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米式蹴球部

2019.10.28

関東大学秋季リーグ戦 10月27日 東京・AGFフィールド

序盤苦しむも、立大に勝利し開幕4連勝!

TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
早大 BIG BEARS 10 10 24 44
立大 RUSHERS 14 20

 秋晴れの空の中、AGFフィールドで行われた立大戦。今回の試合で勝利をすれば優勝に大手をかけるが、立大はROOTS BOWLで1点差まで追い詰められた相手だ。油断はできない状況で開始された試合だが、早大は序盤から立大に苦しめられてしまう。FGを2連続で決められ思うようにいかない展開が続く。しかし、後半は勢いを取り戻し立大に大幅なリードを奪うことに成功。スロースタートとなってしまったが、立大に44―20と快勝し試合を終えた。

 前半は早大の思い通りにはいかない試合となった。開始直後にインターセプトをされ自陣35ヤードまで挽回されると、早くもモメンタムを握られてしまう展開に。早大はその後も立大のゲインを止めきれずFGを献上してしまう。なんとか得点を挙げたい早大であったが、相手のRBを仕留めきることができずランプレーを許してしまう。第2クォーター(Q)序盤もその流れは変わらず気づけば自陣11ヤードまで攻め込まれてしまった。第2Q開始3分に立大にFGを決められ追加点を献上してしまい0―6に。直後にはQB柴崎哲平(政経4=東京・早大学院)がQBサックをされてしまうなど立大主導で試合が進んでいく。6分にK/P髙坂將太(創理3=東京・国立)がFGを成功し初得点を挙げるが、立大ペースの試合運びに苦しむ早大。しかし早大の調子が上がりきらない中で、試合の流れを変えたのはWR小貫哲(教3=東京・戸山)だった。敵陣32ヤード付近からの柴崎のロングパスを見事キャッチし、そのままTD。小貫自身も「チームに流れを持っていけた」と振り返ったこのビックプレーで逆転に成功すると、10−3で前半を折り返した。

逆転となるロングパスをキャッチするなど、この日5キャッチ104ヤードを叩き出したWR小貫

 後半では前半と打って変わって早大優位の試合運びとなる。第3Q開始5分に髙坂がFGを決め先制点を挙げると早大は徐々に立大を引き離していった。第3Q終了間際には柴崎から小貫へのパスが通りロングゲインに成功。そして残り3ヤードからRB広川耕大(社3=東京・早実)がTDを決め20−6となる。第4Q直後にはタックルミスからの大幅ゲインを許してしまい得点を献上したが、試合のモメンタムは離さない早大。柴崎が「ブレナンとずっとやってきてすごく意思の疎通が取れるようになった」と語ったWRブレナン翼(国教4=米国・ユニバーシティボラトリースクール)と柴崎の連携のとれた2連続TDは、ますます早大を勢い付ける。広川やRB中野玲士(商4=東京・早大学院)のランプレーも光り、7分にはQB吉村優(基理=東京・早実)がTD。後半終了間際には髙坂が55ヤードも離れた場所からFGを決めるスーパープレーが炸裂(さくれつ)し、大いに会場は盛り上がる。結果、立大に44―20と大差をつけ、早大は勝利を収めた。

55ヤードのFGを決めるなど安定したキッキングを見せたK/P髙坂

 後半から早大らしいプレーが出たものの、立ち上がりに時間を要してしまった今回の試合。高岡勝監督(平4人卒=静岡聖光学院)は「約1ヶ月間試合が空いてしまったので前半は目が慣れていないところもあり苦戦しました」と振り返る。悪天候や対戦相手の事情により今回の試合までにかなり時間が空いてしまったのはやはり選手にとってはハンデとなってしまったようだ。また、大差をつけて勝利したものの、20点も失点してしまったことには選手にとっては反省すべき点となってしまった。「要所要所で止められた良いプレーもあったが、ミスで失点してしまう点もあった」とLB池田直人主将(法4=東京・早大学院)は語る。次戦の相手は早大と同じく優勝候補の法大だ。一筋縄ではいかない相手にどこまで今回の反省点を修正し満足のいく勝利を挙げられるのか。リーグ優勝に大手をかけるBIG BEARSのこれからの活躍にますます目が離せない。

(記事 高橋さくら カメラ 朝岡里奈、小野寺純平、鈴木隆太郎、平川茜音)

得点経過
TEAM PLAY PLAYER(S) PAT PLAYER G/NG スコア
立大 FG #96中山 0-3
立大 FG #96中山 0―6
早大 FG 3-6
早大 PASS #1柴崎→#2小貫 #96髙坂 10-6
早大 FG #96髙坂 13-6
早大 RUN #44広川 #96髙坂 20-6
立大 RUN #2荒竹 #96中山 20―13
早大 PASS #1柴崎→#6ブレナン #96髙坂 27-13
早大 PASS #1柴崎→#6ブレナン #96髙坂 34-13
早大 RUN #8吉村 #96髙坂 41-13
立大 RUN #3若狭 #96中山 41―20
早大 FG #96髙坂 44-20
コメント

