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準硬式野球部

2019.09.15

東京六大学秋季リーグ戦 9月14日 東京・立川公園野球場

走者を生かせず惜敗 投手陣は安定感光る/立大1回戦 

1回戦
立大
早大
(早)●清水、前田、田中爽、杉山-吉田龍

 東大戦から2週間。全日本大学選手権(全日)の疲れも取れ、2カード目となる立大戦を迎えた。公式戦の対戦成績では、昨年3勝3敗、今年2勝2敗と実力の拮抗している両校。この日も1点を争う接戦となる。先発の清水佑樹(スポ3=早稲田佐賀)は6回途中2失点と役割を果たしたが、打線が思うように援護できず。救援した三投手の好投もむなしく、1-2で敗れた。

6回途中2失点だった清水

 試合が動いたのは3回。ここまで好投を見せていた清水が死球と自身の野選、犠打で1死二、三塁のピンチを招く。ここで立大2番・佐々木瑠威(3年)が3球目をスクイズ。投前に転がったゴロを清水が処理できず、記録上は失策となって立大が先制点を奪った。さらに6回。清水は1死から4番・上原和人主将(4年)に立大のチーム初安打となる右越え三塁打を許すと、続く今川大輔(3年)には追い込みながらも左前適時打を浴び、ビハインドは2点に。次打者にも安打を浴びたところで清水は降板となり、2番手・前田直輝副将(スポ4=熊本)が登板することとなった。前田副将は「チームに勢いを持ってこられるように」と気迫の投球を披露。2死満塁と攻められながらもピンチを脱し、火消しの役割を果たした。反撃したい打線はその裏、関大輝(基理2=茨城・江戸川学園取手)、須能浩太郎(商2=東京・早実)の連打で無死一、三塁と絶好機を演出。ここで5番・鈴木涼馬(商4=東京・早実)がきっちりと中犠飛を放ち、1点差に詰め寄った。

気迫の投球を見せた前田副将(写真は7回)

 試合は進んで8回、この回から登板の3番手・田中爽稀(法2=神奈川・柏陽)が先頭の上原に左中間二塁打を許してしまう。2死後、7番・浅井岳(3年)は左翼方向に痛烈な打球を放つ。しかしこれを左翼手の鈴木がスライディングキャッチ。全日準々決勝・大阪経大戦の7回をほうふつとさせるような展開となる。さらに裏の攻撃で先頭の関が出塁。逆転への機運はますます高まった。しかし続く須能への1球目、犠打の空振りで関が飛び出し、捕手からのけん制でタッチアウト。2死後には鈴木の中前に抜けようかという痛烈なライナーを二塁手・上原に好捕され、結局この回は三人で終了となってしまった。それでも9回、表の守りで4番手・杉山周平(教4=神奈川・山手学院)がリズムをつくると、先頭の代打・竹下直輝(スポ4=東京・小山台)が死球で出塁。7番・吉田龍平主将(スポ4=東京・小山台)が絶妙な犠打を決め、さらにけん制悪送球で1死三塁と大きな好機を迎えた。しかし続く8番・新井健太(スポ1=東京・早大学院)、代打・篠原大成(教2=大阪・早稲田摂陵)は内野ゴロに倒れて試合終了。あと一歩まで詰め寄りながらも惜敗を喫し、勝ち点獲得へ後がなくなった。

9回2死三塁の場面で三ゴロに倒れた代打・篠原

 1回から9回まで毎回走者を出しながらもなかなか得点につなげられなかった早大。その要因について、吉田龍主将は「回の先頭でランナーを出せなかった」ことを指摘する。きょうは終盤こそ先頭打者の出塁が増えたが、前半は1度も先頭を出せず。その結果相手に主導権を握らせてしまったのだ。しかし、早大の強みである投手陣は好調であり、逆転での勝ち点獲得は十分可能だ。特に前田副将、杉山ら4年生救援陣に安定感があり、それが先発投手の心理的負担を減らすことにもつながっている。あとは得点を奪うのみ。「しっかり相手を研究して、点を取れるような野球をやっていきたい」(前田副将)。この日の負けを引きずらず、粘り強い野球で連勝を目指す。

(記事 池田有輝、写真 鬼頭遥南、新井万里奈、西山綾乃)

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コメント

吉田龍平主将(スポ4=東京・小山台)

――きょうの試合を振り返っていただけますか

きょうはピッチャーがよく投げてくれてたのですが、バッターが点を取れなかったのでピッチャーには申し訳ない試合だったと思います。

――きょうの試合のプランはありましたか

相手ピッチャーの予想はほぼできていたので相手の対策を練っていたのですが、回の先頭にランナーを出せませんでした。プランとしては回の先頭にランナーを出して連打は出せないと思うので送りつつ、少ないチャンスで点を取るという形でした。ですけれどそれを上手くやらせてもらえなかったです。

――その対策を具体的に教えていただけますか

球種もずっと対戦してきた相手で分かっていたので、球種の確認をしていました。

――清水佑樹選手(スポ2=早稲田佐賀)のピッチングの調子はどうでしたか

初回の立ち上がりは良かったですし、ちょっと乱れるところはあったのですが、きょうはいい方だったのかなと思います。

――ご自身の打撃についてはいかがですか

チャンスの場面で打たないといけなかったのですが、感じ的には悪くないのでしっかりストライクだけ打っていくという意識であしたも頑張っていきます。

――安打の数は早大側の方が多かったのですが、それについてはどう考えられていますか

先程も話しましたが、回の先頭でランナーを出せなかった、2アウトからランナーが出ていたというのが反省として挙がっていたので、明日はなんとか先頭で、ヒットでなくてもいいのですが、まずは塁に出られるようにしていきたいと思います。

