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ラグビー部

2019.12.02

関東大学対抗戦 12月1日 対明大 東京・秩父宮ラグビー場

全てにおいて圧倒され、悔しい完敗 2位で対抗戦を締めくくる 

 紫紺の壁は高かった。12年ぶりの全勝優勝を目指し、挑んだ早大。しかし、昨年度大学王者の明大の前に一蹴された。全ての局面でフィジカル負けを喫し、得意の『展開ラグビー』を満足に発揮することができなかった。特に、セットプレーやラックサイドでの劣勢が顕著に。主導権を明け渡し、7-36で敗戦。この結果により早大は関東大学対抗戦(対抗戦)2位で全国大学選手権(大学選手権)に挑む。

 序盤はキッキングゲームで進む。「前半8分くらいまでは、マイボールの中でキックも有効的に使えていた」とSO岸岡智樹(教4=大阪・東海大仰星)が語るようにキックを活用。ゲームを有利に進めていく。象徴的だったのは前半3分の場面だ。ラインアウトからボールを受けたSH齋藤直人主将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)がキックでボールを高く上げる。すると明大の選手がキャッチした瞬間にWTB古賀由教(スポ3=東福岡)とフランカー幸重天副将(文構4=大分舞鶴)が猛タックル。ブレイクダウンで圧力をかけ、反則を誘い主導権を握ったかに思えた。しかし、その後セットプレーで劣勢に立たされ自陣に攻め込まれていく。17分、ラインアウトからフェーズを重ねられるとラックサイドをこじ開けられトライを献上。先制点を奪われる。だが24分に早大は反撃。敵陣奥深くのスクラムを得ると、岸岡がブラインドサイドで受け、パスダミー。相手2人をかわしインゴールを駆け抜け、同点に追いつく。しかし、セットプレーでの戦局は変わらず。30分にPGを決められ、3点ビハインドで前半を終えた。

チーム唯一のトライを挙げた岸岡

 後半、先に点を取りたい早大であったが、先制点は明大であった。早大のお株を奪うような複層的なアタックの陣形を形成。パスをつながれ、ゲインを切られていく。後半2分に相手フッカーに走られ、失点。続く8分にもラインアウトモールからトライを許す。また、接点での強さを前面に押し出され続け、勢いを止め切ることができない。20分にも、追加点を献上し、勝負あり。早大は反撃を試みるも明大の、厚く高い壁に阻まれ続けてしまい、得点を奪うことができなかった。最終盤にもトライされ、7-36。明大ファンの歓声が会場を包みこんだ。

明大の猛攻にディフェンスは機能しなかった

 前半の序盤こそキックを使うことで主導権を握ることはできていた。しかし、徐々に明大の圧力に押され、全てで圧倒されてしまう結果に。早大は、今回の敗戦により、対抗戦を2位で終了。これから大学日本一を決める大会である大学選手権に参加する。初戦のは大阪・花園ラグビー場にて日大と京産大との試合での勝者と対戦だ。今回の敗戦に涙している時間はない。目指す『荒ぶる』という目標に向け、課題を改善するのみだ。「このままでは終われない」(NO・8丸尾崇真、文構3=東京・早実)。強い決意を胸に必ずや雪辱を果たす。

(記事 小田真史 写真 石名遙、石井尚紀)

コメント

相良南海夫監督(平4政経卒=東京・早大学院)※記者会見から抜粋

――試合を振り返ってみて

 満員の観客の中、また全勝同士対決のという状況の中で試合を行えたことうれしく思います。試合については自分たちがやってきたこと出せるかという部分が焦点でした。明治の方が上手だったということが全てだと思います。

――反省点を挙げるとすればどういった点でしょうか

 (プレーを)切る場面をしっかりと切っていれば良かったなと思います。相手にボールを渡す時でもリセットした状態で迎えることがもう少し作れていればと思います。そういったところにアヤがあったのかなと。

――セットプレーを振り返ってみて

 スクラムについてはある程度頑張れたのではないかなと思います。春先に比べたら成長が見えました。ラインアウトは明治の背の高いプレーヤーに阻まれました。我々もある程度自信を持っていた部分でしたので、壺にはまってしまったという感じです。寧ろそちらの部分が修正していく必要があります。相手にも少しプレッシャーをかけたかったですね。

