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バドミントン部

2019.10.19

全日本学生選手権 10月17日 神奈川・小田原アリーナ

誰も決勝に進出できず…混戦の最終日

 全日本学生選手権(インカレ)最終日は想定外の結末に。小野寺雅之(スポ3=埼玉栄)・大林拓真(スポ2=埼玉栄)組がフルセットの末に敗退。同時に行われていた吾妻咲弥(スポ3=福島・富岡)・吉田瑠実(スポ1=埼玉栄)組も勝利は目前だったが、あと僅か届かなかった。ダブルス陣が負けてしまい、シングルスの活躍に期待したかったが、大林もダブルスから切り替えることができず、3位という結果に終わった。
 実力があり、『強豪』とされる早稲田が誰も決勝に進めなかったのは、結果だけ見れば物足りないものかもしれない。しかし、今年のインカレは異例だった。団体戦が中止となり、4年生を始め、団体戦に重きを置いていた早稲田の部員が受けたショックは計り知れない。やり切れなさと、その分個人戦で頑張りたいという葛藤の中で全力を尽くした。優勝という栄光は手に入らなかったが、それぞれがチームへの思いを背負って取り組んだ結果である。

★昨年王者が準決勝で敗退。ナショナルとの両立の難しさを痛感した試合に/男子ダブルス

相手に攻められる展開が続いた小野寺・大林(左)組

 「相手の方がダブルス的なプレーが上だった」(小野寺)。この言葉に集約されているだろう。小野寺、大林はともに日本代表に選出されており、二人そろって練習できる時間はほとんどない。そのため、個々のポテンシャルと実力で練習不足を補いながら試合に出場している。準決勝では日体大ペアにその弱点を突かれて、試合を有利に進められてしまった。第1ゲームを奪われ、小野寺・大林組の持ち味の高い攻撃力でファイナルゲームにまで持ち込んだが、相手ペアの方が気持ちが強かった。序盤から角度のあるスマッシュを放たれ、レシーブするが、バックラインを超えてしまう。その後も勢いづいた相手の攻撃を防げず、5点ビハインドでインターバルを迎える。ここから巻き返しを図りたかったが、プレーを読まれて攻めに転じることができず、防戦一方。13-21でインカレ連覇とはならなかった。
 「今回疲れがあったと言えば試合の連戦よりも海外での試合の疲れ」と試合後に大林は語ったが、代表の練習と大学での練習、そのバランスをとるのは難しい。小野寺は次期主将として「自分がいない分は連絡などを取りあって、部としての方針を決めていきたい」話した。日本代表のメンバーがどうチームに貢献するかが来年のチームの情勢に関わってくるだろう。

★急成長を遂げた吾妻・吉田組。決勝の舞台にわずか届かず…/女子ダブルス

吾妻(左)・吉田組は二人で攻める姿勢を最後まで貫いた

  4回戦から全てファイナルゲームに及ぶ熱戦を勝ち抜いてきた吾妻・吉田組だが、準決勝も接戦となった。試合序盤はお互いの出方を探るような静かな展開。イレブンを先取されるが、試合を通じて良くなってきたというコンビネーションで攻撃を仕掛けて点を取り、先にゲームポイントを握る。しかし、吉田がスマッシュを返せず、ジュースに及ぶ。勝ちたいという思いが先行してミスが出てしまい、このゲームを落とす。「そんなに気持ちは上げ下げしなかった」と吾妻が試合後に語ったように、ミスをしてもしっかりと1点を取り返し、自分たちの攻撃のリズムをつくって第2ゲームを取り返す。勝負のファイナルゲーム。連戦の疲労の中、二人は集中していた。インターバル明け3連続得点で流れを引き寄せ、このまま勝利すると思われた。しかし、「最後は相手の方が気持ちが強かった」(吉田)の言葉通り、相手の気迫に押され、逆転を許し18-21。あと3点届かなかった。
 組み始めてから1年と経っていないが全国で3位という結果を残した。想像以上の結果に達成感もあったが、優勝に近かっただけに悔しさもにじませた。「1セット目を取っておけば…」(吉田)と1ゲーム目の接戦をものにできていれば、勝機はあっただろう。今大会で明らかになった課題を克服し、来年こそ学生の頂点に立ってほしい。

