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庭球部

2020.02.22

関東学生新進選手権 2月21日 早大東伏見テニスコート

丹下が決勝進出!優勝まであと一勝!!

 関東学生新進選手権(新進)も残り2日。この日は、各種目の準決勝が行われた。男子シングルス準決勝は、丹下将太(教1=東京・早実)が小久保蓮(スポ1=愛知・名古屋)との同士討ちを制し、決勝進出を果たした。樋口廣太郎副将(スポ3=福岡・柳川)は慶大の白藤成に完敗し、ベスト4敗退に終わった。男子ダブルスと女子シングルスも、この日敗戦。優勝を懸けた最終日の戦いに臨むのは、丹下のみとなった。

★丹下は小久保との同士討ちを制し、決勝へ(男子シングルス)

丹下は同士討ちを制した!

 男子シングルス準決勝は、樋口ー白藤成(慶大)と丹下ー小久保の2カードが行われた。先に試合が終わったのは樋口と白藤の対戦だった。序盤から強烈な相手のサーブとフォアに圧倒され、樋口はサービスゲームをキープすることもできず。「相手にミスが出てくると思ったので、とにかく食らいつこう」(樋口)と、強烈な相手サーブを粘り強く拾っていったが、「(相手は)サーブを返した3球目がすごい良い」と振り返るように、終始相手のリズムで試合を組み立てられ、ファーストセットを0−6で落とした。セカンドセットも相手にペースを握られた樋口は、途中スライスを織り交ぜていくことで劣勢を打破しようと試みる。しかし慣れていないプレーを織り交ぜたことによるミスが目立ち、セカンドセットも相手に圧倒され続けた。「もっと臨機応変に対応できるスタイルを身に付けたい」。自分のスタイルに変化を加え、さらなるレベルアップを目指していく。
 丹下と小久保の同士討ちは、ファイナルセットまでもつれ込んだ。ブレーク合戦となったファーストセット。最後に小久保がサービスゲームをキープし、ファーストセットを獲得した。セカンドセットは中盤まで小久保が押す展開に。しかし強気に丹下がサーブを打ち始めると、10ゲーム目でブレークに成功。「思いっきり打たれ始めた」と小久保が語るように、サーブから丹下が試合を支配し始めた。11ゲーム目、12ゲーム目を連取し、セカンドセットを獲得した丹下は、6−1でファイナルセットも取り、勝利した。
 決勝では、サービスゲームをしっかりキープすることが大事になってくる。白藤はサーブと強烈なフォアが持ち味のプレーヤー。ブレークの機会はそう多くないはずだ。一度流れが相手に傾いてしまうと、一気に押し切られかねない。優勝という結果で今大会を終えることはできるか。決勝での戦いに、注目だ。

★序盤でのミスが響く結果にー。「ベスト4という大きな結果を残すことができた」(男子ダブルス)

喜びを表す畠山・増田組

 新進ベスト4まで勝ち残った畠山尚(スポ2=神奈川・湘南工大付)・増田健吾(社1=東京・早実)組は決勝進出を懸けて熊坂拓哉、堀内竜輔(亜大)組との一戦に挑んだ。序盤は「想像以上に相手の球質などが違ったので苦戦した」(畠山)。第3、5ゲームでブレークを許すなど、ペアが得意としているサービスゲームで流れをつかめない。試合が進むにつれて攻撃の形を作っていくペアだが、相手のサービスゲームではリターンに苦しみ4-6でこのセットを奪われる。セットが変わっても悪い流れを断ち切ることができない。いきなりブレークを許すとそこから4ゲームを連取される。相手の精度の高いストロークに手を焼き、セットカウントは1-5に。しかし追い詰められてから集中力を見せた。「諦めずに戦えた」(増田)と畠山・増田組が得意とする前に詰めてボレーで決めるパターンがはまりだすと、1ブレークを含む3連取を挙げる。この勢いを持続したいところだったが、最後はミスによる失点を重ね、手堅くキープされて試合終了。終わってみれば4-6と巻き返しができただけに、序盤でのミスが悔やまれた。
 「ベスト4という大きな結果を残すことができた」(畠山)。今大会、リターンやストローク戦といった発展途上な部分もあるが、2人で前に出てプレッシャーをかける、ペアとしてのスタイルが通用したことが大きな自信につながっただろう。次の大会となる関東学生トーナメント(春関)については「期間があるのでもう一回畠山さんと一からやり直して、ベスト4以上を目指して頑張りたいと思います」(増田)。新進ではベスト4と大きなインパクトを残した若き早大ペア。飛躍を遂げる第一歩を踏み出した。

