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準硬式野球部

2020.03.23

関東地区大学選手権 3月23日 秦野市カルチャーパーク野球場

打線爆発!強敵明治に圧勝し、準決勝進出!/準々決勝 明大戦

TEAM
早大 16
明治大
(早)〇清水、田中爽、金田―中村
◇(二塁打)渡部(1回表)(5回表)、須能(4回表)、関(5回表)◇(三塁打)新井(2回表)◇(本塁打)押尾(2号2ラン)(2回表)

 3月とは思えない寒空の下、早大ベンチは寒さを感じさせないほど熱気を帯びていた。ここまでの2試合、コールド勝ちを収めている早大。この日も強力打線がヒットを重ね、16得点を獲得して相手を圧倒した。投げては、先発・清水佑樹(スポ3=早稲田佐賀)がピンチを背負うが、最少失点に抑える好投を披露。その後は田中爽稀(法3=神奈川・柏陽)、金田歩(商4=東京・早実)の継投が明大打線をゼロに抑える。熱戦が予想された早明戦は圧勝で終わり、関東大会優勝に向けて弾みをつけた。

 この日も強力打線のバットが火を噴いた。初回幸先よく先制点を奪取した早大はなおも2死一、三塁。この好機で打席に入ったのは渡部椋雅(商3=神奈川・桐光学園)だ。渡部の打球は中堅手の頭を越える2点適時二塁打に。この会心の一打で、試合の流れは大きく早大に傾いた。さらに、2回には1死二塁の場面で迎えるは打撃好調の押尾雄輝(教4=埼玉・早大本庄)。スライダーをうまく合わせて高々と上がった打球は、スタンドポール際へ飛び込む。この2試合連続の本塁打が、相手先発・前田剛志(3年)をマウンドから引きずり下ろした。だが、早稲田の猛攻は終わらない。スイッチした投手にもしっかりと対応し、終始相手に主導権を渡さなかった早大打線。甘い球をことごとくヒットにし、得点の山を築き上げた。

2回表に三塁打を放つ新井

 奮起する打線に、投手陣も応える。1回裏、先発・清水は1死から連打を浴びて失点するが、その後は要所を締める好投を繰り広げた。「いつも通りのピッチングで(試合を)運べた」(清水)。その後も毎回走者を背負うが、ストレートと変化球を駆使して相手に追加点を与えない。4回を通して5本のヒットを浴びたが1失点と、最少失点で切り抜いて見せた。続く5回、救援として田中爽が登板。キレのある直球で相手打線を危なげなく抑える。そして迎えた6回にマウンドに上がったのは、今大会通じて安定感を誇る金田。味方の好守備にも助けられ、0点に抑えてゲームセット。6回コールド勝利で、チームは準決勝進出を決めた。

粘投を繰り広げる先発・清水

 「できすぎな程良い試合でした」(中村康祐主将、教4=早稲田佐賀)。相手を最少失点に抑えることを課題としていた早大。だがきょうの試合では安定した投球と、流れを引き渡さない好守備が相まって1点に抑えることができた。そして、積極的に得点を奪いに行く姿勢、さらにどの投手からもヒットを量産する対応力が光り、17安打16得点をマークしたこの試合。『点につなぐ意識』と『攻撃力』がかみ合い大量得点を奪うことができたのは、チームにとって大きな収穫となったのではないだろうか。次は東京六大学リーグでも度々対戦している強敵・法大との大一番。「何が何でも全員野球で勝って、決勝に進みたいと思います」(中村)。あすも投打で相手を振り切り、全員で勝利をつかみ取ってほしい。

(記事 小山亜美、写真 西山綾乃、樋本岳)

 

※記事中の学年は新年度のものです。

★「Today’s Feature」第1回 渡部椋雅

この試合大活躍の渡部

 この試合で最も活躍した選手を聞いたら、この男を挙げる人が多いだろう。この日3打数3安打4打点と、大暴れをした渡部椋雅(商3=神奈川・桐光学園)。勝負強さはもちろんのこと、3本打った安打の内2本は二塁打と、長打力も秘めている。

 活躍は打撃だけに留まらない。6回裏、1点を失えばコールドが消える大事な場面で2つのスーパープレーを見せつけた。1つ目は低い弾道の打球を頭からつっこんでの捕球。2つ目は左中間に落ちるか、という打球をスライディングキャッチで反撃の芽を摘んだ。前試合から遊撃手としてではなく、中堅手として出場している渡部。「不安を隠せなくて寝る前ドキドキしている」とお茶目な一面を見せるが、表情を変えずに守備をこなす姿は健在だ。渡部の好守備がこれからもチームを助けるに違いない。

好守備を見せる渡部

 好調の要因を聞くと、『試合への意識の変化』を挙げた。打撃の結果だけではなく、チームが勝利をつかむために出塁することを重視しているという渡部。四死球での出塁は結果として試合を決定づける貴重な得点につながることが多い。「チームのために何ができるかを考えた時に、泥臭さで貢献したいと思っているので」。地道な努力とチームに対する姿勢が、渡部の好調の鍵なのである。

 安打を放っても、好守備を見せても、あまり表情を変えることはないクールな渡部。だが、次打った時は笑顔でガッツポーズを見せると約束してくれた。チームのためにバットを振るうスラッガーのさらなる活躍に期待したい。