★気持ちが入らずベスト4止まりとなるが、全日本総合選手権での再起を誓う/男子シングルス

相手のスマッシュに苦戦した

 ダブルスの試合から約20分後、大林は本日2度目の試合を迎えた。終始相手に押される展開となり、第1ゲームを大差で奪われる。後がなくなった大林。第2ゲームは相手の甘くなった返球をプッシュで押し込み、先制点を得る。その後も鋭いスマッシュを連発して得点を重ねて21-14。ファイナルゲームに持ち込んだ。第2ゲームを取り返したものの「ダブルスで勝ってからシングルスに入るよりは気持ちが入らなかった」とダブルスの敗戦をどこか引きずっている様子が見られ、ショットに精彩を欠いていた。相手が反応できないコースをつき12-11とするが、3本連続でアウト。勢いづいた相手に攻撃されるが、大林の反応が遅れ、レシーブがきれいに返らない。最後もライン際のスマッシュをとれず、大林の2度目のインカレはここで幕を下ろした。
 大林はシングルスだけでなくダブルスにも出場し、準決勝まで勝ち上がっている。しかし、シングルスでナショナルB代表に選出されている。インカレで優勝できなかった今、シングルスで結果を残さなければならないという思いはあるだろう。大林が焦点を合わせているのは全日本総合選手権。「どんな人とやってもちゃんと勝てるっていうところを見せつけたい」。ナショナルB代表のプライドを持って、去年より1つでも多く勝利したい。

(記事 山本小晴、写真 倉持七海、石名遥)

集合写真

結果

▼男子ダブルス準決勝

小野寺雅之・大林拓真●1-2(15-21、21-13、13-21)

▼女子ダブルス準決勝

吾妻咲弥・吉田瑠実●1-2(21-23、21-17、18-21)

▼男子シングルス準決勝

大林拓真●1-2(11-21、21-14、15-21)

コメント

吉村徳仁(スポ4=富山・高岡第一)

――今回のインカレを振り返って

悔しいですね。団体にかける思いが強かったので、それがなくなったのは正直めちゃくちゃ悔しいですね。3連覇を目指していたので。そこで気持ちが切れたわけではないですが、個人戦に入った時にどこか集中し切れていない自分がいました。最後だけど、勝てる試合を逃したりしてしまったので…。ダブルスは惜しいところで負けてしまって、正直負ける相手ではないと思っていたので、それをシングルに生かそうとしました。(2回戦で当たった)山田くん(日体大)が結構強くて、1セット目の取れる試合を逃してしまいました。2セット目はしっかり取ったけど、3セット目は相手に攻められて守ってばかりでした。課題は明確になりましたが、悔しかったです。

――団体戦が中止になって悔しい気持ちが最後まで続いてしまったということでしょうか

団体戦ができなかったのは正直悔しいですが、それを個人戦にぶつけるという気持ちを個人戦につなげられました。けれどどこかで入り切れていないというか、いろいろなことを考えてしまったというか…「最後だから勝ちたい」という気持ちが先行して、自分がやるべきことができていなかったです。ダブルスに関しては、リーグ戦の方が自分たちのプレーができていたと思います。

――ダブルスが終わってからシングルスに1日で切り替えることはできましたか

大輔(浅原、スポ4=宮城・聖ウルスラ学院英智)とは4年間ずっと組んできて、「4年間ありがとね」という話はしました。悔しかったですが、二人で直接話しました。そのあとは、その負けをシングルに生かそうと思っていたので、そんなにダブルスのことを引きずりはしなかったです。切り替えられたなと思っています。

――シングルスではあまりスマッシュを打たずラリーをしていた印象です

山田くんはディフェンスも硬かったですし、今回は羽根も全然飛びませんでした。大学に入ってから「スマッシュ速いね」と言われることが多くてスマッシュを多く打っていましたが、実は昔はスマッシュを打つのではなくラリーをしっかりするプレースタイルでした。勝っている試合はラリーをしていたことが多かったので、それを思い出して今回はラリーをしました。

