メニュー

アーチェリー部

2019.09.13

全日本学生個人選手権 9月10・11日 大阪・服部緑地公園陸上競技場

男女5名が出場も共に悔しい結果に

 先月の行われた関東学生個人選手権の成績上位者が進出し、全国から強豪が集う全日本学生個人選手権がことしは大阪府豊中市の服部緑地で行われた。早大からは男子2名、女子3名が出場したが、女子はいずれも上位16人に入ることができず予選落ち。男子は2名とも予選通過ラインである32位以上を超えたが、いずれも1回戦負けという悔しい結果となった。

 初戦の予選ラウンドは1人72射で行われた。5月の東日本大会の結果により関東予選の出場が免除され今大会に挑んだ市川遼治主将(スポ3=群馬・高崎商科大付)と中村美優(スポ2=北海道・旭川北)に加え、関東予選では出場選手中トップのスコアを出した棚田歩(スポ3=北海道・帯広三条)、関東予選で早大の選手の中でトップの成績をマークした小池美朝女子主将(スポ3=大分)、1年生ながら6月に行われた全日本学生王座決定戦(王座)のメンバーに入り今後の活躍にも期待がかかる矢原七海(スポ=福岡・柏陵)といった早大のアーチェリー部のけん引していくメンバーの出場となったが、今大会では苦戦した。「前半は特に(風もなく)リズムよく射てたが、後半は風邪が吹き始めて自分のリズムを崩してしまった」と言う市川は24位で予選を通過。「フォームがなかなか決まらず得点が伸び悩んだ」と振り返った棚田は予選通過ぎりぎりの31位で突破した。一方、女子は中村が21位、矢原は31位、小池は37位に終わり、決勝ラウンドに進むことはできなかった。

決勝ラウンド1回戦を戦う市川主将

 迎えた2日目の決勝ラウンドは初日と異なり、1対1でのトーナメント方式となる。2分で3射を放ち、得点が高い方に2ポイントが与えられ、同点の場合は双方に1ポイントずつが入る形式で5セット行う。市川は予選を9位で通過した日体大の選手との対戦となった。1セット目は落とし先に2ポイントを奪われたが、2セット目、3セット目を連取して逆転に成功。このまま勝ち切りたい市川だったが、4セット目に追いつかれ、最終セットも落とし敗退となった。1対1の対戦となる分、緊張も大きかったようで、市川は「大きい大会のトーナメントというものが経験としては浅いので、やっぱり緊張してしまって、思うように体が動かず点数を落としてしまった」と振り返り、思うような点数が出せなかったことを悔やんだ。棚田の対戦相手は予選を2位で通過した強豪選手。「相手がもう格上で、いつも世界大会などでメダルを取ってくるような選手で強いことは分かっていたので、自分はただただ挑戦の気持ちで挑みました」と振り返った対戦は、1セット目こそ取られたものの、続くセットで取り返し同点とする。「きのうの予選では自分の中で受け身」になってしまったという反省を生かし、「挑戦の気持ちで射とうと思」ったという棚田。3、4セットはお互い譲らず、取った方が勝利という状況まで持ち込んだ。しかし最終の5セットは3射の合計は1点差という僅差で敗れる結果に。しかし棚田の表情には充実感のようなものがあった。「本当にただただ相手が僕よりも一歩上のレベルだったので、自分のプレーはできたんですけど、実力が及ばなかったかな」と語り、さらなる飛躍に期待がかかる。

強豪相手に惜敗した棚田

 市川が主将になる新体制となってからおよそ3か月。もちろんこの代でも狙うは『王座制覇』だ。市川に主将としてプレーする中で意識していることを尋ねると、「全員に楽しんでアーチェリーをしてほしい」と話した。そのために「一対一のコミュニケーションというものを大事にして、全員一人ひとりの調子を見たり、どうかなというのを常に把握するようにしてい」るという。リーグ戦、王座へ向かっていくには部員全員の力が必要だ。今回出場した選手だけでなく、部一丸となって目標に向かうことができれば、必ずや悲願は見えてくるだろう。

(記事 岡秀樹、写真 初見香菜子)

結果

結果

▽男子

◇予選ラウンド ※上位32名が決勝ラウンドへ進出

市川 24位 637点

棚田 31位 629点

◇決勝ラウンド

1回戦

●市川4-6川原(日体大)

●棚田4-6石井(日体大)

▽女子

◇予選ラウンド ※上位16名が決勝ラウンドへ進出

中村 21位 611点

矢原 31位 599点

小池 37位 589点

市川遼治主将(スポ3=群馬・高崎商科大付)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

試合前にも言ったと思うのですが、相手のことを考えずに自分のテンポで射っていくということで、その辺に関しては自分で集中してできたのかなと思います。ただ大きい大会のトーナメントというものが経験としては浅いので、やっぱり緊張してしまって、思うように体が動かず点数を落としてしまったという点が反省点です。