高岡勝監督(平4人卒=静岡聖光学院)

――きようの試合は前半苦しみました

色々なことがあって約1ヶ月試合が空いてしまったので、前半は目が慣れていないところもあったので、少し苦戦しましたね。

――試合のない期間はどのようなトレーニングをされていましたか

当初は2週間空いて早慶戦の予定だったのですが、台風で流れてしまったこともあって実戦から遠ざかっていることが不安要素だったんですけど、それが的中してしまったなというところでしたね。あとは相手が早稲田用に組んできた戦略が序盤はうまく当てられていたところもあって、そこで四苦八苦している状況でした。我慢のフットボールをしようというのはコーチ陣との間でも話していました。

――試合を通してサックが多い印象でした

途中でOLにもちょっとがんばれとうい風に言ったんですけど、後半は頑張ったかなぁという印象ですね。

――前半は苦しい展開が続いている中で迎えた第2Q、小貫選手へのTDパスがヒットしました

ロングパスは狙い通りでした。小貫がよく取ってくれました。きょうは途中でブレナンじゃなくて小貫にダブルカバーが付くくらいでしたからね。

――小貫選手の成長というのは感じられていますか

元々ポテンシャルがある子だったので、能力通り出てきてくれましたね。ブレナンがマークされているている分、小貫が取ってくれていますね。伊藤もいますし。そういう意味では、パスユニットは昨年の4年生が抜けて不安だったんですけどなんとかかたちになってきているかなと思います。

――ランプレーでは広川選手のランがよくゲインできている印象でした

前半は向こうのコールも当たったりしていたんですけど、後半はアジャストできてしっかりと走っていたので良かったと思います。玲士(RB中野)も頑張りました。

――オフェンスとしては今シーズン最多得点となる44得点となりましたが、振り返っていかがでしたか

オフェンスは前半しんどいところをもう少しドライブしていきたかったなというところですかね。3アンゴアウトもあったので、短いところをしっかりと取っていくというのが必要だと思います。(次戦の)法大は強いので、そこをどう修正していくかが大事になると思います。

――髙坂選手が55ヤードのFGを決められましたが、あの場面での選択を振り返っていかがですか

色々なケースを想定して、点を取りに行かなくてはいけなかったので、そういう意味でも取れて良かったと思います。最近調子もあまり良くなかったので、よく決めたなと思います。

――ディフェンスは20失点と苦しみましたが、立大オフェンスの印象としてはいかがでしたか

立大のオフェンスはいい選手がそろっているので、苦しむなとは思っていたんですけど。そういう意味では前半TDを取られなかったのは、辛抱強くやった結果だなと思います。

――次戦法大戦に勝利すればリーグ戦優勝となる一戦です。

選手とも試合後のハドルで話したんですけど、「次の一戦でどれだけ早稲田の取り組んできたフットボールができるか」というところと、「色々な人に支えられているので、結果を出そう」という意気込みで臨みます。

LB池田直人主将(法4=東京・早大学院)

――試合を振り返っていかがですか

1ヶ月ぶりの試合ということで、前半にFGを2本取られて、ターンオーバーされて、悪い流れだったと思います。でも、その流れを後半でしっかりと切ることができて良かったと思います。

――ディフェンスのタックルミスが目立ちましたがその点はいかがですか

相手のRBがタックルを外すのがとてもうまくて、それに対して自分たちが飛び込んでいってしまいました。次の試合の法政もランゲームを組み立ててくるのがうまいので、日頃の練習から修正していって、しっかりタックルで仕留められるようにしたいです。

――20失点という結果についてはどのように捉えられていますか

20失点してしまったのですが、要所要所で止められていたいいプレーもあったり、でもミスで失点してしまったところもあるので、これから修正していきたいです。今年は失点よりも、しっかりゲームの中で止めていくことを目標にしているので自分たちのミスをなくしていきたいです。

――次戦、法大戦に勝てば優勝です。意気込みをお願い致します

次の試合で法政も気合を入れてくると思いますし、自分たちがもっと気持ちを入れていかないといけないと思います。今回のゲーム内容だと相手にモメンタムを持っていかれてしまうので、しっかりと準備をして、今年のスローガンとして掲げている「闘志」をむき出しにして勝って、甲子園に行きたいと思います。

QB柴崎哲平副将(政経4=東京・早大学院)

――オフェンスとしては今シーズン最多得点となりましたが、チームとして試合を振り返っていかがですか

そうですね、前半僕自身も少しもたついて、チームとしても1ヶ月ぶりの試合でもたついてオフェンスが特にゲームプランが相手のディフェンスにはまってしまったところがあったので前半かなり悪い雰囲気だったんですけれど、その中で全員がしっかりと切り替えて後半ああいったかたちで、特にオフェンスは点が取れたのは結果的によかったと思います。

