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ハンドボール部

2019.09.29

関東学生秋季リーグ 9月28日 東京・国士舘大多摩キャンパス

手に汗握る接戦のすえ引き分け 最終節で勝利をつかめ/明大戦

 関東学生秋季リーグ(秋季リーグ)第8節。相手は関東学生春季リーグ(春季リーグ)で僅差で敗北した相手、明大だ。前半戦、同点が続いた末ペースを先につかんだ早大は2点をリードし試合を折り返す。続く後半戦、パスミスなどが目立ち始めリードを埋められてしまった。互いに逆転を許さない、拮抗した試合展開が終盤まで続いていく。しかし、試合終了が迫る中、明大が連続して2点を奪取。2点ビハインドとなり崖っぷちに立たされた早大だったが、ここで粘り強さを見せつけた。残り1分を切ったところで奪われた2点を取り返し、29-29と同点に持ち込んだのだった。その後はどちらのボールもゴールへは届かず試合終了。まさに手に汗握る戦いであった。

  前半戦、序盤は同点が続いていたが先に一歩抜きん出たのは早大だった。RB山本慶(スポ3=長野・屋代)やRW清原秀介(商4=東京・早実)が誘発した7メートルスローをCB宮國義志(社4=沖縄・浦添)が確実に決めていく。また、相手のこぼしたボールを生かしPV中村祐貴(スポ3=北海道・札幌西)がワンマンでシュートを入れると、続けてLW前田理玖(スポ3=福井・高志)の逆速攻が炸裂。早大は前半戦折り返し地点で4点リードとし、順調に試合が進んでいった。しかし、試合中盤になると続々と早大のプレイヤーが2分間の退場を告げられてしまう。相手のシュートもじわじわと入りはじめ、逆転のピンチが訪れようとしていたが、すぐに体制を持ち直した早大は再び攻撃を開始。GK羽諸大雅(スポ4=千葉・市川)の安定したセーブも光り、早大の攻撃の勢いが増していく。宮國が果敢に攻め込み埋められたリードを取り戻し再び4点差になった。だが、土壇場で粘りを見せた明大は前半戦終了と同時にシュートをねじ込み早大のリードを半減させたのだった。

速攻に持ち込む中村

  後半戦につないだ2点のリードを生かしたいワセダセブン。試合開始後イージーミスが目立ち始めてはいたが、清原の2度のシュートですぐに攻めの姿勢を取り戻した。宮國や中村も続けて得点。また、開始7分、羽諸の好セーブを生かしたDF岡本隼(商3=滋賀・彦根東)の速攻が決まると、ベンチや応援席から歓声が沸き起こった。前半戦同様、主導権を終盤まで渡さずに行きたい早大。しかし、10分を過ぎたところで試合が行き詰まりはじめてしまう。途中、前田が7メートルスローやループシュートを決める場面があったものの、早大スコアは伸び悩んだ。そして、15分を過ぎたころ明大がじわじわと反撃を始める。パスミスやルーズボールを見逃さず、次々とシュートを放つ明大により残したリードをあっけなく埋められ、17分に同点とされてしまった。前田の7メートルスローやLB青沼健太(社2=千葉・昭和学院)ミドルシュートが決まるものの、反撃の起点とはならず。同点が続いていき、試合は拮抗状態。両者ともに緊張感が走っていた。しかし、残り時間3分を切ったところで明大に2連続得点を許すといったピンチが早大に襲い掛かってきた。試合時間も残り少ない中での失点は早大の焦燥感を煽る。だが、早大は諦めなかった。残り時間1分、オールコートで相手の攻撃を防ぎきると、青沼のディスタンスシュートや中村の速攻が決まり同点に持ち込んだのだ。どちらに試合が転んでもおかしくはない、この展開。多くの人々が固唾をのんで見守ったが、最後まで決勝点は決まらず。29-29と同点のまま試合終了となった。

