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水泳部

2019.09.08

第95回日本学生選手権 9月7日 東京辰巳国際水泳場

男子メドレーリレー覇権奪還ならず 思いは来年へ

 大会2日目は、2つの銀メダルを獲得。1つ目は、幌村尚(スポ3=兵庫・西脇工)の男子100メートルバタフライ。今季不調だったこの種目で、接戦の2位争いを制した。一方覇権奪還を目指した男子4×100メートルメドレーリレーは、優勝までわずかに及ばず。来年に雪辱を期すこととなった。なお、現在の総合順位は男子が3位の明大と38.0点差の5位(148.0点)、女子がシード権内の7位(110.0点)となっている。

★2冠ならずも、2つ目のメダル獲得

男子100メートルバタフライ表彰式での幌村(左)

 インカレ2日目の個人種目では、男子100メートルバタフライで幌村が決勝に進出した。初日に男子200メートルバタフライを制した幌村は52秒64で予選を3位通過。決勝では隣を泳ぐ石川愼之助(日大)がスタートから飛び出す中、後半に追い上げを見せる。最後は日本学生記録を樹立した石川には及ばなかったものの、ユニバーシアード同種目代表の田中優弥(新潟医療福祉大)に0秒01競り勝ち、2位に入った。幌村は「1位は厳しいと思ったが、3位には0.01秒差で勝ててうれしい」と振り返った。今季の日本選手権、ジャパンオープンのこの種目では、決勝を逃してきた幌村。先月に行われたFINAワールドカップ東京大会で男子200メートルバタフライの国際大会派遣標準記録を突破し、調子を上げていた中で、同100メートルでも結果を残してみせた。今大会は個人2種目ともにラストスパートの強さを見せて好記録をマーク。来年の東京五輪などにもつながるレースとなっただろう。
 また、男子1500メートル自由形と女子800メートル自由形では、男女長距離のエース古畑海生(スポ2=兵庫・市川)と佐藤千夏(スポ2=埼玉栄)が翌日行われる決勝に進出。古畑は自己ベストを更新して初の決勝への切符をつかみ、早大応援席に向けて大きくガッツポーズを見せた。

(記事 菊池廉、写真 宅森咲子)

★0秒32届かず 来年のリベンジに期待

レース後、残念そうな表情を浮かべるリレーメンバー

 悔し涙を流した3位から一年。丸山優稀(法3=埼玉・大宮)、平河楓(スポ1=福岡・筑陽学園)、幌村、伊東隼汰(社2=東京・早大学院)の4人で、男子4×100メートルメドレーリレーの王座奪還を目指した。1泳の丸山が4位タイで最初の100メートルを終えると、続く平河はその順位をキープ。3泳の幌村に引き継いだ。「自分のタイムが思ったより遅くてそれが悔しい」と振り返った幌村だったが、順位こそ4位のままではあるものの先頭との差を0秒24にまで縮める。そして、勝負の行方を託されたアンカーの伊東は、「前半を飛ばすのをやめて抑え気味に入った」(伊東)。前半50メートルで中京大を捉えると、折り返し後に近大もかわし2位に浮上。そのまま先頭の日大も逆転したいところであったが、0秒32及ばず2位でフィニッシュ。レース直後の選手たちに、笑顔はなかった。
 「早慶戦までは正直メドレーリレーは勝てそうにないと思っていました」(伊東)。昨年絶対的エースだった渡辺一平(平31スポ卒=現TOYOTA)が卒業し、大幅に戦力は低下。だが、ルーキーの平河が早慶戦で好記録を残したことで優勝への希望が見えてきた。春先はタイムが停滞していた幌村も夏に向けて調子を上げていた。結果的に優勝は逃したものの、その実力は証明できたといえるだろう。「また来年、同じメンバーでリレーを組めると思うのでリベンジできるように」(幌村)。次こそはきっと、再び頂点に立ってくれるはずだ。

(記事 宇根加菜葉、写真 宅森咲子)

