メニュー

馬術部

2020.08.20

第55回関東学生章典障害馬術競技大会・第55回関東学生章典馬場馬術競技大会 8月13日・14日 山梨県馬術競技場

吉田が障害で優勝!団体は昨年に引き続き3位入賞

例年より2か月遅れて開催されたことしの関東学生競技大会(三大大会)。全日本学生大会(全日本学生)への出場権を懸け、関東学生章典障害競技大会(障害)、関東学生章典馬場競技大会(馬場)、関東学生章典総合競技大会(総合)の三種目が4日間にわたって行われた。障害では、吉田光佑(スポ2=東福岡)が総減点0の完璧な走りを見せ、見事優勝。山下大輝副将(スポ4=宮城・東北)も6位に入賞した。団体でも第3位に入賞を果たし、全日本学生への切符をつかんだ。3人馬で臨んだ馬場は8位に終わった。

武井梧右主将(スポ4=東京・東農大一)率いる部が「全日本学生での優勝」を目標として掲げている障害。この競技では全人馬がコースを2回走行し、障害を落とすなどの減点0の人馬が複数いた場合は優勝決定戦であるジャンプオフが行われる。大学から競技を始め、今大会初出場の絹川隆彦(文構4=静岡・韮山)は、第一走行と第二走行合わせて総減点12と健闘。続く鶴見汐花(スポ1=栃木・佐野日本大学中教校)にとっても今大会が入部後初めての大きな大会となった。第一走行の序盤では安定した走りを見せたが、後半に障害を立て続けに二つ落とし減点8。「障害を落とさないようにと意識した」第二走行は丁寧な走行を見せ、障害減点0で帰ってきたものの、規定タイムを超えてしまう。試合後には15位という結果にも「全然満足していない」と振り返り、本人にとっては悔しいデビュー戦となった。昨年第2位という成績を収め優勝を期待されていた山下は、第一走行を減点0で走り切り、順調な滑りだしを見せる。そのままジャンプオフへと進みたいところだったが連続障害でバーを落とし、減点4。優勝争いの舞台に進むことは叶わなかった。例年より易しいコースだったことを踏まえると、二回の走行での総減点が20という結果は、武井にとっても心残りな結果になった。唯一ジャンプオフへと進出したのは、昨年から2年連続で出場した吉田。早大で最後の走行となった吉田は第一走行、第二走行ともに危なげのない走りで優勝決定戦へと駒を進めた。吉田の他に進出した3人馬は障害落下が相次ぎ、総減点0で完走できれば優勝が決定するという大事な局面。「しっかりやれば(減点)0で帰ってくる」とプリンチペスコの能力を信じて走り切り、2年生にして見事優勝を手にした。

障害を飛び越える吉田とプリンチペスコ

 馬場ではことし早大にやってきた期待の新馬ロッキーロイヤルと馬場のベテラン馬であるカプチーノAに、今まで競技には使われない練習馬だった稲彩が加えられ、団体を組んだ。早大の一番手には、長い間稲彩に乗っているという古賀有希(文構4=千葉・市川)が登場。序盤は「動いてもいたし、技自体も思っていたよりもできた」と振り返るが、後半で馬を制御しきれず、最終得点率は51.076%。続く添川セレナ(政経3=東京・東学大国際中教校)もいくつかの技でミスが見られたが、実力者であるカプチーノAの力を生かし、最終得点率は57.037%。最後に登場した武井は反抗や動きの乱れがあったがロッキーロイヤルの力強さが感じられる演技を見せ、最終得点率は57.769%。試合後、武井は、「ポテンシャルの高い馬」を任されたにも関わらず「力を全然生かしきれなかったというところにすごく責任を感じて」いると振り返った。

演技をする武井とロッキーロイヤル

 障害は昨年に引き続く好成績を収めた早大。開催されるか確定していないとはいえ、全日本学生での活躍にも期待が高まる。一方の馬場も、残りの出場枠を争う大会が9月に残されており、厳しい戦いとなることが予想されるがチャンスはまだ残っている。全日本学生に向けた挑戦は続いていく。

