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ソフトボール部

2019.11.17

早慶定期戦 11月16日 埼玉・早大所沢キャンパス野球場

伝統の一戦、打線爆発で慶大に大勝

早慶定期戦
慶大
早大 × 15
○山内、西村、松下-澤
◇(二塁打)なし ◇(三塁打)澤、中畑 ◇(本塁打)杉本、駒谷

 早大所沢キャンパス野球場に慶大を迎え、行われた伝統の早慶定期戦。慶大は今秋、東京都大学連盟2部リーグ戦(秋季リーグ戦)で優勝を果たし、来春の1部リーグ昇格を決めた。来季以降リーグ戦で戦う相手を倒し、今季をよいかたちで締めくくりたい早大。試合は、同点の2回に中畑友博(スポ3=愛知・清林館)の中前適時打で勝ち越すと、杉本亮太(教3=神奈川・柏陽)の左越えランニング2点本塁打で慶大を突き放す。その後も着々と得点を重ね、15-2で慶大を圧倒した。また、MVPには決勝打を含む4打点の活躍を見せた中畑が選出された。

勝ち越し打を放つなど活躍した中畑は、男子部MVPを獲得した

 この日も自慢の打線が力を発揮した。1点ビハインドの初回、二死1塁から4番・澤優輝(人2=東京・国学院久我山)の右翼線に落ちる適時三塁打ですぐさま同点に追いつく。続く2回裏、無死1,2塁から中畑が中前に適時打を放ち勝ち越しに成功すると、さらに杉本に左翼の頭上を越えるランニング2点本塁打が飛び出し、4点のリードを奪うことに成功した。その後も攻撃の手を緩めない早大打線は、3回にも一死満塁の好機をつくると、前の打席で適時打を放った中畑を打席に迎える。狙い球を確実に捉えることを課題としている中畑。この打席では「狙っていた通りに打てました」(中畑)と、右翼の頭上を越える3点適時三塁打を放った。この回さらに1点を追加し、9-1。序盤で試合の大勢を決定づけた。一方の投手陣、先発はエースの山内壮起(スポ3=千葉・成田国際)。初回に先頭打者本塁打を浴びるも、以降はチェンジアップとライズを使い分け、テンポの良い投球で慶大打線を圧倒した。

 中盤以降は、序盤に当たりがなかった選手たちも活躍を見せた。5回には安孫子徹(スポ1=東京・昭和)が技ありのバントヒットで出塁すると、相手捕手の悪送球に乗じて一気に本塁に生還。6回には、中前打で出塁した浅田剛志(スポ3=大阪・清風南海)を三塁に置き、石井智尋(スポ3=千葉敬愛)がきっちりと適時打を放つ。さらに、「自分の狙っていた球が来たので、それを一回で捉えられた」という駒谷理央(国教1=米国・バッファローグローブ)の左中間を破るランニング2点本塁打で15点目を奪った。多くの選手が活躍し、選手層の厚さを見せつけた。4回以降の投手陣は秋季リーグ戦、関東大学選手権(関カレ)で出番が多かった2投手が登板。西村悠太郎(人2=福岡・筑紫丘)はピンチを招きながらも、多彩な変化球を駆使し、2回を無失点に抑えた。代わった松下直矢(スポ3=京都・南陽)も、ソロ本塁打こそ打たれたものの、力強い投球で試合を締めくくった。

昨年の男子部MVPの杉本の活躍も光った

 夏の全日本大学選手権(インカレ)の決勝で日体大に負けた悔しさから新体制は始動した。この試合で活躍を見せた西村や駒谷は、秋季リーグ戦以降に台頭。さらに「小技だけではなく、普通に打つのも含めて出塁率を上げられれば」(杉本)と、打撃スタイルの進化を目指しているように、経験のある選手たちも各々の課題に向き合う日々を送っている。すべては来夏のインカレの舞台で『打倒日体大』を果たすため。慶大に大勝し、今季を締めくくった早大ナインは冬の鍛錬期間に入る。この冬の成果が、目標達成を左右するといっても過言ではない。厳しい冬を越えた早大ナインは、来春にどのような姿を見せてくれるのだろうか。

★投手陣のカンフル剤となれるか。澤優輝の活躍に注目だ!