結果

◇決勝

男子100メートルバタフライ

幌村尚 52秒11【2位】

男子4×100メートルメドレーリレー

早大(丸山、平河、幌村、伊東) 3分37秒03【2位】

女子4×100メートルメドレーリレー

早大(濱口、浅羽、牧野、佐々木) 4分6秒16【5位】

◇B決勝

女子200メートル個人メドレー

佐々木杏奈 2分17秒05【2位】

◇予選

男子200メートル自由形

田中航希 1分53秒14【34位】

簑田圭太 1分53秒73【42位】

男子1500メートル自由形

古畑海生 15分24秒41【3位】

武井凜太郎 15分52秒80【23位】

男子100メートルバタフライ

幌村尚 52秒64【3位】

男子200メートル個人メドレー

福岡清流 2分04秒23【21位】

男子4×100メートルメドレーリレー

早大(丸山、平河、幌村、今野) 3分40秒43【7位】

女子800メートル自由形

佐藤千夏 8分42秒99【2位】

女子200メートル個人メドレー

佐々木杏奈 2分18秒33【13位】

斎藤千紘 2分20秒19【20位】

女子4×100メートルメドレーリレー

早大(濱口、浅羽、牧野、佐々木) 4分08秒46【5位】

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コメント

幌村尚(スポ3=兵庫・西脇工)

――男子100メートルバタフライは2位でしたが、レースを振り返っていかがですか

石川くん(愼之助、日大)が速過ぎて1位は厳しかったですが、(3位と)0秒01差で2位になれたのはうれしいです。

――昨年から順位を上げて2位という結果でしたが、メドレーリレーを振り返っていかがですか

去年も負けて今年も優勝を狙っていたのですが、負けてしまって悔しいです。

――幌村選手の泳順が回ってきた時は4位でしたが、どのような気持ちでプールに飛び込んだか覚えていますか

何位かは分かりませんでしたが、0秒01でも速く帰ってくるのが自分の役目だと思って、またアンカーに頼もしい後輩(伊東隼汰、社2=東京・早大学院)がいたので精いっぱい泳いだつもりだったのですが、自分のタイムが思ったより遅くてそれが悔しいです。また来年、同じメンバーでリレーを組めると思うのでリベンジできるように頑張りたいなと思います。

――今、来年というお話が出ましたが来年は最上級生になって、東京五輪もあります。意気込みをお願いします

(男子200メートルバタフライの)派遣標準記録は切っていますが今のタイムでは代表に選ばれるか危ういので、自分のレースはきょうで終わったので来年に向けてしっかり練習を積んでいきたいと思います。

伊東隼汰(社2=東京・早大学院)

――2位という結果についてはいかがでしょうか

やっぱり悔しいなというのはあります。

――幌村尚選手(スポ3=兵庫・西脇工)から4位で引き継いだ時はどのような意識を持っていましたか

4位というのは分かりませんでしたが、周りに負けている状態で引き継いだので順位を上げないといけないということと、泳いでいて隣やその向こうも見えている状態なので、勝てるかもしれないと思っていました。でもタッチしてみると2番だったので、詰めの甘さを感じました。

――その中でも2つ順位を上げたことについてはいかがですか

昨日のフリーリレーで相当調子が良くないと思い、前半を飛ばすのをやめて抑え気味に入ったんですよ。そうすると後半もいつもよりは持ったので、その点ではいいものを得られたかなと思います。

――レース前や後に、チームで話されたことはありますか

必ず優勝するぞということと、そのためにタイムを持っていこうというふうに話しただけですね。

――「今年も優勝は難しいのではないか」と言われていたところから、優勝を目標にするようになれたことについてはいかがですか

早慶戦までは正直メドレーリレーは勝てそうにないと思っていましたが、平河(楓、スポ1=福岡・筑陽学園)がそこでいいタイムを出してくれて、個人個人のタイムも上がってきていて優勝も見えてきた中で挑んだ試合だったと思います。

――あすは男子100メートル自由形と男子4×200メートルフリーリレーに出場されると思いますが、そこに向けてはいかがですか

ひたすらきついということは分かっていますが、最終日なので得点をしっかりと取っていかないとなというふうには思っています。