(記事 小山亜美、写真 樋本岳)

コメント

中村康祐主将(教4=早稲田佐賀)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

できすぎた試合でした。もともとロースコアで競り勝つという想定をしていました。いい意味での予想外で勝ててとてもいい試合でした。

――打撃がすごく好調だと思うのですが、振り返っていかがですか

快心の当たりではありませんでしたが、しぶといヒットは打てたので、明日はいいヒットを打てるように頑張ります。

――何か意識されていることはありますか

強い打球を打とうと意識しているのでコンパクトに打つようにしています。

――きょうから5番になりましたが何か変化はありましたか

特に打順で変わるということはないです。前後にいいバッターもいますし。つないで打てているのかなと思います。

――打順を変えた理由はありますか

押尾(雄輝、教3=埼玉・早大本庄)がホームランを打っていますし、押尾を3番に入れてみようかということでやってみたらうまくはまりました。

――投手陣の調子はいかがですか

良いと思います。明治打線を一点で抑えられたというのは大きいと思います。清水(佑樹、スポ3=早稲田佐賀)だけでなくて田中爽稀(法3=神奈川・柏陽)、金田(歩、商4=東京・早実)もきちんと投げられたのが非常にいい要素になったのではないかと思います。

――きょうの流れを引き寄せるターニングポイントはどの場面だと思いますか

先発を下ろして二番手投手を出したとき、そこから点を取れたというのが非常に大きかったなと思います。そこで簡単に打線が終わらなかったのが流れを引き寄せた要因になったのかなと思います。

――次戦に向けて意気込みをお願いします

明日の結果次第で全日出場が決まるので、何がなんでも全員野球で勝って決勝に行きたいと思います。

押尾雄輝(教4=埼玉・早大本庄)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

実際きょうは大差で勝てましたが、相手は格上で、次からはどうなるかわからないので、また気持ち切り替えてやっていきたいと思います。

――きょうは3番バッターでした

前にも後ろにもいいバッターがいるので、自分の役目を果たすだけなのですが、後ろに川原(崚、商2=東京・早実)がいることもあって、気持ちを楽にいけました。

――2試合連続の本塁打となりました

追い込まれていたので、真っ直ぐと変化のどっちも頭に入れていました。後ろに川原いるので、チャンスを広げられればと思っていて、結果的にホームランになってよかったです。

――バッティングが冴えていますね

前回同様、いい調子できているので、明日の試合も、このまま調子落とさずにいきたいと思います。

――この試合の勝因は

初回に先制できたことが、大きいと思います。初回いい形で点を取れたので、そのままいい流れで運べたと思います。

――明日の準決勝に向け、意気込みをお願いします

どっちが来ても強い相手だと思うので、自分たちの力を出し切って、勝てればいいなと思います。

清水佑樹(スポ3=早稲田佐賀)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

バッター陣が打ってくれたので、上出来だったと思います。

――投球の調子はいかがですか

いつも通りのピッチング運べました。4回に降ろされて納得はいってないですが、バッター陣のおかげで勝てたので、よかったと思います。

――きょうの勝因とは

流れを相手に渡さずに、バッター陣が打ってくれたことです。

――明治打線にどのように臨まれましたか

久々に明治との試合で、知り合いもたくさんいる中、最小失点に抑えることができたので、よかったと思います。

――次戦に向けて意気込みをお願いします

あすも勝ちにいきます。自分も連投あると思っているので、しっかり準備して臨みたいと思います。

渡部椋雅(商3=神奈川・桐光学園)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

明治は強い相手なので警戒していたのですが、大差で勝てて良かったです。

――きょうの打撃を振り返っていかがですか

特に何か練習していたわけではなかったのですが、自分の打線の前後にはいいバッターがいるのですごく安心して打てました。自分の好きなように打てばいいと思って打てたのが結果につながったと思います。

――打撃の調子はいいですか

昨シーズンよりはいいと思いますが、今年から結果重視ではなくてチームのためにくらいに思っているので。コンスタントにバッティングだけではなく、フォアボールやデッドボールで出塁するということも気にしています。そういうのを意識した上でプレーできているということは調子が良いのかなと思います。

――それはオフシーズンに何か改善されたからですか

というよりは、チームのために何ができるのかなと考えたときに泥臭さで貢献したいなと思っているので。試合に入ってからの気持ちの考え方が変わったというだけですね。

――前回の試合からセンターで出場されていますがいかがですか

正直不安を隠せなくて寝る前はドキドキしています(笑)しかし期待をしてくれているから起用されてもらっているので、迷惑をかけないように自分のできることをしようと思っています。

――守備での活躍も光りました

内野手だったのでゴロが捕れる分突っ込んでも後ろに転がさないという自信はあって、点差もあったので思い切りいきました。レフト、ライトもカバーに来てくれているのも知っていたので、そこを信頼して突っ込めました。たまたまです(笑)

――次戦に向けて意気込みをお願いします

準決勝、決勝と強いところと当たるとわかっているので、今から技術を向上させることは難しいですがやるべきことを一つずつ考えて自分らしくプレーできたらいいなと思います。