――代打に篠原大成選手(教2=大阪・早稲田摂陵)を起用した理由について教えてください

バッティングも良いですし、最終的にはベンチの判断に関わったわけではないのですが、試合で臨機応変に対応できる選手だと思うので、そこに期待して篠原を代打で起用したのだと思います。

――これから篠原選手を代打で起用することはありますか

一番は竹本(周平、人3=鳥取・米子東)や竹下(直輝、スポ4=東京・小山台)になってくると思いますが、篠原にも出番はあるのかなと思います。

――試合後のミーティングでは何を話されていたのですか

あしたのピッチャー陣の継投や打順ですね。きょうは1点しか取れなかったので。

――あしたの試合のプランについて教えてください

明日もチャンスはそう多くはないと思います。ピッチャーにもきょうと同じように頑張ってもらって少ない点数で押えて少ないチャンスで点を取っていきたいと思います。

前田直輝副将(スポ4=熊本・熊本)

―きょうの試合を振り返って全体としていかがでしたか

きょうは攻撃が噛み合わなくて、ヒットの数では相手に勝っているんですけど、点数が入っていないという所で、戦術を見つめ直した方が良い所が多々あったと思います。それをミーティングで話して、あしたは打てるかどうかはわからないですけど打てないなりにしっかり点を取れるようにやっていこうという話をしました。

――ピンチの場面での登板でしたが、どのようか気持ちでマウンドに上がりましたか

自分の今シーズンでの役割として、いつでも投げられる状態で待機しておくことと、後輩がたくさん投げているので、後輩が招いたピンチをしっかりと打ち取るということが役割だと思っているので、そこをしっかりと準備をして結果を出すことが出来たので良かったと思います。なんとか清水の負けをなくせるように、チームに勢いを持ってこれるようなピッチングをしようと思って行きました。

――きょうのご自身の投球はどのように評価されていますか

今日はボール先行になってしまったりした場面もあったので、あす以降も投げる機会があると思うんですけど、自分の良さはストライクゾーンで勝負できるということだと思うので、それをしっかりとあすは発揮できるように調整していきたいと思います。

――先々週の東大戦の時に、全日から好調を維持できていると伺っていますが、それは維持できていますか

はい、調子は良いと思います。

――あす、あさってと連勝して勝ち点を取るために、どのようなことが必要だと思われますか

やっぱり全日とは違って点が取れない状況なので、いかに点を取るか、ピッチャーはこれからも継続して最少失点に抑えるという仕事を全うできれば、うちの流れには持って来れると思います。しっかり相手を研究して、点を取れるような野球をやっていきたいと思います

杉山周平(教4=神奈川・山手学院)

――きょうの試合全体を振り返っていかがでしたか

そうですね、まずは勝てた試合だったのかなと思っています。相手の四死球もありましたし、ヒットもそれなりには出ていたので、1点で終わってしまったというのはあす以降改善していかなければいけない点だと思います。

――きょうは9回にマウンドに上がりましたが、ご自身のピッチングについてはいかがでしたか

よかったと思います。最後のシーズンですし、中継ぎという立場なので、一試合一試合投げる試合が最後の試合だと思って投げているので、しっかり1回を抑えることができてよかったです。

――全日から抑えで出ていますが、抑えとして何か意識されていることはありますか

9回というのは相手も気合を入れてくるところですし、そこをしっかり抑えてチームの勝利につなげるということをやっていきたいですね。

――今後も9回の抑えとして出る予定ですか

はい。自分としてもそのつもりで準備していますし、任せてもらえるのであればそこで頑張りたいと思っています。

――あした以降連勝するために、どんなことがチームに必要だと感じていますか

まずは僕たちピッチャー陣がしっかり抑えて打撃陣にいい流れを持っていけるように、ピッチャー陣全体で盛り上げて抑えていこうということを呼びかけて行く、ピッチャー陣全体をまとめていく、というのが僕だったり前田だったりの役割だと思っています。なんとか最少失点で抑えて、あす以降連勝できるようにやっていきたいです。

関大輝(基理2=茨城・江戸川学園取手)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

あまりきょうは負ける感じはしなかったんですけど、要所でミスがありましたし、打てるところで打てなかったり、終わったら負けてしまっていたという感じでした。力不足というのもあったんですけど、大事なところで点を取ることができなかったなと思います。

――2安打を打ちましたがご自身の打撃はいかがでしたか

東大戦は9打数1安打で全く打てていなかったんですけど、今週は少し調子が良くて、立教戦は切り替えて、「あとは打つしかない」と思ってやり切った結果がヒットに繋がったんだと思います。これからのリーグ戦にも繋がっていくと思いますね。

――打撃で何か改善した点がありましたか

横田総監督(秀雄、昭35商卒=東京・早稲田)直々の指導のもと、置きティーの練習をできたことがよかったと思います。横田総監督のお陰ですね。

――立大相手に何か意識したことはありますか

立教大学はとにかく声が大きくて元気なので、それに負けないようにというのも思いましたし、六大選抜で一緒にプレーした選手もいたので、「今日は敵だぞ」という意識を持って挑みました。

――打順が3番となりましたが、何か意識されたことはありますか

チームとしてはいい方向へ行ってるんじゃないかなと思います。自分が3番にいて須能(浩太郎、商2=早実)が4番にいてというのが結構好きです。あと、やっと元に戻った感じですね。高校からずっと3番というポジションだったので、(打順を)落とされないように頑張りたいと思います(笑)。

――明日の試合への意気込みを聞かせてください

きょうの負けを引きずらずに、10勝5敗で優勝ができるので、優勝を目指して、とにかく勝ち点を落とさないという気持ちでいきたいです。あしたとあさってで2連勝して(来週の)慶応戦に臨めたらいいと思います。