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ホッケー部

2019.10.01

関東学生秋季リーグ 9月29日 東京・大井ホッケー競技場メインピッチ

1部昇格の上智大にドロー 関東3位の意地見せられず

 秋季リーグ2回戦の相手は、昨季のリーグ戦で1部昇格を果たした上智大。早大は終始ボールをキープしながら積極的に攻め込んだが、相手の固い守備の前になかなかゴールを奪えず、前半を0-0で折り返す。攻撃のチャンスをものにできず苦戦を強いられる中、第3クオーター(Q)でFW古屋萌杏(スポ3=埼玉・飯能)が先制点を挙げたが、第4Qでカウンターを仕掛けられ同点弾を許す。その後も攻撃の手を緩めなかった早大だが最後までゴールを決め切れず、決勝リーグに向け痛い引き分けとなった。

 上智大のセンターパスで開始した第1Q。すると早々にサークル内まで攻め込まれる。しかし相手のパスをカットして攻撃の流れを引き寄せると、MF南家未来(教3=京都・立命館)を中心に攻め、早大のペースに持ち込む。開始5分からはサークル内まで攻め込み果敢にシュートを放つが、相手の積極的な守備にパスをカットされ、ゴールを奪うことはできなかった。続く第2Q。開始1分で相手にペナルティーコーナー(PC)を取られるが、守り抜く。その数分後には早大もこのゲーム最初のPCを獲得。そのまま立て続けにPCのチャンスがあり、早大が攻めの流れに。3本目のPCではDF橋本実結(社3=東京・早実)からパスを受けた南家がゴール正面からシュート。しかしこれは相手のディフェンスに阻まれゴールならず。第2Qでは計4回のPCを獲得するが、チャンスを生かし切れず0-0で前半を終えた。

ボールに食らい付くFW加藤(右)。ホッケーを始めて間もないが、積極的なプレーでチームに貢献している

 試合が動いたのは第3Q。開始5分で早大がPCを獲得して攻め込むと、古屋がシュートを放つ。ディフェンスの間から見事にゴールが決まり、これが早大の先制点となった。これを機に得点を重ねたい早大は古屋とDF有賀瞳(スポ4=東京・成城学園)の巧みなパス回しでシュートを打つが、惜しくも枠外へ。その後は南家を軸として攻め、リードを重ねたいところだったが、追加点は奪えず1-0で第4Qに突入した。開始4分には早大がPCを獲得し、南家のシュートが枠を捉えるが、GKに阻まれネットを揺らすことはできない。後半相手の動きが小さくなってきた中で攻め続ける早大だったが、開始7分、一瞬の隙からカウンターで一気に攻め込まれ、鮮やかなループシュートを決められてしまう。同点に追い付かれた早大は残り時間で懸命にゴールを狙いシュートを打つが、相手の固いディフェンスをこじ開けることができず、1-1のまま試合終了となった。

指示を飛ばすGK高橋主将。いつにも増して大きな声を出していた

 「思っていたのと全く違った結果」とGK高橋詩帆主将(スポ4=栃木・今市)。強豪の駿河台大戦を控えている早大にとって、この試合は決勝リーグ進出に向けて確実に勝ち点3を得たい試合であった。終始攻めの流れにあった中でPCのチャンスを決め切れず、奪ったのはわずか1点。また、終盤で相手にカウンターを許すなど、ディフェンスの課題も残る。早大にとって、2020東京オリンピックのホッケー開催会場でもある大井ホッケー競技場での試合は初めてであり、グラウンドコンディションなど難しい部分もあったが、どの会場にも適応できるようなフィジカルの向上が必要だ。2部から昇格したばかりの上智大に対し引き分けという結果になったが、決勝リーグ進出のためには次戦、関東学生春季リーグで大量失点を喫した駿河台大を最少失点で抑えることが必須。攻守ともに課題を修正し、万全の状態で次戦に臨んでほしい。

(記事 布村果暖、写真 渡邉彩織、涌井統矢)

結果
TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
早大
上智大
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コメント

安岡裕美子監督(平16人卒=山形・米沢商)

――試合を振り返って、いかがですか

攻めているのになかなか点が取れなくて、さらに失点したのが課題だと思います。

――相手は2部から昇格した上智大でしたが、印象は

みんなでしっかり攻めようという感じで繋げていたのが印象的でした。

――チーム内の初心者と経験者の連携は取れてきましたか

後半になって囲んだりというところで少し意識は出来てきたのですが、まだまだペアディフェンスなど、そういうタイミングがずれていたりするので、そこが課題だと思います。

――ペナルティコーナーでのチャンスが数多くありましたが、なかなか決められなかった点については

中でのタッチやそういうバリエーションが少なかったのと、相手の守りがしっかり固められていて入らなかったのかなと思います。

――今後の試合に向けて、課題や改善点は見つかりましたか

ゴール前のシュートがなかなか決まらないので、タイミングよく出ることなどが課題です。あとは失点してしまったのが最大なので、しっかり陣形を戻せるように、リスク管理出来るようにしたいです。

