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準硬式野球部

2020.09.19

東京六大学秋季リーグ戦 9月19日 駒澤オリンピック記念公園硬式野球場

打線爆発16得点!投打がかみ合い、リーグ戦白星スタート/東大戦

打線爆発16得点!投打がかみ合い、リーグ戦白星スタート/東大戦

TEAM
東大
早大 16
※大会規定により7回コールド
(早)安在、太田、大津、金田―中村、田中優
◇(二塁打)中村(1回裏)、池澤(1回裏)、新井(5回裏)◇(三塁打)下久保(1回裏)

 早大はこの日、東京六大学秋季リーグ戦(リーグ戦)初戦の相手として東大を迎えた。8月に行われたSummer Challenge Cupから好調を維持している早大打線。この打線がしっかりと機能し、この試合11安打をマークし、16点を獲得した。投げては先発・安在悠真(人2=早稲田佐賀)。が安定した投球を見せる。変化球を織り交ぜた投球で得点を与えなかった。さらに、5回以降は三人のリレーで相手打線を零封。リーグ戦初戦は秋リーグ優勝に勢いづける圧勝で飾った。

安定した投球を披露した安在

 先発・安在は初回、先頭を右飛に打ち取ったものの、2番・宮島(東大)に安打を許してしまう。しかし、その後は落ち着いた投球を披露。出塁した宮島をけん制でアウト、さらに次打者を打ち取り、初回を三者で抑えた。「ストライク先行を意識した」(安在)と話したように、この日の安在は打たせて取るピッチングで、相手打線を寄せ付けない。直球と変化球を効果的に織り交ぜ、4回まで二塁を踏ませない素晴らしい投球を見せつけた。

この日猛打賞の活躍を見せた下久保

 好調の早大打線は初回、2つの四球と安打で1死満塁の好機を作ると、5番・須能浩太郎(商3=東京・早実)が左犠飛を放ち、先制点を獲得。すると、この先制点が起爆剤となり、続く中村康祐主将(教4=早稲田佐賀)の適時二塁打や池澤一真(スポ4=栃木・大田原)の2点適時二塁打、安在の適時打で相手先発投手をマウンドから引きずり下ろした。さらに、代わった相手投手に対し、2番・下久保直哉(商3=大阪・早稲田摂陵)が放った打球は、フェンス直撃の2点適時三塁打に。早大打線はこの回で一挙8点のリードを奪った。さらに4回、相手投手の暴投と中村の2点適時打で3点を追加すると、5回には押し出し四球と途中出場の7番・新井健太(商2=東京・早大学院)の2点適時二塁打で5点を獲得。早大は11安打16得点と、相手打線を大きく引き離した。

公式戦初登板を果たした太田

 好調な打線に、救援陣も応える。5回、救援として登板したのは期待のルーキー・太田遼(スポ1=神奈川・横浜翠陵)。先頭を三ゴロに打ち取ると、後続を三振、左飛に抑え、難なく3つのアウトを奪う。公式戦初登板らしからぬ、安定した素晴らしい投球を見せつけた。6回には大津杜都(文講4=東京・宝仙学園)が登板。先頭にこそ安打を浴びたが、続く打者を併殺、二ゴロに打ち取り、難なく三者凡退に抑えた。さらに7回、守護神・金田歩(商4=東京・早実)が先頭に二塁打を放たれ、この日初めて得点圏に走者を置いたが、後続を貫録の投球で抑えてゲームセット。東大打線を完封し、7回コールドの圧勝を収めた。

 「投打がかみ合った非常に良い試合だった」(安在)。好機を逃さず、大量得点を奪った早大打線。一方の投手陣も相手打線に得点を与えず、失策を0で抑えた盤石の守備が試合のリズムを作った。『爆発的な打線』と『安定の守備』ががっちりとかみ合って収めた勝利は、チームを勢いづかせたに違いない。さらに、この試合では太田に続き、春名真平(教1=東京・早大学院)も代打出場を飾るなど、チームに新たな風を吹かせた。また、この日代打出場した関口柊(スポ3=東京・穎明館)や山浦秀斗(スポ2=埼玉・早大本庄)からも目が離せない。早大の今後の勝利と、新戦力のさらなる活躍に期待したい。

(記事 小山亜美、写真 後藤泉稀、西山綾乃)

