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スケート部

2019.11.21

関東大学リーグ戦 11月17日 東京・ダイドードリンコアイスアリーナ

中大に圧倒され、痛い敗戦

  痛い敗戦となった。14試合の関東大学リーグ戦(リーグ戦)予選リーグが前節で終わり、幕を開けたのは上位4校で戦う順位決定リーグ。第15節となるこの日は中大との対戦。予選リーグを通過した時点の両校の勝ち点差はわずか1点で、2位に早大、3位に中大が位置していた。予選リーグでは2戦2勝と今季は相性がいいと思われていた中大に対し着実に勝利し、勝ち点を積み重ねたいところだったがそう簡単にはいかない。中大の気迫に飲まれ、試合は終始相手のペースで進む。3-5で敗北を喫し早大は4位に位置することとなった。

 「早稲田に3回も負けられない」と強豪の意地を持って、この一戦に臨んできた中大。その気迫がプレーにも表現され、先に流れをつかんだのは中大だった。試合開始からすぐに早大が反則を犯し、PK(※2)の時間帯となる。するとこの好機を逃さず、中大が技ありのシュートを決める。中盤までなかなか自陣でプレーする時間帯を獲得できず攻めあぐねた早大だったが、12分27秒にDF務台慎太郎(スポ1=北海道・駒大苫小牧)が状況を打開する一打を放つ。PP(※1)の時間帯に相手のキーパーが見えない状態でシュートを打ったほうが効果的だとベンチから指示が出ていたと試合後に語ったように、数的有利な状況でブルーライン手前から一閃。「どんどんシュートを狙って、それが結果につながって良かった」と改心のシュートで、試合を振り出しに戻した。しかし再びKPで、中大の鮮やかな攻撃に太刀打ちできず失点。1-2で第1P(ピリオド)を終える。

2得点と大活躍のルーキー務台

  勝負の分かれ目となったのは第2Pだった。序盤に続けて2点を奪われると、一気に中大ムードの試合に。30分22秒のダメ押しの5点目を献上すると、ビハインドは4点になる。勢いに乗る中大はアタッキングゾーンでのプレータイムが増え、早大は防戦一方となり苦しい試合展開に。1点でも多く得点を返して第3Pを迎えたい早大は、終盤にFW杉本華唯(スポ2=北海道・駒大苫小牧)が豪快にネットを突き刺し、2-5。第3PにはDF務台が1点目と同様のPPの状況で、遠めからのショットで再びネットを揺らす。この日2得点目と大活躍のルーキーはガッツポーズで喜びを見せた。少しずつ点差を縮め2点差まで持ち込んだ早大だったが、刻一刻と時計は進んでいく。この日は最後まで中大に全ての面で上回ることができなかった。これ以上ゴールを奪うことなく3-5のスコアで試合終了のブザーを聞くこととなった。

エースナンバーを背負う杉本が2点目をマークした

 この敗戦を受け早大は上位4校の中で一番下の勝ち点数となった。しかし予選リーグで混戦が続いたことにより、首位の明大から4位の早大までの勝ち点差はわずか4点。他力ではあるが、まだ優勝の可能性は残っている。およそ3か月に渡ったリーグ戦もついに最終週を迎える。残りの2戦の敵は、今季白星を挙げることができていない東洋大と明大。この日体現できなかった早大らしいホッケーを試合開始から貫き、次の2試合に全てをぶつけてほしい。

※1 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が多く、数的有利な状態をパワープレーと呼ぶ。

※2 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が少なく、数的不利な状態をキルプレーと呼ぶ。

(記事 小林理沙子、写真 菅沼恒輝、島形桜)

※( )内はシュート数

結果
早大 ピリオド 中大
1(9) 1st 2(13)
1(7) 2nd 4(20)
1(13) 3rd 0(9)
3(29) 5(42)
得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
中大 01:47 長岡 齊藤 小原 PK
早大 12:27 務台 杉本 PP
中大 15:40 齊藤 荒木 長岡 PK
中大 21:54 徳光 矢島 宮本
中大 24:01 宮本 中村 権平 PK
中大 30:22 権平 叶多 中村
早大 38:02 杉本 務台
早大 52:53 務台 小澤田 杉本 PP
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする
早大メンバー
セット FW FW FW DF DF
前田 青木 杉本 吉野 務台
木綿 生江 澤出 大崎 篠田
小澤田 河田 住友 大塚
伊東 冨田 加賀美 草島 金井
GK谷口
コメント

内藤正樹監督(平3二文卒=北海道・釧路湖陵)

――予選リーグでは2勝した中大でしたが、苦戦するかたちとなりました

やっぱり中央相手に3回勝つのは厳しいかな、なかなか簡単にできないですね。きょうは向こうの気迫ですか。早稲田に3回も負けられないという中央の選手の気持ちが動きに出ていたように思います。うちはそれに飲まれてしまいました。

――序盤からかなり押される展開となりましたが、選手たちに緊張などはあったのでしょうか

緊張は特にしていなかったと思いますけど、きょうは中央に熱い気持ちを持ってくるだろうから、絶対受けないでこっちも向かっていくんだよと送り出したんですけど、やはり向こうの方が動きも良くて、足も動いていて、うちは反則してしまって後手に回りましたね。PPで3点入れられて。少しエンジンがかかるのが遅かったですね。

――シュート数も20本台と少なくなりました

それも向こうの方が動きがいいので、当然打たれて、うちは当然パックを保持している時間が短いので、当然シュートの本数に表現されますね。もっと体を動かしてマイパックにする時間を長くしないと、いいシュートは打てないですね。

――東洋大戦に向けて意気込みをお願いします

状況は厳しくなりますけど、今もあと2試合を絶対に捨てるなと言いましたし、選手たちもそのつもりでいると思うので、1週間いい練習をして必ず2回勝って一つでも上にいきたいと思います。他力ではありますけど、何が起こるかわからないリーグなので、今年は。最後までうちができることは一個一個勝つことなので。残り2試合で勝ち点6を積み上げたいと思います。

DF務台慎太郎(スポ1=北海道・駒大苫小牧)

――中央大戦への意気込み

昨日の明治大戦で、 第3ピリオドでは早稲田らしいホッケーができていたので、それを継続していこうということでした。ですが、きょうは早稲田らしい泥臭いホッケーが中央大に全て上回られたのでそこが悔いの残る点であると思います。

――ゲームプランは

素早いプレッシャーで遠くからでもシュートを狙う早稲田らしい泥臭いホッケーが第一でしたが、中央大に思う通りにやられ自分たちのプレーができなかったのが負けた要因だと思います

――序盤から中央大に押されていましたが

自分たちのDゾーンでの時間が長い時に簡単に前へということを意識したほうがよかったのですが、きょうは中央大の攻撃が厚くなかなか自由にさせてもらえなかったので、守りの時間が長くなってしまいました。

――得点シーンを振り返って

ベンチからPPの時にベンチから相手のキーパーが見えない状態でシュートを打ったほうが効果的だと指示が出ていたので、どんどんシュートを狙いました。それが結果につながったので良かったと思います。

――東洋大戦に向けて

今季はまだ東洋大に対して勝利できていないので、きょうできなかった早稲田らしいホッケーをもう一度立て直して東洋大に勝利し、他力ではありますがリーグ戦の優勝へ可能性をつなげていきたいです。