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ソフトボール部

2019.10.31

第50回関東大学選手権大会 10月29日 埼玉・吹上総合運動場

12年ぶりの関カレ優勝!大会を通じて打線が力を遺憾なく発揮する

関東大学選手権
都留文科大
早大 9× 12
(4回コールド)○西村-澤
◇(二塁打)なし ◇(三塁打)中畑 ◇(本塁打)澤、岡本

 『日体大を決勝で倒して優勝する』。選手たちは大会前から明確に目標を定め、関東大学選手権(関カレ)に臨んだ。前日に明大、国士舘大と立て続けに大差で撃破してベスト4、そして最終日に駒を進めた早大。しかし悪天候のために決勝が行われることはなく。12年ぶりの優勝こそ果たしたが、日体大と戦うことすらできなかった選手たちの顔に、笑顔はなかった。

都留文科大戦では西村が好投を披露した

 初回、早大は四球から得点圏まで走者を進めることに成功する。しかし今大会も幾多のチャンスをものにしてきた澤優輝(人2=東京・国学院久我山)が高めの釣り球を振らされ、空振り三振。続く吉原陸副将(スポ3=福島・安積)の打球も、中堅手の正面に飛んでいき3アウト目を喫することに。今大会初めて初回の攻撃で得点を挙げることができなかったチームは、その後も相手投手の粘り強い投球に苦戦を強いられることとなった。それでも2回に駒谷理央(国教1=アメリカ・バッファローグローブ)、3回に高橋尚希主将(スポ3=宮城・泉館山)と中畑友博(スポ3=愛知・清林館)が走者を本塁まで還すなど下位打線が着実に仕事をすると、リードは徐々に広がっていった。

 先発マウンドに上がった西村悠太郎(人2=福岡・筑紫丘)。初回、先頭打者から3連打を許し、無死満塁と絶体絶命の場面を迎えた。するとここから、西村は粘り強い投球を見せる。無失点でこの回を切り抜けると、その後も好投を披露。初戦の明大戦は投球内容の大半を占めたナックルボールを序盤から捉えられてしまうなど良いところがなく終わったが、この日は持ち球を有効に使い分け、終始相手に的を絞らせない投球ができていた。4回、好投の西村に打線がついに応えた。澤が今大会2本目となる満塁弾を放つと、最後は代打の岡本元喜(商1=早稲田渋谷シンガポール)がコールド勝ちを決定づける満塁弾を左翼へと叩き込んだ。

勝利を決めたのは岡本の一発だった

 悪天候で決勝が中止となり、日体大と戦うことすらできなかったことで、選手たちは優勝の価値を見出せていないかもしれない。それでも全試合コールド勝ちを収めるなど、公式戦の舞台でも実力を遺憾なく発揮。「1、4、7番にポイントゲッターを置いて、間に出塁して欲しい選手を入れる」(高橋)と、狙いを持って組んだ打線は期待に応え続けた。それでも守備面を始め、チームはまだまだ向上の余地がある。冬を越え、チームは一殻向けることができるか注目だ。

(記事 大島悠希、写真 杉崎智哉)

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コメント

高橋尚希主将(スポ3=宮城・泉館山)

――今大会はどのような意気込みを持ち臨みましたか

新体制ということで、秋季リーグ戦(東京都大学連盟秋季リーグ戦)で出た課題を克服し、最後日体大に勝って優勝するという目標がありました。最後に日体大と戦えなかったのが残念です。

――今大会の3試合の勝ち上がり方はどのように捉えていますか

予定ではなるべく早い回で倒す。どれも4回コールドで勝つことができて、頼もしい打線でした。投手陣も試合を経るごとに安定してきて、特に西村(悠太郎、人2=福岡・筑紫丘)が成長したし、エースの山内壮起(千葉・成田国際)もしっかり投げきってくれたので良かったです。

――西村選手は明大戦では大量失点しましたが、きょうの試合は無失点と抑えましたが

昨日の試合では9割近くナックルを投げていて打たれてしまった部分があったので、きょうはナックルを減らして他の球種の割合を増やしたことで、的を絞らせない投球ができたことが無失点につながったのだと思います。

――打線は3試合連続コールド勝ちとなりましたが、つながりの部分で良かったのは

1、4、7番にポイントゲッターを置いて、間に出塁して欲しい選手を入れる打順を組みました。今大会では3試合とも機能して二桁得点ということで良かったと思います。この時期からバントもできていたし、小技でチャンスをつくり一本を放つことがこの時期からできていたことは良かったです。

――今大会を通して、冬場に強化していくポイントは見つかりましたか

守備ですね。打撃がいい分、守備のミスが目立ったと感じています。明治戦ではファールフライを落としたり、タイムをしないで声掛けに行ったりと、凡ミスがありました。守備を強化していかないと、日体大に勝つという目標の為にはロースコアで勝つイメージがあります。守備が悪いと、大量失点につながるので強化していきたい部分であります。

西村悠太郎(人2=福岡・筑紫丘)

――きのうの明大戦では6失点してしまい、悔しさが残る内容だったと思うのですが、きょうは4回無失点に抑えました。きょうの投球を振り返っていただけますか

きのうは78球投げたのですが、ほとんどの球がナックルでした。きょうは配球の割合を変えて、ドロップとライズとチェンジアップを多めにしたので、それが有効だったのかなと思います。

――今大会は2試合投げましたが、投手陣の3枚目となっていく上で、今大会の結果をどう捉えていますか

二人は相当の覚悟を持って投手をやっています。自分もその覚悟を持って、投手をやることにしたので、(今大会の結果は)これからの収穫になったのかなと思います。

――本日の試合で有効だったのはどこの部分でしたか

配球を変えたというよりも、ナックル以外のボールでしっかりカウントを取れたというのもありますし、(ナックル以外のボールを)しっかり決め球として使えたという部分が大きかったと思っています。

――春以降に向けての抱負を最後にお願いします

自分は投手もやるのですが、野手もやらないといけないので、打撃と守備と投球の3つ全部で結果を出せるように冬は取り組んでいきたいと思います。

岡本元喜(商1=早稲田渋谷シンガポール)

――きょうは最終回の1死満塁の状況で起用されましたが、どういったことを考えて打席に入りましたか

きのうの明大戦で試合に出させてもらったのですが、そこでふわふわした気持ちで打席に入ってしまっていました。一球入魂ではないですが、集中して打席に入ろうと考えて打席に臨みました。

――満塁本塁打を打った瞬間の心境は

最初打った瞬間は、「フライかな」と思ったのですが、意外と(ボールが)飛んでくれて、二塁を回るあたりで「あ、入ったんだな」と思いました。初めてそういった本塁打を公式戦で打てたので、すごいうれしかったです。

――打った球種は

打ったのはたぶん低めのライズです。

――今大会では、他の1年生が活躍されたと思うのですが、そのことについてどう感じていますか

きょうは僕が打ったのですが、ずっと1年生が活躍しているのをベンチから眺めていたので、焦燥感というか、焦りとかがありました。自分もどうにかして活躍しないと思って、ずっと練習とかに励んでいました。それできょう本塁打を打てたので、報われたではないですが、うれしかったです。

――冬場、これからレギュラーを目指していく中で強化していきたい部分はどこですか

まずは守備ですね。守備で現段階で起用されるという構図が、監督(高杉聡監督、平10人卒=群馬・前橋育英)にも主将の尚希さん(高橋主将、スポ3=宮城・泉館山)にもないと思うので、守備でも「こいつに任せられるな」と、(二人に)思ってもらえるようにしたいです。打撃も、もちろんまだまだ足りないことが多いので、もっと頑張りたいなと思います。