――シングルの2回戦、大学最後の公式戦が終わったあと、付き添いの二人に声を掛けていましたね

「ありがとう」と声を掛けました。悔しかったですが、課題が見えたり、力を出せなかったわけではないと思っていたので。今までは0−2で負けていた相手に、勝つ気でいましたが、ファイナルまでいって自分の力は出せたかなというところで、結果を受け止めて社会人になっても頑張ろうと思っています。

――どのような4年間でしたか

結構苦しい時が多かったですが、同期や先輩後輩などいろいろな人に恵まれていたと思います。バドミントンは正直他の大学よりは厳しい環境ではなかったかもしれないけど、その中で自分で何か考えたりとか、人との付き合い方とか人生経験をさせてもらえたと思っています。自分にとっては結構いい4年間だったと思います。

――4年生になってリーグ戦で初勝利するなど、4年間の中で今年が一番濃かったのではないでしょうか

1、4年ですかね。1年生の時は、大輔とうまくいかないこともあったりしたけれど、ぶつかり合いながらバドミントンをがむしゃらに頑張っていました。慣れない環境でのスタートでしたがどうにか頑張って過ごしていました。結果が出ていたわけではないですが、出だしにしてはよかったかなと思っています。2、3年はもうちょっと結果を出せたかなと思います。2、3年に結果を出さないと4年でいきなり結果を出すのはしんどいです。そんな中で4年生になって、後輩もできて最上級生になりました。今まで以上に考えることもありました。女子に関してはあまりわからないですが、男子の後輩も付いてきてくれたというか慕ってくれた印象は自分たちの中であったので、やり方としては間違っていなかったと思います。でも、もう少し締めるところは締めたりとか、オンとオフをしっかりできれば、チームとしてもいい成績を残せたのではないかなと思うことはあります。

――苦しかった時間について

人間関係とバドミントンの成績との関係ですごく悩んだ時はありました。関東はレベルが高いので、東日本(東日本大学選手権)や関東学生選手権とかで、ベスト16まではいくけどそこから上に行けなくて。その壁をどうしても破れない自分がいました。自分を自分で追い込んでいたのかもしれないです。もうちょっと楽しくバドミントンと向き合えたら変わってきたのかなと思います。考えて練習していても、対人競技なので、試合になるとどれだけ自分がやってきたかではなくて。自分は相手との駆け引きとかがうまくできていなかったです。

――苦しい時期があった中で、バドミントンをやめたいと思ったことはありましたか

やめたいはなかったですね。苦しいけど、勝てないけど、結果を出したいという気持ちが強かったです。上の人が周りにたくさんいる環境でやらせてもらっていたので、自分も上を目指して頑張ろうという気持ちになりましたね。大林とかマサ(小野寺)とかは、当たり前のように最終日まで残るけど、自分たちは序盤の方で負けてしまったりしているので、それがすごく悔しいなと思っていました。応援する立場より応援される立場になりたいという気持ちはずっとありました。

――『応援団長』と呼ばれることが多いですが、それについては

頑張っている人を応援するのは大好きです。自分は結構アツくいきたいタイプで、試合の時もそれが原因でダメになってしまうこともあるんですけど、全部を頑張りたいというか。小川くん(桂汰、敬和学園大)が結構好きなんですけど、あんな感じで自分も最後までアツくプレーしたいなと思っています。お互い愛知県でバドミントンを続けるので、尊敬できるところを見習いつつ、自分のプレーを見失わないようにお互いを高め合いたいし、吸収するところがいっぱいあるので、どんどん吸収してレベルアップしていきたいです。