★安藤は悔しさ残る敗戦。「春関で悔しさをぶつけられるように」(女子シングルス)

敗戦し、肩を落とす安藤

 「自分ができることを出し切ろう」。強い気持ちを武器に準決勝まで勝ち上がってきた安藤優希(スポ1=東京・日出)は、今田穂(慶大)との対戦に挑んだ。ファーストセットは序盤に2つのブレークを決められ、主導権を握られる。「甘いボールを打ったらすぐ決められるというプレッシャーがあった」(安藤)と積極的に仕掛ける相手を崩しきれず、このセットを落とした。続くセカンドセットは一転、安藤の独壇場に。ラリー戦で優位に立っただけでなく、ドロップやサービスエースを決めるなど高い集中力を発揮。出だしから一気に5ゲームを連取する圧巻の立ち回りで、ファイナルセットに持ち込んだ。
 勢いそのままに先手を取りたい場面だったが、セット始めからキープキープの展開に。ブレークのチャンスをつかめず、悪い流れで迎えた第6ゲーム。復調してきた相手に先にブレークを許してしまう。そのまま試合は進み、セットカウント3-5から迎えたリターンゲームでは0-40でマッチポイントを握られる。万事休すかと思われたが、しぶとくラリーを続けると、ここから5連続ポイントを挙げブレークを奪う。しかし続くサービスゲームではミスが重なり、思うようなプレーができない。2度目のマッチポイントを握られると、ラリーの末、安藤のフォアハンドのストロークがネットにかかる。3時間に及ぶ死闘は、安藤の力負けで幕を閉じた。
 「チャンスがあった試合なので、すごく悔しいの一言です」。一つのポイントが違えば、勝負の行方はまた違ったものになったと言っても過言ではない。互いに持ち味を出し切る中で、チャンスをつかむ『あと一本』が出なかった。昨年はルーキーながら、関東学生リーグ戦ではシングルスを任された安藤。今大会はタフな試合を乗り切ったと同時に、白星をつかみきれない悔しさも味わった。「春関で悔しさをぶつけられるように」―リベンジに向けてさらなる成長を誓う。

(記事 大島悠希、小原央 写真 渡邉彩織)

結果

男子シングルス
▽準決勝
◯丹下将太 [4-6、7-5、6-1] ●小久保蓮
●樋口廣太郎 [0-6、1-6] 白藤成(慶大)


男子ダブルス
▽準決勝
●畠山尚・増田健吾組 [4-6、4-6] 熊坂拓哉・堀内竜輔組(亜大)


女子シングルス
▽準決勝
●安藤優希 [4-6、6-1、4-6] 今田穂(慶大)

コメント

樋口廣太郎副将(スポ3=福岡・柳川)

――序盤から相手のフォアは強烈でしたが

いい球を打つとは分かっていたのですが、やはり素晴らしい球で圧倒されました。

――ラリーの中では左右に振ってましたが

石井弥起ヘッドコーチから終わった後にアドバイスがあったのですが、左右ではなく相手のバックを狙うのもありだねと話があったので、相手を走らせる意味で左右に打っていたのですが、同じ場所をずっと狙う戦法もあったかなと思います。

――ファーストセットでは相手に圧倒される中、どのような戦略で巻き返そうとしましたか

相手にミスが出てくると思ったので、とにかく食らいつこうと思ったのですが、それでも圧倒されました。今思えばやれることがあったとは思うのですが、その時は貪欲に付いていくことしかできなかったです。

――相手で驚異を感じた部分は

相手はサーブがいいですし、サーブを返した3球目がすごい良くて。リターンは返せたのですが、ほとんど一発で決まる勢いがあったので、サーブとその次の攻めですね。自分のサーブが良くないのもあるですが、リターンで攻めてくる人の中でも攻め方がうまくて、全てが一級品でした。

――セカンドセットの途中からスライスを多用するようになったのは、流れを変えるためですか

セカンドセットに入って、スライスやサーブで前に出るようにはしたのですが、全然効果がなくて、サーブの質とスライスのラリーは普段からやってきてないのですが、もっとディフェンシブなプレーをできるようにならないと、あのような選手には勝てないので、もっと臨機応変に対応できるスタイルを身に付けたいと思います。

