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庭球部

2020.02.21

関東学生新進選手権 2月20日 早大東伏見テニスコートほか

男子シングルスは、ベスト4に小久保・丹下・樋口の3人が残る!

 関東学生新進選手権(新進)は、この日シングルスの準々決勝が行われた。男子シングルスは樋口廣太郎副将(スポ3=福岡・柳川)、小久保蓮(スポ1=愛知・名古屋)、丹下将太(教1=東京・早実)と3選手が勝ち上がった一方で、女子シングルスは石川琴実(社1=東京・白鵬女子)、押川千夏(社1=福井・仁愛女子)が敗れ、安藤優希(スポ1=東京・日出)だけがベスト4入りを果たした。

★樋口、小久保、丹下の3選手が準決勝に!(男子シングルス)

樋口はフォアで相手を翻弄(ほんろう)した

 丹下がサーブ、フォア、バックと、どれをとっても相手を上回った。試合開始直後から相手を圧倒すると5ゲーム連続で奪取。このまま一気に相手を押し切るかと思われた。しかし気が緩んだのかプレーがやや雑になり、相手に3ゲーム連続で奪われる。だが直後のサービスゲームをしっかりとキープして、ファーストセットを6ー3で取った。セカンドセットは、相手が徐々に丹下の攻撃に慣れてきたのか、試合は丹下ペースで進むがブレークをするまでには至らず。しかし第7ゲームでブレークをすると勝負あり。6ー4で丹下がセカンドセットを獲得し、勝利した。
 ファーストセット、小久保はサウスポー独特の球の軌道に苦戦する。リズムを終始つかむことができず、2ー6でファーストセットを落とした。「サーブゲームでキープしようと思って、1ゲーム目をいい形でキープできたのが大きかった」と、セカンドセットは序盤から流れをつかむ。気迫を前面に押し出したプレーで、終始相手を圧倒した。ファイナルセットも相手に1ゲームしか与えず、勝利を収めた。「差が開いていても、気を抜かずにできた」と振り返るように、最後まで相手に隙を見せなかった。
 樋口は今大会調子の良いフォアで相手を圧倒した。「スコアが離れてからは取りこぼしをなくして、取れるところを取れた」と。第4ゲームをブレークしてからは相手に付け入る隙を与えず、6−1でファーストセットを獲得した。セカンドセットも、「もう一段階集中力を上げることを意識しました」と語るように、終始ゲームをコントロールした。
 男子シングルスはベスト4に3選手が残った。樋口は準決勝で慶大の白藤成と対戦。プロ経験もある強敵相手に、どこまでフォアで攻めることができるか。丹下と小久保の同士討ちが実現。3回戦、準々決勝とフルセットに及ぶ激戦を制してきた小久保に比べて、丹下は体力に余力がある。小久保は粘りを見せることができるか、注目だ。

★安藤は逆転勝ちを収めた(女子シングルス)

