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準硬式野球部

2020.03.26

関東地区大学選手権 3月25日 県立保土ヶ谷公園野球場

中大に雪辱果たす! 関東大会は3位で終戦/3位決定戦 中大戦

TEAM
中大
早大
(早)〇清水、金田、田中爽、―中村
◇(二塁打)関(1回裏)、須能(3回裏)(7回裏)、中村(6回裏)、川原(7回裏)◇(三塁打)関(7回裏)

 法大戦の敗北から一夜明け、関東地区大学選手権(関東大会)3位決定戦に臨んだ早大ナイン。この日の対戦相手は昨年関東地区大学・社会人王座決定戦(王座)決勝で早大を破った強敵・中大だ。初回に先制を許したが、3回の攻撃で関大輝(基理3=茨城・江戸川学園取手)、須能浩太郎(商3=東京・早実)の連打で逆転に成功。その後も着々と得点を重ねて相手を引き離す。投げては先発・清水佑樹(スポ3=早稲田佐賀)が相手を圧倒して追加点を与えない。8回には早大救援陣が反撃にあうも、相手を振りきりゲームセット。見事中大に雪辱を果たし、関東大会は3位で幕を下ろした。

 初回、先発・清水佑樹は先頭打者を難なく三振に抑えて良い立ち上がりを見せる。だが、1死一塁の場面で相手打者はバスターを選択し、これが中堅手の頭を越える二塁打に。すでにスタートを切っていた走者は三塁を回ってホームイン。先制点を奪われた。だが、その後はキレのある安定した投球で相手打線を零封。この日6奪三振に打ち取り、相手打線の反撃の芽を確実に摘んでいった。

好投を披露する先発・清水

 先発投手の好投に応えたい打線は3回、先頭の下久保尚哉(商3=大阪・早稲田摂陵)が出塁すると、次打者が堅実に犠打を決めて1死二塁の好機に。この場面で1番・関が左中間に同点打を放つ。なおも逆転の好機で打席に向かったのは須能。「昨日も全然チャンスで打てなくて悩んでいました」と話した須能だが、この日は勝負強さが光る。打った球は中堅手の頭を越える適時二塁打に。この一打で早大は逆転に成功した。その後も新井健太(商2=東京・早大学院)の適時打や下久保のスクイズなどによって追加点を獲得。さらに7回、好調の1番・関、2番・須能の打線がしっかり機能して1点を返すと、なおも1死三塁の好機で迎えたのは4番・川原崚(商2=東京・早実)。積極的にストライクを振っていった川原は、5球目のスライダーを捉える。これが適時二塁打となり、相手を大きく突き放した早大。あとはこのリードを守り切るだけとなった。

この日2本の二塁打を放った須能

 相手に5点差をつけ、迎えた8回表。2死一、二塁の場面で、2番手・金田歩(商4=東京・早実)が7番・幸喜健太朗(中大)に右翼線をわる2点適時三塁打を浴びる。さらに、続く9回にはクローザー・田中爽稀(法3=神奈川・柏陽)が先頭から二者連続四球を与え、1死二、三塁に。一打同点のピンチだったが、後続を内野ゴロに抑えた。相手打線の反撃もここまで。次打者を三振に切って取る投球を見せ、相手の反撃を振り切った。中大に雪辱を果たし、今大会を3位で終えた早大。東京六大学リーグ戦に向け、弾みをつける勝利で幕を下ろした。

 「『いいチームだな』と感じました」(中村康祐主将、教4=早稲田佐賀)。チームは昨日の敗戦の悔しさを引きずることなく、中大戦をしっかり勝ち切ろうと前を向いていた。そして迎えた今日、反省点をしっかりと克服して試合を運ぶことができた早大。敗戦を乗り越えて勝利を収めることができたのは、今後のチームにとっての肥やしとなったに違いない。今大会での全日本大学選手権(全日)出場権こそ逃したが、東京六大学春季リーグ戦(春季リーグ戦)で上位に入れば出場の可能性がある。春季リーグ戦開幕まで残り1週間と少し。今大会の成長を糧に、優勝を目指して突き進んでほしい。

関東大会を3位で終えた早大

(記事 小山亜美、写真 樋本岳、長村光)

 

※記事中の学年は新年度のものです。

★「Today’s Feature」第2回 押尾雄輝

 5試合を通じて、計57得点と、早大の打力が光った関東地区大学選手権。そんな打線の中軸を、押尾雄輝(教4=埼玉・早大本庄)は新たに任されるようになった。初戦の東海大医学部戦では、代打で途中出場し、安打を放つ。続く日本獣医生命科学大戦では、5番一塁手で先発出場。「バッティングの調子がよかったので、思い切りいけた」と押尾は、甘く入った初球を振りぬいた。これが右翼手の頭を超える勝ち越しの2ラン本塁打に。相手に先制を許していた試合の流れを、早大サイドに呼び寄せた。