★Today’s Feature 第4回 篠原大成

 早大の元気印、篠原大成(教3=大阪・早稲田摂陵)はチームに欠かせない存在だ。2年生までは試合に出場する機会には恵まれなかったものの、試合前に一発ギャグや池田訓久監督(昭60教卒=静岡・浜松商)のモノマネを披露して雰囲気を和ませたり、試合では声を出し仲間を鼓舞したりとムードメーカーとしての役割を担ってきた。「自分はプレーで貢献できない分、雰囲気を明るくすることでチームに貢献したい」と話す。試合に出られずとも周りを明るく照らすキャラクターで、チームメイトからも愛されている。

ムードメーカーとしてチームを盛り上げる篠原

 だが3年生になると少しずつ出場機会を与えられるようになった。そして今回の試合では5回からサードとして出場。普段から内野の練習を行っているが、同じように内野を守る選手が多いことや実力のある下級生が入部してきたことから、レギュラーはおろか、ベンチに入ることすら難しい。篠原自身も「僕はレギュラーメンバーとは違い、いつメンバーから外れてもおかしくない立場」と危機感を抱いている。それでもなかなか試合に出られないからこそ、自分ができるプレーを一つ一つやっていきたいのだそうだ。

この日サードで途中出場を果たした篠原

 厳しい練習やトレーニングに励むうえで試合に出たいと思うのは当然のこと。篠原もその一人だ。「自分はいつメンバーから外されるかわからない」。取材の間、そう何度も口にした。だがその言葉には恐怖感ではなく、気迫が込められていた。Summer Challenge Cupではスローイングが不安定だったため、今回の試合までにスナップスローを意識した練習をしてきたという。その努力が実を結び、5回先頭打者の難しい打球を捕り、見事なスローイングでアウトをつかみとった。このファインプレーにベンチやスタンドも沸いた。雰囲気を明るくするだけでなく、プレーでも仲間を勇気付ける選手に――。篠原の挑戦はまだまだ続く。

(記事 西山綾乃、写真 池田有輝、小山亜美)

コメント

池田訓久監督(昭60教卒=静岡・浜松商)

――今日の試合振り返っていかがですか

点差がかなりついて、内容がとても良い試合だったと思います。打撃の調子がここのところ良かったので。東大が前回の法政戦で非常に良い試合をしていて、いい雰囲気で来るとは思っていたので、最初は心配もしていました。Summer Challenge Cupでは前半に点を取られる展開も多かったですし。ですが、安在が初回をしっかりと抑えてくれて、その裏の攻撃で好調な打撃がつながって、それが継続できた結果だと思います。ただ何よりも守りですね。エラーが無かったので、そのお陰で点差の割に締まった試合になりましたね。相手を完封できたので、その辺りが全体を通して良かったと思います。

――この試合では、Summer Challenge Cupでは指名打者だった川原崚(商2=東京・早実)をレフトに起用していましたね

そうですね。やはりDHがあるとそこに好打者を持ってくることができるのですが、リーグ戦ではそれができないので、どうしても守らせないといけない。3番を打っていた押尾(雄輝、教4=埼玉・早大本庄)も非常に調子が良くて、次の竹本(周平、人4=鳥取・米子東)も調子がいい。さらに守備面では今挙げた押尾、竹本が上ですから、それを踏まえて川原の打撃を生かすためには、ということでレフトに持っていきました。急なことだったのであまり準備はできていないと思うのですが、チーム全体の状態を考えての決定ですね。

――試合終盤に選手交代を頻繁にされていましたが、何か意図はありましたか

まずは経験ですね。それをさせたい。リーグ戦や公式戦は大事で、通常のオープン戦とは違いますので、独特の雰囲気や緊張感を経験して積み上げていくことが力になると思うので、そのような意味での起用でしたね。特に1年生の太田(遼、スポ1=神奈川・横浜翠陵)は非常に良い雰囲気で投げられていましたね。

――今年の1年生に対してはどのように感じられていますか

楽しみな選手が多いですね。自主練習をしっかりとしてきた選手が力を伸ばしている印象です。例えば、代打で起用した春名(真平、教1=東京・早大学院)もそうですし、投手の髙橋(隆之介、法1=東京・早実)だったり、これから起用したい1年生もいます。

――大会の日程が大幅に変更されましたが、その間チーム内ではどのようなことを見直しましたか

打撃が非常に好調だったので、それを維持、継続させるための練習を行いましたね。あと、野球は個人スポーツではなくチームスポーツなので、チームが一つになるようにAチームBチーム関係なく、全体がまとまるように意識はしましたね。

