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ヨット部

2019.10.26

全日本スナイプ級選手権 10月16~20日 神奈川・葉山沖

社会人の厚い壁に跳ね返される

 社会人、学生問わず全国のスナイプ級トップセーラーが集う全日本スナイプ級選手権に、早大からは7人が出場した。早大内最上位は松尾虎太郎(スポ3=山口・光)・海老原崇(法4=埼玉・川越東)組の9位。今年度学生レースで圧倒的な強さを見せてきたスナイプチームだが、社会人選手の壁は厚く、苦戦を強いられた。

 2年前に当時大学1年生ながら本大会7位入賞という結果を残している松尾虎。今季は全日本学生個人選手権で連覇を達成するなど着実にステップアップしており、優勝という目標も現実味を帯びていた。しかし、「社会人の人に比べると、風の強い中でボートを走らせるというのがまだまだ」(松尾)と振り返ったように、思うような走りができず総合9位。トップフィニッシュを飾ったレースもあったが、「後ろの方を走っている時にたまたまいい風が自分の所に入ってきて一番になれただけ」(松尾)だといい、納得のいくレースはできなかった。同じく優勝を目指した入江裕太(スポ4=神奈川・逗子開成)・原潤太郎(商4=埼玉・早大本庄)組は総合14位。第1レースから第3レースまでシングルを獲得し、好調な滑り出しを見せたが、そのまま持ちこたえることができなかった。一方で、最終日のレースでは「スタートがそんなに良くなかったんですけど、ちょっとずつ上げていくことができたのでそれはそれですごく良かった」(入江)といい、手応えも得た。

出艇する入江・原組

 谷川隆治(商3=千葉・稲毛)・川合大貴(商2=埼玉・早大本庄)組も、大会4日目からの決勝レースでは、上記の2艇と共に予選上位者によるゴールドフリートに進んだ。決勝では「シビアさが足りなくて細かいミスをしてしまった」(谷川)と振り返ったように、レベルの高いフリートの中で苦戦し、総合32位。だが、予選で松尾や入江の艇とそん色ない走りを見せたことは、団体で戦う全日本学生選手権を目前に控える早大にとって心強いに違いない。また、芝崎鉄平(スポ2=東京・都三鷹中教校)は神谷航路氏(平21スポ卒・現NTT東日本)とタッグを組み、総合25位という結果を残した。

9位の松尾虎・海老原組

 春から学生のレースでは圧巻の強さを見せてきたスナイプチームだが、今大会は目標に届かず、課題が洗い出された試合になった。この結果が全日本学生選手権での勝利のために有意義であったと振り返ることができるように、慢心することなくいま一度気を引き締めて西宮に乗り込みたい。

(記事、写真 町田華子)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

結果

松尾虎・海老原組 9位

入江・原組 14位

神谷氏・芝崎組 25位

谷川・川合組 32位

コメント

スナイプ級スキッパー入江裕太(スポ4=神奈川・逗子開成)

――今大会の位置づけは

2年ぶりに早稲田として全日本スナイプに出て、自分は学生として出るのは最後なので優勝を狙っていました。チームとしては3艇出て、3艇ともゴールドフリートに残れたので実りあるレースにできたのかなと思います。

――好調な滑り出しだったと思いますが振り返っていかがですか

初日終わった時点ではまだ2レースしか終わっていなくて、残るレースが9レースくらい予定されていたので、しっかり崩さないようにと思って2日目に臨んだんですけど、崩しちゃって段々段々順位が落ちていく感じだったので、詰めの甘さがあったのかなと思います。予選3日間でもうちょっと崩さないでおいて走れたら良かったかなと思います。

――崩してしまった要因は

まずはスタートでやっぱり出遅れてしまうとそこからの挽回が難しいのでスタートと、その日の傾向をうまくつかめなかったというのが少しあるかもしれないです。

――決勝レースについて振り返っていかがですか

ゴールドフリートに上がってからレベルが一段上がって、スタートもしっかり出られないと最後まで順位が上がらないようなレースが多くあって、スタートを第一線で出るというヨットレースの本当に基本的なことを着実にやれているチームが前を走っていました。一方で、きょうはスタートがそんなに良くなかったんですけど、ちょっとずつ上げていくことができたのでそれはそれですごく良かった点ですね。

スナイプ級スキッパー谷川隆治(商3=千葉・稲毛)

――今大会にはどういった位置づけで臨みましたか

学生だけじゃなくて社会人含めてスナイプのトップセーラーが出る大会で、自分がどの位置にいるのかを知る大会でした。

――今大会の目標は

8位入賞です。

――今回の結果をどのように受け止めていますか

今回予選と決勝で分かれていたんですけど、予選はそれほど叩かずにいけたんですけど、決勝に入ってからちょっと崩してしまって厳しい戦いになりました。

――決勝で崩してしまった要因は

そもそもフリートのレベルが高くて、少しミスしただけで後ろに行ってしまうというところで、自分にシビアさが足りなくて細かいミスをしてしまいました。

――シングルを獲得したレースもありましたが、試合を通して手ごたえを感じた部分はありますか

自分のレースができれば、それなりの順位が出るのではないかなと思ったんですけど、逆にスタートとかで失敗してしまって自分のレース展開に持ち込めなかった時のリカバリーの仕方が自分の課題なのかなと思います。

――DSQになってしまったレースの経緯は

今回旧型の船に乗っていて、ルールが変わったのに船を対応させていなかったために、学連のレースとかだと大丈夫なんですけど、この大会では引っかかってしまって失格になってしまいました。

――今後に向けて意気込みをお願いします

全日本インカレまであと2週間くらいなので、そこで絶対総合優勝できるように頑張っていきます。

スナイプ級スキッパー松尾虎太郎(スポ3=山口・光)

――今大会の位置づけは

おととしから2年ぶりに出て優勝したいなと思って臨んだんですけど、結果は9番でちょっと悔しい結果になってしまいました。

――苦戦の要因は

社会人の人に比べると、風の強い中でボートを走らせるというのがまだまだで、学生の中でのレースだったら自分が一番いい場所からいいスタートを切ることができるんですけど、なかなかいいポジションからスタートすることができなくてそれで苦戦しました。

――トップフィニッシュしたレースについて振り返っていかがですか

そのレース自体も全然納得はしていなくて、全然自分が狙ったようなレースではなくて、後ろの方を走っている時にたまたまいい風が自分の所に入ってきて一番になれただけだったので満足はしていないです。<