――最上級生になってたくさん考えるようになった、とはどのようなことを考えていたのですか

後輩との関わり方ですね。今までは最上級生ではなかったので、フレンドリーにどんどん話していました。最上級生になってただ仲良くなっていると、メリハリをつけるときにつけられなくなってしまうので。あとは3本柱の2本目である「人としての成長」も意識しましたね。あとは後輩に勝ってもらうだけではなくて、自分たちが勝って後輩に繋ぎたいという気持ちがすごく強かったです。それで逆に力んでしまって空回りしてしまった時もありましたが、ちょっとでも伝わっていればいいかなと思います。自分は言葉よりも行動で示したいタイプだったので、伝わっていたらいいなと思います。

――実業団でもバドミントンを続けられますが、どんな選手になっていきたいですか

あいつらがやってくれたように、しっかりポイントを取って、チームを上のリーグに上げていきたいです。あとは全日本総合選手権に出たいので、社会人になっても今まで以上に結果を出して終わりたいです。今ままでと同じ考え方だとこれまでと同じになってしまうので、いい意味でバカになれればいいなと思います。いろんな人の話を聞いたり、取り組み方を変えてみたりとか、いろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。


鈴木朋弥(商4=宮城・聖ウルスラ学院英智)

――きょうでインカレすべてが終わりましたが、今の気持ちをお聞かせください

正直悔しい気持ちが一番大きいです。団体戦がなくなり、最後の試合ができず終わる人が多かったのでチームにとっても、他の大学の4年生にとっても不完全燃焼というのが大きいなと思います。また、早稲田勢がすべてベスト4で終わってしまって、疲れ等あると思うのですが、自分も悔しいなと思いました。

――団体戦が台風で消えてしまって、そこに関してどのように思われていますか

自分には団体戦しかなく、そのために練習してきたので…。その力を発揮する場すらなかったというのがとても残念でした。どうせなら、延期してでもやりたかったです。

――公式戦が今日のインカレで終わりましたが、大学4年間を振り返って一言お願いします

バトミントンをやっていてよかったなと思います。同じ仲間や後輩、先輩方と出会えたのは早稲田のバトミントン部で、その中で自分が一部員としてやれてよかったです。今まで、自分のわがままに付き合ってくれたことに感謝したいです。

――後輩たちに一言お願いします

新しいチームで今よりも一丸となって、団体アベック優勝に向けて頑張ってほしいなと思います。


小野寺雅之(スポ3=埼玉栄)・大林拓真(スポ2=埼玉栄)

――準決勝で負けてしまった要因は

小野寺自分たちのプレーが結構読まれていましたね。去年だったら組んだばっかりで、自分たちは特殊なので、結構相手が嫌がるところとかをしていて。でも相手がそれに慣れて、プレースタイルを変えてきました。そこで自分たちはあまり組んでいなかったので、相手の方がダブルス的なプレーが上だったと思います。

大林今年は自分らが早稲田で揃って練習することがほとんどなくて、リーグの最初とかでしか出てなかったです。自分としてはダブルスプレーヤーではないので、仕方ないと言えばあれですけど、自分的には全力を出した結果だと思います。

――シングルスとダブルスを兼ねていて、疲労などコンディションはいかがですか

小野寺きつかったっすね(笑)。シングルスが思った以上に勝ってしまったので、それはあります。大変でした。

大林ずっと海外だったり、合宿だったり遠征が続いていたので、自分もマサ(小野寺)も疲れは溜まっています。マサも、ダブルス強い選手なので、海外に行ったら勝ち上がっていますし、でも自分は海外に行ってもまだまだの選手なので、今回疲れがあったと言えば試合の連戦よりも海外での試合の疲れだと思います。そういうのが敗因にもなったと思います。

――日体大のペアがお二人を研究してきたという印象を受けました

小野寺自分たちはダブルスっていうよりは、個々の力で戦っていて、あまり組む時間がないので、コンディションはそのままって感じです。何回もやってきている相手なので、そういうところがやっぱり分かっていたのかなと思います。相手もノーロブとかダブルス的な戦術でやってきたので、そこで差が付いたのかなと思います。

大林自分らのダブルスは去年のインカレでも今年の東(東日本学生選手権)でも優勝していて、日体大のペアにはあまり負けていなくて。練習していなかったけど、大学生のダブルス界だったら勝てるだろうという甘い気持ちがありました。山下恭平くん(日体大)は自分もマサもいつもやっているんですけど、きょうはすごく自分たちに勝ちたいという気持ちが試合していて伝わってきました。

