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スケート部

2019.11.14

都民体育大会 11月9・10日 ダイドードリンコアイスアリーナ

神宮IM、あゆみつカップルも演技を披露

 都民体育大会では、シングル以外にアイスダンスとシンクロナイズドスケーティングの競技も開催された。9日には、齊藤聖果(商3=東京・早実)と佐々木風珠(政経2=東京・早実)が所属するシンクロチーム、神宮Ice Messengersが演技。翌日10日に行われたジュニアアイスダンスでは、高浪歩未(国教1=ケイ・インターナショナルスクール東京)・池田喜充(日大)組が登場し、どちらも美しい滑りを披露した。

神宮Ice Messengersのフィニッシュポーズ

 今季初戦を迎えた神宮Ice Messengersが披露したのは、フリースケーティング(FS)である『ヘラクレス』。16人のフルメンバーで、貫禄の演技を見せた。人数を活かしたフォーメーションでプログラムを開始すると、綺麗な円を描いて滑りだした。息を合わせたステップで会場を盛り上げ、リフトも4騎すべてが決めた。一斉に集まって一直線上で交差するパートを成功させると、歓声が上がった。スパイラルはブロックに分かれ、ポジションや軌道を美しく見せる。ペアになって行ったデススパイラルも、迫力のある出来となった。中心のリフトが光るポーズで演技を終え、笑顔で退場。リンクを降りる最後の瞬間まで、統一感を持って演じる。「原作の映画を見て、表情や気持ちをチーム全員でミーティングしながら細かく決めているので、1つの作品として見て頂けたら幸いです(佐々木)」と語る演技は、観る者の感情に強く響いた。87.06点を獲得し、今後に向けた良い滑り出しを決めた。

(記事、写真 犬飼朋花)

力強く表現する高浪・池田組

 ジュニアアイスダンスの高浪・池田組は今季のフリーダンス(FD)、『Believer』を演じた。演技直前の練習でも落ち着いた表情であった2人は声援と青いタオルが揺れる中、リンクに登場した。力強いポーズから始まり、冒頭のツイズルは最高評価のレベル4。1点以上の加点がつく出来で、安定感があった。続くステップやスピンでは、指先まで力のこもった演技で観客を引き込んでいき、リフトでも、レベル4を獲得。笑顔で演技が終わり、点数は78.43点でパーソナルベストを更新。「表現力やこの前言った自分たちらしさを表現することを頑張っていて、それが出たのかなと思っています。(高浪)」。息のあった演技はその努力を感じさせるものであった。 2週間という短い期間の練習で、前大会よりも8点ほど高い点数をたたき出し、ここまでの完成度に仕上げてきた。次の全日本ジュニア選手権でさらに磨きのかかった演技に期待したい。

 シングル以外にも、多様な競技があるフィギュアスケート。神宮Ice Messengersは、今季の目標を「全日本で確実に点数を取り世界選手権に行くこと、そして最終目標は世界選手権で10位に入ること(齊藤)」と設定。高浪・池田組は、出場予定の全日本ジュニア選手権が来週に迫っている。様々な舞台で、早大スケーターたちが勢いづいている。今後の活躍に是非とも注目してほしい。

(記事 岡すなを、写真 犬飼朋花)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

結果

▽ジュニアアイスダンス


高浪歩未・池田喜充組 1位 78.43点


▽シニアシンクロナイズドスケーティング


神宮Ice Messengers 1位 87.06点


コメント ※齊藤選手、佐々木選手には文面取材を行いました

齊藤聖果(商3=東京・早実)

――演技を振り返っていかがですか

いくつかレベルを下げての演技になりましたが今の時点の演技としてはまずまずだったのではないかなと思います。

――前回のプログラム披露はエキシビションでしたが、今回試合で演技してみて違った点などありましたか

試合ではレベルを取りにいかなくてはいけないので隊列やステップまで気をつけてやりました。

――これはどんなプログラムですか

ヘラクレスという英雄ものであり、ヘラクレスとメグの恋愛ストーリーでもあるので両方を演じられたらいいなと思います。

――衣装について教えてください

メグをそのままイメージした衣装です。

――演技のポイントになるのはどんな部分ですか

要素の技はもちろんですが、戦う場面や恋する場面など様々な感情を表現していくことがポイントだと思っています。

――16人での演技でした

この大会から16人で滑ることが出来てよかったです。ただまだまだレベルをあげるために直していかなくてはいけないところがたくさんあるのでこれからに向けて頑張りたいです。

――今季の目標は

まずは全日本で確実に点数を取り世界選手権に行くこと、そして最終目標は世界選手権で10位に入ることです。

佐々木風珠(政経2=東京・早実)

――演技を振り返っていかがですか

今回の演技では大きな失敗や転倒がなかったのがまず良かった点だと思います。今シーズンもメンバーの入れ替わりが激しかったので、今回がシンクロでの初試合のメンバーも多くいました。その中で演技をうまくまとめあげることができて良かったです。反省点は、リフトやデススパイラルなどの練習不足からレベルを取りこぼしてしまったことです。今回の演技で取れなかったレベルやこれから改善していかなければならないところをたくさん練習し、万全な準備をして、これからの試合に臨みたいです。