――最後にこれからの春関、残り一年の意気込みをお願いします

春関(関東学生トーナメント)ではチャレンジャー精神を忘れずにやるだけだと思います。今回の新進まではいい準備ができたので、引き続きいい準備をしていきたいと思います。あと1年は自分らしく、チームを盛り上げる役目を担っているので、どんな形であれチームに貢献していい形で終わりたいと思います。

畠山尚(スポ2=神奈川・湘南工大付)、増田健吾(社1=東京・早実)

――きょうの試合に向けて意識したことはありますか

畠山相手の情報が結構あったので前日に練習はしていたのですが、想像以上に相手の球質などが違ったので苦戦してしまったところがあります。

増田サービスをキープすることを大前提にしていたのですが、それができずにもともと想定していないようなかたちになってしまって負の連鎖に陥ってしまったかなと思います。

――サービスゲームに関して振り返ってみていかがですか

畠山僕たちはキープが前提でリターンで一回ブレークできたらいいなと思っていたのですが、ファースト、セカンド両セットともにブレークされてからのスタートだったのでサービスゲームの内容は良くなかったかなと思います。

増田いつもより相手のリターンなどがうまくてしっかり相手もリターンを返してくるという中で少し焦ってしまいました。そこでもっと冷静な対応ができたら最初にブレークされなかったのかなと思います。

――きょうの試合で良かった点はありますか

畠山終始相手にやられてはいましたが、諦めずに食らいついてブレークもできましたし、諦めずに戦えたというところが良かったと思います。

増田僕も諦めずに戦えたというところが良かったと思います。応援などをきょうはたくさんの人がしてくれて、そういうのもあって諦めずにできたと思うので、応援には本当に感謝しています。

――今大会を通しての収穫と課題は

畠山収穫は一年前の新進と比べたらベスト4という大きな結果を残すことができたので、それは自信にしたいと思いますし、春関に向けていいスタートが切れたのかなと思います。

増田優勝を目指してはいましたがベスト4に入れたということを自信にして、畠山さんも言っていたように春関に向けてまた一から頑張っていこうかと思います。

――最後に関東学生トーナメントに向けての意気込みをお願いします

畠山春関はベスト4以上、優勝を目指して頑張りたいのですが、インカレにつながる大事な試合なので上位進出を目指して頑張りたいと思います。

増田まだ春関まで期間があるのでもう一回畠山さんと一からやり直して、ベスト4以上を目指して頑張りたいと思います。

小久保蓮(スポ1=愛知・名古屋)

――同士討ちでしたが、どのような戦略で臨みましたか

普段から練習しているので、バックを中心に集めて、(前が)空いた時に詰めることを中心にやろうと考え、臨みました

――ファーストセットはお互いブレークの応酬となりましたが、どのような心境でしたか

3回くらいブレークされて、流れに乗れないと思いながらやっていて、一回ブレークすれば流れがくるんじゃないかと思いながらやっていました。

――ファーストセットは取りましたが

サーブをキープして流れがつかめたと思います。

――きょうはリターンが良かったと思われますが、どうでしたか

相手はサーブが良くて、リターンからプレッシャーをかけて、サーブの確率を少しでも落とさせる。そういうのを意識してやっていました。

――セカンドセット5ー4でリードしている場面では、勝利を意識されましたか

そんなに意識はしてなくて、やってきたことを続けようという意識ではいたのですが、セカンドを取りきれず。ファイナルは相手が良かった感じでした。

――セカンドセットの終盤から丹下さんのサーブが良くなってましたが

思いっきり打たれ始めて、取りたいところで向こうに取られた印象はありました

――春関に向けて、どのような練習に取り組んでいきますか

自分のプレースタイル自体は見つかってきたと思います。一大会で楽にトーナメントを勝ち上がれる訳ではないので、今回もファイナルに入ったので、ファイナル入っても次の日にはリカバリーができるように追い込む練習も大切だとは思うのですが、無駄な動きをなくしていけるように、練習から綺麗なフットワークでプレーできるように頑張っていきたいです。

――最後に春関以降の意気込みをお願いします

まずは春関でベスト4に入って、インカレ優勝できるように頑張っていきたいです。

丹下将太(教1=東京・早実)