――3セット目に首をかしげてショットをやめる」場面がありましたが、何か違和感があったのですか

緊張をしてしまっていたので、一度落ち着くという意味もありましたし、リラックスしようかなと思っていたんですけど、思うようにリラックスできずに、いったん変えようという意味で引き戻して自分のリズムでもう一回射っていこうという感じでした。

――夏の取り組みは今回の大会で生かすことはできましたか

夏休みは意外と試合が多くて、試合が多かった中での今回のインカレだったので、普段の全国大会などに出る緊張よりは、多少は試合を重ねていった中だったので、いつもの全国大会よりは落ち着いていける感じはあったと思うんですけど、逆に試合続きだったので練習量が少なくて、自分の修正したい点や改善したい点がまだ甘くて、自分が思ったよりは自分で試合に臨むことができなかったかなと思います。

――新体制となり主将としてチームを引っ張る立場になりましたが、部の雰囲気や調子はいかがですか

雰囲気としては全員アーチェリーに集中して取り組めているかなという感じはありますし、特に1年生が結構力をメキメキとつけているので、この前の1年生戦も結構いい成績を収められましたし、もちろん僕たちの目標としては次も『王座制覇』ということで、その前にリーグ戦に向けてまずは一歩一歩、目の前の全体としての試合など取り組んで活動していて、雰囲気としては全員目標とかを持てて練習に取り組んでいるなと思います。

――主将としてチームの中でプレーされる中で、何か意識されている点はありますか

僕が一番主将として意識していることは、全員楽しくアーチェリーをしてほしいと思っていて。ただ楽しいだけではよくないと思うんですけど、大学でいろいろ選択しがある中で、アーチェリーを選んだということは、みんな一回はやってみたいという気持ちがあったと思いますし、逆にそのようなものがなくなってしまうと、競技力向上ということが図れなかったりするので、一番底が大事な点だと思うので、そういった部員を腐らせないというか、一対一のコミュニケーションというものを大事にして、全員一人ひとりの調子を見たり、どうかなというのを常に把握するようにしていて、ちょっと調子が悪そうな子がいるなということがあれば声をかけたりして、やっぱり一人ひとりがちゃんと目標に向かっていけるように、目標を立ててもらって、かつ楽しんでアーチェリーできる雰囲気づくりを目指してやっているという感じですね

――最後に今後の試合に向けての意気込みをお願いします

次の試合は部活としては大阪遠征で、来週また関西大学と同志社大学と対戦しまして、自分の試合しては10月の頭に国体が控えているので、ひとまず1週間後の大阪遠征に関しては部員の全員で目標点数を立てて、それに向かって一人ひとりが集中して取り組んでいければなと思いますね。自分の個人の目標としては次に国体が控えていますので、その国体に関しては今回練習量が足りなかったかなというものがありましたので、このあと3週間くらいですかね、射つ本数を増やして次のトーナメントは団体だと思うんですけど、そのなかでいかに自分のパフォーマンスをうまく出せるのかという点で、本数を増やして今後練習していきたいなと思います。

棚田歩(スポ3=北海道・帯広三条)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

相手がもう格上で、いつも世界大会などでメダルを取ってくる選手で強いことはわかっていたので、自分はただただ挑戦の気持ちで挑みました。

――その強豪の選手との対戦でしたが、序盤はリズムよく射てているように思われたのですが

もともと挑戦の気持ちだったので攻めようと思って。きのうの予選が自分の中で受け身というか、予選は通れるだろう通れるだろうと思っていたら、逆に受け身になってしまったので、きょうは挑戦の気持ちで射とうと思って、流れよくしっかりグッと伸びて射ったら、リズムはよく射てました。

――試合前にお話を伺った際に、きのうフォームが決まらず得点が伸び悩んだとのことでしたが、きょうの試合ではいかがだったでしょうか

自分なりの自分の点数は出せたかなという感じで、本当にただただ相手が僕よりも一歩上のレベルだったので、自分のプレーはできたんですけど、実力が及ばなかったかなと思います。

――今回の経験から今後の試合に生かしていきたい点はありますか

そもそもトーナメント形式が久しぶりだったので、この後団体戦であるんですけど国体と、あとは個人戦の全日本選手権があるので、今回の経験を糧に反省を生かして、また頑張っていきたいなと思います。

――韓国の遠征に行かれたと思うのですが、いかがでしたか

最初な2日間が記録会で、3日目が団体のトーナメントと、練習会というか交流会だったんですけど、1日目の記録会で結構10点くらい自己ベストを出せて、自分の中ではいい経験だったなと。本当に韓国は世界のトップレベルなので、その場所に行ってきて、技術などいろいろ学ぶことができたので、よかったかなと思います。