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競走部

2020.02.17

第3回早稲田大学長距離競技会 2月16日 埼玉・織田幹雄記念陸上競技場

中谷、日本選手権の参加標準記録突破を逃すも自己ベスト更新

 小雨の降る中で行われた早稲田大学長距離競技会。この大会は、日本選手権1万メートルの参加A標準記録である28分20秒00の突破を狙う選手が集って開催された。レースは終始、標準記録を少し下回るペースで展開。中谷雄飛(スポ2=長野・佐久長聖)は28分27秒71でフィニッシュし、惜しくも今大会では日本選手権への切符を手にできず。一方、練習の一環として参加した宍倉健浩(スポ3=東京・早実)は、5000mまで先頭集団で走り、途中棄権した。

 序盤は、中原佑仁・西嶋雄伸(城西大)らがレースを引っ張り、1000メートルを2分49秒、3000メートルを8分33秒で通過。中谷と宍倉は集団の中ほどに位置し、余裕をもってレースを進めた。5000メートルを14分17秒で通過したところで、宍倉はレースを離脱。レース後に宍倉は、「力まずに走ることができた」と振り返り、自身の状態に一定の手応えを得たようだ。

日本選手権参加標準記録突破を狙い、集団の先頭に立つ中谷

 レースは5000メートルを過ぎた辺りで中谷が仕掛ける。ペースの上がりきらない集団の先頭に立ち、標準記録の突破を目指して集団のペースを上げる。それ以降、自身の前に出ようとする選手の動きを見ながら、位置取りを変える冷静なレースを展開。そして、9000メートルを25分47秒で通過すると、「ラスト1000メートルでは切り替える」というレースプラン通り、ペースを上げた。荻久保寛也(城西大)との激しいデットヒートには敗れたものの、ラスト1000メートルを2分40秒、400メートルを60秒で走り切ったことには、「まずまずよかったのかな」と納得の表情。目標としていた標準記録の突破はならなかったものの、28分20秒台で走り切ったことについては、「最低限のレース、75点ぐらいの走り」と評価した。

荻久保寛也(城西大4年)とデッドヒートを繰り広げた中谷

 今後は5000メートル・1万メートルで、引き続き日本選手権の参加標準記録突破を狙うという中谷。過去2年の反省を踏まえ、「少ない機会の中で集中して(標準記録を)狙っていきたい」と決意を口にした。一方の宍倉は、3月に行われる日本学生ハーフマラソン選手権で、先頭集団で勝負したうえでの入賞を目指す。おのおのの目標を達成するために、選手たちの鍛錬の日々は続いていく。

(記事 杉﨑智哉、写真 青山隼之介、池田有輝)

結果

▽男子1万メートル

中谷雄飛(スポ2=長野・佐久長聖) 28分27秒71(2着) 自己新記録

宍倉健浩(スポ3=東京・早実) 途中棄権
 

コメント

中谷雄飛(スポ2=長野・佐久長聖)

――日本選手権標準記録の突破を狙うレースが今回の競技会になった経緯は

元々、今回来られていた荻久保さんや、その他の選手が集まって日本選手権標準記録突破を狙うレースを2月につくるというお話を箱根が終わってから頂いていて、僕としては2月の1つのターニングポイントととして捉えて、1月からしっかりと調整して臨んだ感じです。

――どのようにアプローチしましたか

まずは走れる時にしっかり走って、距離を踏み、練習を積みました。ここ1週間は距離を落として疲労を抜く感じで調整しました。

――監督から指示やアドバイスはありましたか

ペースメーカーがつくる流れに乗って、ラスト1000メートルでは切り替えてラストスパートをしようというものでした。

――前半の走りはいかがでしたか

比較的余裕を持っていけましたし、前回の自己ベストを出したときは5000メートル以降スタミナが無くなってズルズルと落ちてしまったのですが、今日は7000メートルぐらいまでは余裕を持っていけましたし、ラストも上手く切り替わり、ラスト1000メートルは2分40秒、残り1周は60秒で上がれたのでまずまずよかったのかなとおもいます。

――先頭に立ったシーンもみられました。どのような理由からですか

入りの5000が14分17秒と少し想定より遅かったので、あとはその時のペースが70秒近くかかってしまっていてこのままではまずいなと感じ思い切って行きました。

――その後、一度下がった時はどのような状況でしたか

前に出てきてくれた選手が何名かいたので、まずはそれについていくようにしました。再びペースが遅いなと感じたらまた引っ張ろうと思っていました。そのあたりは様子を見て判断しようと考えていました。

――ラストの走りに関してはいかがですか

ここ最近ラストの400メートルで出し切れてないレースが続いていて、珍しく最後上げ切れたのでまずまず良かったかなと思います。

――タイムに対する評価は

前半のペースがもう少し良ければ28分20秒切れたかなという感覚があったのでそこは少し残念ですけど、最後28分20秒台で帰ってこれたので最低限のレース、75点ぐらいの走りは出来たかなと思います。

――今後も1万メートルで日本選手権出場を狙っていく予定ですか

まだ監督と話をしてないので5000メートルか1万メートルどちらで狙うのか決まってないのですが、昨年もおととしもこの時期に記録を狙うレースが多かったので今年はそうならないようにして、少ない機会の中で集中して狙っていきたいです。

宍倉健浩(スポ3=東京・早実)

――(3000メートルまでの予定でしたが)5000メートルまで続行したのはなぜですか

3000メートルをいかに余裕を持って走るという練習でしたが、相楽監督からは余裕あったら5000メートルまで続けていいという指示が前もってあったので続行しました。

――終始余裕はありましたか

そうですね、力まずに走ることができました。あのまま1万メートルまで続けてもいいタイムが出たと思うのですが、明日から合宿があるので無理はしませんでした。

――今後の予定は

日本学生ハーフに合わせているので、もう一回走り込みをして結果を出せるようにしたいです。

――そのハーフで狙っているタイムはありますか

タイムはあまり気にせず、先頭集団で勝負して入賞争いが出来ればと思います。