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ハンドボール部

2020.09.21

関東学生秋季リーグ 9月20日 茨城・開智望小学校

早大の持ち味を生かし国士舘大を撃破!秋季リーグ2勝目を挙げる

日体大に劇的な勝利を挙げた熱戦から1週間。秋らしい気温の中、関東学生秋季リーグ(秋季リーグ)2戦目に早大は臨んだ。相手は昨年の公式戦で一度も勝つことができなかった国士舘大。前半は相手の高い打点からのシュートに苦戦を強いられリードを許してしまう。しかし、打って変わって後半は相手の攻撃を完全に封じ早大の持ち味であるディフェンスからのゲームメイクに成功。28−25で国士舘大を見事に降し早大は昨年の雪辱を果たした。

 今回の勝利は後半からの怒涛の快進撃で掴んだと言っても過言ではない。前半で5点差も国士舘大につけられ迎えた後半戦だったが、幸先よく先制点を公式戦初フル出場のLW神前怜(スポ2=埼玉・浦和実業学園)が挙げるとその後も連続で早大はゴールネットを揺らし続け11分には18−17と逆転に成功。ただ、この連続得点の土台となったのは、「圧倒的に(勝利の要因は)ディフェンス」とLB山本慶(スポ4=長野・屋代)が語るように鉄壁ディフェンスだった。早大の粘り強いディフェンスで絞ったコースから放つ国士舘大のシュートを前回から好調なGK中村匠(スポ3=千葉・市川)、GK塚本智宇(スポ1=富山・高岡向陵)が確実に止めにいく。そこからRW阿南遼星(スポ4=大阪・大体大浪商)や青沼健太(社3=千葉・昭和学院)などがスピードの乗ったシュートで得点を重ねていき早大の攻撃リズムを生み出していった。結果的に後半一度も主導権を相手に握らすことなく国士舘大に勝利。試合後、選手からは力強いガッツポーズが見られ、早大ベンチからも大きな歓声が上がった。

シュートを狙う神前

後半戦がかなり満足のいく内容だった一方で、前半戦についてPV福田友貴(スポ3=神奈川・法政第二)は顔を曇らせこう語る。「対策してきたことが通用していなくて、(中略)ちょっと想定通りにはいってなかった」。国士舘大と比べ早大は小柄な選手も多く、相手から繰り出される打点の高いロングシュートで苦戦を強いられるという展開に。途中、主将を務める阿南が「ガマンやぞ!」と声をかけチームを引き締めるような場面も何度か見受けられたが、オフェンス陣も思うように攻撃を展開できず大幅なリードを許して前半を折り返した。しかしその内容を踏まえた上でディフェンスを見直し陣形を組み替えたことによって、後半に試合の軌道修正を行なうことができたと言えるだろう。こうした柔軟な対応によって勝利を導いたということが選手にとって大きな自信となったのは間違いない。

自陣ゴールを守る中村(中央)

今シーズン、強みであるディフェンスを軸にブレない試合展開をする早大。やはり、今年のワセダセブンは一味違う。コロナウィルスにより試合の機会が奪われてしまった悔しさ、練習もままならないことへのもどかしさを感じた選手も多くいたことだろう。特にラストイヤーの4年生は秋季リーグ開催に至るまで複雑な思いを抱えながら過ごしていたはずだ。だからこそ、それぞれの気持ちを目の前のコートに全力でぶつける。そうした気迫がチーム一丸となって早大のハンドボールを貫くという結果を生んでいるのかもしれない。残り3試合、彼らはどんなプレーで思いを伝えてくれるのか。次の東海大戦も目が離せない。

(記事 高橋さくら、写真 高橋優輔)

関東学生秋季リーグ
早大 28 11−16
17―9
25 国士舘大
GK 中村匠(スポ3=千葉・市川)
P V 福田友貴(スポ3=神奈川・法政第二)
CB 岡本隼(商4=滋賀・彦根東)
L B 山本慶(スポ4=長野・屋代)
R B 前田理玖(スポ4=福井・高志)
L W 神前怜(スポ2=埼玉・浦和実業学園)
R W 阿南遼星(スポ4=大阪・大体大浪商)
コメント

山本慶(スポ4=長野・屋代)

――試合を終えての今の率直な心境を教えてください

うーん、まぁそうですね、去年は結構チームとしてあまり勝てていなかったりしていて、で今年はやっぱりコロナとか色々あって春リーグ(関東学生春季リーグ)・インカレ (全日本大学選手権)がなくなったりした中で秋リーグ(秋季リーグ)しかないので、その中で優勝にまた1つ近づけて良かったなというのが率直な感想です。

―今回の早大ディフェンスに点数をつけるなら何点ですか、またその理由も教えてください

うーんと、前半は30点。後半は90点ですかね、僕的には。やっぱり前半は対策してた割に上からのロングシュートを結構決められてしまっていて前半はそれを修正できなかったので30点かなと僕は思います。で、後半の90点っていうのはかなり(相手のシュートを)止めていた印象があるし、後半はシステムを変えたんですけど1:5ディフェンスをやったら後半ほとんどロングシュートをやられてないし最後までしっかり当たれてたっていうのもあって後半少ない点数で抑えられたのは90点かなと思います。 

――ということは、やはり前半に国士舘のオフェンスに慣れたということが後半の好ディフェンスの要因になったのでしょうか

そうですね、本当はなんか後半に使ったディフェンスシステムを使いたくなかったんですよ。隠してたというかなるべく使わないように前半のスタイルでやろうと思ったんですけど負けちゃ意味ないんで(後半のディフェンスシステムを)出しました 

