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ア式蹴球部

2020.09.22

皇后杯関東予選 9月20日 非公開

加藤、高橋の今季初得点!『頂』まであと1勝

皇后杯関東予選準決勝
早大 2-0
0-0
日テレ・メニーナ
【得点者】(早大)17’髙橋  27’加藤

 夏の終わりを告げる雨が降りしきるなか行われた皇后杯予選(関東女子選手権)の準決勝。前日の神大戦(〇0-0、PK4-3)で皇后杯出場を決めたア式蹴球部女子(ア女)は、日テレ・メニーナと対戦した。PK戦にまでもつれ込んだ準々決勝の激闘から一転、FW高橋雛(社4=兵庫・日ノ本学園)、MF加藤希(スポ3=アンジュヴィオレ広島)が前半の早い時間帯にゴールネットを揺らし、終始優位に試合を展開。2-0で決勝戦への進出を決めた。

 中18時間という連戦にもかかわらず、スターティングメンバーを準々決勝と変えずに臨んだア女。開始早々右サイドを執拗(しつよう)に狙われ、DF陣が身体を張った対応に追われた。潮目が変わったのは16分、2トップの一人として攻撃の要を担う高橋が左足を振りぬき、先制点を挙げる。これまでの試合で「チャンスはあったものの決めきることができないことが課題としてあった」と話す高橋の、待望の今季初得点であった。さらに24分、加藤がペナルティーエリアの外から放った強烈なミドルシュートは、GKの頭上を越えてゴール左上に突き刺さった。一気に流れを引き寄せることに成功したア女は、攻撃の手を緩めない。MF村上真帆(スポ4=東京・十文字)とMF松本茉奈加(スポ4=東京・十文字)の連携を中心に、貪欲にゴールを狙う。3点目を奪うことはできなかったが、そのまま2-0で試合を折り返した。

待望の得点で流れを掴むきっかけを作った髙橋

 雨脚が弱まった後半は,セカンドボールの回収で相手にやや上回られ、前半に比べて守備に割く時間が続く。それでも果敢に寄せてくる高校生相手に、素早いプレスで攻撃の芽を摘み取った。何度か裏をとられる場面もあったが、GK鈴木佐和子主将(スポ4=浦和レッズレディースユース)の声掛けを中心に修正し、決定機を作らせない。また、「積極的な攻撃参加というところも私の持ち味」と自負するDF後藤若葉(スポ1=日テレ・メニーナ)が、驚異のキープ力で相手を翻弄(ほんろう)。時に前線まで顔を出して存在感を示し、古巣相手に先輩の意地を見せつけた。結局再びゴールをこじ開けることは叶わなかったが、守備に大きな乱れもなく試合終了。白星を飾ることに成功した。

豪快なミドルシュートで点差を広げた加藤

 前日の死闘に加えて雨で滑る人工芝によって、コンディションが良いとは言えない一戦となった。しかし疲労を感じさせずに勝ち切り、前日の「決定力不足」という評を覆して見せたア女。決勝の相手である群馬FCホワイトスターとは昨年の6月以来の対戦となる。加藤が語るように「タイトルをとることは決して簡単ではない」が、どんな相手であろうとここまで難敵を退けてきたア女が見据えるのは『頂』、ただそれだけだ。

(記事 手代木慶 写真 内海日和、稲葉侑也)

スターティングメンバー

早大メンバー
ポジション 背番号 名前 学部学年 前所属
GK ◎1 鈴木佐和子 スポ4 浦和レッズレディースユース
DF 船木和夏 スポ2 日テレ・メニーナ
DF 29 堀内璃子 スポ1 宮城・常盤木学園
DF 25 後藤若葉 スポ1 日テレ・メニーナ
DF 28 浦部美月 スポ1 スフィーダ世田谷
MF 10 村上真帆 スポ4 東京・十文字
17 真田彩葉 スポ3 宮城・聖和学園
MF 並木千夏 スポ3 静岡・藤枝順心
→60分 阪本未周 スポ4 大阪・大商学園
MF 14 加藤希 スポ3 アンジュヴィオレ広島
MF 11 松本茉菜加 スポ4 東京・十文字
FW 髙橋雛 社2 兵庫・日ノ本学園
FW 廣澤真穂 スポ2 神奈川・東海大相模
◎はゲームキャプテン
監督は福田あや(平20卒)
コメント

MF加藤希(スポ3=アンジュヴィオレ広島)

――試合を振り返っていかがですか

前半に得点できたことが良かったと思います。後半は特に相手ペースになる時間が多かったですが、チーム全体で気を引き締めて守り切ることができたと思います。

――厳しいスケジュールの中、チーム全体で序盤から積極的に仕掛けている印象を受けました。試合前はどのような指示があったのでしょうか

まず攻撃と守備の切り替えの部分も早くすること、次に能動的に守備に行くこと、そしてその守備からカウンターを狙って行こうと話していました。

――ご自身の得点を振り返ってください

いいテンポで後ろから回ってきたのでこれは間に来るかもと思ってポジションを取っていました。そこにのどかからいいボールが来てうまくターンできました。前を見たときにキーパーが前に出ていたので打ってみようと思いシュートしました。

――攻撃陣としてはなかなか点が取れず苦しい試合が続く中、きょうの試合では2得点を奪いました。手応えはいかがですか

前の神大戦でもいいところまではいけていたので後は決めるだけという思いがありました。チームとしても個人としても点を決めきれたことは自信になったと思います。

――決勝への意気込みをお願いします

タイトルを取ることは決して簡単なことではないと思います。1週間良い準備をして決勝に臨みます。

FW髙橋雛(スポ2=兵庫・日ノ本学園)

――試合を振り返っていかがですか

まずは勝てて本当に良かったです。的確なスカウティングのお陰でやるべきことが統一でき、良い雰囲気で試合に入れたと思います。また、前半の良い時間帯の得点から、耐える時間も多くある中で全員が集中を切らすことなく戦えたと思います。

――きのうの試合から休むまもなくきょうの試合となりましたが、影響はありましたか。また、どのような準備をしましたか

限られた時間の中でも、トレーナーの方たちのケアのお陰で、疲労感を溜めることなく翌日の試合に臨めました。本当にありがたいです。

――今季初得点の感想を教えてください

今までの試合の中でも、チャンスはあったものの決めきることができないことがずっと課題としてあったので、やっと決めることができて良かったです。

――後半は前半と比較すると決定機が少ないように見えました。ハーフタイムにどのような指示があったのでしょうか

2-0は一番怖い状況でもあるので、もう一度気を引き締めることや、攻撃の狙い目、守備の確認を行いました。後半は相手の時間帯が長く守備する時間が多かったのですが、ピッチに立っている選手だけではなくベンチにいるメンバーの熱い声掛けもあり、耐え抜くことができました。

――決勝への意気込みをお願いします!

やるべきこと、この1週間で積み上げられるものを全て突き詰めていきたいです。必ず4連覇できるように良い準備をしていきます!