――次戦に向けて意気込みをお願いします

永遠のライバルである慶應との試合ですから。打撃は非常に良いと思うので、それを継続できればというところと、投手が今日のような制球力のある投球で、試合を作って流れを引き寄せることが大事だと思っています。

池澤一真(スポ4=栃木・大田原)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

投手もしっかり抑えましたし、野手もしっかり点をとってくれたので非常にいい試合の流れだったと思います。

――初回に二塁打が出ました。打った感触はいかがでしたか

カウント的に真っ直ぐが来るだろうという予想が当たったので、打ったときの感触は気持ち良かったです。

――Summer Challenge Cup 以降、何か改善されたことはありますか

前回大会はどうしてもバットの芯に当てることができなかったので、そこを意識して練習していました。

――その練習の効果はきょうの試合で出せましたか

きょうヒットを打った球はちゃんと芯で捉えられたので少しずつ効果は出ているのかなと思います。

――代打の選手交代が多くありました

二枚目以降の選手たちが出場するのはなかなかないので、このような楽な試合展開で出場できたのは非常に良かったと思います。またちゃんと活躍していたので見ていてすごく嬉しかったです。

――次戦に向けての意気込みをお願いします

次は慶應戦なのですが、オープン戦で試合したときも力のあるチームだなと思ったので、今回と同様に投手はしっかり抑えて野手はしっかり打ってという試合運びができたらいいなと思います。

篠原大成(教3=大阪・早稲田摂陵)

――きょうの試合を振り返って いかがですか

全体的にいうと0点に抑えて大量得点を取れたので理想的な勝ち方ができたかなと思います。

――リーグ戦が再開しました

先々週早稲田は初戦が決まっていましたが延期になりました。ですがSummer Challenge Cupが終わってすぐだったので、延期になって調整する期間が増えて良かったです。

――調整したり直したりしたことは ありますか

スローイングがSummer cupのときから不安定だったので、そこは練習の時からスナップスローを意識していました。

――途中出場でしたが緊張していましたか

僕はレギュラーメンバーの人たちとは違って、いつメンバーから外れてもおかしくない立場なので、点差は結構開いていましたが、危機感を持ってプレーしていました。自分ができる一つ一つのプレーをしっかりしようと思っていたので、緊張もあったしやってやるぞという思いもありました。どちらかと言うと緊張の方が強かったと思います。

――きょうはサードを守っていましてが、いつもサードを守っているのですか

去年からセカンドを守ることが多かったのですが、セカンドに結構いい選手が入ってきたので、バックアップやポジショニングのことも含めてサードになりました。ですがどちらも行けるようにしています。

――チームではどんな役割やキャラ クターなのですか

いじられたり試合前に一発ギャグとかをやったりして、プレーではなかなか貢献できないのでムードメーカーとして貢献したいと思っています。

――次戦に向けての意気込みをお願いします

総当たりなので一敗でもしてしまうと優勝の可能性が黄色信号になってしまうと思うので、全戦気を引き締めてやっていきたいと思います。またもし自分に出番があったらしっかり結果を残せるように、ベンチにいても試合に出るつもりで頑張りたいと思います。

安在悠真(人2=早稲田佐賀)

――今日の試合を振り返っていかがですか

ピッチャーは0点で抑えることができて、バッターもたくさん点をとってくれたので、投打が噛み合った非常にいい試合だったと思います。

―打撃で、安打を打たれていましたが、そこを振り返っていかがですか

チャンスで回ってきたので、初球からしっかり振っていこうと思いました。リーグ戦だけDHがないため、9番目の野手として働かないといけないので、しっかり打ててよかったです。

――Summer Challenge Cupから改善された点はありますか

特にはないんですけど、あまり調子が良くなかったので、しっかり腕を振って、ストライク先行でというのを意識するようにしていました。

――現在の変化球の球種を教えてください

スライダー、カーブ、チェンジアップです。高校時代はスライダーに自信があったのですが、今は使い物になっていないので、いろんな球種を平均的にコントロールしながら、どの球でも決め球になるようにとは考えています。

――最後に次戦の意気込みをお願いします

ピッチャーの継投はどうなるか分からないのですが、出番があればしっかり0点で抑えて勝っていきたいです。