 打順を入れ変え臨んだ、準々決勝の明大戦で、押尾は3番を務める。2回表、2番・須能浩太郎(商3=東京・早実)が送りバントを決め、1死二塁のチャンスで、押尾に打順が回る。追い込まれてからの8球目。「チャンスを広げられれば」と、スライダーに合わせて打った打球は、2試合連続の本塁打に。相手のピッチャーをマウンドから引きずり降ろし、一方的な展開を決定づける一打となった。

二試合連続本塁打の活躍を見せた押尾

 準決勝、3位決定戦も3番一塁手として出場した押尾。ベンチから、「頼むぞ!オッシー」、「いいバッター!」といった、応援の声がさかんに飛び交うように。なかなか会心の当たりは出なかったものの、この日は「今日は当たっていなかったので、バントの方が確率高いかな」と、無死二塁の場面で、相手の意表を突く、セーフティバントを試みる。二塁走者は三塁に進み、貴重な追加点につながるプレーだった。押尾自身はアウトになってしまったものの、全力疾走で一塁を駆け抜け、思い切りの良さを見せた。

高校から続けているという押尾のルーティン

 バッターボックスに入る前、バットを持ち、体を横にねじり、背中をグーっとそらす運動がルーティンだという押尾。毎回しているこの運動で、より集中できるそうだ。また「ベンチからの声かけによって、気持ちも楽になる」という。東京六大学春季リーグ戦でも、重要な場面で打席に立つことが予想されるが、スイッチを入れ、味方からの声援を力に変える押尾が、きっと活躍してくれることだろう。

(記事 樋本岳、写真 長村光、樋本岳)

コメント

中村康祐主将(教4=早稲田佐賀)

――今日の試合を振り返っていかがですか

中央大を相手にベストゲームと言っていいくらいのいい試合ができました。関東大会(関東地区大学選手権)は日々成長を感じることができた1週間だったなと思います。

――昨日の敗戦から気持ちを切り替える上でチームに話したことはありましたか

気持ちの切り替えをどうこうしようというよりは、終わってしまったことは仕方ないとして。全日(全日本大学選手権)出場がなくなったわけではないし、リーグ戦(東京六大学春季リーグ戦)で勝っていくためにも、まずは明日中央大にしっかり勝つことが大事だと言っていました。今日は昨日の反省点を克服しながら試合を運ぶことができたので、やっていて「いいチームだな」と感じました。

――初回に相手に先制されましたが、序盤に逆転してその後追加点も重ねました。雰囲気なども良かったのでしょうか

そうですね、全然焦りなどもありませんでした。ずっとチーム状態はいいので、これをリーグ戦まで続けていけたらと思います。

――ご自身の今大会の成績についてはいかがですか

打撃は数字だけ見たらいいかもしれないですが、納得のいくバッティングをさせてもらっていないので、リーグ戦ではバッティングの調子を上げていきたいというのはあります。ですが、まずはキャッチャーなので、いいピッチャーはたくさんいるので自分がしっかり引っ張って、最小失点で抑えられるようにということをリーグ戦では心掛けていきたいです。

――最後にチームとして春季リーグ戦に向けて一言お願いします

4連覇が懸かっていますし、優勝か2位で全日本の予選(全日本出場予選会)に出られるので、まずは優勝を目指してやっていきたいです。目標は(昨日負けた)法政にリベンジするだったり、4連覇だったりとたくさんあるので、一戦必勝で勝ち続けていけたらなと思います。

押尾雄輝(教4=埼玉・早大本庄)

――今日の試合を振り返っていかがですか

自分は貢献できなかったですが、チームはいい形で攻撃、自分たちがやりたい野球ができ、勝利につながったのでよかったと思います。

――7回裏にはセーフティバントを試みましたね

今日は当たっていなかったので、バントの方が(出塁する)確率高いかなと、セーフティを狙いました。セーフにはなれませんでしたが、いいバントができたので、よかったです。

――関東地区大学選手権を通じて、中軸を任されるようになり、成長したことはありますか

試合前の準備を大事にして、いい形で初回から打席に立てたことだと思います。

――一方で課題は見つかりましたか

六大学はいいピッチャーが多いので、もっともっと基礎的なところからレベルアップしていかないと、速球やするどい変化球などに、通用しないかなと思います。

――一塁手として守備につく際、特に気にしていることはありますか

なんでしょうね(笑) 自分の守備で一杯一杯になっている部分もあるので、もっと成長して、周りをさらに見えるようになって、ピッチャーなどに声をかけられるようにならなければと、思います。