――留学で複数選手が抜けましたが、影響は

留学組が3人いたのでだいぶフォーメーションなどで変化があり、苦しい部分があると思います。先週までは点数が取れていたのですが、きょうは引き分けてしまったので、また一回考え直していきたいと思います。

――次の駿河台大戦に向けて、意気込みをお願いします

守備の割合が多くなると思いますが、しっかり自陣をクリアし、なるべくカウンターで攻められるようにというかたちをつくっていきたいと思います。

GK高橋詩帆主将(スポ4=栃木・今市)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

思っていたのと全く違った結果になってしまって、点数を取るのに苦労はするかなと学習院戦を受けて思っていたんですが、PCもあれだけとってシュートもあれだけ打っていたのに点数が入らなかったっていうのは苦しかったし、あの1回の攻撃で失点してしまったのは自分の責任だと思います。

――初めてのコートでしたが

結構芝が張りたてなので、重くてみんなもボールを出しにくかったと思うし、ドリブルもしにくかったのかなって思います。

――相手チームの印象は

きょうに関しては相手がどうとかいうよりも自分たちがやりたいことが全然できなかったので、それの結果かなと思います。

――試合中声を出す場面が見られましたがどういう声かけをしていたのですか

マークに関してはマークがどこにずれているだとかあなた何番見てっていうのを言っていました。ディフェンスからずれてきてしまうと後々のプレーに関わってくるので。あとハーフタイムは攻めているのに点数が入らない厳しい状況だったので、攻めることはできているから冷静になって攻撃しようということを言っていました。

――最終クオーターで失点が見られましたがあの場面を振り返っていかがですか

あれはカウンターで、欲を言えばディフェンスにもう少しついてきてもらいたいと思っていたのですが、思いのほか足で抜かれてしまったりだとかがあって。でも最終的にゴールを守るのは自分なので、あのようなシュートも想定して守らなければいけなかったです。申し訳ないです。

――きょうの試合の課題や収穫はありましたか

課題については得点力と、ディフェンスが1本打たれた時に後ろに通り過ぎてしまって、相手が走ってきたところに合わせられて攻められるっていう場面があったので、ディフェンスの声かけと修正を行いたいと思います。

――次戦は強豪校駿河台大とですが意気込みをお願いします

春11失点くらいして大敗しているので、そんなに取られないようにしたいっていうのと、攻める回数などは今までの1割2割くらいになってしまうと思うので、そのチャンスをものにして点を取りに行きたいと思います。

MF南家未来(教3=京都・立命館)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

この大井の会場で試合をするのが初めてで、アップの時点から芝の感じが違ってやりにくいなって話をしていて限られた時間の中で慣れようとはしたんですけど、試合を通して細かいミスが目立ってしまいました。結構攻めることはできた試合だったんですけど、サークル内のプレーでもったいない部分が多くて、最後まで決め切れなかったり、判断ミスも多かったかなと思います。

――ご自身のプレーは振り返っていかがですか

私は人だかりに突っ込んでいってしまったり、相手のリーチ内で勝負してしまうことが多くて抜け切れない場面が多かったので、もっと足を使っていかないといけなかったと思います。途中でOBの方にも言われたんですけど、もっとスピードでいかないと、何人もディフェンスが出てくる相手に対しては技術だけじゃ勝てないと思うので、次の試合までに強化できたらなと思います。

――相手の上智大のディフェンスの印象としてはいかがでしたか

本来なら1枚かわして、2枚目がワンテンポ遅くきてその間を抜けたりできるんですけど、1枚目と2枚目の間が完全にふさがっていたり、低いブロックをされて相手のボールになることが多かったので、ディフェンスを打開することができなかった自分の技術不足が目立ってしまったかなと思います。

――オフェンスの課題はどのような点がありますか

ショートコーナーが結構多くて、私がヒッターとして打つことが多かったのに1本で決めきれなかったのがチームに不安を与えてしまい、ゲームの流れがうまく作れなかったっていうのが敗因の大きな1つだと思うので、ショートコーナーの決定率を上げていきたいなと思います。

――最初のお話にもありましたが、大井ホッケー競技場のグラウンドコンディションは、普段練習をされている東伏見グラウンドなどと比べてどのような印象でしたか

ボールを出すときに重く感じるというか、すんなりとボールを出すことができなくて、ボールコントロールも重くて手に着きにくい芝だったので、フィジカルが強いチームが有利だと感じました。きょうのプレーを見てると上智大の方がフィジカルとか競り合いの部分では上回っていたなと思います。

――次戦、駿河台大戦への意気込みをお願いします

駿河台大戦はこのプールの中で1番しんどい試合になると思うんですけど、数少ないであろう攻めを丁寧に大切にして、攻めきって点を取っていきたいっていうのと、守りは堅く、きょうの反省を活かしながら連携して戦っていきたいなと思います。