――きょうの試合はどのような戦略で臨みましたか

お互いの手の内を知った中での戦いだったのでどういう風に相手を崩していこうか考えていたのですが、あんまり具体的な作戦はなかったですね。行き当たりばったりな戦いでした。

――ブレーク合戦となったファーストゲームを落としてしまいましたが、ふり返ってみていかがですか

相手より先にブレークできているのに自分のサーブゲームを取れなかったのでリズムが作れないという点で少しフラストレーションは溜まっていましたね。

――セカンドセット中盤まで相手にペースを握られていましたがその要因は

やっぱりサービスゲームがキープできないというところが自分のリズムが作れていなかったいう点で常に相手にリードされてしまったかなと思います。

――セカンドセットの10ゲーム目あたりからは強烈なサーブが決まっていましたが改善した点は

10ゲーム目で確かブレークして、もうそこはいくしかない、勝負するところだと思ったので自分ももう一段階ギアを上げてしっかりサーブで勝負しようと思って戦っていました。

――あすにむけて修正したい点は

まずサービスゲームでしっかりキープするというところと、ファーストサーブの確率が大切になると思うので、速いサーブも大事ですが回転を多くしたサーブにするなど工夫して戦っていきたいと思います。

――最後にあすの試合への意気込みをお願いします

あすの試合はチームにとっても大きな意味をなす試合だと思うので、しっかり勝って自分のためでもありますがチームのために優勝できたらいいなと思います。

安藤優希(スポ1=東京・日出)

――敗戦をどのように捉えていますか

チャンスがあった試合なので、すごく悔しいの一言です。

――試合に臨むにあたって、考えていたことはありますか

相手は勝ちに来てるし、みんな強いので、今日も自分ができることを出し切ろうという気持ちで入ってきました。

――ファーストセットは流れに乗れなかった部分がありましたが

相手はしっかりサービスゲームをキープしてきて、自分はそれをキープしきれなくて。相手のサービスゲームをブレークできそうなポイントも何本かあったんですけど、取り切れなくて。でも自分がすごい悪いプレーをしたというよりも、運が悪かったり、相手が強気の選択をしてきて、ナイスプレーしてきたので、悔しいというよりかはしょうがないかなと思って。意外とすぐ切り替えられました。そういう感じの落とし方だったので、セカンドは集中しようとすぐに切り替えられました。

――相手選手はフォアのストロークが強いイメージがありましたが、そこはいかがですか

甘いボールを打ったらすぐ決められるというプレッシャーがあって。それが相手は強かったですし、バックはスライスも打てるし、フラットも打てるのですが、自分が少しでもスライスに対応できなかったら、すぐにフォアで決めてくるので、常にプレッシャーをかけられていて。悔しいけど相手は強かったなと思います。

――セカンドセットを振り返っていただけますか

出だしの部分ですごく集中できて、すぐに相手のサービスゲームをブレークできたので、流れが一気に来ました。ゲームも離せたので、強きのプレーとかチャレンジのプレーが全部入って、ノリノリというか自分のペースで試合できて。相手も離されていたので、気持ちが引いてて自分のペースで試合を進める手取り切ることができました。

――ファイナルセットは流れをつかみきれませんでした

出だしで何回かチャンスがあったのですが、取り切れなくて。大きい1ポイントが取れなかったから、離されたりとか、乗り切れなかったです。全体的に悪かったというよりも、要所要所が取れてなかったという感じです。それで離されちゃいました。

――一度マッチポイントを相手に握られましたが、そこから巻き返すことができた要因は何だと考えていますか

負けても勝っても最後まで苦しめる、コートに立っている間は頑張ろうとプレーしていたら取れました。

――今大会の収穫を挙げるとするなら

1回戦の相手はジュニアからやってて勝ったり負けたりの選手だったんですが、どこのドローもきついと思うんですけど、けっこうタフなドローで。1、2回戦も強くて、どの試合もスコアより負けそうだったのを勝ちきってここまで来れました。だからこそ勝ちたかったんですけど、たくさん試合ができた、その勝ち方も課題が残っていたんですけど、次の試合でトライできるチャンスがあったので、ここまで勝てたのはすごい収穫だったかなと思います。

――春関に向けて、意気込みをお願いします

今大会は単複共にチャンスがあって。それでも最後勝ちきれなくて悔しい思いをしたので、春関で悔しさをぶつけられるように、練習だけじゃなくて、考え方とかをもう一度見直したいです。いいきっかけになったと思うので、春関に向けて頑張ります。