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バドミントン部

2019.10.15

全日本学生選手権 10月14日 神奈川・小田原アリーナ

全日本学生選手権が開幕。4年は悔しい結果に終わる…

 台風の影響で団体戦が中止となり、全日本学生選手権(インカレ)初日は男女ダブルスの1~3回戦となった。『アベック優勝』に向けて練習を重ねた部員たちは団体戦がなくなり、悔しさ、悲しさを抱えていたが、気持ちを切り替えて挑んだ個人戦。男女3組ずつが出場し、小野寺雅之(スポ3=埼玉栄)・大林拓真(スポ2=埼玉栄)組、吾妻咲弥(スポ3=福島・富岡)・吉田瑠実(スポ1=埼玉栄)組がベスト16に進出を決めた。

 4年生にとってはほろ苦い結果となってしまった。渡辺俊和主将(スポ4=埼玉栄)・緑川大輝(スポ1=埼玉栄)組の初戦はファイナルゲームに及ぶ接戦となる。序盤、持ち味のスマッシュが決まらず、イレブンを先取される。流れを取り戻したいところだったが、インターバル明けに4連続得点を献上し、その後もなかなか点差が埋められず、18-20。マッチポイントを握られる。しかし、ここで諦めることは決してなかった。緑川のスマッシュで相手の体勢を崩し、渡辺が決めた。あと1点取ればジュースに持ち込める。サーバーは渡辺。一呼吸置き、自分たちのリズムをつくる。サーブを放つと渡辺はしっかりと前衛で相手にプレッシャーをかけ、ミスを誘い、20-20。さらに1点をとり、今度は渡辺・緑川組がマッチポイントを握る。しかし、相手の鋭いスマッシュを防ぎきれず、23-25。東日本学生選手権でベスト8入賞を果たした渡辺・緑川組は初戦敗退に終わった。2回戦を勝ち抜いた浅原大輔副将(スポ4=宮城・聖ウルスラ学院英智)・吉村徳仁(スポ4=富山・高岡第一)組は金沢学院大との対戦。「自分がいかに前に入れるかが勝負だった」と浅原が振り返ったように、ラリーの主導権を握ろうと果敢に攻めるが、ミスが出てしまい、4回戦に駒を進めることはできなかった。

相手のスマッシュに苦戦した渡辺(左)・緑川

  女子ダブルスでは、吾妻・吉田組を除く2組がこの日姿を消した。桃井伶実女子主将(スポ4=石川・金沢向陽)・平野紗妃(スポ2=福岡・九州国際大付)は3回戦まで進んだが、攻めの姿勢を崩さず多彩なショットを繰り広げる相手に苦戦しここで敗退。今年からペアを組み始め、東日本以来の公式戦となった中根智華主務(教4=東京・関東第一)・鈴木ゆうき(社2=宮城・聖ウルスラ学院英知)組は各ゲームで接戦を繰り広げたが、20−21、21−22と苦杯を喫した。

桃井・平野組は3回戦では相手のショットに苦戦した

 男女ダブルスは出場した4年生が全員敗退してしまうというまさかの結果に。団体戦がなくなったこともあり、この結果は一層悔しいものだっただろう。一方で、勝ち上がった2組はあさっての4回戦に臨む。そしてあすはシングルスが開幕。早大からは11人が出場する。4年生の思いの分まで存分に戦ってほしい。

(記事 山本小晴、石名遥 写真 山本小晴、石名遥)

結果

▽男子ダブルス

▼2回戦

渡辺俊和・緑川大輝●1-2(21-18、18-21、23-25)

浅原大輔・吉村徳仁○2-1(21-13、12-21、21-13)

小野寺雅之・大林拓真○2-0(21-9、21-19)

▼3回戦

浅原大輔・吉村徳仁●1-2(18-21、21-16、18-21)

小野寺雅之・大林拓真○2-0(21-19、21-16)



▽女子ダブルス

▼2回戦

桃井伶実・平野紗妃○2-1(22-24、21-14、21-18)

中根智華・鈴木ゆうき●0-2(19-21、21-23)

吾妻咲弥・吉田瑠実○2-0(21-6、21-8)

▼3回戦

桃井伶実・平野紗妃●0-2(15-21、14-21)

吾妻咲弥・吉田瑠実○2-0(21-15、21-18)