――打席に立つ前に、必ずバットをもって、体をねじったり、伸びたりしていますね

それでなにが変わるわからないですが、毎回やっていることもあって、それをやった方が打席で集中というか、いい形がでるかなと思って、毎回やっています。

――いつ頃から、そのルーティンをされていますか

高校の時からずっと続けています。

――リーグ戦(東京六大学春季リーグ戦)に向け、どのような活躍をしたいですか

関東大会(関東地区大学選手権)は3位という結果でしたけれども、全日(全日本大学選手権)で優勝するということが、チームで一番の目標であるので、まずは全日に出るため、リーグ戦優勝。その中でも自分のバッティングで、少しでも貢献出来たらなと思います。

須能浩太郎(商3=東京・早実)

――今日の試合を振り返っていかがでしたか

昨日準決勝で負けてしまったのですが、今日の相手が前の代の関東王座で負けた中大だったので、勝利にはこだわって戦いました。いい結果が出て全体的にいい試合にできたのは、うれしかったです。

――昨日の敗戦から今日の試合に向けてどのように切り替えましたか

個人的にはこの大会を通していい結果が出ていませんでした。勝っても負けても今日で最後だったので、吹っ切れました。変に緊張するのをやめたので、結果につながったと思います。

――今大会ではなかなか安打が出ませんでしたが、今日は2安打と活躍されましたね

昨日も全然チャンスで打てなくて、結構悩んでいました。でも昨日の3打席目ぐらいにいい当たりがあって、自信持って今日の試合に臨みました。1、2打席目でいつも打ち方を変えるのですが、今日はその感覚のまま打席に立ちました。

――今大会の守備面を振り返っていただけますか

今大会は打撃も守備も思うような結果が出なくて落ち込んでしまいそうになりました。上級生なので落ち込まないようにしようと思っていましたが、守備も課題が多かったです。エラーしてもいいと思って内野みんなで声を出して、意思を統一できました。

――東京六大学春季リーグ戦(リーグ戦)に向けて改善したいことはどこですか

個人的にはふがいない結果だったので、練習するしかないです。春休みが延びたので毎日の練習に集中してやりたいです。リーグ戦ではチームに貢献できるように頑張ります。

関大輝(基理3=茨城・江戸川学園取手)

――今日の試合を振り返っていかがですか

前回の試合と比べてミスも少なく、中央大学相手にベストゲームのような展開の試合だったかなと思います。昨日は負けてしまったのですが、それをひきずらずに、今日は前に(関東地区大学・社会人王座決定戦で)負けた中央大学を倒そうという意識で試合に臨むことができました。負けを引きずらずにいい雰囲気で戦うことができていたと思います。昨日もベンチの雰囲気が悪かったわけではなくて、非常に良い雰囲気で戦えていたのですが。その雰囲気を崩すことなく、今日のような試合を展開できて良かったです。

――ご自身の打撃も絶好調でした

そうですね。関東大会前からは考えられないほど打撃が改善されて、調子も良くなってきたと思います。コーチのアドバイスもあって、フォームというか打席に向かう意識を変えることができました。今までは打席に入る時に、三塁線に打とうとか、三遊間を抜こうとか考えていたのですが、今は脱力することは意識しています。打席に入る時に考えて体が固まってしまうことがあったので、とにかく脱力して。構えているときに脱力してから、ピッチャーが投球モーションに入ってからもう一度脱力するようにしています。どの球をどう打つかではなくて、今は「打てる」と思ったら打つようにしています。前より直感で打つようになりましたね。そこからは劇的に打撃の調子があがりましたね。正直今は打ち取られる気がしないです。

――守備も好プレーが多かったですが、なにか意識しましたか

前に試合でミスをしてけがをしてから、着々と練習を積み重ねてはいました。守備も下久保に渡部と、外野手として若い選手が多かったので、声掛けなどを気を付けるようにしていました。あとは球種やバッターの打ち方などによって、守る位置やどのような打球がくるかを予想するようにしていました。それが好プレーに繋がったと思います。

――昨日はタッチアップを阻止する場面もありました

そうですね。持ち替えが早いという部分は強みだと思っているので、それが発揮されたプレーだったと思います。あの体制から一本で投げるのは難しいと思ったので、あとは(中継の)塚脇(太陽、)さんに任せようと。それが良い形になって、ランナーを3塁で阻止することができたので良かったと思います。