開会式で吉村前監督から紹介される澤(写真右)

 試合に先駆けて行われた開会式。吉村正前監督(昭44教卒=京都・平安)から、「来年の早慶戦では澤(優輝、人2=国学院久我山)がマウンドに立ちます」と発表が行われた。インカレ準優勝の原動力となってきた山内と松下の2投手に加えて、この秋は西村に多くの当番が与えられた。それでも山内と松下の3年生が抜けてしまう翌秋は、経験値という部分で劣ってしまうのは紛れもない事実だ。大学に入ってからソフトボールを始めた澤ではあるが、圧倒的な長打力を武器に、チームになくてはならない存在へと成長を遂げた。インカレ3連覇を果たした時に、早大はレベルの高い投手陣を擁していた。誰もが潜在能力の高さを認める澤が、投手陣のカンフル剤となっていけるのか。春以降の活躍に注目だ。

(記事、編集 杉崎智哉、大島悠希 写真、石﨑開、杉崎智哉)

コメント

杉本亮太(教3=神奈川・柏陽)

――年に一度の早慶定期戦でした

年に一度の特別なイベントなので、(慶大選手との)交流なども含めて楽しめればいいかなと思っていました。

――試合を振り返って

結構みんな思い切り気持ち良く振れていていました。結果が出た人と出なかった人がいますけど、それはそれでいい機会だったんじゃないかと思います。

――杉本選手もランニング本塁打を含む2安打を記録しましたが

捉えられなかったら悔しいなという感じだったので(笑)。1本目は良かったんですけど、2本目はちょっと微妙でした。

――打撃で今考えているのはどこの部分ですか

去年は小技を中心に取り組んでいたんですけど、やっぱりそれだけじゃ駄目かなと思っていて。ちょっと限界を感じたので、普通のバッティングもしっかりやっていきたいなと思います。

――それは走者を返す打撃ですか

いや、僕はどちらかというと(塁に)たまる側ですね。小技だけではなく、普通に打つのも含めて出塁率を上げられればと思います。

――守備に関しては

送球とかがまだまだです。足はわりと速い方だと思うので守備範囲は何とかなるんですけど、ボールを捕ってからの精度などを上げたいと思います。

――来年も『打倒・日体大』が目標になると思います

去年は日体大戦でバントは決められたんですけど、この冬で練習して『打って』出塁したいなと。打ち勝てるようになりたいと思います。

――冬への意気込みをお願いします

チームとしては日体大に勝てるように。でもその前に僕は自分の実力を高めなければならないので、そこを重点的に頑張っていきたいと思います。

中畑友博(スポ3=愛知・清林館)

――MVPを獲得した今の気持ちは

やるからには取りたいと思っていて、MVPを目指してやっていたので良かったです。

――冬に取り組んでいきたいことは

インカレ(全日本大学選手権)や秋に行われた大会で自分の課題が出てきました。守備の弱点をつぶすこと。バッティングでも課題が出たので、それをつぶすのと、あとはウエートトレーニングをしっかりやっていければと思います。

――守備での課題は

全体的になのですが、例えばゴロを捕るときでも腰が高くなってしまうので。一個ずつ課題をつぶしていければ上達できると思うので、それを今からやっています。

――打撃では

絞ってといいますか、今は選球眼をテーマにしています。狙ったところにボールが来てしっかり打つことができれば、ヒットになるので。打ち取られた打席はそれができていないと思うので、そういうことを減らすことができれば自然と打率も上がってくると思います。

――そういった点を踏まえて本日の打席内容はいかがでしたか

2打席目は狙っていたところにボールが来て、狙っていた通りに打てました。1打席目は結果(外野に)抜けて、3打席目も狙っていたように打てました。4打席目だけは追い込まれて少し刺し込まれてしまったんですけど、狙い通りにできるようになってきたので成長はしているのかなと思います。

――今、目指している選手像は

一個しかないです。『インカレでチームを勝たせてあげられるような選手になる』というのを目指しています。それだけを見て今やっています。

――今後に向けて

日体(大)を倒してインカレ優勝できるように。今からやっていくことが大事なので、冬もしっかりやります。

駒谷理央(国教1=米国・バッファローグローブ)

――きょうのご自身の打撃を振り返って

きょうは、最初はスタメンではなくて、途中出場というかたちで試合に出ました。自分は左(投手)が得意ではないのですが、とにかく体を開かずに逆方向に打つという意識で打席に入ったことがよかったと思います。

――第二打席の本塁打については

あの打席は前の打者が、ランナーを返してくれて、楽な気持ちで打席に入りました。とりあえず、芯に当てようということを考えて打席に入りました。自分の狙っていた球が来たので、それを一回で捉えられたことがよかったと思います。

――来季はスタメン出場を目標にしていると思うのですが、ご自身の冬場に向けての課題や強みを教えてください

自分はまだ一年なので、先輩方からレギュラーを奪うことが(スタメン出場には)必要です。自分自身、守備や走塁がまだ全然できていません。まずは守備と走塁のレベルをこの冬に上げて、そのうえで引き続き打撃もレベルアップできるようにしたいです。守備、走塁、打撃の三つのレベルを上げるためにこの冬トレーニングしたいと思います。