コメント

浅原大輔副将(スポ4=宮城・聖ウルスラ学院英智)・吉村徳仁(スポ4=富山・高岡第一)

――台風の影響で練習時間が少なくなったと思うのですが、コンディションは

浅原僕としてはオフをもらったっていう感じです。やっぱり団体戦やれないのが悔しくて、そんな中で個人戦を迎えたんですけど、初戦やった時はコンディション悪くないと思ったんですけど、2試合目は疲れが出ちゃって足が動いていなかったです。でもコンディションは悪くなかったですね。ただ年は感じますね(笑)。むしろサーブが入ったので良い方かなと思います。

吉村あまりよくはなかったですね。肩はずっとケアしながらやっています。

――初戦からとても気合いが入っていると感じました

浅原徳仁との最後の個人戦のダブルスだったので、そこに向けて気合いは入りました。もっと長くやっていたいと思いがあったので。でも、そういう気持ちがあったけど固くならずに、いつも通りの自分たちのプレーを出せたのはしっかりと勝てたという要因ではあると思いますね。気合いは入っていましたよ!やっぱり楽しかったです。

吉村1回目は結構緊張したんですけど、二人で話し合いながらできたかなと思います。2試合目は自分たちのかたちにもっていけなくて、単発なラリーが多かったと思います。それでも最後一気に離されたところで、最後まで諦めずにできたところはよかったと思います。2セット目とか相手にばっていかれたときも二人で自分は大輔のために、とか思いながらできたので、そこから点数ひっくり返って、俺ららしいといえば俺ららしいと思います。でも正直悔しいですね。

――二人で話していたということですが、あらかじめ決めていたことなどはありましたか

吉村ないですね。

浅原ないですね。強いて言えばきょうサーブ入るから後ろお願いという感じでした。

――きょうの2試合はどちらもファイナルゲームになりましたが、2回戦での勝ち、3回戦での負け、この差は何だと思われますか

吉村やっぱ序盤ですかね。1回戦目は出だしばっていけて、自分たちのリズムで試合ができていたんですけど、さっきのファイナルは出だしをやられて、自分らが点数を追う形になってしまいました。終盤もミスが出ちゃって、序盤だったら序盤、イレブンだったらイレブンでどこかでリードできるところがあれば、自分らのペースにもっていけたのかなと思います。

浅原入り方という部分は2回戦と変わりなかったんですけど、自分たちの集中力、自分の中でも入り込めなかったなというのはあります。その中で自分を奮い立たせていたんですけど、リードできないし、ミスが多いし、精神的な面でやられることが多かったと思います。1セット目を落としてしまって、でも普通にやれたら取れていたんじゃないかと思います。ゲームの入り方が悪かったと思います。しっかり集中して自分のプレーができていればそんな負けるような相手ではなかったと思いますね。

――スマッシュだけでなくレシーブでも攻撃的な様子が見られました

浅原自分がレシーブでやりたかったことが、ドライブ戦とかカウンターで、その方が自分らしいと思っていて、前にも入れますし。そこで自分から仕掛けて、徳仁が後ろから決めるという自分たちの攻めのかたちにしたくて、そこで、自分がいかに前に入れるかが勝負だったと思います。逆に急ぎすぎて裏目に出た部分もあります。早く攻撃したいと思って前に入って、ちょっとしたミスだったり、落とすのが甘かったり、焦りすぎたのかなという感じです。気持ちが先走っちゃいました。

吉村そうですね、自分も同じです。自分は浅原みたいに低いパンパンパンっていうのがあまりできないので、どうにかして浅原を前にいかせて、自分がクロスにリターン引っ張って大輔の方に球を集めて前に行かせようとしたんですけど、自分のクロスにが甘く入っちゃったり、急ぎすぎたり、自分ががちゃがちゃしすぎたかなと思います。もうちょっと大きい展開をして焦らずにラリーするっていうのを考えれば良かったと思います。

――吉村選手はシングルスが控えていますが、意気込みは

吉村ダブルスを大輔と二人で勝ちたいっていう思いでやってきたので、シングルスはあんまり練習していないです。でも悔しい結果になっちゃったので、今できることを精一杯やって、自分らしくがっついていきたいと思います。

桃井伶実女子主将(スポ4=石川・金沢向陽)・平野紗妃(スポ2=福岡・九州国際大付)

