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ハンドボール部

2020.09.20

関東学生秋季リーグ 9月19日 東京女子体育大学

日体大のディフェンスに苦しみ初勝利は叶わず

 先週の試合で敗れ、秋季リーグ初勝利を狙う早稲田と連勝を目指す日体大との対決となったこの試合。序盤こそ互いに点を取りあう拮抗した試合展開だったが、日体大が効果的なディフェンスとそれに伴う逆速攻で徐々に点差を離していき、8-13の早大5点ビハインドで前半を終える。後半に入ると早大も速攻や前のめりなディフェンスの裏を突くポストを中心とした攻撃で得点を重ねるも、前半から引き続く日体大の速攻や相手フローター陣のディスタンスシュートに苦しめられる。選手交代やタイムアウトで修正を図るも初勝利とはならず。秋季リーグ2連敗を喫した。

 早稲田ボールで試合開始の笛が鳴った。オープニングシュートが放たれるも、ここは相手GKの好セーブに阻まれる。その直後先制点を決められるが、2分過ぎに佐藤優花(スポ2=東京・佼成学園女)がペナルティスローを獲得すると、岡崎麗(教4=埼玉・浦和実)が着実にこれを決め、すぐさま同点とした。その後は、村上楓(スポ1=福岡・明光学園)の鮮やかなカットインからの得点や紅林詩乃(スポ3=東京・佼成学園女)の3連続得点など紅林が試合後に「正直自分の中で勝てると思っていた」と振り返るように試合序盤のペースを完全に掴んだかと思われた。しかし、逆速攻からあっさりと逆転を許すと、連続して失点する。日体大のディフェンスがアグレッシブになっていくにつれ、ミスからの失点が増えていく。衣川直緒(社4=愛知・星城)のサイドシュートや好調の紅林のポストシュートで反撃を図るも、相手の勢いを止められず、前半終盤に3連続失点を喫するなど、8-13の5点ビハインドで試合を折り返した。 

ペナルティスローで2得点を挙げた岡崎

 後半開始早々に失点を許すと、続けざまに1点奪われ試合展開に曇りがかかる。早稲田の後半初得点は前半だけで4得点を挙げていた紅林の手によってもたらされた。その後は一進一退の攻防が続いたが、タイムアウトを挟んで5連続で失点すると、会場には重い空気が漂い始める。しかし、吉田瑞萌(スポ4=東京・佼成学園女)の気持ちの乗ったシュートが相手ゴールを破ると、ここにきて早稲田の攻撃陣が活気づく。この日6点目となる紅林の得点を皮切りに阿部美幸(スポ3=東京・佼成学園女)の鋭いサイドシュートなど3連続得点でこれ以上離されまいと意地を見せた。また、途中出場の山根萌(スポ4=千葉・昭和学院)と衣川紗菜(スポ4=愛知・旭丘)の得点など短い出場時間で結果を残す活躍もこの時間には見られた。そして衣川直のサイドシュートで得点を挙げるもそのまま試合は終了。終始、相手の積極的なディフェンスとクイックリスタートなどの速攻の対応に追われ、19-27での敗戦となった。

ポストシュートを放つ紅林

 2試合続けての敗戦となった早稲田。スタートやミスからの逆速攻などの課題が見られたものの、紅林の好調や「チャンスをもらえるのはすごくありがたい」と語る岡崎のペナルティスローの決定率など好材料も随所に光る。次戦は昨年の秋季リーグで同点に持ち込んだ強豪・東海大との対戦だが、紅林は「同点ではなくちゃんと勝ちを取れるように」とあくまで今年度初勝利を狙っていく姿勢を崩さない。ここからどのような巻き返しを見せるか。早稲田の真価が問われる。 

(記事、写真 杉原優人)

関東学生秋季リーグ
早大 19 8-13
11-14
27 日体大
GK 江連織圭(スポ2=千葉・昭和学院)
LW 佐藤優花(スポ2=東京・佼成学園女)
LB 吉田瑞萌(スポ4=東京・佼成学園女)
PV 紅林詩乃(スポ3=東京・佼成学園女)
CB 村上楓(スポ1=福岡・明光学園)
RB 阿部美幸(スポ3=東京・佼成学園女)
RW 衣川直緒(社4=愛知・星城)
コメント

