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競走部

2019.10.28

第103回日本選手権リレー 10月26・27日 福岡・本城陸上競技場

『エンジにW』が存在感示す 男子マイル優勝、男子4継も6位入賞

 第103回日本選手権リレーが福岡県北九州市の本城陸上競技場で開催された。日本一のリレーチームを決する一戦となる今大会。早大は男子が4×100メートル(4継)と4×400メートル(マイル)に出場。両種目ともに昨年は予選落ちに終わっていたが、今年は3分08秒64でマイルを制し、4継にも39秒75で6位入賞を果たす好成績を挙げた。

(記事 岡部稜)

★2年ぶりの返り咲きも、悔しい6位入賞(男子4×100メートルリレー)

4継でバトンをつないだメンバー。左から南山、三浦、髙内、澤

 2年ぶりの入賞にも悔しさを見せた。南山義輝(スポ3=福岡・小倉東)、髙内真壮(スポ4=栃木・作新学院)、澤大地(スポ1=滋賀・草津東)、三浦励央奈(スポ1=神奈川・法政二)の4人でつないだ男子4×100メートルリレー(4継)で早大は6位に入った。

 予選では同組に出走した中大を抑え、1着で決勝に進んだ早大。表彰台を狙っていたチームは良い流れで決勝に臨んだが、そこには想定外の事態が待っていた。レース前に2走の髙内が左のハムストリングスを負傷し、テーピングを巻きながらの出場となる。その影響で、スターターの南山が好発進するも髙内へのバトンパスで詰まってしまい、ここで大きく先頭から離されてしまった。その後は澤と三浦の1年生コンビが前を追いかけるが、その背中は近づくことはなく、6位でゴール。目標には届かなかった。

 「ゴールした時は勝ちが狙えていただけに悔しい気持ちが大きかった」と三浦が話せば、澤は「いい走りができなかった」と反省の弁を述べ、「けがをしてチームを引っ張ってしまい情けない」と4年生の髙内は自らを責めた。しかし、関東学生対校選手権(関カレ)、日本学生対校選手権(全カレ)、日本選手権リレーと全て予選落ちに終わった昨年と比較すると、関カレこそ予選落ちだったが全カレは6位、そして今回が6位。メンバーの足並みがそろいつつあり、着実に『リレーの早稲田』の体現へと向かっている。「また来年につなげられる試合ができた」。次期短距離ブロック長に就任する南山は悔しさを抱きながらも、こう前向きに捉える。来シーズンでのさらなる飛躍へ、男子4継チームは北九州の地でそのスタートを切った。

(記事、写真 岡部稜)

☆髙内、10年の陸上生活に幕を下ろす

 今回の日本選手権リレーが髙内真壮(スポ4=栃木・作新学院)にとって早大として、そして一競技者として最後のレースだった。2走を務めた4×100メートルリレー決勝では左脚を負傷しながらもなんとか3走の澤大地(スポ1=滋賀・草津東)にバトンをつないだ。「一番上の立場としてやってきた中で最後は不甲斐ない終わり方をしてしまった」と悔いこそ残る一戦となったが、自身にとって日本選手権リレー初入賞。「最終学年で選手として試合に出られたのはすごく大きかった」と振り返った。これで中学生から始めた陸上競技人生に一区切りをつける髙内。「監督やコーチ、中高の顧問の先生、家族、そして後輩たち。支えがあって10年間やってこれました。感謝しきれないですね」。そう答える髙内の顔は晴れやかだった。

(記事 岡部稜)

★3年ぶりの優勝! 敗戦の経験が実を結ぶ(男子4×400メートルリレー)

表彰台で笑顔を見せる4人。左から走順に小久保、小竹、山内、伊東

 苦しみながらも、ようやく手につかんだタイトルだ。早大は男子4×400メートルリレーに3年ぶりの優勝を果たした。

 「一番戦えるチーム」で選手権へ挑んだのは、小久保友裕(スポ3=愛知・桜丘)、小竹理恩(スポ2=栃木・佐野)、山内大夢(スポ2=福島・会津)、伊東利来也(スポ3=千葉・成田)の4人。「1走で抜け出して、2・3走でキープして1番でバトンを渡す」というレースプランを持って戦いに臨んだ。早大は予選を組トップ、そして全体のタイムでも1位で決勝へ進んだ。