――攻められる展開が続きましたが、スマッシュにはどう対応されましたか

小野寺疲労とかあって、いつもより自分が前に入れなくて。そうなると上げるだけになっちゃうんですよ。そうすると攻撃されて、守ってばっかりだけでは勝てないと思うので、相手は結構足も動いていて、前でのプレッシャーもありましたし、相手の方が良かったですね。

大林自分はシングルスプレーヤーなのでダブルス的なドライブとかできなくて。ロングリターン、大きく回すレシーブをいつも意識していて、相手のコートにとりあえず入れるっていうのを意識しています。でもきょうスマッシュだったり、ドライブだったり攻撃がすごく速くて、いつもできていることができなかったです。調子が悪かったり、練習していなかったりというのがあったので。言い訳になるかもしれないんですけど、そういうことがあってミスが出てしまいました。だから対策という対策はできていなかったです。

――大林選手が前衛に入ることも多かったと思うのですが、昨年と比べて成長したと感じる点は

小野寺なんだろう。二人で組む機会が本当になくて。俺が遠征の時は(大林が)いなくて、彼がいない時は俺が海外に行っていて、お互いに違うパートナーと練習していました。組んでいるのも去年より短かったので、良いところはあんまりですね。上がりもせず、下がりもせずって感じです。

大林自分の中では去年はダブルスっぽくないとはいえ、協力してできていたんですけど、今年は全然組む機会がなくて。でも、ちゃんと二人で優勝目指してできたところが良かったところだと思います。

――今年のインカレを総括すると

小野寺いろいろアクシデントとかあって。4年生とか悔しいと思いますし、団体戦に出られなくて引退してしまった人もいるので、その分頑張ってダブルスで優勝して恩返しがしたかったんですけど、かなわなかったです。自分たちの今の全力を出した結果なので、自分的には悔いはないんですけど、やっぱり悔しい気持ちはあります。来年は自分たちの代になるので、また一からスタートします。明日から頑張りたいと思います。

大林今年は団体戦がなくて、なかなかない大会でした。普通だったら団体で気合い入れて、優勝して、個人戦頑張るぞとなるんですけど、今年はちょっとそういうふうにいかなかったです。いきなり個人戦でちゃんと準備できていなかったので。マサはナショナルでも日本でも有名な選手で、自分もナショナルBに入っていて、インカレは負けてしまったんですけど、大学生だけじゃなくて全日本でも負けられないと思っていました。でもとりあえず今回は総合(全日本総合選手権)の本戦の権利も取れて、総合の方ではまだ結果を残したことがないので、そこで認められるように結果残して、ランクもB+とかAに入れるように切り替えて頑張りたいと思います。


小野寺雅之(スポ3=埼玉栄)

――来年主将をされますが、ナショナルで不在のことも多いと思います。来年は主将としてどのようにチームに関わっていこうと思っていますか

まだ主将としてこのようにやっていこう、という方針は決めていないです。実感もまだないですし。自分がいないときにはもう一人の川本(寛樹、文構3=埼玉・早大本庄)や吾妻に頼ると思います。自分がいない分は連絡などを取りあって、部としての方針を決めていきたいです。

――部員が少ないですが、団体戦などどのように戦っていきたいと思っていますか

部員数は少ないですが、個々の力はあると思います。でも、人数が少ないと兼ねることが多くなると思うので、体力面などみんなで強化していきたいです。

――残り少ない大学生活で達成したいことは何ですか

無事に卒業することです(笑)。あとは、今年は団体戦がなくなってしまったけど、まだ連覇というのは続いていると思うので、3連覇目指して頑張りたいです。個人は、また一からやり直してチャレンジャーとして頑張っていきたいです。


大林拓真(スポ2=埼玉栄)