好セーブを見せる羽諸

  先週の立大戦での勝利がなくなったなかで迎えた今回の明大戦。引き分けに終わってしまったが、早大の成長がうかがえた試合であった。「ディフェンスに力を入れて『守って速攻』という自分たちのスタイルで、速攻で点を稼ぐというのを意識してやっていました」と試合後前田が振り返るように、前後半ともに速攻というチームの持ち味が出ていた。今回の試合で勝ち点1を獲得した早大。残すは最終節、日大戦だ。ここでの勝敗で入れ替え戦が決まる。最後まで早大らしいプレーで戦い、白星をつかみ取ってほしい。

(記事 栗林真子、写真 杉原優斗)

関東学生秋季リーグ
早大 35 14−12
15−17
28 明大
GK 羽諸大雅(スポ4=千葉・市川)
LW 前田理玖(スポ3=福井・高志)
LB 青沼健太(社2=千葉・昭和学院)
CB 宮國義志(社4=沖縄・浦添)
PV 中村祐貴(スポ3=北海道・札幌西)
RB 山本慶(スポ3=長野・屋代)
RW 清原秀介(商4=東京・早実)
コメント

GK羽諸大雅(スポ4=千葉・市川)

――きょうの試合の感想をお願いします

感想としては勝てた試合を落としてしまったので、残念な気持ちが少しあります。

――全体的に良いキーピングが目立ちましたが、要因はどこにあると思いますか

今週の頭から新たに自分のキーピングを見つめ直して、それで練習をしてきたのが調子の良かった要因だと思います。

――判定など難しい部分もありましたが、そういった荒れた展開でチームがまとまることができた要因はどんなところにあると思いますか

オフィシャルが荒れてしまった事に関しては僕ら選手たちは何もすることができないので、できることがあるとするならば、精神状態を乱さずに試合に集中するということだけだと思うので、そういう意識的な部分で共通を図りました。

――あしたの試合に向けて意気込みをお願いします

どうなるか分からないですけど、おそらく東海大が日体大に負けてくれると思うので、しっかり日大に勝って入れ替え戦を回避したいなと思います。

前田理玖(スポ3=福井・高志)

――きょうの試合の感想をお願いします

試合前に日大が負けたので、明治に勝っても負けても入れ替え戦にはあまり関係なかったんですけど、そこはあまり気にせずにインカレに向けて勝てば良い風に入っていけると思って、チーム全体でとにかく勝ちにはこだわっていました。

――堅い明大ディフェンスに対してオフェンス面で事前に対策していた部分はありますか

はい。今週は明治対策として、やっぱり真ん中の4枚が大きいので、あまりディスタンスというよりはカットインを増やしていくというのをみんなで共通意識として持っていました。そして、セットオフェンスで攻められないというのを割り切って今週は臨んでいて、その代わり、ディフェンスに力を入れて「守って速攻」という自分たちのスタイルで、速攻で点を稼ぐというのを意識してやっていました。

――同点という結果に終わりましたが、きょうの収穫としては何かありますか

リーグ上位の明治大と同点で、ミスを減らしていれば勝てる試合だったので、そういう相手とこういう良い試合ができるというのは、今、9位という結果にありますけど、戦えるというのは自信になったかなと思います。

――ご自身は終盤の緊迫した場面でシュートを決めていましたが、そのような場面で気をつけていたり、心がけた事はありますか

前半はちょっと考えすぎて外す場面が多かったし、試合60分間の中で集中力が切れちゃう時間があって、それをなるべく終盤に持ってこないようにして、終盤に来た場合でも自分を鼓舞して、シュートミスだったり、簡単なミスをしないように心がけていました。

――あしたの試合に向けて意気込みをお願いします

あしたの試合は入れ替え戦が懸かった試合で負けられないので、きょうよりもっとチームが一体となって、泥臭くてもいいので、勝ちにこだわって試合に臨みたいと思います。