――ディフェンスを振り返ってみていかがでしょうか

 きょうの結果を受けてポジティブに捉えれば、現在の立ち位置が分かりました。ディフェンスで我慢できることも分かってはいますが、きょうMOMを取ったロック箸本龍雅選手(明大)や、フッカー武井日向主将(明大)に食い込まれてしまいました。そういった面で1対1のタックルの部分や、セットプレーではある程度戦える手応えはつかんでいるものの、まだまだ明治には勝てません。一番は大切なのは、選手がどこに差があったのか、それぞれ感じていると思うので、勝ちたいのであればそこを埋めるしかないですね。

SH齋藤直人主将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)※記者会見から抜粋

――試合を振り返ってみて

 今まで経験したことがないほどの満員の中でプレーできたこと、うれしく思います。試合に関しては明治の強みであるFWを(前に)出させてしまい、自陣に釘付けになってしまったことが反省点かと思います。SHとしてはエリア取りの部分が後半上手くいきませんでした。なので、修正していきたいです。

――フェーズを重ねても明大のディフェンスラインを突破できない場面が続きました

 あまりアタックした記憶がありません。戦前にはこまめに蹴り分けててアタックしていこうという話をしていました。ですが、アタックした時は前に出れない時間があり、上手くいきませんでした。

――試合を終えてみての感触としてはいかがでしょうか

 互いに我慢できるかという部分が大事だと考えていました。もう少しワイドに振ればスペースが空くかなと思いました。

――試合前の心境としていつもと違う部分はありましたか

 25年ぶりの全勝対決ということで監督から「楽しまない以外ないだろう」と言われていました。楽しめるのも早稲田を代表した23人だけです。自分たちのやってきたことに自信はありましたし、全力で楽しむという思いがありました。

――明大と再戦するとしたら、大学選手権決勝の舞台となります

 再戦したい気持ちはありますが、残り2試合あります。なので、まずは、12月21日、1月2日の試合をしっかり戦ってから考えたいと思います。

フランカー幸重天副将(文構4=大分舞鶴)

――今のお気持ちはいかがですか

 明治の方が上手で、きょうの時点では早稲田よりいいチームでした。

――試合前の校歌斉唱時には涙を流されていました

 気持ちが入っていました。

――FWの差が顕著に出た試合でした

 FW勝負のところで明治の強みを出させてしまいました。そこで向こうが波に乗ったと思いますし、耐え切れなかったのが敗因です。

――いつもよりボールに絡む機会が多かった気がします

 セットプレーなどでボールを持つ機会が多くて、自分の仕事を全うしようという気持ちでした。

――NO・8丸尾崇真選手(文構4=東京・早実)とスクラム時に位置を変えられていました

 指示でそういうのがあって、なるべくNO・8に入ってどんどん真ん中でディフェンに絡めるようにという意図があると思います。

――明大との差を一番感じたのはやはりFWの部分でしょうか

 そうですね。FWの精度のところです。

――全国大学選手権に向けてどのような準備をしていきたいですか

 新しくやることはないので、今やっていることの精度を上げていって、きょう感じた差を埋められるように練習していきたいと思います。

プロップ横山太一(スポ2=東京・国学院久我山)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

 やはりスクラムをはじめとしたセットプレーやフィールドでのコンタクトの部分で後手に回って受けてしまったので、早稲田としてはそこを乗り切れなかったことがきょうの敗因かなと思います。

――はじめてのスタメン、早明戦出場となりましたがお気持ちはいかがですか

 早明戦というのは両校にとっても特別な試合でそのような試合に出させていただいたことは今まで支えてくれた方にも感謝したいと思いますし、責任も感じていました。結果はこういうかたちになってしまいましたが、まだ大学選手権決勝で明治と戦う機会があるので、そこまでに成長して必ずリベンジしたいと思います。

――明大はFWを強みとしていますが、どのような対策をしてきましたか

 早稲田としては、特にスクラムとモールの部分をシーズン通して磨き上げてきました。

――実際戦ってみていかがでしたか

 やはり明治の方が上でした。個人的にも反省するところはたくさんあるので、そこを大学選手権決勝までに必ず明治より上になれるように日々練習していきたいと思います。

――大学選手権に向けて意気込みをお願いします

 やはり大学選手権優勝、そして『荒ぶる』を歌うというのは早稲田にとって宿命であって自分にとっても最大の目標でもあるので、そこに向けて日々の練習というのを精度を上げて頑張っていきたいと思います。

フッカー森島大智(教4=東京・早実)