――ダブルスの準決勝が終わってすぐにシングルスが始まりましたが、気持ちの切り替えはできていましたか

シングルスプレーヤーですけど、今年に限っては団体戦もなかったですし、大学の大会だとどっちも優勝したくて、どっちも頑張りたいという気持ちでした。でも、団体もなくて気合が入らなくて、ダブルスもベスト4で負けてしまって。切り替えていこうと思ったんですけど、やっぱりダブルスで勝ってからシングルスに入るよりは気持ちが入らなかったというのはあります。それは敗因の1つだと思います。

――集中力が欠けていた印象でしたが実際は

今回はすごく遠征が続いていて、休む暇もなかったですし、団体戦もなかったので、台風とかいろいろアクシデントがあって、疲れが溜まっていました。これからもっと上を目指していくなら遠征も続くし、社会人と当たることもあると思います。でも、今回これで失敗しているので、伸びしろがあるとプラスに考えて、良い経験になったと思います。きょうからまた合宿なので頑張ります。

――全日本総合選手権が控えていますが、そこに向けての意気込みをお願いします

日本ランキングもちょっとずつ上がってきていて、国際大会もちょっとずつ勝てるようになってきているので、バドミントンがちょっとずつ良いようにいっていると思います。でも総合で結果残さなかったら、またナショナルにも入れないので、もう1回ナショナルに入るという意味でもすごく大事な試合だと思います。インカレは負けてしまいましたけど、そのことは忘れて、大学生や高校生もですけど、社会人とかどんな人とやってもちゃんと勝てるっていうところを見せつけたいと思います。頑張ります。


吾妻咲弥(スポ3=福島・富岡)・吉田瑠実(スポ1=埼玉栄)

――今の率直な気持ちは

吉田昨日の2試合とかも同じ展開だったので、いつ勝っても負けてもおかしくはないかなと思っていました。最後は相手の方が気持ちが強かったのかなと思います。

吾妻最後、あの展開でもう一踏ん張りできなかったのが課題かなと思います。

――組んでから日は浅いですが、このペアで試合を終えた感想は

吉田直前まで合わなかったので、インカレを通してお互いのプレーがわかるようになりました。いい大会期間でした。

吾妻リーグ戦で組み替えたりしていて、うまくいかないこともありましたが、インカレというところで自分たちが勝てたというのは一つ大きな成果なのかなと思います。

――上の応援でも「ラリー我慢だよ〜!」という掛け声がありましたが、ラリーについてはいかがでしたか

吉田パワーがあるわけではないので、自分たちのいいところがラリーしていくことでした。そのラリーが最後までできるかというところでしたね。

吾妻どの試合もファイナルまでいって長かったのですが、勝つことを考えるよりは一つ一つ考えるしかありませんでした。お互いが打つ球もだんだんわかってきて、ラリーの仕方とかもわかってきたので、昨日の試合も勝ちに結びついたのではないかなと思います。

――準決勝は吾妻選手のスマッシュが決まっている印象でした

吾妻自分たちの形的に、自分がスマッシュしてハーフで返って来た球を前で叩いてもらうというものです。そのスピードが速いと二人のテンポが合っていくので、しっかり打っていかないと二人のリズムが作れないし、そこが自分たちの攻めていける部分だったので、もダブルスだけでも(スマッシュを)打とうと思いました。

――失点からの立ち直りが今回早いのではないかと感じましたが、そこに関してはどうですか

吉田自分は基本引きずってしまうタイプなので、吾妻さんに声をかけてもらって戻ってくる感じでした。

吾妻自分ら結構お互いに願かけみたいなことをしてて(笑)。点数を取っているときはハイタッチしなくて、取られているときはハイタッチをする方がいい、みたいなことをしていました。試合中に話しているわけではないのですが、試合が終わった後にそれを話したりしていました(笑)。思いっきり叩かれるのでたまにすっごく痛いんですけど(笑)。そういうのもお互いやっていました。どのラリーも長かったし、シーソーゲームだったので、2、3点と取られてしまうと厳しいというのがありました。そんなに気持ちは上げ下げしなかったですね。