安藤はリターンで悪い流れを断ち切った

 石川は今田穂(慶大)と対戦した。ゲームカウント3ー4で迎えたファーストセットの第8ゲーム。相手のサービスゲームをブレークすると、第9ゲームもデュースに持ち込まれこそしたが、しっかりとキープ。ゲームカウント5ー4と巻き返した。しかし石川は、その後のブレークのチャンスを逃す。ネットミスも重なり、3ゲーム連続で奪取され、ファーストセットを落とした。「切り替えたつもりだったのですが、少し自分の中で引きずっていた」と、セカンドセットもいきなり相手にブレークを許す苦しい展開に。第11ゲーム、第12ゲームを相手に連取され、敗北を喫した。「波がありすぎました。自分に流れがきていても、それに乗ってけていけず」。再三ゲームをリードできる機会が訪れたが、チャンスを生かすことができなかった。「いいプレーもできたので満足できる部分はあるのですが、今大会を通して課題がたくさん見つかった」と収穫のある大会となった。
 押川はいいところなく敗れた。ファーストセットの序盤は、お互いサービスキープが続く。その中で第7ゲームにブレークを許した押川は、ファーストセットを4ー6で失った。バックの打ち合いの中で、相手に主導権を握られる形に。試合が進行するに連れて、試合の形勢は相手に傾いていく。セカンドセットは、1セットしか取ることができず。ベスト8敗退に終わった。「きょうの試合の敗因は全てバックなので、そこにしか気持ちがいってなくて、集中しきれなかった」と試合を振り返った押川。相手選手のバックも光ったが、悪循環に陥ってしまい、巻き返しが叶わなかった印象だ。大事な場面で取り切れる強さを、手に入れることはできるか。今回の新進で出た課題と、今後はしっかりと向き合っていきたい。
 安藤は準々決勝で猪川結花(法大)と対戦。試合序盤は相手に主導権を握られる。サイドに精度の高いストロークを決められ、試合開始から5連続でゲームを許す展開に。相手の揺さぶりに苦しめられ、1-6でファーストセットを終える。だがリターンに緩急を付けると、前のセットでは少なかった相手のミスが増加。セット後半はデュースにもつれるゲームが続いたが、根気強くリターンを返し、ゲームカウント6-2でセカンドセットを獲得した。勝敗の行方はファイナルセットに。復調してくる相手に対し、ベースラインにボールを集め、思うようなプレーをさせない。一進一退の中、迎えた第8ゲーム。互いにロブを多用するなど我慢比べが続いたが、安藤は最後まで集中力を維持。ここでブレークを奪うと、続くサービスゲームもキープし6-3で白星を収めた。どちらに流れが転んでもおかしくない試合だったが、ここぞの場面でギアを入れることができた。頂点まであと2勝。女子部唯一の生き残りとして、堂々のプレーを見せたい。

(記事、写真 大島悠希、小原央)

結果

男子シングルス
▽準々決勝
◯樋口廣太郎 [6-2、6-1] 天崎荘汰(日大)
◯丹下将太 [6-3、6-4] 佐々木健吾(慶大)
◯小久保蓮 [2-6、6-0、6-1] 萩野颯太(青学大)


女子シングルス
▽準々決勝
◯安藤優希 [6-2、6-1] 猪川唯花(法大)
●石川琴実 [5-7、5-7] 今田穂(慶大)
●押川千夏 [4-6、1-6] 岡垣穂香(明大)

コメント

樋口廣太郎副将(スポ3=福岡・柳川)

――フォアの調子が良かったですか

今大会はフォアの調子がすごく良くて、練習の中でもフォアの強化を意識していました。この冬から春先まで練習してきたことが試合で出せた感じです。

――ファーストセットでは第4ゲームをブレークしてから、圧倒的な展開となりましたが

出だしは相手も気合いもあり、ベスト8に入るくらいには強いと分かっていたので、相手に飲まれないように意識して最初はやっていました。スコアが離れてからは取りこぼしをなくして、取れるところを取れた結果が点差に結びついたのかなと思います。

――セカンドセットはさらに相手が付け入る隙をつくらせなかったですが

セカンドセットの最初は、相手にリードを許してしまうとまだいけるぞと思われてしまうので、もう一段階集中力をあげることを意識しました。自分にもまだまだ気を抜かないと言い聞かせながらやってきたことが、スコアの差につながったと思います。

――次戦は強敵であるとの対戦ですが

(相手は)つい最近まではプロ活動をしていて、経験の差でも向こうが上なので、自分が勝てるところはチャレンジャー精神だと思うので、とにかくチャレンジして。最後の2バウンドまで追い掛けることを意識して、泥臭くチャレンジをしていきたいと思います。

――最後に準決勝、決勝の意気込みをお願いします

これまでとやることは変わらなくて、自分のフォアをどれだけ活かせるかだと思うので、まずは明日思い切ってやれることをとにかくやろうと思います。あとは毎日応援してくれてる部員がいるので、その方々に恥じないプレーをしたいと思います。

小久保蓮(スポ1=愛知・名古屋)

※3回戦後コメント

――きょうの同士討ちは、今大会ここまで3セットしか落としてない好調な武藤洸希(スポ2=東京・大成)選手との同士討ちになりましたが

今大会は武藤さんの調子が上がっていて、自分自身でも調子が良いと言ってたので、個人的には気持ち良く勝たせてくれないと思ってました。きょうの結果通り、ファイナルまでどちらが勝つか分からない展開だったので、最後は勝ち切れてほっとしたのが正直な感想です。