――試合を終えて、率直な感想はいかがですか

 明大が精度の高いプレーをしていたので、絶対にリベンジしたいと思います。

――スクラムを振り返っていかがですか

 対応できたところもあったと思いますが、相手の方が重さあって自分たちが高くなったり、浮かされてしまったりしたので、前3人のコネクトを強くしていました。きょう反省はいっぱい出たので、次絶対勝ちたいと思います。

――スクラムのコラプシング取られてしまった部分などは

 相手が上に乗ってきて、自分たちが耐えられなくなって落ちてしまったので。ヒット後の姿勢が相手の方が良かったので、それだと思います。

――ラインアウト振り返っていかがでしたか

 1番決めなきゃいけないところで決められなかったり、オーバーしてしまったりしたので。相手が高いのもあるんですけど、自分たちのサインミスとスローミスがあったので、修正していきます。

――明大にはフィジカルが強い選手が多くいましたが、今後どう対応していきますか

 きょう食い込まれてディフェンスのセットが遅くなって、また食い込まれてってなったので。FWのきょうのテーマであった『1V1』ってところで、タックルにこだわってやっていきたいと思います。

――大学選手権に向けて意気込みはいかがですか

 きょうの試合の悔しさを忘れずに新国立で。他の試合もありますけど、明大をターゲットにして一戦一戦頑張っていきたいと思います。

プロップ小林賢太(スポ2=東福岡)※囲み取材から抜粋

――全勝対決となりましたが、どのような気持ちで試合に臨まれましたか

 全勝対決ということもあってしっかり勝ちたいという思いがありました。全勝対決ということを気にしないわけではないですが、本当に目の前の明治に勝つということだけを思いながら試合に臨みました。

――試合全体を振り返っていかがでしたか

 試合を通してセットプレーで明治に優勢に立たれて、自分たちが優勢に立ちたかった部分を全部明治に持っていかれたという感じです。

――明治はFWを強みとしていますが、どのような対策をされていましたか

 明治のラインアウトを対策しました。大枠ではやはり自分たちのやってきたことを出し切るというところがフォーカスしたいところの一つでしたので、明治だからというよりは、自分たちのやってきたことをやろうという感じでやってきました。

――スクラムを組んでみていかがでしたか

 自分自身今シーズン初めて明治とスクラムを組んだので、すごくプレッシャーを感じました。

――終盤、ゴール前の攻防でゲインがありましたがペナルティーで得点には至りませんでした。そのときのお気持ちは

 正直、狙って走ったコースだったので、少しゲインが切れたのですがその後周りと連係が取れていなくてペナルティーにつながってしまったので、つながる部分をもう少し意識していきたいです。大学選手権に向けて良い準備ができたらいいと思います。

――最後に大学選手権に向けて意気込みをお願いします

 もう一度明治と試合をするためには、大学選手権を勝ち進んで決勝でしか当たれなくて一戦一戦本当に無駄にできないので、この3週間しっかり準備して一戦一戦また成長できるように準備出来たらいいと思います。

ロック三浦駿平(スポ4=秋田中央)

――試合の率直な感想をお願いします

 悔しいです。

――明治との全勝対決となりましたが

 優勝がかかっていたので、勝ちたいという気持ちだけでした。

――スクラムを振り返っていかがでしたか

 全然ダメでした。明治には通用しないということがわかって、課題は明確になったと思うので、修正したいです。

――ラインアウトはいかがでしたか

 ラインアウトも安定に欠けて、明治にプレッシャーをかけられ続けてしまって、スクラムも含めセットプレーの安定が全国大学選手権(大学選手権)に向けて大事になると感じました。

――大学選手権に向けて意気込みをお願いします

 チームには良いBKがいるので、いいボールを供給してしっかり勝っていきたいです。

ロック下川甲嗣(スポ3=福岡・修猷館 )

――全勝対決で迎えた試合でしたが、振り返ってどうでしたか

 ここで負けたとかいうのじゃなくて、全部のプレーの精度で明治のほうが上回ってたと思います

――明治FWへの対策などはどのようにされていましたか

 対策としては、もちろんセットプレーもだし、フィジカルが強いってことはわかっていたのでその部分で受けずにこっちから仕掛けていこうっていうのはこの一週間ずっと言っていました。

