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フェンシング部

2019.10.26

関東学生選手権 10月24日 東京・駒沢体育館

男子エペ団体、関カレ制覇!女子サーブルは無念のベスト8敗退

 関東学生選手権(関カレ)も最終日。この日は男子エペ団体と女子サーブル団体が行われた。5冠を懸けて今大会に挑んだ男子エペは決勝で中大との激しい攻防を制し、関東王者の栄冠を手にした。女子サーブルは準々決勝で法大に敗北し、ベスト8と満足のいく結果を残すことはできなかった。

★熱戦制し、今年3度目の優勝!(男子エペ団体)

 王者が苦しんだ。6月の全日本学生王座決定戦(王座)を制したメンバーで挑んだ今大会。準々決勝、準決勝を危なげなく勝ち進み、決勝戦を迎える。相手は中大。奇しくも昨年の関カレ決勝と同じ組み合わせとなった。最初にピストに登場した増田陽人(商2=岡山・大安寺中教校)は「1個目の試合で必ず勝ってつなぐ意識」(増田)を持ち試合に入った。その言葉通りにリードを作ると、流れは早大に。だが、中盤から最大7点あったリードがじわじわと縮められていく。5周り目には関カレ個人戦を制した安雅人(スポ4=茨城・水戸一)を投入するも、悪い流れを断ち切れない。そして8周り目でついに同点に追いつかれる。最後周りを任されたのは加納虹輝(スポ4=山口・岩国工)。プレッシャーのかかる場面だが、冷静だった。積極的に攻めてくる相手を揺さぶり、得点を重ねリードを守り抜く。そして45点目となる一本が決まる。その瞬間、加納の下にメンバーが駆け寄った。一点を争う死闘を制した早大。選手の顔には笑顔が広がっていた。

優勝を決め、喜びを表す男子エペ陣

 今年3つ目の栄冠を手にし、5冠の夢をつないだ早大。安は「みんながやるべきことをやって、最後までつなげた」と勝因を分析する。チームとしての戦い方が徹底されていたことが、相手の追い上げを最小限にとどめることができた要因だった。全日本学生選手権(インカレ)は加納、増田が不在と、より厳しい戦いになることが予想される。関カレで見せたつなぐ姿勢をここでも実践できるか。5冠への道のりも折り返し地点を回った。ゴールまで突き進むのみだ。

★無念のベスト8敗退、インカレでリベンジを(女子サーブル団体)

 「団体戦の目標はベスト4以上」。個人戦終了後、木村結(スポ4=山口・柳井)はこう語った。5月の関東学生リーグ戦(リーグ戦)では1部昇格を果たし、成績を伸ばしてきている女子サーブル。ベスト4に入るためには1部のチームを倒さないといけないだけに、強い気持ちで挑んだ一戦だった。
 初戦を順調に突破し、ベスト4を懸けて対峙したのは法大。全日本選手権(全日本)でベスト4に入賞した選手が在籍するなど、優勝を狙える戦力を整えていた。強敵を相手に迎えた一戦は序盤から一進一退の展開に。木村、黒田ほのか(スポ1=香川・三本松)が奮闘を見せ、リードを奪う場面も。だが後半は思うように点が取れず、流れは法大に。ポイントをとっても、点差を縮めることはできない歯がゆい展開。そのまま流れを変えられず、ベスト4の目標は潰えてしまった。

黒田(右から2番目)は初の関カレでも奮起した

 敗北という結果にはなったが、一方的な展開になることはなかった準々決勝。それだけに「もう一踏ん張りできたら」(齋藤)と団体戦の難しさを改めて感じさせる結果だった。11月のインカレではチームワークを強化し、目標の「優勝」(齋藤)にたどり着くことはできるか。昨年は全日本選手権に出場できないなど、苦しんだ女子サーブル団体。これまでの悔しさを晴らす、快進撃を見せたい。

(記事、写真 小原央)

※フェンシングの団体戦は3人、または4人の選手が交代で出場し、1試合当たり3分という持ち時間内で争う。あるいは3分以内にどちらかが先に5得点先取すると、そこで次の選手に交替となる。最終的には9試合戦い、45点を先取、または持ち時間が終了した場合は得点が高い方が勝ちとなる。

※エペ:全身が有効面となる上に、両選手が同時突きをすると両者にポイントが与えられる。より慎重な攻め方が求められるため、時として両者が睨み合ったまま時間が過ぎることは稀な話ではない。