岡崎麗(教4=埼玉・浦和実)

――きょうの試合の感想は

初戦で筑波大学と対戦して、立ち上がりが良くなくてそのままずるずる離されてしまうという課題があって、その点に関しては、今回は立ち上がりは比較的良かった方じゃないかなと思ったのですが、やはりミスからの逆速攻という一番やられてはいけない展開に後半なってしまってそこで点差を離されてしまったのが良くなかったのかなと思います。

――ペナルティスローの際に出場する役割は難しいと思いますが、気持ちの部分ではどうように考えていますか

私は元々ペナルティスローが結構得意だったので、自分が活躍するためにはそこを磨こうと大学に入ってからずっと思っていたので、そういうチャンスをもらえるのはすごくありがたいなと思う反面、自分で取ってきて自分で撃つという訳では無いので、他の人が頑張って取ってきたプレーを頂いているというプレッシャーは結構大きくあります。

――ベンチから見ていて昨年と違って感じることは

やっぱり今年はコロナの影響でベンチからの声出しが全然できなかったり、ハイタッチなどが禁止されているので、今まではベンチから盛り上げてという風にやっていこうとベンチ側も頑張っていたのでそれができないとなると本当にチームカラーが中々出せないなとすごく感じていて、その点で言うとチームの流れが悪くなってきた時の気持ちの切り替えが難しいなと思います。

――今回の試合での収穫と課題は

収穫としては、前回と比べるとスタートが良くなってきたので、徐々に試合慣れというのはしてきているのかなと感じていて、そこは明日もっとスタートから上げていけるといいなと思っています。課題としてはやっぱり、ミスが続いた時の切り替えが早くできないと、前回と今回と同じように離されていった時に踏ん張りきれないという所があると思うので、切り替えが外からできない分、中でどれだけできるかというのが課題かなと思います。

――次戦の意気込みをお願いします

ペナルティスローは監督から外すまで永遠にいくからという風に言われているので、チャンスがあったら絶対に決めて少しでも自分の出場機会を伸ばせるように頑張っていきたいなというのと、チームの流れがあまり良くない時とかでピンチでワンポイントとかで出られる機会があれば、そこで今までやってきた成果を発揮できるように頑張りたいなと思います。

紅林詩乃(スポ3=東京・佼成学園女)

――きょうの試合の感想は

きょうの試合は正直自分の中で勝てると思っていたので、悔しいというのが一番なのですが、なんでだろうというのも少しあります。

――先週から修正してきた点は

個人としてだと、先週はフローターとポストで全然噛み合わなくて全然ボールが回って来なかったのですが、自分もちょっとフローターに合わせようというのと、フローターの方にもちょっとポストを見てもらうようにというのは修正できたかなと思います。

――前半半ばからディフェンスシステムを変えながらアグレッシブになって行った相手ディフェンスに対する感想は

0-6でも1-5、1-2-3でもポストは結構自由に動けていたのですが、1-2-3や1-5になった事でフローターがいつもみたいな1対1ができなくて、いつもの攻めではなかったかなというのが私の感想です。なので相手としては作戦通りだったのかなという感じです。

――パスミスなどからの逆速攻で失点するところに相手との差を感じましたか

そうですね…。やっぱり、先週もきょう明日もそうですが、セットオフェンスで簡単なミスをすると全部走られてしまうというのはあるので、それはきょうに限らず、課題になってくるのかなとは思います。

――今回の試合での収穫は

先週の試合では速攻がほぼ0だったのですが、体育館のボールの跳ね返りとかもあって、結構きょうは速攻で攻められていたのはチームとして良かったのかなと思います。

――次戦の意気込みをお願いします

明日が東海大で、今二連敗しているけど、昨年の秋季リーグで東海には同点まで持ち込めているので、同点で終わるのではなくちゃんと勝ちを取れるように、切り替えてみんなと一丸となってできればいいかなと思います。