(記事 伊藤可菜、写真 部員提供)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

結果

関東学生章典障害馬術競技大会

▽第1回走行

絹川・ゾビオン タイム58.82 総減点8

鶴見・ガレスター タイム63.09 総減点8

武井・ジョルジオ・アルマーニ タイム63.28 総減点12

山下・稲嵐 タイム59・72 総減点0

吉田・プリンチペスコ タイム59.87 総減点0

▽第2回走行

絹川・ゾビオン タイム60.93 総減点4

鶴見・ガレスター タイム68.55 総減点1

武井・ジョルジオ・アルマーニ タイム64.84 総減点8

山下・稲嵐 タイム57.48 総減点4

吉田・プリンチペスコ タイム57.94 総減点0

▽ジャンプオフ

吉田・プリンチペスコ タイム35.02 総減点0

▽個人

優勝 吉田・プリンチペスコ

6位 山下・稲嵐

15位 鶴見・ガレスター

16位 絹川・ゾビオン

26位 武井・ジョルジオ・アルマーニ

▽団体

優勝 日本大学

2位 明治大学

3位 早稲田大学

関東学生章典馬場馬術競技大会

▽個人

18位 武井・ロッキーロイヤル

23位 添川・カプチーノA

32位 古賀・稲彩

▽最終結果

優勝 日本大学

2位 慶応義塾大学

3位 立教大学

8位 早稲田大学

コメント

古賀有希(文構4=千葉・市川)

―― 今回の馬場馬術においての目標はありましたか

馬自体も、私自身も学生章典というレベルにまだ全然達していない状態だったので、とりあえずできることを全部やってこようかなというのが目標でしたね。

――今回馬場に出場したきっかけを教えてください

今回、学生章典を踏めるレベルの馬がロッキーロイヤルとカプチーノAしか用意ができなくて。でも団体を組めるのが三人馬からで、じゃあその中でどうしようかとなったときに、監督が稲彩を学生章典に使おうとなって私が結構長い間ヒカル(稲彩)に乗っていたので、じゃあ乗ってみろと言われて、という感じですね。

――演技全体を振り返ってどうですか

人間のミスもあったんですけれど、途中まで本当に最後から2項目前までくらいはまあ結構できているなって。動いてもいたし、技自体も思っていたよりもできたなって思っていたんですけれど、最後の4歩ごとの踏歩変換、フライングチェンジの部分が今までに体験したことがないくらい走っちゃってどうしようもなくなっちゃってという状況だったのでそこは経験不足だったなって思ったところでしたね。全然準備ができていなかったので対応しきれなかったところでした。

――これからの意気込みを教えてください

9月の末くらいにオリンピック記念というのがあって、そこで全学出場枠が一応4枠残っているんですけれど、そこでとれたらいいなくらいですかね。そこで機会があったらもう1回出場できるのと、あとは早慶戦が今年もし開催されるなら、もしかしたらそこでも出場する機会はあるかもしれないですね。でも馬自体も未完成で(自分も)卒部してしまう身なので、どうやって引き継いでいこうかなというのも考えつつ、バランスを見ながらっていう状態ですね。

吉田光佑(スポ2=東福岡)

――今回の目標はありましたか

今回は障害に関してはやはり優勝は狙っていたので目標通りで、総合馬術もそんなにいいところはいかないだろうなという予想だったのでクロスカントリーを戻って来れればいいかなという目標でした。

――障害に関して第一走行から減点ゼロでしたが、初めの方で優勝できるという感覚はありましたか

いや、そこまでは(考えていなかった)。でも馬の能力的にはしっかりやれば(減点)ゼロで帰ってくる馬だったので、そこは信じて乗りました。

――ジャンプオフでは最終走行でしたが緊張はしましたか

緊張とかはいつもよりはなかったです。プレッシャーなども特になく。

――普段からあまり緊張しない方ですか

いや、いつもはめっちゃ緊張する方です(笑)。でもその時は緊張しなかったですね

――今後の目標はありますか

とにかく今は全日本学生にむけて頑張るんですけれど、とにかく暑い中頑張ってくれた馬たちはいったん休ませて、状態を見ながらやっていこうと。全日本も勝てたらいいですけど、それは馬の状態とかいろいろ見ながらやっていきたいと思います。

鶴見汐花(スポ1=栃木・佐野日本大学中教校)

――コロナ渦での入部となりましたが、入部してからの状況はどうですか

コロナの影響で一回実家に帰ったりして、でも実家の乗馬クラブなので馬に乗るということ自体で困ったことはそんなになかったですけれども、それでもやっぱり学生馬術っていう環境にあんまり馴染めなかったので、帰っている間は。

――今まで乗馬クラブに所属していたのと、大学で競技するのとではやはり違いますか

全然違いますね。自分たちが主体的にやるっていうのが大学馬術かなという感じがするので、そこは違うところですね。

――今回障害競技に出場する際の目標はありましたか

やっぱり目標は高くということで、一位を狙っていました。

――2回目の走行は落下なしでした

第一走行で2つ(障害を)落としてしまって、第二走行目では落とさないようにというのを意識したんですけれど意識しすぎてタイムの方で配慮が足りなかったなと。満足は全然していないですね。

――ご自身の満足度としてはどれくらいですか

ゼロですね。全然満足していないですね。

――今回の経験を今後どのように生かしていきたいですか

今年は試合がどうなるかわからないんですけれど、あったら勝つ勢いで、部に貢献出来たらなと思っています。