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野球部

2019.10.04

東京六大学秋季リーグ戦 10月5・6日 神宮球場

延長12回好投に打率4割超えも 復活の打線で迎え撃て/東大戦展望

 開幕3試合で全て完封負けを喫した早大。しかし、明大2回戦からはようやく打線が復活の兆しを見せた。東京六大学秋季リーグ戦(秋季リーグ戦)、折り返しとなる第3カードは東大戦である。もう1試合も落とせない早大にとって、決して気を抜ける相手ではない。

 東大のエース小林大雅副将(4年)は、直球に数種類のスライダーを織り交ぜながら『打たせて取る』タイプの投手だ。今秋開幕戦では、全日本大学野球選手権大会を制した明大打線を9回まで2失点に抑え延長戦にまでもつれ込んでいる。12回に2点を失い敗れたが、早大も昨年の春季リーグ戦では8回まで零封と苦汁をなめた。小林大が波に乗る前に打ち崩したい。

明大1回戦で力投する小林大

 打線では石元悠一(3年)の活躍が光る。今季16打数7安打と打率は4割を超え。加えて大学ナンバーワンとうたわれる森下暢仁主将(明大4年)から本塁打も打っている要注意打者だ。また今季から4番に座るのは、春は代打起用だった青山海(4年)である。明大1回戦では一時同点に追い付く適時二塁打を放ち、期待に応える打撃を見せた。他にもコンディション不良から復帰した新堀千隼(4年)や、慶大2回戦でリーグ戦自身初の本塁打を放ち勢いのある梅山遼太(3年)など、リーグ戦慣れしている選手も多い。走者がいても焦らずきっちり抑えることが鍵となりそうだ。

 早大の第1先発は早川隆久(スポ3=千葉・木更津総合)だろう。今季防御率2.16の早川だが、昨年の春季リーグ戦では新堀に3ラン本塁打を浴び一時逆転を許している。失投を防ぐのはもちろんのこと、小藤翼副将(スポ4=東京・日大三)のリードも重要だ。第2先発として予想されるのは徳山壮磨(スポ2=大阪桐蔭)である。「自分が投げた試合は必ず勝つ。それだけです」。強気のコメント通り、テンポ良くアウトを取っていきたい。また、明大1回戦では野手の失策が多く目立った。粘投を続ける投手陣を好守備で後押しできれば、より勝利が見えてくるはずだ。

1回戦での先発が予想されるエース早川

 明大2回戦から『打棒早稲田』が復活しつつある。貧打に泣いていた加藤雅樹主将(社4=東京・早実)や小藤が勝負所で適時打を放ち、勝ち点を得た。明大1回戦からスタメンに抜てきされている田口喜将(商4=東京・早実)も好調で、打線につながりが生まれている。金子銀佑(教3=東京・早実)も正二塁手奪還に向け猛アピールの最中だ。くすぶっている他の選手たちも、東大戦で感覚を取り戻したい。

 優勝を目指すためには、この先6連勝しなければならない。目の前の試合一つ一つに真剣に取り組み、攻守ともにミスのない試合が求められるだろう。好機に弱い早大を捨て、投打のかみ合ったチームに生まれ変わり、神宮球場に飽きるほど『紺碧の空』を響かせたい。

(記事 今山和々子、写真 石﨑開、島形桜)