――実際にセットプレー、主にラインアウトでどのようなことを感じましたか

 自分も含めFWはみんな詰めが甘いところがあったのでその隙を明治につかれたという感じですかね

――モールトライされた場面がいくつかあったと思うのですがそれに関して今後の課題などありますか

 その部分に関しては今は何とも言えないので振り返ってしっかり反省したいと思います

――最後に選手権に向けて一言お願いします

 もう負けたら終わりなので一戦一戦勝ち切るっていうのを大事にして頑張っていきます

フランカー大崎哲徳(文構2=東京・国学院久我山)

――成蹊大戦以来のスタメン出場となりましたが

 そのときはロックで出たんですけど、今回はフランカーということでした。フランカーで求められることも違ってくるので、頭をクリアにして、求められていることをやりました。

――ご自身にとって初の早明戦出場はいかがでしたか

 観客もすごく多くて、伝統ある一戦なので、雰囲気も違いました。

――会場も秩父宮ラグビー場となりますが、そのことに関しては

 秩父宮というだけで思い入れや聖地っていう感じがあります。他の会場とは違うという気持ちはありました。

――ラインブレイクをする場面がありましたが個人のプレーを振り返って

 あの1回のラインブレイクくらいしか自分の力が通用したかなという部分はなかったです。明治さんの激しいプレッシャーを受けてしまって。あのフィジカルのあるFWに対抗するためには、「低く鋭く刺さっていかないと」と感じました。

――チーム全体としてはラックサイドのところでやられてしまった印象ですが、ディフェンスを振り返ると

 明治さんの強いFWに対して高くタックルしてしまって、何回も食い込まれて、自分たちが苦しい展開となってしまいました。1人目が入っていて、2人目のタックルが決まるときは、止められるところが多かったので、そういうところを意識してやっていきたいです。

――フィジカル面は今後どのように強化していきたいですか

 いきなりフィジカルが強くなるわけではないので、1日1日積み上げて、できることをやりたいと思います。明治さんとやるのは(大学選手権)決勝だと思うので、それまでできることは全てやりたいです。

――大学選手権に向けての意気込みをお願いします

 まずは大学選手権に出て、スタメンを勝ち取ること。その上で強いFWに対して、激しくアグレッシブに当たっていきたいと思います。

NO・8丸尾崇真(文構3=東京・早実)

――以前「FWで勝つ」とおっしゃっていましたが、明大に対してどのような対策をして臨みましたか

 ゲインラインの攻防で明大に勝つ、というフォーカスポイントを当てていたのですが、まあ綺麗にやられましたね。

――スクラムは実際に組んでみていかがでしたか

 やられた部分もあったし、1本も納得のいくスクラムは組んでいないので、スクラムもちゃんとやられましたね。

――慶大戦で、サイドでゲインを切られたことが課題とおっしゃっていましたが、今回も何度か見受けられました

 そうですね、結局その部分で前に出られるとどんどん後手を踏んでいくというのがよくわかったかなと思います。

――相手の反則を誘ったり、ゲインを切ったり、個人としてのパフォーマンスは良かったように思えますが、いかがですか

 個人としても別に良くありませんでしたし、チームも勝ってませんでした。こういう結果という時点で、個人(としてのパフォーマンス)は悪かったかなと思いますね。

――同じ場所で、昨年度の大学選手権準決勝から2連続の敗戦となりましたが、どのようなお気持ちですか

 ありきたりですが、悔しいです。きょうは昨年度の大学選手権の負けよりも圧倒的だったので、悔しい気持ちもありますが、まだまだ足りないという風に思えたので良かったです…。良くはないですが、前向きに捉えるしかないかなと思います。

――次戦に向けての修正点はどこだと考えますか

 まずはスクラムとFWサイド。特にFWサイドの部分で前に出られるとどんどんきつくなっていきますし、相手のペースになってしまいます。なので、やっぱりその「近場の部分で前に出て止める」ということですね。

――最後に、大学選手権への意気込みをお願いします

 まだ終わったわけではないですし、勝ち進めばおそらく明大とまたやれるはずです。このままでは終われないので、もう1回気を引き締めて頑張りたいと思います。

SO岸岡智樹(教4=大阪・東海大仰星)※囲み取材より抜粋

――きょうのトライについて

 あそこはもう自分から行くしかないなと思いましたね。もちろん反対側の左サイドにサインプレーも用意していますし、何よりスクラムでボールをキープしてくれたというのがありがたかったです。明治さんは立ち位置さえちゃんとしていれば確実に止めれていたので、明治さんはあのトライについてなんとも思っていないのだと思います。

