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ハンドボール部

2019.10.02

関東学生秋季リーグ 9月29日 国士舘大多摩キャンパス

秋季リーグ閉幕。課題を克服し目指すは『日本一』

 関東学生秋季リーグ(秋季リーグ)最終戦、3連勝を目指す早大は秋季リーグ未勝利の桐蔭横浜大と対戦した。序盤は拮抗した展開だったが、二度の相手の3連続得点で流れを奪われると、その後は早大が追いかける展開に。後半、吉田瑞萌(スポ3=東京・佼成学園女)の3連続得点などで3点差まで詰め寄ったが逆転することはできず、桐蔭横浜大に秋季リーグ初勝利を献上した。

序盤、秋季リーグ初勝利を目指す桐蔭横浜大が攻勢を強めるが、早稲田の守護神、大沢アビ直美(スポ4=東京・佼成学園女)が立ちはだかる。試合開始早々、いきなりシュートセーブを見せると、直後には7メートルスローもセーブし、相手に得点を許さない。その後2点を先行されたが、衣川直緒(社3=愛知・星城)のサイドシュート、佐藤優花(スポ1=東京・佼成学園女)のカットインからのシュート、紅林詩乃(スポ2=東京・佼成学園女)のポストシュートの3連続得点で逆転することに成功。その後も息の合ったコンビネーションを見せ、流れを掴んだかと思われた。だが前半11分の失点を皮切りに3連続失点を許し再びリードを奪われてしまう。その後、選手交代や配置転換で流れを変えようとしたものの、初勝利に向けて勢いを増す桐蔭横浜大の積極的な仕掛けや1ー5ディフェンス気味の守り方に苦戦し流れを変えることはできず。7メートルスローの失敗などもあり、6点のリードを奪われ前半を終えた。

好プレーに湧き上がる早大ベンチ

後半、逆転を目指す早大は、速攻の流れから阿部美幸(スポ2=東京・佼成学園女)のパスを受けた紅林のゴールで先手を奪うことに成功したが、直後に失点するとそのまま3連続失点。この日3度目の3連続失点で点差を8点にまで広げられてしまう。敗色濃厚なムードも漂いかけたが、その流れを変えたのはエースの吉田だった。タイムアウト後にいきなりカットインからシュートを決めると、その後もカットイン、速攻から得点を奪い5点差に迫る。相手のタイムアウトで流れを奪われかけるが、状況に応じてディフェンスシステムを変更し相手の攻撃を食い止めると、今度は速攻から杉山瑞樹主将(社4=神奈川・横浜創英)のミドルシュート、衣川紗菜(スポ3=愛知・旭丘)、衣川直の3連続得点で一気に3点差まで迫る。だが、初勝利に向けて意地を見せた桐蔭横浜大の壁を崩しきることはできず、20ー25で黒星となった。

チームの攻撃をけん引した吉田

秋季リーグ最終戦を3連勝で締めることができなかった早大。試合後の選手たちの言葉にもあったが、この試合で目立ったのはミスの多さだった。試合結果に関係なく5位という状況で、これまでの試合と比べてモチベーションの維持などが難しかったのは確かだろう。だが、その中でも3点差に迫る猛攻など、全日本学生選手権(インカレ)に繋がるような好プレーも多く見られた。また、前節に続いて出場機会の選手少ない選手たちが多く出場したのもプラスであろう。インカレまであと1ヶ月。もう立ち止まっている暇はない。少数精鋭のワセダセブンは『日本一』という目標に向けて成長し続ける。

(記事 稲葉侑也 写真 宅森咲子、杉原優人)

集合写真

敢闘賞を受賞した杉山瑞樹主将(中央)と理事長賞を受賞した山本彩椰(左、スポ4=神奈川・川和)と加藤凪紗(右、スポ4=東京・豊多摩)

関東学生秋季リーグ
早大 20 8-14
12-11
25 桐蔭横浜大
GK 大沢アビ直美(スポ4=東京・佼成学園女)
LW杉山瑞樹(社4=神奈川・横浜創英)
LB吉田瑞萌(スポ3=東京・佼成学園女)
CB 佐藤優花(スポ1=東京・佼成学園女)
PV 紅林詩乃(スポ2=東京・佼成学園女)
RB阿部美幸(スポ2=東京・佼成学園女)
RW衣川直緒(社3=愛知・星城)
コメント

杉山瑞樹主将(社4=神奈川・横浜創英)

――試合を終えての感想をお願いします

悔しいです。勝てた試合だったのに自分たちのミスから相手に流れを渡して勝てなくなってしまったので、悔しかったです。

――秋季リーグ最終戦でしたが、どのようなことを意識しましたか

私たちは試合をする前から5位というのが決まっていて、逆に捉えれば失うものはないのでみんなでがむしゃらに楽しんでやってこうと話していました。

――点差が開いた状態から3点差まで迫ることができた要因はなんでしたか

点差が離れた時にどうすればいいかっていうのを先週の試合後に話したんですけど、雰囲気だったり、自分たちの声掛けの大切さに気づくことができたので、それをそのまま発揮できたかなと思います。

