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バレーボール部

2019.11.30

全日本大学選手権 11月30日 東京・墨田区総合体育館

昨年の借りは返させない!!福山平成大に快勝し、いざセンターコートへ

 全日本大学選手権4日目、準々決勝となるきょう、早大は福山平成大と対戦した。昨年の決勝戦の相手に対して盤石の試合運びを見せ、相手に隙を見せないバレーボールを展開し、セットカウント3-0(25-22、25-17、25-21)とストレート勝利。あすの準決勝へと駒を進め、このチームでバレーボールができる日を「あと2日」に延ばした。

 昨年の決勝戦と同カードとなったこの準々決勝。試合開始前から多くの人が墨田区総合体育館に集まった。異様な緊張感が立ちこめる中、開始早々にブレークしたのは早大。9-5と4点差をつけたところで福山平成大にいきなりタイムアウトを取らせると、その後もスタメン復帰した宮浦健人(スポ3=熊本・鎮西)が力強いスパイクを決めるなど徐々に点差を広げていく。「きのう試合を休ませてもらった分、きょうはしっかり点を取りたかった」(宮浦)。エースの復活が早大に勢いをもたらした。しかし21-18で迎えた終盤、連続失点で福山平成大に1点差まで詰め寄られる。タイムアウトを要求して巻き返しを図ると、村山豪(スポ3=東京・駿台学園)のスパイクできっちりサイドアウト。続いてここまで絶好調の大塚達宣(スポ1=京都・洛南)が高さのバックアタックを相手のコートに叩きつけた。審判も判断に苦しむほどの際どいライン上のスパイクだったが、判定はイン。このプレーで早大が一気に流れをつかみ、最後はこの試合もスタメンの上條レイモンド(スポ2=千葉・習志野)と吉田悠眞(スポ2=京都・洛南)のブロックで第1セットを先取した。

声とプレーでチームを引っ張る堀江主将

 第2セット、序盤は拮抗した展開が続くものの、大塚の2本連続のバックアタックによりブレークに成功。村山がおとりとして跳ぶことでしっかり相手ブロッカーを引きつけることでマークを減らし、大塚の決定率を高めた。15-11と4点差をつけて迎えた中盤には、セッター中村駿介(スポ3=大阪・大塚)が相手の強いスパイクをレシーブすると、そのボールはそのまま相手のコートへ。誰もいない空間にぽとりと落ち、見事なレシーブポイントを獲得した。このワンプレーで一気に第2セットもペースをつかむと、村山や大塚のサービスエースで点差を広げ、25-17と勝利に王手をかけた。第3セットは序盤に3連続失点を許すも、すぐに中村のブロックや上條のクイックで追い上げを見せる。これまであまり出ていなかったブロックも多く決まり、福山平成大の勢いをしっかり抑えていた。これまで2セット連取したあとの第3セットで崩れることが多かったが、きょうの試合運びは盤石。ワンタッチや、ブロックフォローなどつなぎのプレーが光り、隙を一切見せなかった。中村がアンテナの外側からトスを上げて攻撃につなげるビッグプレーも飛び出し、会場の応援も味方につけていく。終盤に3連続失点を喫してタイムアウトを使ったものの、すぐに宮浦のスパイクで落ち着きを取り戻し、25-21でゲームセット。昨年の銀メダリスト相手にストレート勝利を飾り、1番乗りでセンターコートへの切符を勝ち取った。

要所要所でコートに起用された村本

 昨年苦戦した相手に、今回は事前の準備で勝利したと言えるだろう。ブロックが得意な福山平成大のセンター西本と村山のマッチアップを避けて攻撃を通りやすくする、ポジション転向した選手へサーブを集めるなど、これまでアナリストが集めたデータとその分析が快勝を導いたのだ。戦いはいよいよ大詰めを迎える。これまでの4試合で落としたセットはわずかに1と、余裕を持った試合運びをできている早大。あすの相手は明大をフルセットで下した中大に決まった。選手層の厚い中大に対し、組織力で立ち向かっていきたい。日本一まで、あと2つだ。

(記事 松谷果林、写真 萩原怜那)

セットカウント
早大 25-22
25-17
25-21

福山平成大
スタメン
レフト 吉田悠眞(スポ2=京都・洛南)
レフト 大塚達宣(スポ1=京都・洛南)
センター 上條レイモンド(スポ2=千葉・習志野)
センター 村山豪(スポ3=東京・駿台学園)
ライト 宮浦健人(スポ3=熊本・鎮西)
セッター 中村駿介(スポ3=大阪・大塚)
リベロ 堀江友裕(スポ4=和歌山・開智)
コメント

堀江友裕主将(スポ4=和歌山・開智)

――準決勝進出が決まりましたが今のお気持ちをお願いします

きょう勝てたことで、(あす)もし負けても3決(3位決定戦)に進むことができるのでこのチームで長くプレーできることになって嬉しいです。

―― きょうの試合を振り返っていただけますか

良い試合であったと思うし各自がレシーブする人、スパイクする人、ブロックする人のように役割を全うすることができてうまく試合を運べたかなと思います。

――ご自身は出場されていなかったですが去年の決勝で戦った相手として何か意識したことはありますか

僕たちは意識をしているつもりはなかったですが相手も去年の決勝で負けているということで攻めてくるだろうなと思っていたのでそれには負けないようにという気持ちでいました。