――前回のプログラム披露はエキシビションでしたが、今回試合で演技してみて違った点などありましたか

都民大会は今シーズン初の試合ということで、チームとしても緊張感がありました。エキシビションでは”魅せる”演技にするために、お客さんが楽しんでもらうことを優先に考えていましたが、試合ではそれに加えて、”評価される”演技です。少しのミスや転倒がレベルや点数に直接影響してしまいます。採点競技であるからには目標とするレベルや点数を取れるように丁寧に1つ1つのエレメンツをこなすことを第1に考えていました。

――これはどんなプログラムですか

今回のプログラムは、起承転結のストーリ一性のあるものです。ヘラクレスの誕生や葛藤、決心、初恋や怒りなど、様々な感情や場面が1曲にぎゅっと詰まっています。曲もボーカルが入っているので歌詞を意識した表現も見ていただきたいプログラムです。

――衣装について教えてください

衣装はディズニー映画Herculesのヒロインである、メグというキャラクターの着ているドレスをイメージして作りました。ヘラクレスはギリシア神話をもとにして作られたので、肩の部分がそういった神話っぽさが表れていると個人的に思います!

――演技のポイントになるのはどんな部分ですか

フリースケーティングはシンクロならではのリフトがあるので、迫力があると思います。曲に合わせたスピード感や振り付けにも注目してほしいです。また、今シーズンは原作の映画を見て、表情や気持ちをチーム全員でミーティングしながら細かく決めているので、1つの作品として見て頂けたら幸いです。私たちなりのヘラクレスの表現を是非楽しんでほしいと思います。

――16人での演技でした

毎年事情によりフルメンバーで出場することが出来なかった都民大会に16人で出場出来たことは大変嬉しく思います。シンクロは16人で1つの競技が成り立ちます。1人いないだけでリフトが1つ出来ないなど、要素的なことはもちろん、演技のバランス、見栄えも良くなかったりします。1人いるといないでは難易度も変わってくるので、16人揃った試合は大きな意義がありました。

――今季の目標は

いよいよ本格的にシーズンインしたので、これから実演や試合などが増えていきます。1つ1つの機会を大切に、最終目標である世界選手権に出場し、世界TOP10になれるように練習を続けていきたいと思います!

高浪歩未(国教1=ケイ・インターナショナルスクール東京)、池田喜充(日大)※囲み取材から抜粋

――演技を振り返っての感想をお願いします

高浪 先週は西日本で大会があって、今週は都民大会があって、その1週間は自分たちは練習で表現力やこの前言った自分たちらしさを表現することを頑張っていて、それが出たのかなと思っています。点数も上がっていて、その辺りで出来栄え点なども上がっているのかなと思ってよかったと思っています。

池田 少し最初躓いてしまったのですが、まあ良くできたのかなと思います。ローテーショナルリフトをレベルを取るために少し変えてきたのですが、まだまだしっかりできていなくて不安定な部分があったので、そこはもう少し次から頑張れたらなと思います。

――点数がすごく上がっていました

高浪 自分がやった感想としては、エレメンツとエレメンツの間のつなぎの部分に流れが出て、出来栄え点につながったのかなと思います。下の点数(PCS)、技術点だけではないスケーティングスキルなども上がってきたのかなと思っています。

池田 今回ツイズルとワンフット(ステップシークエンス)を1週間の間に強化しようという話をしてきたので、そこが少し強化できた部分が見られてそこが今回西日本よりも得点が上がったところなのかなと思います。

――前回大会から間があまりありませんでしたが、その中でいい練習が積めたということでしょうか

高浪 はい。多分2人で心も一緒に合わせていって、自分たちに何が足りないのか、具体的に何ができるかというのを話し合って、そこが練習に出せて試合でもできたのかなと思っています。

池田 色々強化するためにいつもよりも濃く練習してきたので、そこがよかったのかなという点です。それと短い間でしたけど、ペアの(高橋)成美選手が少し(練習に)来てくださって、調整を手伝っていただいたので、すごくいい練習になったのかなと思います。

――成美選手からはどういった指導があったのですか

池田 ペアはアイスダンスと少し似ている部分があるので、ユニゾンであったりだとか2人のタイミングの合わせ方を教えていただいて、それが今回出せたのかなと思います。

――神宮のリンクですか

高浪 実はやっぱり貸切時間とかがなくて、昨日、一昨日と群馬県の伊香保まで行って貸切や一般滑走で頑張ってきました。そこに成美選手も一緒に練習に来てもらいました。

――短期間でこの伸びというのは、先週何かうまくいかなかった点があったりしたのですか

高浪 正直いうと、そのときはそのときで自分の中ではできることはできたのかなと思ったのですが、それ以上を自分たちは目指しているので、ここまでの1週間色々話し合って成長できたのかなと思っています。

――この先の目標は

池田 まずは色々な試合に出させてもらうことがまず大前提です。もっともっと上げていって、スケート連盟の方から(試合に)出させてもらえるように、頑張っていきたいです。

――全日本ジュニア選手権に向けて意気込みをお願いします

高浪 西日本から都民大会で点数も上がって、心も1つになってきました。これ以上の演技、点数でまたできるようにもっと話し合いながら、残り1週間の練習を悔いなく頑張っていきたいと思います。

池田 西日本より点数は格段に上がっていますが、まだ改善点が今回やってみてわかったので、それをできるだけうまく直していって、次は80点台が出るように頑張りたいと思います。