――ディフェンス面だけでなくオフィンス面でもかなり活躍されていたような印象がありましたが、ご自身で得点シーンについて振り返ってみていかがでしたか

うーん、前半は(オフェンスに関しての)一対一が好きなんでそれをメインにいこうと思っていたんですけど、やっぱり去年からのデータもあるから結構、僕の一対一に対してすごいマークされていた印象があってちょっと狭いなって思って後半は奥からゴールを狙ってできたから後半はそのいい感じでフリーで(打てた)っていう。相手もロングシュートを捨ててきてたんで、その分相手も読んでなかったから決まったかなという感じです。

――後半から早大は立て直したようにみえましたが、その要因はどこにあると思われますか

前半、点差つけられちゃってたんで普通だったら気持ちが落ちるところではあるんですけど、とりあえずまずはディフェンスシステムが後半の最初ら辺でハマってたことがちょっと大きいかなっていうのがあって。ハマったことによって「守れるじゃん」ってなって、守るって全然なんか地味なんですけど、得点するのと比べたら。でもそこでしっかりと乗り切れたことですかね。圧倒的に(勝利の要因は)ディフェンスなんですけど、やっぱみんながルーズボールとかキーパーが一生懸命止めてたボールとかカットしたボールとかを飛び込んだりしてそういうことが後半立て直した形につながった理由かなと思います

――次戦に向けての意気込みをお願いします

2週間空くんで、まぁこの2戦で出た修正点をしっかりとまず自分らで出して、でまぁ相手も僕らの2試合見て対策してくると思うのでしっかりとそれを超えれるように、もちろん相手に対しての対策はするんですけど僕らもきょう以上の実力を出し切れたらいいなと思っています。

福田友貴(スポ3=神奈川・法政第二)

――試合を終えての今の率直な感想を教えてください

感想としてはまず嬉しいですね。あと、前半かなり悪い雰囲気だったんですけど後半で巻き返せたんでとてもいい形の試合だったと思います 

―国士舘大に対してどのような対策を立てられていましたか

キープレーヤーが45プレーヤー(L B・R B)だったんで、その選手に対しては激しくいこうっていう形には対策していましたね

――その対策は本番ではどれだけ発揮できていましたか

前半は結構、対策してきたことが通用していなくて後半で(ディフェンスの)システム変えてそれが綺麗にハマったんですけど、ちょっと想定通りにはいってなかったかもしれませんね

――つまり、前半に苦しめられていた印象があった高い打点からのシュートの攻略にはやはりディフェンスシステムの変更があったということですね

そうですね、(要因は)システム変更だと思います

――ディフェンスのキープレーヤーとしての役割を監督からも期待されていましたが、ご自身の今回の試合のプレーを振り返ってみていかがですか

今日、本当に何もしていないというか。むしろなんかちょっと悪いというか。退場とかもしちゃったんであんまり良くなかったんですけど、きょうは僕の同期のメンバーや先輩がめちゃくちゃ活躍していたので今後は今回の失敗というかそういう面を省みて頑張っていきたいと思っています 

――具体的にはどういったところがご自身の課題として挙げられるでしょうか

最初、ちょっとアクシデントが起きて前半は最初から出たんですけど、前半の一番最初はやっぱりそのロングシュートに対してちょっと厳しく行けてなかったのかなと思います。で後半、あんまり出れてなかったんですけど(相手プレーヤーに)寄るタイミングとか、一対一に対する手が(相手選手の)頭に当たっちゃったりしてそこが良くなかったのかもしれません。

――次戦に向けての意気込みをお願いします

次戦はやっぱり自分の強みである一対一のディフェンスとかあとは体張ったディフェンスとか、ルーズボールとか転がったら一生懸命取ってチームを盛り上げれるようなディフェンスをしていきたいと思っています。

神前怜(スポ2=埼玉・浦和実業学園)

――試合を終えての今の率直な心境を教えてください

素直に嬉しいですね。まぁ、一応去年の秋リーグで最後の筑波戦でちょっとだけ出たんですけど実質きょう初リーグ戦だったので試合前も周りから「顔、真っ白」って言われたぐらいめっちゃ緊張してたんですけどまぁやってみて得点も決められたんで良かったです。 

―今回、フル出場となりましたが振り返ってみていかがでしたか、緊張などはされましたか

そうですね、緊張はありましたね。でも、ホイッスルが鳴って試合が始まってみたら自分の役割として一番下級生なので盛り上げるという役割があったんですけど声を出してたら自然とほぐれてきたって感じですかね

――今回、試合を通してかなり得点を挙げられているような印象がありましたがご自身の得点シーンを振り返ってみていかがですか

まぁ、きょう相手のキーパーが195cmと大きいのでまぁ前回の国士舘大と明大の試合の動画を見たりしてずっと一昨日ぐらいからイメージしてきたのでまぁそれ通り、一本目外しちゃったんですけどまぁまたしっかりキーパーと一対一で勝てたのかなという印象です。

――かなり充実したような試合内容だったと思うのですが、強いて課題をあげるならどういったものでしょうか

1つ目は、後半オフェンス専門で出ることがあったんですけどその時の交代の場面で自分が抜けた穴を突かれてしまって一点決められるという場面があったんですけど、僕個人の問題としての1点だったのでそれを無くしたいと思いました。もう1つはシュートで結果的に4点入ってるけど全体として7分の4なのでサイドプレーヤーとしてはもう少し高い確率で決めなければいけなかったかなと思います。

――次戦への意気込みを教えてください

さっき話してた反省点を無くすと同時にキーパーを研究して、まぁ今回よりビギナーズラックだったと言われないように、継続して活躍したいなと思います。