 まさに絵に描いたようなレースを決勝で表現した。1走の小久保が10メートル以上差をつけるダントツの好走で小竹にバトンをつなぐと、小竹も徐々に差を詰められたものの先頭を維持。3走の山内は猛追してきた後続に一時はトップを譲るも、ラスト100メートルでギアチェンジし、再び逆転して伊東にバトンを託した。先頭へ抜け出した伊東は「迷いなく自分の最高のパフォーマンスをしようと考えていた」といたって冷静に自分の走りに徹し、Vロードを疾走。終わってみれば2位の福岡大に0秒77をつける大差で3年ぶりの優勝を成し遂げた。伊東はゴール後に珍しくガッツポーズを見せ、喜びをあらわに。メンバーが集まると歓喜の輪を作った。

 「うれしい」と皆一様に思いを語った4人。メンバー最年長の伊東と小久保が入学してきてから、なかなか届かなかった優勝という称号だったが、「今までたくさんの失敗をしてきて、失敗するごとにチーム内で話し合いを行ってきてそれがやっと力になった」(伊東)と敗戦を糧にチームは確実に頂点へと近づいていたのだ。さらに、「西久保さん(達也主将、スポ4=埼玉・聖望学園)、宮川さん(智安、スポ4=埼玉・早大本庄)と一緒に戦ってきたという4年生の思いもありましたし、折田(歩夢、スポ3=鹿児島・甲南)を含めたマイルメンバー全員でつかんだもの」(伊東)とチームが一体となったからこそ優勝につながった。

 シーズン最終戦で最高の結果を残した早大のマイルチーム。だが、目線はすでに来季にある。「今回優勝したことで絶対にマークされる」と山内は気を引き締めた。また、小竹が「来年以降インカレで勝てるように」、小久保は「日本選手権では勝ちます」と個々のレベルアップも宣言。再び栄光を手にするために、早大の挑戦は続く。

(記事、写真 岡部稜)

☆チームの核を担う短距離ブロック3年生 来季は幹部代に

今季400メートル障害で大幅にベストを更新した折田(右)は、今大会久しぶりにエンジのユニホームを身にまとった。来年度は寮長としてチームをまとめる

 3年ぶりの4×400メートルリレー(マイル)の優勝につながったのは、やはり伊東利来也(スポ3=千葉・成田)と小久保友裕(スポ3=愛知・桜丘)の3年生コンビの力が大きいだろう。2人の今季の活躍は目覚ましい。伊東は昨年の日本学生対校選手権400メートル2位をステップに、今年は国際大会に2度出場し、ドーハ世界選手権のリレー候補にも内定。対校戦では関東学生対校選手権、日本学生対校選手権共に伊東と小久保がダブル入賞の好成績を上げて、小久保は3年ぶりに400メートルの自己記録を更新した。

 さらに今大会、マイルの予選では同期の折田歩夢(スポ3=鹿児島・甲南)が出走し、久々にエンジのユニホームに袖を通した。折田は今年400メートル障害で自己記録を大幅に更新し、メンバー入りを果たしている。また短短ブロックでも100メートルの南山義輝(スポ3=福岡・小倉東)が早大のエースとして活躍。女子も対校戦入賞常連の小山佳奈(スポ3=神奈川・橘)、漁野理子(政経3=和歌山・新宮)など、3年生の力が部の発展の大きな支えとなっている。来年度は幹部代になり、競走部を引っ張っていく存在となる。次期主将を務める伊東は「もっとお互いが影響しあって関カレ、全カレ、そして駅伝で満足いく結果を残すことができれば」と抱負を語った。いよいよ最終学年を迎える3年生の飛躍に、今後も目が離せない。

(記事、写真 岡部稜)

結果

▽男子4×100メートルリレー(26日)

予選

早大(南山義輝―髙内真壮―澤大地―三浦励央奈)39秒63(1組1着)決勝進出

決勝

早大(南山―髙内―澤―三浦)39秒75(6位)

▽男子4×400メートルリレー(27日)

予選

早大(小久保友裕―折田歩夢―山内大夢―伊東利来也)3分09秒01(2組1着)決勝進出

決勝

早大(小久保―小竹理恩―山内―伊東)3分08秒64(1位)