――お疲れさまでした。今の率直な気持ちを聞かせてください

桃井勝てない相手ではなかったので悔しいですが、楽しくできたのでよかったかなと思います。いつもは二人で声をかけることなく終わってしまっていたのですが、そこはいつもと違って声を掛け合ったりできたのでよかったと思います。

平野1試合目が終わってからちょっときつくて、2試合目もできるだけ省エネで頑張ろうと思っていました。ですが、中盤で追い上げた時に自分がダッチしてしまい、流れが止まってしまいました。自分は後悔というか申し訳ない気持ちが強いです。

――今日の3回戦を振り返って

桃井相手の攻めの形が多かったのと、ちょっとでも浮いたら沈めてくる相手でした。そこで自分たちの準備の遅さだったり、ちょっとずれた球を利用してガンガン攻めてきたりパターンが多かったと思います。前衛に捕まると自分たちが差し込まれることがわかったので、いかに後衛を振るレシーブができたかというのが課題ですね。

平野前を早く取った方がダブルスは強いと思うし、プレッシャーを与えられると思います。また、突いた後の準備が遅かったり相手のコースが良かったりして、自分たちの形がもっと作れたらよかったのかなと思います。

――去年のインカレのインタビューでは、「この大会は二人の自信になった」と言っていました。今年はどうでしたか

桃井目標としていたのがベスト8だったので、そこまでいかなかったのは実力かなと思います。(レベルが)落ちたり低迷しているわけではなく、去年よりはラリーがしっかりできるようになったりどちらかが詰めていく形が多く作れたりして、ちょっとですが何かしら進歩してまた一段上がれたのではないかなと思います。

平野去年は1年生で何もわからず向かっていく感じでした。相手は1年生でがっついてきていたし、気持ち的な問題もあると思います。その点で向こうの方が少し上だったかなと思います。

――この二人で組むのはこれで最後になります。2年間組んでいて、自分たちを振り返っていただけますか

平野お互いコミュニケーションを取ることが得意ではないタイプだったので、何をするにしても最初はコミュニケーションがなくて。お互いが心を開いて言いたいことを言えるようになってからがすごい良くなったと思います。

桃井去年の東(東日本学生選手権)からだよね。

平野先輩ということで自分からあまり言えないところがありましたし、桃井さんも遠慮をして言わない面があったので、そこでお互い向き合うことができたのがよかったなと思います。

桃井今言ったみたいに、あんまりお互いが喋らないというダブルスでした。多くは話さないけどお互いが考えていることは一致しているところがあって、喋らなくてもわかっている部分がありました。でもそれだけじゃ勝てなかったし…うーん、何喋っとるかわからんくなってきた〜!(笑)

平野先輩だから引っ張るとかいうこともなくやれたのはいい部分だったと思います。

桃井コートの中では上下関係があまりないペアでした。

――桃井さんは最後の公式戦となりました

桃井「あ、終わった〜」という感じです。普段の練習に行くときも色々考えながら行っていたので、そういうことも全て含めて「終わったんだ〜」という感じです(笑)。すっきりという感じですね。重荷が取れた感じです。

――この日は想像していた光景と同じでしたか

桃井うーん…団体戦がなかったということもあり、あっけなく終わったというか、チームで戦ったというよりは個人戦という感じでした目標としていたのがアベック優勝だったので、ゴールの景色は思っていたのとは全然違います。(中止を聞いたときは)今まで掲げてきた三本柱の一つにアベック優勝があったので、それを達成できたのかできてないのかも言えず曖昧なままで終わってしまったので残念でした。

――秋リーグが終わってから2週間はどのように過ごしましたか

桃井あの2週間はすごく長く感じました(笑)。今までにないくらい!「こんなに1日が長かったっけ?」と思うくらい。

――ダブルスプレーヤーとしていろんな人と組んできたと思いますが、今のペアに言いたいことはありますか

桃井ありがとうございますって感じですね(笑)。自分が沈んでいるときに引っ張ってくれるタイプだったので、ありがたかったです。

――バドミントン人生には一区切りつきますが、バドミントンに出会ってどう変わりましたか

桃井出会っていなかったらとりあえず早稲田には来ていないです(笑)。技術とかはもちろんですが、OBさんやOGさんと出会って礼儀や上下関係も学びました。これから社会に出て行くなかで大切になってくることを、自分はスポーツを通して学べたと思います。それはよかったと思うことですね。あとは県外の人とかたくさんの人と友達になれたりして楽しかったです!早スポさんに出会えたのもバドミントンのおかげです!(笑)。