――後半は状況的にキックをあまり蹴れなかったというのはどういうことでしょうか

 それこそ残り10分くらいはもう蹴るより攻めなければならないということがありました。でも試合を通して僕のキックミスがかなり目立っていました。その原因としては相手のプレッシャーがかなり大きかったことが事実だと思います。そのプレッシャーの中で僕がただミスをしてしまっただけなのですが、そのミスを振り返れば、自分の責任ですがかなり相手のプレッシャーがあったからだと思います。

――追う選手が追えなかったということもあるのでしょうか

 キックを蹴るだけなら簡単なのですが、僕が蹴る前のチェイスの関してかなりハイプレッシャーだったのかなと思います。蹴りたいときに相手の選手が視野に入っているとそちらに気を取られてしまう部分があるので、そういう部分も要員として挙げられると思います。

――きょうの理想としては

 前半8分くらいまでは、マイボールの中でキックも有効的に使えていたので、あの時間帯は早稲田がかなり主導権を握っていたのではないかと思います。それをいかに80分続けられるか。前半の最初の方しか早稲田が攻めている時間帯はなかったので、(前半8分までの)あの時間を増やせるかどうかが課題だと思います。

――攻めて行く中でなかなかスコアまでたどり着かなかった原因は

 振り返ると、得点するまでのデザインが全くできていなかったかなと思います。キックを蹴りたいハーフ団と、ボールが欲しいBK3、みたいな意図がずれている部分があったなと思います。

――対抗戦という意味ではきょうが最後ですね

 きょうの負けというのは、昨年度で置き換えると、早明戦で僕らは勝ちましたがそれを糧に明治さんは見違えるチームになったと思います。それを大学選手権で明治さんと当たった時に感じたので、次は僕らの番かなというふうに思います。

――次戦に向けて立て直さなければならないところは

 すべてかなと。何が悪かったというより、きょうはすべての場面で明治さんが圧倒的に精度高くフィジカルなプレーをしていたのが最終的な大差かなと思います。スクラムが強くなれば勝てるというわけでもないですし、キックミスを修正するだけで勝てるわけでもないので、一つ一つのプレーの精度を高めて練習するだけかなと思います。

――リベンジする場所といえば決勝ですが

 大学選手権優勝を見据えていますが、目の前の相手に向けてまずは準備して、一つ一つステップを上がることで明治さんまでに強くなってしっかり借りを返せるようにしたいです。

WTB古賀由教(スポ3=東福岡)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

 お客さんがたくさんいる中で(試合)ができたので良かったなと思います。

――先週の慶大戦後、ディフェンス面での課題を口にされていましたが、今試合では前半終了間際に明大のラインアウトから明大の選手と一対一になる場面が見られました。その場面を振り返って

 頑張れたので良かったです。

――ラインアウトからのモールにご自身が参加する場面もありましたが、それに関しては

 トライを取るチャンスだったので、BKもみんなで入ろうというコミュニーケーションが取れていました。結果的にトライは取れなかったのですが、アドバンテージは取れたので良かったかなと思います。

――早大全体としてチャンスを作りながらも得点に結び付けられないという苦しい展開になりましたが、それについては

 力不足だなと思いました。

――具体的にどの場面が印象的でしたか

 特にはないですね。取りきれるはずの場面もたくさんあったのですが、そこでの決定力の無さが良くなかったかなと思います。

――後半の交代前に左サイドでのビックゲインもありましたが

 あそこでトライを取りきれるのが本来のWTBだと思うので、しっかり次は頑張りたいと思います。

――その後足を気にする様子も見られましたが

 ちょっと体の限界が来ていました。

――それは今までの疲れによるものですか

 きょうは結構コンディションも良かったのですが、やはり試合中の明治のコンタクトが強かったです。そこで僕らも少しずつ少しずつダメージ受けてきたのかなと思います。

――次回は大阪・花園ラグビー場での試合となりますが、チーム、個人としてどのような準備をしていきたいですか

 チームとしてはトライを取りきるという精度のところと、我慢するというところを頑張りたいなと思います。個人としては、自分の責任あるプレー、一対一で止めるというところなどに集中していきたいと思います。

――最後に、大学選手権に向けての意気込みをお願いします

 次からノックアウトトーナメントなので、負けたら4年生が引退になります。一つ一つ責任のあるプレーをすることを意識して頑張ります。

CTB中西亮太朗(商2=東京・早実)