▽女子4×400メートルリレー(27日)

予選

早大 棄権

4継メンバー・コメント

南山義輝(スポ3=福岡・小倉東)

――予選と決勝での走りを振り返るといかがですか

一緒みたいな感じですね。予選でやったことを決勝でそのまま出すという感じです。田島記念の時は若干脚が痛かったので大事をとって、日本選手権リレーがあるので決勝は棄権したので、まあまあ試合では力が出せたと思います。

――昨年の大会では予選落ちで、そして今年は6位入賞という結果でした

もっと(上を)狙えたチームだったので悔しい部分はあったんですけど、また来年につなげられる試合ができたと思います。ただ、表彰台は狙いたかったですね。

――今年は10秒29をマークしたり、充実したシーズンだったと思いますがどのように振り返りますか

タイム自体は出て良かったんですけど、成績面では結果を残せていないので……。よかった部分がありつつ、悪い部分もあったから、それを課題として来年に向けてまた修正してまた成長していきたいです。

――来年度は短距離ブロック長に就任して引っ張る立場になりますが、個人やリレーでの目標はありますか

どの大会でも優勝を狙えるチームではないかと思っています。個人では(10秒)0台は出したい。それを出せば、オリンピックのリレーの補欠に引っかかる可能性もあるので、結果的に出せればと考えています。自分のやるべきことをやるだけだと思っています。

髙内真壮(スポ4=栃木・作新学院)

――ご自身の走りを振り返るといかがですか

走り自体は全然良くなくて。4年生で最後、けがしてチームを引っ張ったというところは情けないですし、一番上の立場としてやってきた中で最後はすごく不甲斐ない終わり方をしてしまいました。

――脚はどのあたりを痛めてしまっていたのでしょうか

左のハムストリングスですね。

――その中で、最後のエンジのユニホームであったり、髙内選手にとって初めての日本選手権リレー入賞という結果についてはいかがですか

今まで僕は走ることなく見るだけ、サポートの身としていたんですけど、この最終学年でしっかり選手として、試合に出れたことはすごい自分の中でも大きかったと思います。去年僕はけがでメンバー入りすらされず、ただ後輩たちの結果を見ることしかできませんでした。後輩たちに責任を負わせてしまい、決勝にも行けずにつらい思いをさせてしまったので、今年は何がなんでも決勝には残って戦おうと気持ちをつくっていきました。昨年は最悪の状態から始まったチームだったんですけど、そこから立て直すことはできたと思います。しっかりと決勝で戦う舞台に立てたというところでは来年のチームがどれだけ成長できるのかということにとって大きいと思います。

――髙内選手が下級生に期待していることはありますか

僕よりも皆力がありますし、勝てるチームになる力が備わっているメンバーなので、これから学年が上がっていくにつれて、早稲田大学競走部というチームを背負ってもらいたいと思います。

――髙内選手は選手を引退するということですが、陸上人生を振り返るといかがですか

中高は自分が輝ける陸上競技だったので楽しくやっていたんですけど、大学に来て競走部という組織で、どうやってチームで戦っていくのかであったり、組織づくりだったりするところを、この陸上競技を通して学べたのはすごく自分にとって大きな経験になりました。他の大学では絶対に経験できなかったと思うので、4年間過ごして、自分的にはすごく成長できたと思います。

また、支えてもらった人たちのおかげでここまで来れたのがすごく大きくて。監督、コーチであったり、大学の支援してくれる人だったり、中学高校の部活で関わってきた顧問の先生だったり、家族であったり。そういった存在が大きかったので、人の支えがあって10年間やってこれたと感じました。そして後輩たちのおかげでここまで来れたので本当に感謝しています。本当に人に感謝しきれないですね。「ありがとうございました」という言葉をみんなに言いたいです。

澤大地(スポ1=滋賀・草津東)

――今大会のご自身の走りを振り返ると

日本選手権リレー前の練習では良い感じだったのですが、実際良い走りができたかというと、できませんでした。結果としてラップタイムがベストではなかったし、レースの動画を見ても、脚が回っていなかったりしていたので。