――具体的にはどのような対策を練って試合に臨みましたか

向こうは両サイドが攻撃の主軸になってくるのでそれを仕留めようという話はしていました。

――きょうのご自身のプレーの状態はいかがでしたか

この試合序盤はあまり良くなかったですがチームのみんなに助けられながらいいかたちにはなってきているかなと思います。

――連日の試合ですが疲れは溜まってきていませんか

ないことはないですが僕以上にスパイカーが疲れているので僕はその分スパイカーが疲れたら守備を頑張ってというかたちを作っていけたらなと思います。

――あすへの意気込みをお願いします

やっぱりきょう勝てて安心はしていますが、やるからには優勝を目指したいです。あすの一戦へ対策を練って望めば間違いないと思うので、その準備を今からしていきたいと思います。

宮浦健人(スポ3=熊本・鎮西)

――調子はいかがですか

きのうちょっと休ませていただいたので、きょうはしっかり準備してきのう休ませてもらった分を取り返そうかなというふうに思っていました。

――きょうの試合を振り返って

きょうも連続失点する場面もありましたが、自分たちが出せるベストを出して3-0で勝てたので良かったかなと思います。

――昨年は決勝で戦った相手との試合でした

昨年もすごく勢いのあるチームで、今年も見ていて勢いがあるなと思っていたので、それに飲まれないように自分たちのプレーをすることを心がけました。「いつも通りのプレー」をしようということを意識した感じです。

――サーブの調子は

サーブの調子はすごく良いです。ですが、また明日体育館が変わるんですよね。そこの感覚をもう1回しっかり合わせたほうが良いかなと思っています。

――スパイクも好調な様子がうかがえます

スパイクもコースを見てしっかり打てている感じはあります。引き続きいいイメージを持ちながらまたあしたやっていきたいです。

――サーブでは早稲田から見てライト側に多く打っている印象でした

僕のサーブでの役割としてはコースよりも良いサーブを打つことで、しっかり思いっきり打った結果ストレートに行っちゃったという感じですね(笑)。本当はもっとクロスとかも攻められたら……と思っていますが、結果としてストレートばっかりになっちゃいました。他の(フローターサーブを打つ)選手は基本的にレフトの三好選手(佳介、福山平成大)に狙いをつけていました。ポジションが変わったことでレセプションも甘い部分があるかなと考えてそこを狙うということで。

――あす、あさってに向けて

あすも中大……になるかなとは思っていますが、早稲田を倒しに全力で来ると思うので、かなり厳しい戦いを予想しています。自分たちは自分たちのバレーをして、受け身にならずしっかり攻め続けたいと思います。

中村駿介(スポ3=大阪・大塚)

――きょうの試合はいかがでしたか

きょうは去年のインカレ(全日本大学選手権)決勝の相手ということで、意識は多少ありました。ですが、まずは自分たちのバレーをするということを考えました。序盤からブロックで止めることができて、相手を抑えられたので良かったです。

――相手への対策や注意した特徴は

クイックがあまり無いチームかなという印象でした。西本選手(圭吾、福山平成大)の時は割れたパスからも(クイックが)あるのですが、37番(藤原耕一郎、福山平成大)の時はAパスじゃないと(トスが藤原に上がらない)という感じで。相手はほぼクロススパイク主体だったので、ブロックでそこを締めて、というのがうまくはまりましたね。

――ローテーションをずらした狙いは

相手の西本選手がブロックの上手い選手だったので、そこと豪(村山、スポ3=東京・駿台学園)をなるべく重ならないようにするのが狙いでした。豪と藤原選手がマッチアップするようにして、気持ちよくスパイクを打ってもらえるようにローテーションを回してスタートしました。

――上條レイモンド選手(スポ2=千葉・習志野)とのトスについては

レイモンドはずっとユースの時もトスを上げていましたし、昨年もBチームのメンバーとしてトスを合わせていたので、コンビ自体は問題なくできています!

――きょうの勝利で最終日まで残ることが決定しました

4年生とできるのもあと2試合で。最終日まではきょう勝ったことでつながりましたが、4年生に良い思いをしてもらいたいですし、3年生がしっかり支えられるようにあと2試合頑張りたいと思います。

大塚達宣(スポ1=京都・洛南)

――今のお気持ちをお願いします

まずはセンターコート決まったことにホッとしています。

―― きょうの試合を振り返っていただけますか

きょうの試合はチームとしても準々決勝ということで難しかったのですがしっかり3ー0で勝ち切れたということは自分たちに力があるということなのでそこは自信を持っていいかなと思います。個人的には(高校時代の)去年天皇杯で福山平成大と戦ってフルセットで負けたのでリベンジという気持ちもありました。

――パイプが好調な印象を受けました。プレーの状態はいかがですか

この大会入ってからずっとプレーの調子はいいので体のコンディションとしてもずっといい状態をキープできているのであとはもう体調管理を徹底することだと思うのでまたあすの試合に向けて時間はたくさんあるので今からの時間を有効に使いたいです。