――きょうの試合を振り返ってください

 とにかく1番はフィジカルの部分と、あといろんな精度の部分で明治さんに劣っていて、苦しい試合展開でした。

――自身初の早明戦はいかがでしたか

 伝統の試合ということで、結構緊張する部分があったのですが、とにかく今はそういう試合で勝てなかったことがとても悔しいです。

――明治のアタックの時間が長かったですが、ディフェンスで献身的なプレーが見られました

 ディフェンスの時間が長かったのですが、その中で自分がもっといいタックルだったり、ブレイクダウンでプレッシャーをかけられれば流れは違ったかなと思います。また、タックルミスも少なくなかったので、反省点が多いです。

――BKでパスがつながってもトライを奪えなかった要因は

 明治さんのディフェンスが堅い部分があって、裏だったり、外のスペースを自分たちで生かしきることができませんでした。例えば、アタックラインがそろっているのに、自分たちで裏のスペースを使えなかったので、そういった工夫が足りなかったかなと思います。

――大学選手権の意気込みをお願いします

 次の試合から負けたら終わりの試合が続くと思うので、とにかく一戦一戦集中して、優勝できるようにこれから気を引き締めて頑張りたいと思います。

CTB長田智希(スポ2=大阪・東海大仰星)

――試合を終えて今のお気持ちは

悔しいです。大学選手権(全国大学選手権)にはつながっているので、そこに向けて頑張るだけです。

――BK全体の連係面を振り返って

 アタックもディフェンスもともにFWで苦しい場面があったので、そこでもう少しBKで勝負できたらなと感じてます。

――早慶戦で課題に挙げていた規律の部分は1週間を経ていかがですか

 規律の部分と言っても、ブレイクダウンやオフサイドのところは正直意識の問題なので、そこは常に練習でも言い合っていたんですけど、きょうは接点で前に出られるところが多くて規律が保てなかったので、そこはまた修正すべきところかなと思います。

――次戦、花園での大学選手権に向けて意気込みをお願いします

 相手はまだ決まってないんですけど、相手というよりはとにかく自分たちができることをやるしかないと思うので、試合まで結構空くのでしっかりきょう出た課題を修正して頑張りたいと思います。

WTB桑山淳生(スポ4=鹿児島実)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

 精度の面など、全体を通して明大のほうが上だったのかなと思います。

――今回、お互い全勝での対決でしたがどのような気持ちで望みましたか

 私自身はお互い全勝での試合であるというのは意識していなくて、1試合1試合、全部勝つつもりでやっているので、今日もしっかり自分たちの仕事をして勝とうという認識で望みました。

――前回が復帰戦で、80分走りきれなかったことが課題であるとおっしゃっていましたが、今試合はいかがでしたか

 走り切れたとまではいえないですが、周り常に見て、前回の慶大戦よりはいいパフォーマンスができたと思います。

――今シーズンはディフェンスを課題として取り組んでいましたがいかがでしたか

 隣同士のコネクションを大事にしていて、明大のFWは1対1だと強い面があるので、ずっと速いセットをし続けて、そのような状況をなるべく作らないというようなことをしていましたが、うまくいかず、ディフェンス面では課題の残る結果となりました。

――大学選手権へ向けて意気込みをお願いします

 今ある自分たちの課題をしっかりと修正して、大学選手権を優勝できるように頑張りたいです。

FB河瀬諒介(スポ2・大阪=東海大仰星)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

 明治さんのFWがすごい強いなっていうのと、自分たちのミスがちょっと多かったかなと思いました。

――試合前に相良南海夫監督(平4政経卒=東京・早大学院)から何か言葉をもらいましたか

 「お前の舞台にしろよ」とは言われました。

――明大のWTB山﨑洋之選手は俊足でトライ王争い、どのように止めようと意識していましたか

 タッチラインを使いながら外に追い込むって感じで止めようとしました。

――アタックでは自分で攻めようという意識が感じられましたが、明大に通用はしましたか

 通用した部分もありますし、バシッと止められるとこもあったので、自分が通用した部分をもっと伸ばしていけたらいいなと思います。

――全国大学選手権で明大に当たるとすると決勝ですが、どのようなプレーをしたいですか

 決勝に行くためには、トーナメントなので、一戦一戦目の前のことに集中しつつ、普段から明治を意識し、プレイではチームに勢いをつけるプレーをしたいです。

――次戦は全国大学選手権ですが、意気込みをお願いします

 自分にできることはトライ取ったりとか、チームに勢いを付けるプレーだったりだと思うので、そういうプレーをいっぱいできるように頑張ります。

プロップ久保優(スポ3=福岡・筑紫)

