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柔道部

2020.03.17

東京都選手権 3月15日 東京武道館

強敵相手に健闘!主将が語る今後の早大柔道部

 高校生から社会人までの選手が集い、今年も東京都柔道選手権大会が行われた。コロナウイルスが懸念される中、無観客試合として開催された今大会。選手たちは体重無差別で組まれたトーナメントで戦い、男子はベスト8進出者と敗者復活戦上位1名が、女子はベスト8進出者が全日本選手権への出場権を獲得する。早大からは空辰乃輔主将(スポ3=広島・崇徳)が出場し、2回戦敗退で大会を終えた。

 空は1回戦、岡田友徳(警視庁)と対戦。初めは「慎重にいった」(空)という言葉の通り、試合は均衡状態が続き、ゴールデンスコアによる時間無制限の延長戦へ。相手は空よりも体重が重く、パワーもあり、力勝負では不利に思われた。しかし、試合が進んでいくにつれ、相手が疲れを見せ始める。「力勝負では不利な分、体力面で追い込んで勝ちにいこうと思った」という作戦のとおり、見事、小外刈りで技ありを奪い、優勢勝ちを収めた。

見事優勢勝ちを収めた

 2回戦の相手は西山大希(日本製鉄)。過去に2度、世界選手権で準優勝した経験を持つ実力者の西山。「とても強かった」と振り返るように試合中、何度も相手に攻められたが、粘って再び延長戦に持ち込んだ。空は格上の選手に対して果敢に技を仕掛けるが、相手の壁は高く、最後は華麗に肩車を決められ、今大会を終えた。

強敵にも気後れしない空

 「のびのびと柔道ができるチームにしたい」。4年間という限られた学生柔道の時間を部員に楽しんでもらいたいという思いから出た言葉だ。楽しいというのは、「熱中して本気でやって楽しい」という意味だと空は言う。また「部員一人ひとりが練習に全力で取り組んだ結果、『勝つ』ことができればいいと思う」と今後への意気込みを語ってくれた。5月の団体戦に向けて、空が引っ張る早大柔道部に注目だ。

(記事、写真 倉持七海)

結果

▽男子

空辰乃輔 2回戦敗退

コメント

 

空辰乃輔主将(スポ3=広島・崇徳)

――今日の試合の目標はありましたか

1回戦を勝つのは最低限として、その次の相手が強い選手だったので、そこで勝てれば、という感じでした。

――第1試合を振り返っていただけますか

とても慎重に戦いました。相手は実業団の選手で、パワーもありますし、体重も僕の方が軽いので、力をぶつけ合ったら負けるかもしれないなと思って、慎重に距離を取りながら戦いました。試合をやっていく中で、自分は疲れていないのに相手が疲れているのがわかって、そこで相手をへとへとに疲れさせて足で引っ掛けようと思っていました。

――1回戦目の相手とは初め五分五分の状態、最後は空選手の方から積極的に攻めているように見えました。相手と対戦している時、どのような心持だったのでしょうか

やっぱり最初は様子を見て、慎重にいきました。(勝つための)活路があるとすれば体力面でだなと思い、いかに相手を疲れさせるかということを考えました。

――第2試合を振り返っていただけますか

すごく強かったです。相手は世界選手権で二度も銀メダルを取ったことのある強い選手で。でも、自分はそういった相手と対戦するのが好きなので、自分の持っている技で一番得意なところをぶつけようと思って、いろいろやってみました。でも、ちょっとは効いても投げるまでには至らなくて。一生懸命しのいでいたところで最後、フワッと投げられてしまいました。

――ご自身が主将になられて、新しくなった体制の雰囲気はいかがですか

のびのびとやっていると思います。主に後輩についてなのですが、結構やんちゃな子が多くて(笑)。でも、柔道は真剣にやっていますね。(彼らを)尊敬しているところもあって、そういった意味で自由にやらせてあげようというのは最初から意識しているところです。

――のびのびと柔道ができるチームにしたいということでしょうか

そうですね。学生柔道の4年間が終わって、「楽しかったな」と思って終われるのがいいなと思います。その「楽しい」というのは、「熱中して本気でやって楽しい」ということで、「へらへらやって楽しい」ではないです。全力で一生懸命取り組んで、最終的には「柔道楽しかったな」と言って終われるようなチームにしたいです。

――もうすぐ新入生が入ってくると思いますが、楽しみな点はありますか

結構粒ぞろいというか、体も大きいですし、面白い子が揃っているなというのはありますね。全国大会で優勝した子もいて、実力という点でも面白いと思いますし、いろんな学部の子がいて、個性的な一年生が集まるのかなという期待はあります。

――5月から団体戦が始まりますが、今後の試合への意気込みをお願いします

1,2,3年生だった今までの目標は、自分が強くなってチームに貢献することでした。でも今年はチームをマネジメントする立場になったので、僕だけが強くなるのではなく、チームのメンバーの一人ひとりが強くなるのをサポートできればと思っています。これから日常生活や部活を一生懸命やって、その結果が、「試合で勝った」というので出ればなと思います。勝てるかどうかは運など、いろんな要因があるのでそこは気にしていないです。

――今年1年の個人的な目標を教えてください

個人戦、ということでしたらやはり優勝したいです。高校の時に一個上の階級で2位になって、大学に入ってきたのですが、(大学)2年、3年と全国ベスト16で終わっているんです。それが僕的には情けないというか、もっといける、と思っています。日ごろの練習に原因があるということは明確ですし、そこを改善して、優勝できたら、これ以上ない競技者人生の終わり方かなと思います。