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ソフトボール部

2019.09.16

東京都大学連盟秋季リーグ戦 9月14日 埼玉・東京富士大グラウンド

新チームでの初陣は1勝1敗

東京都大学連盟秋季リーグ戦
早 大
東京富士大
〇増田―渡邉
◇(三塁打)渡邉
東京都大学連盟秋季リーグ戦
東女体大
早 大
●伊藤―渡邉

 インカレ(全日本大学選手権)での悔し涙からわずが2週間ほどで、新たな体制での戦いが始まった。レギュラーメンバーの半分近くを占めていた4年生が引退し、チームとしての正念場を迎えている女子部。チームとしての勝ち方を見つけ、これまで出場機会に恵まれなかった選手たちが経験を積むという点において重要な意味を持つ秋季リーグ戦(東京都大学連盟秋季リーグ戦)。新顔が数多くグラウンドを駆け抜けた2試合を振り返りたい。

増田は貫禄の投球を見せた

 初戦は東京富士大とのぶつかり合いとなった。重要な一戦のマウンドを託された増田侑季(スポ2=香川・高松南)は、力のある速球と、時折織り交ぜられるチェンジアップのコンビネーションで終始相手打線を寄せ付けない。7回まで三塁すら踏ませない圧巻の投球を披露し、ルーキーイヤーから主力として投げ続けてきた右のエースが格の違いを見せつけた。だが、肝心の打線がなかなか相手投手を打ち崩せない。初回にこの試合で初の1番スタメンとして出場した井田菜摘(スポ1=群馬・健大高崎)がいきなり右前打を放つなど無死一、二塁の好機を演出。しかし、前の体制でも主力級として出場していた丹野ちさき(人3=岩手・一関第一)、小野寺詩織(スポ3=千葉経大付)の3、4番がそれを返せず、無得点に終わってしまう。その後も時折走者は出すものの、得点には結びつかない展開が続いた。

 互いに得点が奪えないまま7回の攻防を終え、ついに延長のタイブレークに突入する(※今リーグ戦のルールとしてタイブレークでは無死二塁からのスタートとなる)。何としても得点をあげたい早大は、まず先頭の丹野が、ぼてぼての打ち取られた打球を全力疾走で内野安打にするなどし、1死二、三塁と絶好のチャンスを作る。そんな中、打席に入ったのは、この試合で5番・捕手でスタメン出場していた渡邉佳子(スポ1=東京・学習院女)。「とにかく後ろにつなぐ」という意識のもと、外角高めの球に合わせた打球は前進守備の右中間を突破し、走者2人を返す待望の先制2点適時打となった。増田はその裏も何とか無失点でしのぎ、2-0で勝利。新体制での最初の試合を白星で飾った。

ルーキー渡邉の一打が待望の勝ち越し点をもたらした

 2試合目は引退した4年生たちの代でも辛酸をなめさせられ続けてきた東女体大との戦いとなった。この試合も初戦に続いて投手戦の様相を呈す。打線が相手投手の前になかなか走者をためることができずにいた一方、増田と同様に1年生のころからマウンドに立ち続けてきた先発・伊藤貴世美(スポ3=千葉経大付)も、巧みな投球で強打の相手打線に本塁を踏ませない投球を続けていた。だが、この試合は5回に均衡が破れてしまう。1死から相手の9番打者に打たれた右前打を右翼を守る瀬戸真咲(文構3=神奈川・大和)がまさかの後逸。ボールが転々とする間に打者走者の生還を許してしまい、思わぬ形で先制を許す。その後も死球や伊藤自身の送球エラーで走者をためてしまうと、相手の4番打者に痛恨の2点適時打を浴び0-3とされる。その後も味方打線は得点を挙げられず、スコアはそのままで敗戦となった。

まさかの形で先制を許した

 出だしのリーグ戦は1勝1敗で締めくくることとなった。2試合ともに投手陣は経験値豊富な伊藤と増田を軸に安定して内容を見せてくれた。一方で野手陣は公式戦での経験がほとんどない1年生が4人もレギュラーとして出場するなど、守備面、打撃面ともに課題が浮き彫りとなる試合であった。そんな中でも特に光を放ったのが、1年生ながら正捕手として出場し、2試合通して勝ち越し打を含む3安打をマークした渡邉だ。これまで絶対的正捕手だった川崎楽舞(スポ4=千葉・木更津総合)が抜けての初のスタメンマスクとなったが、「緊張してもしょうがない」と思い切ったプレーを披露。盗塁阻止やキャッチング等まだまだ課題はあるものの、これからの活躍に期待が高まる。新主将の堀奈々美(スポ3=千葉経大付)も、「この秋でみんなでトライして課題を見つけていきたい」と語ったように、まだまだチームとして未完成で発展途上の段階。将来性豊かな新生女子部の歩む道のりから今後も目を離すことはできないだろう。

(記事、写真 篠田雄大)

コメント

堀奈々美主将(スポ3=千葉経大付)

――代替わりしてからきょうのリーグ戦初戦を迎えるまでの短い期間で、どのようにチームをまとめてきましたか

秋は個人個人で好きなようにやっていいと言っていたので、全員が個人の調子を上げていけるように、バッティングだったりといったところを意識してやっていました。

――2試合とも1年生が数多く出場しました

4年生が抜けて初めての公式戦に出るっていう子もいるので、そこをうまく3年生が引っ張っていけたらなと思います。

――打線がつながりを欠いた印象を受けましたが

まだ、三振やエラーは全然OKだと思っているので、そこからこの秋でみんなでトライしてって課題を見つけていければいいと思っています。

――ご自身ほどなくして外野から内野に守備位置が戻られましたが調整の難しさはありましたか

正直久しぶりのサードの試合ということもあって緊張もしましたけど、そこはやっていく中で慣れていけると思うので、心配は特にしてないです。

――来週に続くリーグ戦での個人、チーム全体としての目標をお願いします

個人としては2番を主に打つことになると思うので、しっかりと初回から打って相手にプレッシャーを与えるということと、チームとしては一人ひとりがまずは思い切ってプレーすることと、全員が勝ちたいという思いをもって戦う姿勢を見せていければいいなと思います。

渡邉佳子(スポ1=学習院女)

――初のスタメンマスクをかぶられてみていかがでしたか

最初は緊張したんですけど、もう緊張してもしょうがないと途中から割り切って、自分ができることをやろうと思いました。

――バッテリーを組む際に増田(侑季、スポ2=香川・高松南)さんや伊藤(貴世美、スポ3=千葉経大付)から何かアドバイスはありましたか

今までも練習の時は実戦形式でバッテリーを組んだことがあったので、その感じで思い切っていけと言ってもらいました。

――1試合目で勝ち越しのタイムリーを放ちましたが、その打席を振り返ってください

とにかく打って後ろのバッターにつなぐということを意識して打ちました。

――打った球は狙っていたのですか

いえ、無心で打ちました(笑)。

――2試合目には複数安打をマークされましたが、打撃の調子はいかがですか

現状はとてもうまくいっていると思います。

――今のご自身の課題を挙げるとするとどこになりますか

きょうは盗塁を全く刺せなかったので、次の試合以降はしっかりと刺せるようにしたいです。また、1試合目ではパスボールをしてしまったので、そのような小さなミスをなくしていくことも課題だと思っています。

――リーグ戦でのご自身の目標をお聞かせください

しっかりとバッティングでチームの勝利に貢献して、盗塁をしっかりさせるようになることです!