※サーブル:両腕も含む上半身への突きと切り(剣先ではなく剣の胴部分で相手の体に触れること)が得点となる。また、先に攻撃をした方が「攻撃権」を持ち、防御側は相手の攻撃を防御してから攻撃しなければならない。この攻撃権の奪い合いにより、両選手はピスト上を常に前後に往復し合うため、サーブルは3種目の中で最も全身運動が激しい種目だと言える。

関カレ閉会式後の集合写真

結果

▽男子エペ

早大[加納虹輝(スポ4=山口・岩国工)、十河昌也(スポ4=香川・三本松)、安雅人(スポ4=茨城・水戸一)、増田陽人(商2=岡山・大安寺中教校)、金髙大乘(社1=香川・高松北)] 優勝

準々決勝:◯45-26 明大
準決勝:◯45-24 慶大
決勝:◯45-41 中大

▽女子サーブル

早大[木村結(スポ4=山口・柳井)、齋藤里羅子(スポ4=山形東)、村上万里亜(スポ2=愛媛・三島)、黒田ほのか(スポ1=香川・三本松)] 6位

1回戦:◯45-8 学習院大
準々決勝:●37-45 法大

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コメント

齋藤里羅子(スポ4=山形東)

――今日の結果をどのように捉えていますか

法大戦は37―45で負けたのですが、最初は勝っているところもあったので、振り返るともう少しできたかなと悔しい思いが強いです。

――5月の関東学生リーグ戦(リーグ戦)から強化してきたことは何かありますか

リーグ戦は2部のチームと戦っていましたが、関カレ(関東学生選手権)は1部のチームとも戦うので、個々のスキルアップと団体力を強化してきました。

――法大戦のゲームプランはどのようなものでしたか

プランというよりかは、前の学習院大戦と比べてスピードも技術もあるチームなので、スピード負けしないように入っていく気持ちで頑張りました。

――その法大戦では中盤から相手に押されてしまいましたが、その要因はどこにありますか

どこにあるというよりかは、それぞれ1点ずつ取れば勝てるような点差だったので、もう一踏ん張りできたら良かったのかなという風に思います。

――全日本学生選手権(インカレ)の意気込みをお願いします

優勝したいと思います。団体戦は個人戦とは違ってチームワークでいかに盛り上げていくか、自分達の流れに持っていけるかということが大事になってくるので、そこを強化して優勝したいと思います。

安雅人(スポ4=茨城・水戸一)

――今の率直な感想をお願いします

嬉しいですけど悔しい感じです。

――どういったところが悔しかったのでしょうか

自分の内容が悪かったので、チームに貢献できなかったところが悔しさとしてあります。

――中大戦のゲームプランはどういうものでしたか

本当は中大の中回りをしていた選手が早回りにくると思っていて、自分と金髙(大乗、社1=香川・高松北)を変えてそこを潰そうという話をしていたんですけど、そこが違う順番になっていて誤算ではありました。よく分からないです(笑)。それ以上のゲームプランは特に考えていませんでした。

――中大戦で勝ちきれた要因はどこにありましたか

みんながやるべきことをやって、最後までつなげたから、この力の差が出たと思います。最後回りの加納(虹輝、スポ4=山口・岩国工)に上手く渡せたのが良かったと思います。

――先ほどお話にもありましたが、安選手自身の戦いぶりを振り返って下さい

昨日の個人戦で結構疲れてしまっていて、体の動きもあまり良くなかったところがあったので。そこは難しいんですけど、インカレ(全日本学生選手権)ではちゃんとしたコンディションで臨めるようにしたいなと思います。

――インカレまでにどういったチームの調整を行おうと考えていますか

それぞれが役割を理解して、それをこなせるようなチームができたらいいなと思います。

――インカレの意気込みをお願いします

個人も団体も優勝します

増田陽人(商2=岡山・大安寺中教校)

――優勝したときの心境を教えてください

正直ホッとしました。優勝候補と言われたなかで優勝できて嬉しいです。

――体力的に不安はありませんでしたか

昨日ははやく寝たので体力的に問題はありませんでした。ですが、大事をとって明大戦は休息しました。

――中大戦で意識していたことはありましたか

自分の良し悪しではなく次の人につなぐという意識でやりました。

――中大戦を振り返って

1個目の試合で必ず勝ってつなぐ意識でいたので、うまくいったとおもいます。

――今後の意気込みをお願いします

これからスイスでの試合があるので、それに向けて頑張っていきたいと思います。