――日本学生対校選手権(全カレ)や日本選手権リレーでエンジを背負ったことは

今年は満足していないです。個人も自己ベストから程遠いですし、まず試合にもあまり出られていません。けがも多かったし、納得は行ってないので、来シーズンは満足のいく結果が出せるようにしていきたいです。

――具体的なビジョンは

最低でも自己ベスト。そして全カレ、関カレ(関東学生対校選手権)で勝負することです。練習頑張ります。ただ走るのではなく、考えて走っていきたいです。

三浦励央奈(スポ1=神奈川・法政二)

――自身の走りを振り返るといかがですか

予選では出てから30メートルくらいで脚を回し過ぎてしまってトップスピードが出るのが早くなってしまって後半ゴールまでがキツかったです。それをコーチや先輩方から指摘してもらって、一歩一歩(トラックを)踏んで走りをコントロールしようと心がけて、その通りに予選より走ることができました。決勝で課題を修正できた点ではよかったと思います。

――6位でゴールしたときのお気持ちは

僕は髙内さん(真壮、スポ4=栃木・作新学院)の脚の状態をわかっていなかったので、まさかこの位置でバトンが来るとは思っていなかったというのが正直な気持ちでした。1・2走のバトンが詰まったり、髙内さんがけがされていたりと、僕の想定していなかったことが立て続けに起こってしまいました。本来であったら先頭集団でバトンをもらって、予選の問題を修正して、うまくすーっと抜け出して1着でゴールすることを目標にしていたんですけど……。ゴールした時は勝ちが狙えていただけに悔しいという気持ちはとても大きかったです。

――初めての学生のシーズンとなりましたが、どう評価しますか

波のない平凡シーズンを送ってしまったかなと。タイムもそこそこくらいのタイムを1年間出し続けてきた感じで、爆発力に欠けたシーズンだったと思います。狙った試合で出せなかったのは自分の準備に問題があったと思います。タイムは安定してきているので力はついているんですけど、ここ一番狙った大会で、順位や記録が出せなかったので、持っている力を出せなかったという準備の段階で問題があったと思うので模索して。来シーズンはもっと走るたびにベストというようなシーズンを送りたいと思います。

――来シーズンのビジョンは描いていますか

僕は来年というより再来年に大学で一番大きい山があると思っていて。世界陸上と世界リレー、ユニバーシアードが3年生の時にあるので、選手として選ばれて出場したいというのが現段階の目標です。そのために来シーズンは次の大会を見た準備ではなく長い期間で自分をどう完成していくのか、という構想で進めていこうと思います。

マイルメンバー・コメント

小久保友裕(スポ3=愛知・桜丘)

――優勝したお気持ちは

全員で流れをつくってきて、達成できたのでうれしいです。

――1走の役目は

2走がバトンをもらって走り出すときに、周りに人がいるとストレスになるので、そのストレスを緩和させるだけの差をつけるというのがありました。

――予選も決勝も大幅なリードを作ったことで、自分の役目を果たせたと思いますか

最低限、当たり前のことはできたと思います。

――残りのメンバーの走りはどのように見ていましたか

2、3走でうまくつないで、アンカーでしっかりできる勝負できるのはわかっていたので、ただ信じていました。

――タイトルを取れた要因というのは

意識の高さだと思います。勉強でも私生活でも、日頃の生活で自分のやるべきことをできているところが要因だと思います。

――今年は400メートルでベストを出し、対校戦でも入賞しました。今季を振り返ると

来年にオリンピックがあるので、そのいい踏み台にできたのではないかと思います。来年勝負するのなら、今年ベストを出しておきたかったので。来年の日本選手権では勝ちます。

小竹理恩(スポ2=栃木・佐野)

――優勝した今の気持ちは

自分では絶対無理であるような日本チャンピオンを狙う勝たなければいけないというレースで勝てたのは、本当に監督やコーチからの普段の指導や先輩や同期の支えがあったからこそだと思います。1人では絶対に無理だったというのをすごく実感していて、感謝の気持ちでいっぱいです。

――2走として後ろから追いかけられるということで何を意識していましたか

1番で渡すということだけを考えていました。

――優勝をきっかけに自分にどう還元していこうと考えていますか

昨年も今回もチームに迷惑をかけてしまったと思っています。それで今回もチームの皆に助けられて勝てたので、人におんぶに抱っこではなくてちゃんと自分の力を上げて、来年以降インカレで勝てるようにがんばりたいです。