――バドミントン以外のスポーツをしていたとしたら

桃井実は運動が好きなわけではないんです(笑)。逆上がりとかもできないですし、マットもジャンプ系もできないです。バスケもサッカーも嫌いです。できるのは水泳くらい(笑)。でも、バドミントンは勝てると楽しいし、普段の生活で嫌なことがあったとしてもバドミントンをしていると忘れられました。だから続けていたのだと思います。あとアルティメットは好きです、キャッチ専門で(笑)。

――主将を務めてみていかがでしたか

桃井まず、主将の立場になれたという経験はすごく大きいなと思いました。もし主将をしていなかったら、あまり喋らないタイプなので、チームに関心を持たないというか、淡白だったと思います。チームという意識はすごく強くなりました。

――早稲田バドミントン部はどんなチームでしたか

桃井個性が強すぎです(笑)。だからぶつかることもあるけど、勝ちにこだわってやっていける部活なので、ブレない目標にみんなで一生懸命向かっていけることは早稲田の良さだと思います。

中根智華主務(教4=東京・関東第一)・鈴木ゆうき(社2=宮城・聖ウルスラ学院英智)

――2回戦敗退という結果を振り返って

中根ありがとうございました。

鈴木ゆでも、目標としていたインカレ出場ができて、それなりに楽しんでやれたかなと思います。でも1勝はしたかったです。

――コーチ席の鈴木さん(朋弥、商4=宮城・聖ウルスラ学院英智)から「バドミントン楽しもう!」という掛け声がありました

中根自分がめちゃくちゃ緊張していたんです(笑)。

鈴木ゆきょうの朝起きた時からずっと緊張が伝わってきました(笑)。

――試合を終えて

中根ちょっとはバドミントンできるようになったのかなと思いました。楽しかったです!

鈴木ゆ楽しかったです。楽しんで終われたのが一番よかったなと思います。

中根自分たちのミスだけで負けたとか、何もできなかったわけではないし、いいショットもあったので悪くなかったと思います。

――今年から組み始めましたが、振り返るとどんなペアでしたか

中根大会に出たのは2回だけだし、リーグや練習期間はそんなに組んではいなかったのですが…どういうダブルスなんだろう?

鈴木ゆ早稲田のどこのダブルスより、気負うことなく自分たちらしく、自分たちのいいところを出すことができたのかなと思います。楽しくできていたんじゃないかなと思います。組み始めはいろんなことがありましたが、インカレ出場というのがでかかったし…よかったよね!

中根形的には悪くなかったと思います!

――最後インカレが(まだ終わってはいないですが)終わりましたね

中根ほっとしました。やっぱり緊張していたし、試合が怖かったです。試合に出たことがあまりなかったので、自分がどれだけできるかがわからなくて、そのなかで大きい大会に出るのは緊張するし不安でした。だからほっとしましたね。

――昨晩は寝られましたか

中根いつ寝たのかはわからないですがぐっすり寝られました。朝だ〜!みたいな。7時間半寝ました。健康でした。

――最後の公式戦が終わりましたが、どんなバドミントン人生でしたか

中根「ステップアップ」。ステップアップの材料です。いろんな人と関わったり、勉強をしたりするステップアップもあります。中学校は公立に行って、高校で私立に行って、大きい早稲田に来てというのもステップアップでした。バドミントンがある意味自分の人生の中のステップアップの材料になったのかなと思います。

――バドミントンに出会ってどう変わりましたか

中根「なんとかなる!」みたいな人生の強さがついたと思います。高校の時の練習がきつかったので、「こんだけ練習したんだから、勉強もあの練習よりはきつくないっしょ!」みたいな。体力も使わないし、怪我しないし…っていう、謎の自信をつけてくれました。チームとかでいうと、キャプテンや主務を経験したので、いろいろな経験をさせてくれるきっかけでもありますし、自信がついたのもあります。バドミントンはよかったです。楽しかったので続けてきてよかったです。そんなに悪くなかったです。