――ターニングポイントとなったのは、どこの場面ですか

ファイナルも2ー4と負けそうな状況まで行っていて、ブレイクポイントを1ポイントか2ポイントしかない中しっかり取れたのが、勝ちにつながったと思います。

――準々決勝への意気込みをお願いします

明日も粘り強い選手が相手なのですが、タフな試合が続くのですがきょうの勝ちを弾みにして、明日以降も頑張っていきたいです。

※順々決勝後コメント

――ファーストセットを落としましたが、試合序盤苦戦した場面はどこですか

左利きというのもあり、バック側に高いボールを集められていたのが、自分としては足にもきていて嫌でした。

――準々決勝はファーストセットを取られた中で迎えたセカンドセットを、6ー0で取りましたが、うまくいった部分は

サーブゲームでキープしようと思って、1ゲーム目をいい形でキープできたのが大きかったです。それが次の2ゲーム目のリターンゲームにつながって、最初にブレークできて、流れをつかんで6ー0でいけました。

――ファイナルセットも相手を圧倒しましたが、良かった部分は

差が開いていても、気を抜かずにできた部分はありました。あと、強気に攻めれたんで、それが相手を突き放せた要因かなと思います。

――次戦は丹下将太(教1=東京・早実)選手との同士討ちになりますが、意気込みをお願いします

調子が上がってきていると思いますし、ここまで(丹下は)競ってきていないので体力は余ってると思うのですが、コンディションの差を埋めれるくらいにガッツを出して、頑張っていきたいと思います。

石川琴実(社1=東京・白鵬女子)

――きょうの試合、対戦相手のフォアが良かったですが

バックのスライスの方が自分は嫌で、うまく打たせないように空いてるところを考えたりしたのですが、それ以上に波がありすぎました。自分に流れがきていても、それに乗ってけていけなくて、チャンスもあっただけに最後まとめられたのかなと思います。

――相手サーブでデュースに持ち込んだにも関わらず、ブレークできずファーストセットを落とした場面ですか

ポイント的には攻めても、相手の方がコートに入れてプレーした部分で、最後に差が出たと思います。

――セカンドセットの入りでブレークされましたが

時間を空けて切り替えたつもりだったのですが、少し自分の中で引きずっていた部分があって、そこで最初ブレークされたと思います。

――今大会は目標をベスト8において大会に臨みましたが

正直ベスト8まで来れると自分では思ってなかったので、いいプレーもできたので満足できる部分はあるのですが、今大会を通して課題がたくさん見つかったので、悔しい気持ちと、また頑張らないとという気持ちがあります。

――次の春関に向けた意気込みは

春関は単複両方でインカレ本戦に行くことを確実に決めれるように、自分のできることを自分なりに考えて頑張っていきたいと思います。

押川千夏(社1=福井・仁愛女子)

――きょうの試合で負けてしまいましたが、今の心境をお願いします

バックが入らなくてしまって、一気に崩れてしまいました。

――3回戦では下地奈緒副将(社3=沖縄尚学)選手との同士討ちとなりましたが、振り返って

昨日は結構風があったのですが、集中力を終始保って、(風を)うまく利用しながらできたと思います。

――相手選手のバックが良かったと感じましたか

相手も良かったのですが、きょうは自分がミスをしてしまったので、相手よりも前に自分のミスが多かったと思います。

――本日の試合、ファーストセットはお互いキープの展開が続きましたが、その中でブレイクを許してしまった要因は

やはりバック。きょうの試合の敗因は全てバックなので、そこにしか気持ちがいってなくて、集中しきれなかったのが悪循環につながりました。

――新進で出た課題はありますか

バックですかね。あとは大事なところで取り切ることが課題だと思います。

――春関(関東学生トーナメント)、インカレ(全日本学生選手権)へ向けての意気込みは

去年は春関でベスト16だったので、まずはそれ以上の結果を残せるように頑張ること。それと新進で出た課題を練習で取り組んで克服してから、自信を持って臨んでいきたいと思います。