――あと3点、どこが足りなかったと思いますか

吉田気持ちとか、安定感とかですね。とってもすぐ取られたり、1セット目を取っておけば…という部分もあったので、安定感というのは大事ですね。

吾妻小さなミスや、1ゲーム目に取り切れるところとか、あの展開で相手の方が引いていなかったというのもあります。そのちょっとの差だったのかなと思います。

――今回のインカレを振り返って

吉田悪くはなかったかなと思います。めっちゃ正直にいうと、ここまで上がると思っていなかったので。

吾妻そうなんですよ、全然上がる気がなくて(笑)。

吉田そんな合ってなかったので、できるところまでやろうと思っていました。まあよかったかなと思います。

吾妻先ほど言ったように、あまり結果が出ていなかったし、ペアと合っていなかったというのがありました。周りにも、合ってないからこそ組み替えて団体に出ようと言っていました。そこはどうにかしなきゃいけないと思って練習していました。インカレこそどうにか結果を出したいという気持ちが本当に強かったので、そこは技術がどうこうというよりは気持ち的な問題だったのかなと思います。

――ベスト4という結果については

吾妻正直、(準決勝の)最後のあの点数を見たら、勝ち切れていたら優勝のチャンスはあったなと思いました。普段の練習のちょっとしたことが試合に出てくると思うので、そういうところを改善していけたらなと思います。

――吾妻さんにお聞きします。この前「不安だ」と言っていた代替わりが、すぐそこまで来ています。今の気持ちは

吾妻正直、秋リーグでは代替わりのことを考えている自分がいました。終わったからこそ言えるのですが、年々積み重ねていくにつれて、「我慢できる力」が試合に現れたのではないかと感じています。これは3年生の自分にしかわからないことで、今の4年生が感じていることもこれから自分が知っていくことだと思います。今までの女子主将とは違うスタイルになると思うのですが、もちろん実力で引っ張っていけるようなキャプテンで、一人というのもあるので後輩を巻き込んでみんなでやっていけるような、フラットだけどバドミントンに関しては言い合えるようなオンとオフの関係をうまく作っていけたらと思います。後輩も実力がある選手が多いので、少ない中で全員が勝てる、一人でも欠けないようなチームを作っていけたらと思います。

――人数がかなり少なくなります

吾妻そうですよね、一人けがしたら終わりです(笑)。いつ誰がけがしてもおかしくはないですが、そこを誰かがカバーできるようにしたいです。「この人が勝ってくれるからいいや」ではなく、全員が勝てる状況を作っていけたら、上にいる人たちも上がっていきますし、相乗効果を出せるチームを作っていきたいです。冬の期間で試行錯誤して頑張っていきたいと思います。

――昨年のインカレから大きく躍進しました

吾妻先ほども言ったように、自分の中での今回のインカレの収穫は「我慢する力」です。東日本の、特にシングルスで、我慢する力が結果に繋がったのではないかなと思います。ダブルスに関しては全然結果が残せていなくですごく苦しかったのですが、「もしかしたら負けるかも」という線を自分で引かないように考えて、後輩と組んでいるということもあってどんな場面でも自分の気持ちが折れないように心がけた結果、最後のシーソーゲームの勝利に繋がってくれたのではないかなと思います。

――シーソーゲームで取り切れることが今大会は多かったですね

吾妻正直、昨日の試合は2ゲームで勝てるところでした。もし2ゲームで勝てていたら、きょうの試合も変わっていたと思います。足が動かなくて負けてしまったことを後悔しています。インカレはベスト16までいったらシーソーゲームになることは普通ですし、そこで勝てる選手が本当に強い選手だなと思うので、そこを勝てるようになって、チームからも信頼を得られるような選手になれたらいいなと思います。

――総合はどのような気持ちで臨みたいですか

吾妻いろんなダブルスに対応できるペアだと思っているので、そういった部分でも対応しやすいと思っています。あとは今回以上にラリーが続くと思うので、我慢し切れるかが大事です。その中で自分たちのリズムを作れたらまた変わってくると思うので、そこまでに我慢する力をもっとつけたいです。今の状況ではまだ勝てないということがわかったので、また頑張りたいなと思います。