山内大夢(スポ2=福島・会津)

――優勝した今のお気持ちは

僕は走るか走らないかのメンバーの位置にいたので、走らせてもらって、こうやって優勝に貢献できたのはうれしく思います。

――3走としての役目というのは

最低限のことは、伊東さん(利来也、スポ4=千葉・成田)に先頭でつなぐことでした。予選では最後に抜かれてしまって、結局伊東さんが抜いて1位でゴールしてくれたのですが、自分としてはあまり良くなかったということで、しっかり自分の走りをして1位で渡せるように。1位で渡せれば、優勝は確実だと思っていたので、最低限1位で渡すことを考えながら走ることを意識しました。

――決勝では予選よりもうまく走れましたか

そうですね。絶対先頭でもらうというのはわかっていたので、一番前でもらったのを自分が流れを崩さないように前半は走って、勝負は後半ラスト100メートルだと思っていました。200メートルでは中大などに先行されたんですけど、そこで焦らず、一回ついて最後が勝負だと考えていたので、200〜300メートルはついていくことだけを意識して力を溜めて。そしてラスト100メートルでギアを変えて、全部抜き切って1位で渡すというのはできたので、最初にレースプランとして考えたようにはできたと思います。

――先週のデンカチャレンジで400メートル障害のベストを更新して今大会を迎えたということで、流れはよかったのではないですか

そうですね。タイムが出るかなという状況で、雨でグラウンド環境も微妙だったんですけど、結果的にうまく自分の流れに乗ってタイムを出すことができました。そのはずみで日本選手権リレーに来れたので、全カレ(日本学生対校選手権)で失敗した分、今回は自信を持って大会に臨めたと思います。

――来年は3年生になってまたシーズンが続いていきますが、どう仕上げていきたいですか

まず個人のヨンパーでは49秒台で全カレ優勝というのを狙います。マイルでは今回優勝したことで周りからも絶対マークされると思うので、関カレ(関東学生対校選手権)、全カレで勝って、日本選手権リレーにも出場したら連覇。自分もまたマイルで走れるように冬季にしっかり練習してがんばっていきたいと思います。

伊東利来也(スポ3=千葉・成田)

――優勝した今のお気持ちは

チームとして3年目でやっと優勝を初めてできたのですごく意味がある感じるのと、非常にうれしく思っています。

――抜け出したかたちとなりましたが、そこまでに先頭で来れた要因というのはなんだと思いますか

監督とも話していたのですが、今回は1走で抜け出して、2・3走でキープして1番でバトンを渡すというレースプランでやっていこうと確認をチームで密に行っていたのが結果につながったと思います。

――一人旅になってからは何を考えながら走っていましたか

今回はアンカーに強い選手が集まっていたのが大きいんですけど、結局自分の走りを小細工せず、どう表現するかだと思っていました。そういった意味で、迷いなく自分の最高のパフォーマンスをしようと考えていました。

――ゴールでは珍しくガッツポーズを見せました

普段はもう少しドライな感じなんですけど、自然と出てしまいましたね。今回の勝利は西久保さん(達也主将、スポ4=埼玉・聖望学園)、宮川さん(智安、スポ4=埼玉・早大本庄)と一緒に戦ってきたという4年生の思いもありましたし、折田(歩夢、スポ3=鹿児島・甲南)を含めたマイルメンバー全員でつかんだものであったというのが今まで感じていた試合に対して勝った時の喜びというのを上回るような大きなものだったので、自然に出たのかなと思います。

――先ほどもお話にありましたが、2年間なかなかマイルのタイトルを取れませんでしたが、この優勝につながったきっかけは何かありましたか

今までたくさんの失敗をしてきて、失敗するごとにチーム内で話し合いを行ってきてそれがやっと力になったのかなと。きっかけというよりは今までの積み重ねが実を結んだと思います。

――来年度は主将を務めますが、チームの目標は決まっていますか

今回マイルチームという小さなグループで勝利をつかめたのは大きな意味があると思っています。これからもっと影響しあって関カレ(関東学生対校選手権)や全カレ(日本学生対校選手権)、そして駅伝で僕たちが満足いく結果を残すことがチームとしてできればと思います。