――今回初めてスタメンから外れることになりましたが、何か狙いがあったのでしょうか

 自分が出ても横山(プロップ横山太一、スポ2=東京・国学院久我山)が出てもやることは変わりませんし、自分が後半劣勢になった場面で出場し、勢いをつけられれば良いねということは監督と話しました。

――明治とスクラムを組んだ感触はいかがでしたか

 3番の小林(プロップ小林賢太、スポ2=東福岡)が勝っているのに、1番の自分が押せていないのは良くないなと思います。まだまだ練習が足りていないということを実感しました。自分たちの練習がまだ明大に届いていないのだと思います。

――具体的にはどういったことが要因で明治との点差が生まれてしまったと思いますか

 セットプレーもあると思いますが、相手のFWをディフェンスが前で止められず進まれてしまったというのも大きかったと思います。FWが対等以上に戦えないと明大には勝てないし、他の大学に対しても攻めなければならないので大学選手権に向けてはFWの成長が鍵になってくると思います。

――大学選手権に向けて意気込みを教えてください

 きょう負けたことは良い反省の材料と捉えて、FWで勝てるように意識し、自分としては本当にセットプレーを安定させたいです。

フランカー柴田徹(社4=神奈川・桐蔭学園)

――久しぶりにメンバー入りを果たし、早明戦のピッチに立ちました。その時の心境を教えてください

 とにかく劣勢だったので、自分が入ることで何かきっかけになればと思いながらピッチに入りました。

――負けた瞬間はどのような心境でしたか

 率直に悔しい思いはありましたが、これで終わりというわけではないので。きょう得たものを上井草へ持ち帰って、自分たちの質を高めていきたいです。

――具体的に心がけていたプレーなどはありますか

 自分の強みはタックルにあると思っているので、積極的に声を出しながら前に出ていこうと思っていました。

――そういったプレーのでき栄えに手応えはありますか

 そうですね。少しは出せたと思いますが、(タックルを)外された場面もあったので。意気込み過ぎてじゃないですけれど、視野が狭くなっていたかなと。もっと冷静になれていたらとは思います。

――昨年と比べて、今年の明大は何が変わったと思われますか

 全員が共通認識を持って、まとまって攻めてきているなと。横とつながって連動したアタックをしてくるなと思いました。1人で1人を抑えきれないという印象です。

――接戦を演じた前半から一転、後半は立ち上がりからリードを広げられましたが、それに至った原因は何がありますか

 やはりセットプレーが1つのきっかけではあると思います。取り切れるはずのところで取り切れなかったり、セットプレーのミスから自陣に押し込まれたりしたので。FW(の差)かな、とは思います。

――3週間後に始まる全国大学選手権へ向けて一言お願いします

 本当に一番強いチームと試合ができたと思っています。一つ一つのコンタクトの精度や、セットプレーなどの質の高さを感じたので、明大を基準にして練習に取り組んでいきたいと思います。

CTB吉村絋(スポ1=東福岡)

――ご自身が目標としていた早明戦でしたが、実際に出場してみていかがでしたか

 結果が結果なのですごく残念でしたが、大観衆の中でプレーするのは初めてのことだったので、自分にとっていい経験にはなったかなと思います。

――きょうの試合はCTBでの出場となりましたが、いかがでしたか

 リザーブに入った時点で10(SO)と12(CTB)のリザーブとして準備していましたし、対抗戦が始まってから練習で12にも入っていたので、戸惑いなどは全くなく試合に臨めました。

――今後ポジション争いが激しくなっていくと思いますが、どのような点をアピールしていきたいですか

 将伍さん(CTB中野将伍、スポ4=福岡・東筑)など凄いプレイヤーも戻ってくるので、キャリーの部分でも更に成長して、強みであるパスやキックのスキルを上手くアピールしていけたらいいと思います。

――大学選手権に向けて意気込みをお願いします

 きょうの試合はこのような結果になってしまいましたが、大学選手権の決勝で『荒ぶる』を歌うための過程だと信じて、残りの期間今まで以上にハードワークしていきたいと思います。