――出場機会の少ない選手も多く出場しましたがいかがでしたか

出場できたことは良かったと思うんですけど、やっぱり勝った状態で出て、チーム力を上げるというような出場機会の増やし方がベストだと思うので、そこは出ているメンバーの力不足でもあるし、チーム力不足でもあるかなと思います。

――秋季リーグを終えて、チームの課題はどのような点ですか

良い意味でも悪い意味でも相手に合わせてしまうところがあるので、上位相手ならそれで上手くいくけど、下位だったり力が拮抗しているチームにも合わせてしまい自分たちのペースを失うことがあるので、そこはしっかり自分たちのハンドボールをしないといけないなと思います。

――秋季リーグ全体の感想をお願いします

上位相手に戦えたことは収穫だったけど、下位には点差を離せなかったし、きょうは負けてしまったので、本当の強いチームになるためには、そこでチーム力だったり、エンジンかける速さが必要かなと思います。

――4年生にとっては最後のリーグ戦でしたがいかがでしたか

チームとしては3位以上という目標を達成できなくて、春も4位以上を達成できなかったので悔しいですし、個人としても全然結果を残すことができないリーグになってしまったので、その分インカレでチームに貢献したいと思います。

――インカレに向けて意気込みをお願いします

最終目標はインカレ優勝ということで1年間やってきたので、残り1ヶ月でレベルアップして、5連戦を勝ち抜けるようにしたいと思います。

吉田瑞萌(スポ3=東京・佼成学園女)

――試合を振り返っていかがですか

勝たなくても順位は決まっていたという試合の中で心構えが難しかった部分があるのですが、「最終戦をいい形で終えよう」ということをチームで言っていたのでそれができなくて悔しさはあります。

――試合をする上で決めていたことなどはありますか

相手の得意なパスランや手渡しなどに常に注意することは全員で共有していました。攻めに関してはシンプルにということを試合中もみんなで意識していました。

――ハーフタイムにお話しされたことはありますか

ミスが連発して起きてしまっていたので、そこを修正しようとハーフタイムから言っていたのですが、結局最後まで修正しきれずにズルズルいってしまった感じがあります。

――では敗因はミスの多さだと

そうですね、速攻のミスですね。いい形でいっても最後のラストパスの精度が悪くて相手に逆速攻に行かれてしまったことが敗因だったかなと思います。

――ご自身のプレーについてはいかがですか

前半からシュートを外していたりしたので、後半はなんとか切り替えてチームに流れを持って来れたらいいなという気持ちでやっていました。最後はシュートを少し決められたので良かったかなと思います。

――関東学生秋季リーグ全体を振り返って5位という結果はどう捉えていらっしゃいますか

上位リーグで戦おうということを目標にしていたのに結局大事なところで負けてしまって5位だったので、もう一踏ん張りしたかったです。一個格上の相手にも自分たちらしいハンドボールをすれば通用するということがわかったので、インカレ(全日本学生選手権)ではどんどん自分たちらしさを出していきたいなと思います。

――最後にインカレに向けて具体的に強化していきたいポイントはありますか

個人的には確実にシュートを決めることです。精度が低いので、ミドルシュートもそうですしノーマークも好きなコースに打っていることが多いので、キーパーを見てしっかり打つことを練習していきたいと思います。チームとしては『ディフェンスから速攻』を目標にしているのですがなかなかできていない部分があるので、ミスへの指摘だったり、厳しさを持ってやっていきたいと思います。

紅林詩乃(スポ2=東京・佼成学園女)

――きょうの率直な感想をお願いします

自分たちの力を出し切れずに終わったという感じで、やりきった感もないし、勝てた試合だったかなとは思います。

――敗因はどこにあると思いますか

ミスが全体的に多くて、ノーマークを作れてもパスが悪くてとかで、結局、相手の得意な速攻とかで点を取られてしまったので、敗因といったら自分たちのミスかなと思います。

――相手ディフェンスの印象はいかがですか

結構裏が空いていて、PVがノーマークが多かったんですけど、それを中々利用出来ずに(ディフェンスの)上から撃っちゃってキーパーに取られて逆速攻みたいな感じで、もう少しカットインまでいけたら良かったけど、そこまでいけなかったというか、もう少し一人一人が(前を)狙ってしつこくしつこくカットインまでいけたら良かったのかなと思います。

――秋季リーグ戦のご自身の出来に点数を付けるなら

自分だと…60点くらいで!(笑)

――チームとしてはいかがですか

チームとしては…70で!(笑)

――秋季リーグで見えた課題はありますか

ミスの多さが圧倒的に目立ったので、春はシュートまで行けずにという感じが多かったんですけど、今回はノーマーク作れているけどパスミスとか、始め上位と当たっていて、そこは結構接戦までいけた時もあったけど、下位チームと当たった時にどうしても自分たちでミスしてというのが多かったのが課題かなと思います。

――収穫としてはいかがですか

上位のチームに対して点数をあまり取られないようにするとか、東海大と同点だったりとか、そういう粘り強く行くってところは収穫だったかなと思います。

――インカレへ向けて意気込みをお願いします

4年生と試合するのも最後なので、前回はベスト8で終わっちゃったので、そのもう一個上まで行けるようにもっとチーム力も個人も力を上げて、優勝までできるように頑張りたいと思います。