突き放す。投手陣も2回以降は付け入る隙を与えず、7-1と快勝を挙げた。

5回に同点の適時二塁打を放つ蛭間

 先発マウンドに上がった早川は、この試合まで2戦2勝、防御率0.50とリーグ随一の投球を見せている。しかし初回、先頭打者を失策で出塁させると、2死一、二塁から中前適時打を打たれ、先制を許してしまう。早めに援護したい稲穂打線も、東大先発の井澤駿介(2年)を打ち崩せない。変化球主体の配球を打ちあぐね、4回までわずか1安打に抑えられた。ロ―スコアの展開から、試合が動いたのは5回。2死から熊田任洋(スポ1=愛知・東邦)の安打と相手のけん制悪送球で、この試合初のチャンスが到来した。打席には今季初スタメンに抜てきされた蛭間。「とにかく力を抜いて、自分のスイングができれば必ず打てる」と意識し、変化球を強打。これが右翼線への適時二塁打となり、同点に追い付いた。続く早川も追い込まれながら直球に食らいつくと、遊撃手の頭を越える適時打に。下位打線の3連打で試合をひっくり返した。

6回に適時打を放ち、リーグ戦初打点を記録した野村

 この日の早大は、勢いに乗せると止まらない。続く6回は3四球で満塁とし、野村健太(スポ1=山梨学院)、熊田、蛭間と3者連続で適時打を放ち、井澤を完全に攻略する。7回には無死一、三塁から瀧澤虎太朗副将(スポ4=山梨学院)がセーフティースクイズに成功。2死からは打撃好調の福本翔(社3=東京・早実)にも適時打が生まれ、着実に点差を離した。投手陣も2回以降は奮闘。早川は3回、6回とピンチを招く場面もあったが、要所で三振を奪い無失点で切り抜ける。中盤からは変化球を増やし、7回まで毎回奪三振の快投を見せた。救援陣も危なげない投球で、東大打線に反撃を許さず。早大が投打で相手を圧倒し、理想的な勝利を収めた。

2回以降持ち直し、好投を見せた早川

 序盤は苦しい展開となったが、下位打線の爆発をきっかけに一気に試合をものにした。3安打を放った蛭間が「チームがまとまっている」と語る通り、雰囲気の良さもうかがえる。一方、今日の試合では失策や2度の走塁死など、粗さが残るプレーも見られた。拮抗(きっこう)した展開でのミスは命取りになるだけに、早急な改善が必要だ。ここまで2回戦での白星はない早大。一つ一つのプレーにこだわり、今季初の連勝を果たせるか。

(記事 小原央、写真 池田有輝)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黄字は打点付き

早大打者成績
打順 守備 名前
1 (二) 金子銀佑 5 1 0 .111 投ゴ   二ゴ   中飛   中安 空三  
2 (三) 吉澤一翔 5 1 0 .250 遊ゴ     遊ゴ   二邪 中安 中飛  
山下拓馬 0 0 0 .—                  
宮﨑大地 0 0 0 .—                  
(左) 瀧澤虎太朗 3 0 1 .316 三ゴ     中飛   四球 一犠   空三
柴田迅 0 0 0 .—                  
(捕) 岩本久重 4 0 0 .211   見三   遊ゴ   四球 二直   中飛
(一) 丸山壮史 2 1 0 .467   右安     遊ゴ 四球 死球    
打一 延命秀太郎 1 0 0 .000                 見三
6 (右) 野村健太 3 1 1 .333   空三     左飛 中安      
中左 福本翔 1 1 1 .667             右安    
7 (遊) 熊田任洋 4 2 1 .316   遊ゴ     左安 右安   見三  
8 (中)右中 蛭間拓哉 4 3 2 .600     左飛   右2 中安   右安  
9 (投) 早川隆久 3 1 1 .400

    空三   左安 見三      
打三 真中直樹 0 0 0 .—               四球  
早大投手成績
名前
早川隆久 4 3 0 7 3 2 13 0 1 0.34
山下拓馬 2 0 0 1 0 0 2 0 0 3.86
柴田迅 3 0 0 1 0 0 1 0 0 0.00
東京六大学秋季リーグ戦星取表
順位   慶 大 早 大 明 大 法 大 立 大 東 大 勝ち点
慶 大       ◯11-6
◯4-2
◯3-0
◯8-3
早 大   ◯7-1
△3-3
◯2-0
△6-6
  ◯7-1
明 大   ●1-7
△3-3
◯4-0 ◯9-4
◯9-3
  3.5
法 大   ●0-2
△6-6
●0-4   ◯4-2
◯10-1
2.5
立 大 ●6-11
●2-4
  ●4-9
●3-9
   
東 大 ●0-3
●3-8
●1-7   ●2-4
●1-10
 
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コメント

蛭間拓哉(スポ2=埼玉・浦和学院)

――本日の試合を振り返って

序盤は思うように打線がつながらなかったのですが、1点目の時に監督(小宮山悟監督、平2教卒=千葉・芝浦工大柏)から力を抜いていけと言われたので、力を抜いて打てました。

――ここまでチームは着実に勝ち点を重ねている部分、どのように感じていますか

すごいチームの雰囲気はいいです。特に4年生がチームをまとめてくれているので、下級生である自分たちは4年生の姿を見て、4年生のためにという気持ちです。チームがまとまっていて、いい雰囲気です。

――久しぶりのスタメンでしたが、どのような意気込みで今日の試合に臨みましたか

4年生の力になれればいいなと考えていました。久しぶりのスタメンということもあり、野球ができることに感謝しました。攻守交代の時であったり、全ての時に全力疾走。全力でやる気持ちでいました。

――スタメンから外れていた期間は、チームの現状をどのように感じていましたか

打線の調子が良くて、このままだと自分が出る枠がないなと。焦りではないですが、危機感を感じながら一つ一つを見直して、チームが勝つために自分が今何をしないといけないか、今自分が何ができるかを考えながら一つ一つ行動していました。

――蛭間選手の先制打までは、チーム全体に重苦しいムードが漂っていました。その中での自身の一打を振り返ると

とにかく力を抜いて、自分のスイングができれば必ず打てると思っていました。力を抜いて自分の間で打てたので、すごい良かったなと思います。

――第3打席は苦手とする左投手からの一打でしたが、どのようなことを意識して打席に立ちましたか

とにかく(体が)開いてしまったら負けなので、開いてしまわないようにしっかりと壁をつくり、センター方向に(打つことを)意識しました。その中でセンターから左中間を意識して打つことができました。

――打った球種を振り返ると

打った球はスライダーです。打った前の外の直球でかなり広いコースを(ストライクと)取られたので、とにかく外のボール気味の球でもしっかり踏み込んで打ちにいく意識でいました。外のボール気味のスライダーを開かずに打つことができたので良かったと思います。

――今後の試合に向けて、自身の課題などはありますか

チャンスで1本を打って、4年生の力になれればいいなと思います。

――今後の試合に向けた意気込みを、最後にお願いします

とにかく4年生の力になれるように。自分が試合でできることを常に予測して考え、泥臭く元気を出して頑張りたいと思います。