――ご自身のパスプレーを振り返っていかがですか

ちょっとレシーバーにきょうは助けられた場面が多かったので、ブレナンのハイボールのキャッチであったり、小貫の最初のTDパスも助けられた部分が非常に多くて、最初1本インターセプトされて、今シーズン初のインターセプトでもあったので少し自分としてもかなり気持ちが動揺した部分でもあったんですけど、なんとか後半立て直して試合を作るパスを投げられたのが自分自身の成長でもあるかなと思います。

――ロングパスは比較的通っている印象でした

この秋シーズンを通してすごく安定して通せていて、練習でもすごくそこにはこだわっているのでその成果が出てるのは良かったかなとは思っているのですが、まだまだ毎試合本当にあれを常に決められるかというとなんともいえないですし、今まではずっとOLのパスプロテクションが頑張ってくれているから決められているという部分もあるのでもっともっと磨きをかけないとなと思っています。

――小貫選手へのTDの場面を振り返っていかがですか

あれを決めたのはすごく大きかったなとは思います。ただあのパスもすごく特に1番合わせていたパスだったので自信を持って放って小貫が取ってくれるというのも分かってはいたので、ただ、試合全体の中ではあれが1番大きいパスだったと思います。

――ブレナン選手にも2TDを通しました

1本目は完全にブレナンのその後のランアフターキャッチの個人技なのでありがとうという感じですね。2本目は練習でもあそこまで綺麗に決まった形はなかったので確実にやはりブレナンとずっとやってきてて、すごく意志の疎通が取れるようになってきたなと思います。

――次戦、法大戦に勝てば優勝です。意気込みをお願い致します。

やはり甲子園で関西に勝つというのが最大の目標で、いよいよそこに手が届くというところなのでしっかり法政に2週間準備をして、自分の全てをかけてしっかり法政に勝って決めたいと思います。

WR小貫哲(教3=東京・戸山)

――試合前半は少し苦しい状況でしたが、試合を振り返ってみていかがでしょうか

自分のTDでチームに流れを持っていけたというのは良かったなと。後半もTDを続けて取れて、結果的に44点という結果で終えられて良かったなと感じます。

――チームが苦しい場面でロングパスをキャッチしてのTDでした。TDの場面を振り返っていかがでしょうか

QBとの日ごろの話し合いでロングパスは決めたいねという話はしていたので、結果的にそれが流れを変えるということになったのは良かったです。しかし法政や関西の大学となってくるとより際どいところでの勝負となると思うので、もっと追求していきたいと思います。

――立大と対戦してみた印象としてはいかがでしょうか

スカウティングをしていて、ある程度その通りのディフェンスをしてきたので自分的には戦いやすかったです。身体能力が高かったので最初は苦戦しましたけどちゃんとアジャストできたかなという感じです。

――きょうは試合を通してパスが多く通っている印象でした。パスユニットの出来としてはいかがでしょうか。

点数で言えば7、80点くらいですかね。決まったことには決まりましたが、先ほども言った通りもっときわどい戦いになると思うのでここで油断してはいけないなという印象です。

――次の法大戦に勝てば優勝が決まります。意気込みをお願いします

きょう法政は敗戦したこともあり、一層チーム内で気を引き締めてくると思うので、まずは気持ちで負けないように。そしてしっかり準備して次の試合でも流れを持っていけるようなプレーをしたいと思っています。

RB広川耕大(社3=東京・早実)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

きょうの試合は結構出られるって分かってた試合なので、活躍しようと思っていたんですが、前半あまり力が出せなくて、後半からは波に乗れてはいたんですが、まだまだ実力を出せたかって言われると出せてないかなって感じですね。

――きょうは何度も粘りのあるランが見られましたが、ランプレーを振り返っていかがでしたか

そうですね、やっぱりそういうところを売りにしているので、そういうところで活躍できたのは嬉しいことなんですが、やっぱりいつも練習で気をつけていることをうまく意識できなかった部分が何個かあったので、そういうのをなくしていけたらなと思います。

――ご自身のTDの場面を振り返っていただけますか

そうですね、誰か来るかなと思って突っ込んでいったんですけどこけてしまって、だいぶダサい感じになってしまったんですが、まあTDを取れたことはすごく嬉しいので、今後もっとかっこよく取れるようにやっていきたいと思います。

――立大の印象はいかがでしたか

前半ランが出なかったっていうのは、僕らの実力も立教の実力も同じくらいだったということなので、立教も、しっかりとスカウティングもしていて、すごく強いチームだったと思います。

――次戦、法大戦に勝てば優勝です。意気込みをお願いします

やっぱりまずスタメンになるということから考えていかないといけないんですが、もし出られたらしっかりと活躍して、チームを勝たせられるようにしたいです。