――リーグ戦までに改善したい点はありますか

改善点の1つとしてまず守備面の改善です。春リーグでは主に東伏見での試合になり、エラーが減るという印象がありますが、春のOP戦でも東伏見でのエラーが数多く見られ、敗戦につながってしまったので、チーム全員でもう一度見直したいと思います。さらに、昨年からの伝統である守り勝つ野球を体現するためにも投手力、守備力の向上が不可欠なので、残された期間で少しでもチームとしてレベルアップすべきかなと思います。打撃面では非常に理想の形で点数を取れているので、バントや戦術など細かいところを見直して、ヒットが出ない試合でも得点パターンを増やしてさらに得点力向上を目指していきたいです。

――リーグ戦に向けて意気込みをお願いします

昨年は春秋で二季連続のベストナインを取らせて頂いて、自分がタイトルを取ることが、チームの勝利にもつながると思うので、今年も三季連続のベストナインと首位打者を目指して精進していきます。昨年までは下級生だったので、伸び伸びと自分のプレーをさせていただいた分、自分のことだけを考えていればよかったのですが、今年からは上級生になり、自分の結果だけでなくチーム全体を見なくてはいけない学年になってきたので。自分のベストパフォーマンスをするのは当たり前だとして、チームが勝つために何をすべきなのかも考えて、自分がリーグ戦4連覇の立役者になれるように精一杯プレーします。

渡部椋雅(商3=神奈川・桐光学園)

――今日の試合を振り返っていかがですか

中央には関東王座決定戦で負けて悔しい思いをしていて、リベンジをどこかで果たしたいと思っていました。なので今日勝つことができて嬉しいです。

――3位という成績をどう受け止めていますか

正直逃がした魚は大きいといいますか、優勝できるだろうなと思っていた分、3位は昨年よりもいい結果ではありますが、悔しいし自分の中ではもう少し上に行けたのではないかと思います。

――昨日の試合から切り替えられましたか

昨日のインタビューでも応えましたが、反省は昨日までということで。ベンチの雰囲気的にも楽しもうという感じだったので切り替えられたかなと思います。

――今大会は打撃が好調のように思えましたがいかがですか

打撃は水物だというように監督さんもおっしゃっていて、結果を見ればすごく良いし自分でも満足しています。ですが素直に喜べないといいますか、こんな日もあるなという感じですね(笑)

――今大会、守備も好調のように思えましたがいかがですか

ショートを守ったのは最初だけであとは外野でやらせてもらって、慣れないながらフルで出場させてもらったということに関しては幹部にはすごく感謝しています。いいプレーも出たと思いますが、昨日大事な場面でミスをしてしまうということは、まだまだ伸ばしていかないといけないところもあるし反省するところはあるのかなと思いました。

――ショートに戻りたいと思うことはありますか

少し前まではショートや他の内野を守りたいと思うことはありましたが、今はチームの状況も考えるようになりました。今大会を経てチームのことを考えられるようになったなと思いました。

――春季リーグ戦がもうすぐ開幕しますが、何か変えたいところはありますか

この結果が出たことはすごくいいことだと思うので、これを維持できるということが変えることにつながると思います。やはり波があって打てるときと打てないときの差が激しいので、シーズン通してこのまま行けたらいいなと思います。

――春季リーグ戦に向けて意気込みをお願いします

とにかく優勝したいです。上の代と全日に行きたいので。一つでも多く勝てるように少しでも貢献できたらいいなと思います。

新井健太(商2=東京・早大学院)

――今日の打撃を振り返っていかがですか

1打席目で三振してしまって、その後1打席挟んでチャンスの場面、ここで1点欲しいなっていう場面で、1本出たっていうのは良かったと思います。ただ、その次の打席でまたチャンスで回ってきて、見逃し三振に終わったのはちょっと良くなかったかなと思います。

――今大会は途中からレギュラーになりましたが、今大会を通じた守備と攻撃を振り返っていかがですか

守備はほぼ毎試合エラーしてて、ちょっと良くなかったので、これから修正していきたいなと思います。打撃に関しては、大会通して調子がずっと良かったこともあって結構打てたので、このまま維持していければなと思います。

――昨日の敗戦からどう切り替えましたか

打てなかったわけではなく、そんなに引きずってはいなかったので、1日寝て、何も無かったかのように切り替えることが出来たと思います。

――春リーグ(東京六大学春季リーグ戦)に向けて改善したいことはありますか

やっぱり守備ですかね。自分は守備でエラーが少し目立ったので、そこを改善したいです。また、昨年のリーグ戦は全く打てなかったので、今年はこの好調を維持して、打ち続けられるようにしたいきたいと思います。

――最後に春リーグに向けて意気込みをお願いします

この大会で全日(全日本大学選手権)を決められなくて、春リーグの結果が全日予選(全日本出場予選会)に行けるかどうかに関わってくるので、しっかり優勝して、その先に進めるようにしていきたいと思います。