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日本拳法部

2019.10.24

全日本学生個人選手権 10月20日 愛知・千種スポーツセンター

今年度最後の個人戦、練習の成果は出し切れず

 今の代では初の遠征公式戦にして、最後の個人戦となった全日本学生個人選手権。早大からは小坂怜亜主将(教4=大阪・関西福祉科学大高)、小田修一郎(スポ4=大阪・関大高)、杉井政樹(スポ1=大阪・関大高)の3人が出場した。3人とも大学入学以前から競技を始めたという拳法経験者であり団体戦でもメインの火力となる選手だ。しかし強豪が集う今大会ではおのおのが力を出しきれず、小田、杉井は1回戦敗退、小坂は2回戦敗退という悔しい結果となった。

小田は押さえ込みで一本を奪取した

 今大会は1試合3分間、二本先取で行われる。また3分後に同点であった場合は審判による判定で勝敗が決まることになる。最初に試合に出たのは杉井、対する相手は龍谷大の格下の相手だ。開始直後からお互い激しく攻撃しあう展開となった。開始から26秒後に相手の一撃で一本を決められるも、その約40秒後には杉井の拳が相手の胴に入り、一対一となる。なおも攻撃の手を緩めることなく攻め合っていたが、残り1分19秒で相手の面突きを食らってしまいここで試合終了。1回戦敗退となった。初段の小田は流科大の格上の選手との対戦。開始30秒後には得意の押さえ込みで相手をひっくり返すとそのまま面を突いて一本を奪い取った。このままの流れで勝利をつかみたかったが、この45秒後に今度は相手からの突きを受け一本を献上してしまう。なおも強気で挑む小田。残り50秒のところで相手の足をつかみ持ち上げようとした。これで押さえ込みに持ち込めるかと思われたものの、それほど相手も甘くはない。小田が足を掴んでいるために両手が使えないところを狙って面突きを決められ、敗退となった。

 主将である小坂は1回戦、格下相手に初めから圧力をかけていく。「知らない相手で少し怖かった」というものの、残り2分17秒で面を突き一本、その後1分後にも再び面突きで一本を獲得し、この試合は難なくこなした。続く2回戦は何度となく苦しめられてきた明大の選手。開始から果敢に挑むもやや押され気味に。しかし小坂は「時間をたくさん使って空いたところを狙っていく」という当初の作戦通り、押されつつも一本も奪われずに機会をうかがっていた。試合は平行線のまま終わりを迎えそうになっていたが、なんと試合終了5秒前に相手からの一撃をお見舞いされた。その直後に小坂も一本取り返す勢いで突っ込んでいくもその腕をつかまれてしまい、攻めきれないまま試合終了。2回戦敗退となり、昨年より順位を下げる結果となった。

明大の選手との試合に臨む小坂

 全体としてみると課題の残る結果となった今大会。さらに本来は5人出場のはずが2人欠場というチームとしてもまだ最善の状況でないことがうかがえる。集大成となる全日本学生拳法選手権大会(府立大会)まで残り2カ月を切った今、ここまでに見つかった課題をいかにして克服するか。早大日本拳法部の底力が試される。

(記事、写真 鈴木隆太郎)

※掲載が遅くなり大変申し訳ございません。

結果

▽男子段の部

2回戦敗退

小坂怜亜

1回戦敗退

杉井政樹

小田修一郎

コメント

小坂怜亜(教4=大阪・関西福祉科学大高)

――きょうの試合を振り返ってみいかがでしょうか

練習ではできていたことがあまりできなかったという感じでした。最近の練習ではけが人がいることもあり、人の少ない中で色々と意識してやっていたのですがそれが活かせなかったですね。個人戦としては最後の試合だったこともあり悔いが残る試合でした。

――1回戦は試合を通して優勢でしたね

1回戦の相手は自分の知らない相手だったので少し怖かったのですが、自分自身サウスポーと戦うのが結構得意だったので、相手の構えを見てからは安心して戦えましたね。

――2試合目は明大の選手相手にやや押され気味でした

明大の選手は研究していたのでよく分かっていたし、自分の体重が軽いことも分かっていたので、時間をたくさん使って空いたところを狙っていこうという作戦でいました。しかし相手のガードの固さや圧力のかけ方など想像していたのとは違うなというのは戦ってて感じました。

――今回は個人戦でしたが、早大日本拳法部としてこの結果はいかがでしょうか

今回出た3人は拳法経験者で、部を引っ張っていく立場であるということを考えると1、2回戦で負けたというのは ふがいない結果だと思います。

――今回は欠場の選手が多いように感じました

けがの子が多くて。この試合は3段以上の選手と、他2人が参加できました。その2人の枠はチームで選ばれた人しか参加できないのでとてもいい経験ができると思っていました。だから5人出るつもりで2人欠場となったのはもったいないなと感じます。いろんな子に試合を経験させたかったけれどこういう形になったのは情けないところがあるなと。

――今後の試合に向けて一言お願いします

勝てるところで勝っていこうと考えています。経験者は負けずに戦う、といった風に一人一人の役割はミーティングでしっかり認識させて、練習は残り2カ月ないくらいの期間をがむしゃらにやっていきたいと思います。