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ソフトボール部

2020.09.20

第52回東京都大学連盟秋季リーグ戦、2020年9月19日、東京都・国士舘大学多摩キャンパス

主将の一打で慶大に勝利 秋季リーグ戦を2位で終える

秋季リーグ戦
慶大
早大 ×
投手…〇山内ー澤
◇(二塁打)なし ◇(三塁打)なし ◇(本塁打)なし

 日体大との激闘から一夜明けたこの日、早大は秋季リーグ戦の最後戦に臨んだ。相手の慶大は、今季から東京都大学ソフトボール連盟の一部に昇格したチームだ。早大は、普段は出場機会の少ない選手が多く出場したこともあり、打線がつながりを欠いて苦戦を強いられる。しかし最後は、高橋尚希主将(スポ4=宮城・泉館山)が決勝の適時打を放ち、3-2で勝利。この結果、早大は秋季リーグ戦を2位で終えることとなった。

 「下級生を多く(試合に)出して、全員で勝ちに行く」(高橋)との言葉通り、安孫子徹(スポ2=東京・昭和)が6番に入り、岡本元喜(商2=早稲田渋谷シンガポール)も今季初めてスタメンに名を連ねるなど、これまでの試合とは異なるスタメンで試合に臨んだ。その打線は1点を追う初回、無死二塁から打撃好調の2番・浅田剛志(スポ4=大阪・清風南海)が右前に適時打を放ち、すぐさま同点に追い付く。さらに3回、1死一、二塁の場面で、4番・澤優輝(人3=東京・国学院久我山)の飛球を捕球した左翼手からの中継が乱れる間に、二塁から浅田が一気に生還して逆転に成功した。しかし、いずれの回も、その後の打者が安打を放てず、慶大を突き放すことができない。5回には、代打・竹村侑大(スポ3=埼玉・早大本庄)に安打が飛び出すも、後続が続かず。得点を取れそうで取れない重苦しい状況が続く。このような苦しい展開の中で、先発・山内壮起(スポ4=千葉・成田国際)は、好投を見せる。初回に遊撃手と左翼手の間に落ちる安打により先制を許したものの、2回から4回までは慶大打線を無安打に抑える投球を披露。ライズボールとドロップ、チェンジアップの緩急が有効で、慶大打線に的を絞らせない。特に4回は、3者連続三振を奪う圧巻の投球を見せた。5回に初めて走者を2人背負ったが、1番・萬代悦正をこの日9個目の三振に仕留め、得点を許さなかった。

先発として好投を見せた山内。緩急を駆使して打者を抑えた。

 試合が大きく動いたのは6回。1死一、二塁から、慶大5番・上曽秀斗がたたきつけた打球は、試合の途中から二塁の守備に就いた西村悠太郎(人3=福岡・筑紫丘)のグラブをかすめ、右前への同点適時打となった。なおも迎えた1死二、三塁のピンチを、山内はギアを上げて切り抜け、味方の反撃を待った。すると打線はその裏、先頭の西村が中前安打で出塁し、勝ち越しへの機運を高める。2死二塁と好機を広げたところで、打席には再出場の高橋。「主将としてしっかりと(試合を)決めなければいけない場面」で、積極的に初球を振り抜くと、打球は中前への適時打となり、勝ち越しに成功。今季は当たりが止まっていた高橋であったが、最後の試合で貴重な一打を放った。続く7回を山内がしっかりと無失点に抑え、早大は秋季リーグ戦を白星で締めくくった。

決勝打を放った高橋主将。一塁上で笑顔を見せる。

 下級生が多く試合に出場したうえで勝つ、という目標を達成した早大。スコアを見れば辛勝となったが、「そこまで悲観的になる必要はない」との高橋の言葉通り、何よりも下級生が試合経験を積むことができたことが大きい。特に、3年生の竹村、西村が安打を放ったことは、来年のことを考えると意義のあることだと言える。次なる戦いの舞台は、中止となった全日本大学選手権(インカレ)の代替大会(※)。投手陣は秋季リーグ戦の全試合を3点以内に抑えただけに、打線のさらなる成長が代替大会優勝に向けての大きなかぎとなる。試合後に高橋が口にした、日体大のエース・小山玲央のライズボール対策だけでなく、好機で一気にたたみかけられる力を付けることも、代替大会の優勝のためには欠かせない。万全の準備をして、現体制の集大成となる舞台に臨みたいところだ。

※全日本大学選手権の代替大会(全国大学男女選抜ソフトボール選手権大会)は、10月31日、11月1日に、富山県富山市で行われる予定(9月20日現在)。

(記事、写真 杉﨑智哉)

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コメント

高橋尚希主将(スポ4=宮城・泉館山)

――きょうは慶応大学を相手に3-2という展開になりましたが、試合を簡単に振り返ると

打撃の面でつながらないということは課題だと思うのですが、きょうは下級生を多く(試合に)出して、全員で勝ちに行くという意図がありました。その中で下級生が打ってチャンスを作ってくれて、4年生としてはすごくうれしいと思いました。そのような面ではすごくいい試合だったと思っているので、そこまで悲観的になる必要はないと思っています。

――下級生のプレーについては、どのように見ていましたか

特に3年生が代打で出たときに、レフト前安打やセンター前安打を打って、苦しい状況であってもチャンスをつくってくれることは4年生としてもうれしかったです。今はコロナウイルスの影響で(他競技では)なかなか試合ができない中で、試合をさせてもらっているので、感謝の気持ちを忘れないことをチームとしては意識しています。その中で、後輩に対しても感謝の気持ちをもってプレーできたかなと思っているので、4年生としてはうれしいかなと思っています。

――続いて、高橋選手自身のプレーについて聞いていきます。6回の適時打は初球を打ちましたが、初球を振っていくことは決めて打席に向かいましたか

チャンスだったので、初球からしっかりと振っていって、あそこの場面は主将としてしっかりと(試合を)決めなければいけない場面だったと思っていました。結果としてセンター前への失策のようなかたちになってしまいましたが、いい打球を打てたので良かったのかなと思っています。

――最後に、全日本大学選手権(インカレ)の代替大会に向けての修正点や改善点を挙げると、どのようなものがありますか

リーグ戦を通していろいろな課題が出たと思いますが、一番の目標としていることは、日体大の小山(玲央、投手)を3―0で倒すというものがあるので、そこに向けて小山対策というものをこれから固める必要があると思っています。特にきのうの試合ではライズボールにやられてしまったので、ライズをどれだけ強く打ち返せるかということがこれからの課題です。そこの課題をつぶさなければ勝てないと思うので、しっかりと(課題を)つぶせるようにしていきたいです。