関東大学対抗戦
早大 スコア 明大
前半 後半 得点 前半 後半
10 26
合計 36
【得点】▽トライ 岸岡 ▽ゴール 齋藤(1G)
※得点者は早大のみ記載
      

早大メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
久保 優 スポ3 福岡・筑紫
  後半9分交代→17久保    
森島 大智 教4 東京・早実
小林 賢太 スポ2 東福岡
  後半36分交代→18阿部    
三浦 駿平 スポ4 秋田中央
下川 甲嗣 スポ3 福岡・修猷館
大﨑 哲徳 文構2 東京・国学院久我山
  後半21分交代→20柴田    
幸重 天 文構4 大分舞鶴
丸尾 崇真 文構3 東京・早実
◎齋藤 直人 スポ4 神奈川・桐蔭学園
10 岸岡 智樹 教4 大阪・東海大仰星
11 古賀 由教 スポ3 東福岡
  後半40分交代→21河村謙    
12 中西 亮太朗 商2 東京・早実
  後半33分交代→22吉村    
13 長田 智希 スポ2 大阪・東海大仰星
  後半33分交代→23梅津    
14 桑山 淳生 スポ4 鹿児島実
15 河瀬 諒介 スポ2 大阪・東海大仰星
リザーブ
16 宮武 海人 政経2 東京・早大学院
17 久保 優 スポ3 福岡・筑紫
18 阿部 対我 社2 東京・早実
19 中山 匠 教4 東京・成城学園
20 柴田 徹 社4 神奈川・桐蔭学園
21 河村 謙尚 社2 大阪・常翔学園
22 吉村 紘 スポ1 東福岡
23 梅津 友喜 スポ4 岩手・黒沢尻北
※◎はゲームキャプテン、監督は相良南海夫(平4政経卒=東京・早大学院)
関東大学対抗戦Aグループ星取表(12月1日 全日程終了)
  帝京大 早大 慶大 明大 筑波大 青学大 日体大 成蹊大
帝京大

●32‐34

●24‐29

●17‐40

◯24-22

◯80‐7

◯59‐30

◯78‐7

早大

◯34‐32

◯17‐10

●7‐36

◯52‐8

◯92‐0

◯68‐10

◯120‐0

慶大

◯29‐24

●10‐17

●3‐40

●14‐17

◯35‐3

●27‐30

◯101‐0

明大

〇40‐17

◯36‐7

◯40‐3

◯59‐33

◯63‐12

◯103‐0

◯139‐5

筑波大

●22-24

●8‐52

◯17‐14

●33‐59

◯59‐21

〇46‐23

◯87‐19

青学大

●7‐80

●0‐92

●3‐35

●12‐63

●21‐59

●18‐37

〇21‐17

日体大

●30‐59

●10‐68

◯30‐27

●0‐103

●23‐46

◯37‐18

◯87‐12

成蹊大

●7‐78

●0‐120

●0‐101

●5‐139

●19‐87

●17‐21

●12‐87

※秩父宮は秩父宮ラグビー場、熊谷および熊谷Bは熊谷ラグビー場、帝京大Gは帝京大学百草園グラウンド、早大Gは早大上井草グラウンド、足利は足利市総合運動公園陸上競技場、江戸川は江戸川区陸上競技場、秋葉台は秋葉台公園球技場、明大Gは明大八幡山グラウンド、菅平は菅平サニアパークM/C、筑波大Gは筑波大つくばグラウンド、敷島は群馬県立敷島公園サッカー・ラグビー場、上柚木は上柚木公園陸上競技場、たつのこFは茨城たつのこフィールド、ケーズデンキはケーズデンキスタジアム水戸、大和は神奈川大和スポーツセンター競技場、駒沢は駒沢オリンピック公園陸上競技場。

 
関東大学対抗戦Aグループ順位表(12月1日現在)
順位 チーム 試合 得点 失点 得失 トライ
明大 7 7 0 0 480 77 403 71
早大 7 6 0 1 390 96 294 59
帝京大 7 4 0 3 314 169 145 48
筑波大 7 4 0 3 272 212 60 41
5 日体大 7 3 0 4 217 333 ‐116 28
5 慶大 7 3 0 4 219 131 88 33
7 青学大 7 1 0 6 82 382 ‐300 11
8 成蹊大 7 0 0 7 60 633 ‐573 9
勝ち数の多い大学を上位とし、勝ち数が並んだ場合は同順位とする。帝京大、筑波大は当該校の対戦により大学選手権出場枠は帝京大が3位、筑波大が4位となった。大学選手権には上位4校が出場